Voopoo Vinci X Mod Pod & PnP RBAコイル レビュー|人気VW Podが18650バッテリー交換式に

Voopoo Vinci X Mod Podのレビューです。

今VAPE市場で一番勢いのあるデバイスはMod Pod(Pod Mod)かもしれませんね。
昨年のPod人気からの延長で、Pod機がドンドン高性能化していった結果、既存のテクニカルModとほぼ変わらないレベルまで来てしまいました。

VoopooのVinciはSMOKのRPM40と人気を競う四角柱タイプのPodで、使用するPnPコイルが非常に優秀でした。

今回のVinci Xは、そのパワーアップ版です。
バッテリーが18650交換式になり、最大出力が70wにアップしました。
Podは初代Vinciと互換があるので、主にバッテリー側のアップデートですね。

PnPコイルのRBAも来たので、一緒に紹介していきます。

この製品はHealthCabinさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

白地のシンプルなパッケージ。
Voopooというと黒と黄色のパッケージのイメージがありますが、Podシリーズはサッパリしてますね。

裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

このスクラッチの下のコードを、公式サイトのAUTHENTICITYのページで入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。

  • Vinci X Mod Pod本体
  • USBケーブル
  • PnP VM1 0.3Ωコイル
  • PnP VM4 0.6Ωコイル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード
  • Geneチップカード

ユーザーマニュアルは多言語で書かれています。
日本語の記述はありません。

外観

四角柱型だったVinviをそのまま前後に太らせたような感じのデザインですね。

サイズ感。
Podとしてみるとやはり大きめに感じるサイズ。
ですが、この手の製品はもうPodとして見るべきではないんだろうなぁと思うと、そんなに気にはならなくなってきましたね。

少し前にR80を扱ったばかりなので逆にスリムに感じたりもしました…。

初代Vinciとも並べてみました。
横幅はそのままで、長さが上がったのと、パネル部分が少し出っ張った感じ。

出っ張った分、Vinciのような綺麗な四角柱ではなくなった点が引っかかる人は居るかもしれません。

フォルムが少しおデブちゃんになっちゃったのよね。
あ、ちょっと親近感わいた。

初代Vinciを出してきたついでに、Podの互換性も試してみました。

本体側の端子の形状は異なるけど、Podは互換性ありますね。
というかpod側は多分同じ物です。
装着も通電も問題ありませんでした。

と、言うことは、サードパーティ製の510アダプタもそのまま使用できるということですね。

初代Vinci同様、本体はテカテカのメタリック仕上げ。
側面はプリントですが、こちらもメタリックのメッシュ柄を交えて綺麗に仕上がっているので、安っぽさはありません。

カラーバリエーションは7色。
本体カラーは共通で、左右のパネルカラーの違いのようです。

底面にはバッテリーカバーがあります。

ベントホールが開いているほか、開けづらい時はコイン等を使用して回せるような形状になっています。

Podの固定はマグネット式。

Podの取り付け方向によって、エアフローを2段階から選択できます。

本隊側のエアホールとPod側のスリットを合わせるとドローが軽く、逆側にするとやや重くなります。

VinciのPodは、基本的にDL向きの軽めのドローになります。

Podカードリッジ

恐らく初代Vinciと同じ物かと思われます。

リキッド容量は5.5mlとかなりの大容量。
素材はPTCGで、メンソール耐性はあると思います。

タンク部分がほぼ露出している上に透明度がかなり高いので、リキッド残量の確認がしやすいのは大きいですね。

吸い口は板状に大きくせり出した中に、大きめのオーバル状の穴が開いています。

リキッド補充は側面のシリコンキャップをめくって行います。

付属コイルは0.3Ωと0.6Ω、どちらもメッシュコイルです。
VoopooのPnPコイルは美味しいので個人的にもかなり好きです。

PnPコイルは、付属のコイルの他にもこれだけの種類があります。

PnP RBAコイル

RBAコイルも来たので合わせて紹介します。
VinciシリーズやNaviで使用出来るRBAコイルです。

付属品はドライバー、予備Oリング、プリメイドコイル、コットン

形状やサイズはPnPコイルそのままですね。
ローガンキラーの予感がします。

デッキはボトムエアフローのポストレスデッキでした。
障害物がないのでこういう小さいデッキの場合はこちらの方が作業しやすそうですが、予めコイル足の長さを調整してセットする必要があります。

チャンバーと呼べるような機構はなく、キャップ上部はほぼそのまま貫通しています。

Podの上部がわずかにテーパーがかかっているので、ここが実質チャンバーの天井の役割をしているっぽい。

コイルの固定は側面からマイナスネジで行います。

底面は通常のコイルと同じ形状。

困ったことにこのRBAコイル、510アダプター等は無いので、オームメーターやテクニカルModに装着できません。

幸いVinciはVWモード付きなので、抵抗値チェックは本体に装着すれば行えますが、Podに内蔵して取り付けないと通電させられないので、コイルの焼き入れ等の作業は絶望的です。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 25.3 x 29.5 x 117mm
リキッド容量 5.5ml
付属コイル PnP 0.3Ωメッシュコイル
PnP 0.6Ωメッシュコイル
バッテリー 18650(別売)
スイッチ マニュアルパフ(ボタン式)
出力モード VW(可変ワッテージ)モード
出力ワッテージ 5~70w
出力電圧 3.2V〜4.2V
対応抵抗値 0.1Ω〜3.0Ω
充電 MicroUSB
保護機能 自動カットオフ(10秒)
短絡(ショート)保護
過充電保護
過放電保護
高温保護
高出力制御
高電力制御

操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

パフモード切替…はありません

Vinciはオートパフにも対応しており、オートとマニュアルのパフモードが切り替えられたのですが、今回のVinci Xはオートパフがオミットされており、マニュアルモードのみとなっています。

RBAモード

電源ON中にファイアボタンを4クリックすると液晶表示がブルーに変わり、RBAモードになります。

通常モードではコイル抵抗値によって自動的にワッテージに制限がかかりますが、こちらのモードでは最大70wまで自由に調整可能です。

操作ロック

電源ON中にファイアボタンと+ボタンを同時長押しで、操作ロックを切り替えます。

パフカウンターのクリア

電源ON中にファイアボタンと−ボタンを同時に長押しするとパフカウンターをクリアします。

パフ記録

電源ON中に、+/−ボタンを両方同時に長押しすると、過去14日分のパフカウンターの記録が表示されます。

ビルドして吸ってみる

折角なので今回はRBAを使っていきます。
付属のPnPコイルは初代VinciNaviでそれぞれ同じ物を一度吸ってますしね。

付属のプリメイドコイルを使用してみます。

ポストレスデッキなので、予め足の長さを決めてカットします。

差し込んで横のネジで締め込む…うん、ちょっと作業しづらい。

上記の足の長さで、セット後の高さはこのくらい。
ちょうどジグが枠に当たる位置だったし、カンで切った割にはなかなか。

ウイックが少し迷ったんですが、ジュースホールの位置がコイルの向きと合ってないんですよね。

コイルを少し捻ってはみたものの、まだ大分ズレているし、かといってこれ以上曲げると足が干渉しそう。

結局このように、足を回り込ませて差し込みました。

コイル抵抗値は0.6Ωでした。

プリメイドだし、と思ってそのまま焼き入れせずにセットしましたが、通電後の抵抗値も変わらなかったし、カンタル線みたいですね。

ちょうどレビューの試飲中だったPLAISIRのケンタッキーコーヒータバコを吸ってみました。

おや?
ドローは通常のPnPコイルよりちょっと重めかも?

吸い比べてみたけど、やはりちょっとだけ重い。

バーチカルコイルの筒の中を通すだけの通常コイルと違って、エアフロー部分と横置きコイルが少し抵抗感を生んでいるみたいですね。

流石にMTL出来るまではいきませんが、ドロー重い方の向きでPodを装着すると、程よいやや重めのDLになります。

Vinciは、もう少しだけ重かったらなぁって思っていたので、これは嬉しい誤算。

ただ、PnPのメッシュコイルがかなり美味いだけに、RBAで劇的に味がよくなった!といった成功体験は薄いですね。

変に絞られたりもしていないしダイレクト感があって美味いには違いないのですが、味の濃さとかそういう面ではほぼ同等か。
PnPが美味いからなぁ…コスパは流石に段違いですが。

高抵抗気味に組んでみる

このドローなら多少高めに組んでも行けるんじゃないかと思ってやってみました。

カンタル26ga 3mm7巻 ピッタリ1.0Ω

3mmのコイルも余裕で入りますね。
ウイック通す向きをもうちょいなんとか出来ないかってやってたら両端が少し浮いてしまった…。

コイルの色で気づいた方もおられるかもですが、今回は焼き入れも試してみました。
RBAコイルのキャップを填めずにPodにセットして、こんな感じで見えます。

焼いた後にドライバー等で擦ろうと思うと本体から外して、Podから抜いて…ってなるのであまり現実的ではないですね。
サッと焼くくらいならアリかな。

あと、やけど注意。

で、このビルド、アリですね。
ドローの抵抗感がかなりマッチしていて、じんわりと味わえます。

自分の普段吸いの好みに合っているというのもありますが、これはかなりいいかも。
このRBAはこの辺りの設定で運用したい。

まとめ

使い勝手はほぼVinciと変わりません。
だってPodもチップも同じだもの。

PnPコイルは美味しいし、サイズ感も使い勝手もよい物です。
見た目も綺麗でいいですね。

違いは18650交換式になったことと、最大70wまで出せるようになったこと。
ここに価値を見いだせるかですね。
既にMod等で18650バッテリーを使っている方はこちらの方が便利そうです。

バッテリー交換式になった分サイズはVinciより上がっていますが、極力最小限に抑えているなーという印象です。
長さが13mm、奥行きが4.2mmのアップ。

最初写真で見ていた時は「うわぁ、大きくなったなー」と思っていましたが、実際手に持ってみると、18650が入ることを考えたら十分コンパクトに感じます。

Vinci用のサードパーティ製の510はそのまま使えると思うので、それを使えばもうほぼテクニカルModですね。
そう考えると、VAPEデビューにPodからModまでそのまま繋げられる当機は選択肢としてもよいのかもしれません。

Vinciシリーズは、というかVoopooのPnPコイルはホント美味しいので、味に関しては問題ないと思います。
ただし、基本的にDL向きで、MTL派にはちょっと合わないかも。

PnPにもMTL向きのコイルが出ていて、そちらはドロー絞ってあるように見えるので、そのうち試してみたくはありますね。

RBAコイルは、多少慣れている方意外にはちょっと持て余すかもしれません。

パフォーマンスは悪くないのですが、ポストレスデッキだったり、ウイックが真っ直ぐ付けられなかったりと、一癖ある感じです。

あと、510アダプター無しは痛い。
Ni80のワイヤーとかあまり使いたくないですね。

なんだかんだ気に入って普通に使っていますが、万人にオススメ出来るかというとちょっと考えちゃいます。

PnPコイルが十分美味いというのもあるんでしょうね。
コストが気になったら、といった感じでしょうか。

HealthCabinさん、Vinci X Kitは¥3,255で販売されています。

RBAコイルは¥546

VINCI / VINCI X / VINCI R / Navi /VINCI AIRと、PnPコイルを使用するすべての機種に適合します。

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