Thunderhead Creations x TNYVPS – Artemis V1.5 RDTA レビュー|ワンタッチビルドなクランプ式シングルデッキのBF対応RDTA

Thunderhead Creations Artemis V1.5 RDTAのレビューです。

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Taurenシリーズが日本でも高い人気を誇る同社ですが、昨年の暮れに別シリーズとしてArtemis RDTAを発売しました。
そちらのバージョンアップ版ですね。

ドイツのYoutuber Tony Vapesのプロダクト、TNYVPSとのコラボ製品になります。

シングルコイルのクランプ式デッキ、BF対応のRDTAと、基本スペックはほぼそのまま。

大きな変更点は、ワイヤー供給を廃止した事によってショートタンクが選択できるようになった点と、それに伴ってデザインがスッキリした点ですかね。
前作は独特な見た目でしたが、今回はスタンダードなRDTAといったルックスになりました。

デッキやキャップの形状は前作と変わりません、
ですが元々パフォーマンスの高いRDTAでしたし、今回はV1.5ということでタンク部分のマイナーチェンジといった感じなのでしょう。

ショートタンクで背が抑えられることによってModの選択肢が増えたと思います。
デザインもシンプルになったので合わせやすそう。

この製品はThunderhead Creationsさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

前作同様、紙の化粧箱のパッケージ。

側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードを、QRコードの先のサイトで入力して、コピー品で内科の確認ができます。

パッケージ内容

  • Artemis V1.5 RDTA本体
  • 予備ガラスタンク+チムニー延長パーツ(ロングタンク用)
  • 予備ポジティブピン(ロングタンク用)
  • BFピン(ショート/ロング)
  • マイナスドライバー
  • 六角レンチ
  • コイルトリミングツール
  • 予備Oリング、予備ネジ
  • プリメイドコイル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

付属のプリメイドコイルは0.25Ωのクラプトンコイル

デッキはポストレスのクランプ式デッキなので、ビルドの際にワイヤーの足の長さを予め調節しておく必要がありますが、
調節用のコイルトリミングツールが付属しているので、これを使用して簡単に調整できます。

5mmの所にマークが入っていました。

今回もBFピンが付属しているので、スコンカーで使用することが出来ます。
ショートタンク用とロングタンク用の2本が付属。

RDTAをスコンカーで使うと楽なんですよね。

外観

キャップのデザインは前と変わらないですが、タンク周りが変わっただけで随分とスッキリしました。

カラーバリエーションは6色。
今回のサンプルはGunです、ちょっと濃いめのガンメタでした。

前作と並べてみました、オマケで同社のTauren MAX RDTAも。

背の高さはTauren MAX RDTAとほぼ同じですね。
Taurenが25mm、Artemisが24mmなので少しシュッとしています。

ドリップチップは810規格です。
汎用の810ドリップチップと交換して使用することが出来ます。

エアフローはハニカムホールのサイドエアフローになっており、キャップを回すことで穴の開度を変え、ドローの重さを調整することが出来ます。

タンクはショートとロングの2種類付属しています。
リキッド容量は、ショートタンクが2ml、ロングタンクが4ml。

底面、
ポジティブピンはそこそこ出っ張っています。

フィッティング

詳細

メーカー公式

構造

分解してみました。
キャップ部分のAFC機構はバラせなさそう。

タンク

タンク部分を分解。

ロングタンクに換装する際は、ローレット加工の入ったチムニーパーツとポジティブピン(上写真赤矢印)を長い物に交換します。

キャップ

キャップ内側です。

左右のサイドエアフローがコイルのすぐ横までせり出して、コイルを挟むような形になっています。

コイルの上、上面は出口に向けて斜めにテーパーがかかっています。

デッキ

前作同様、シングルコイルのクランプ式デッキです。
というか、コットンホールの部分以外はそのまま。

赤矢印の穴からリキッドを補充出来るようになっています。
この穴はキャップを締めた際にキャップ側の突起によって塞がれます。

クランプはイモネジ一本で開閉し、
大きなセラミックパーツで2本の足を一気に締められるようになっています。

ビルドしてみる

キャップもデッキも前作と同じなんだよなぁ…と思ったけど、折角なのでビルドして吸ってみます。

コイルをトリミングツールの5mmの位置にセットして、下からはみ出したワイヤーをカットします。

六角レンチでクランプを緩めて、コイルを差し込んだら再び締める、これだけでセット完了。

互い違いに出ているコイル足を平行に固定するので、少し斜めの状態で固定されます。
少しひねって真っ直ぐにしてやります。
こう、コキャッとね。

焼入れしたらピッタリ0.25Ωでした。

コットンを通して、丁度いい長さにカットします。
自分の感覚ではこのくらい。

RDTAのウイッキングって人によってやり方が違ったりしますが、
私の場合は、タンクの上にコットンの端が少し顔を出している程度にしています。

こんなんで供給大丈夫?となるかも知れませんが、傾きやら表面張力やらでなんだかんだ供給してくれるので、これまでイガったりしたことはありません。

RDTAって物によってリキッドのチャージ方式がまちまちで、入れにくい物や面倒なものなどもあったりしますが、
これはキャップを外してトップフィル出来るし、注入口もすり鉢状に広がっていて入れやすいのでかなり楽です。

BFでなく普通にRDTAとして使ってもストレスは少ないと思います。

ですが今回は折角なのでBFで使ってみます。

リキッドはStunna GOLDで、出力は46w

最近スコンカーをスッカリ使わなくなっていたので久々に使いたいというのもあるし、
ショートタンクの2mlという容量もBF運用ならチャージの手間なく楽に使い続けられるな、と。

テレワークで終日吸える環境なので、これでダラダラ吸っていたい、という欲もありつつ…。

吸った感想としては、まぁ予想通りというか前作とほぼ変わらず。

相変わらずパフォーマンスは高いです。
複雑な3DエアフローのTaurenシリーズに対して、こちらは素直に味が出る印象。
コイルの真横から吹き付けるので発生するミストを無駄なく拾っている感じがあります。

また、AFC精度も相変わらず高く、絞っていくとしっかりとドローが重くなっていきます。
MTL系のアトマイザーほどではないですが、穴1つとかにすると単線0.5Ωとかでも普通に運用できると思います。

このビルドだと全開〜半開くらいがちょうどよかったです。

キャップやデッキは前作と同形状なので、前作のビルドの項も併せてご覧いただけたらと思います。

しかし、久しぶりにスコンカーとRDTAの組み合わせを使ったのですが、やはり楽でいいですね。

一時期は「人をダメにする組み合わせ」なんて言われていましたが、さもありなん。
時々スコンカーからタンクにリキッドを送ってやるだけで、後は何も考えずに吸っていられます。
スコンカーのタンクに10ml入るので、一日中ダラダラ吸い続けられますね…。

最近BFが下火で新作も余り出てないので自分も自然と余り使わなくなっていましたが、在宅等で吸い放題の環境だとやはり重宝します。

まとめ

キャップやデッキ等、味や吸い心地に関わる部分は前作とほぼ変わりません。
複雑な3DエアフローのTaurenシリーズに対して、ストレートなサイドエアフローでダイレクトな味の出方をします。

タンク部分がワイヤー供給からコットンによるスタンダードなRDTAに変わった事で、サイズ感や見た目などが旧来のRDTAライクになり、だいぶスッキリしました。
前作は長さもあったし見た目も独特だったので、こちらのほうが色々なModに合わせやすくなったと思います。

このメーカーは国内においてはTaurenシリーズがとにかく人気で、前作など他のシリーズは余り見かけませんが、丁寧な物作りをするメーカーといった印象ですし、今回見た目的にもかなり汎用性高いので、入ってくるといいなぁと思います。

価格調査(20210614現在)

まだ発売前の新作ということで、国内の取扱はまだないようです。
海外でぼちぼちプレオーダーが始まったところかな。

プレオーダーは発送日が安定しないので、急ぎでなければもう少し待ったほうがいいかもしれませんね。

Fasttechさん、6/21(7days)発送予定になっており、$34.77で送料無料
MAPは効きませんでした。

3FVAPEさんはプレオーダー表記。
ログイン後の価格で$33.99+送料無料

Sourcemoreさんもプレオーダー表記。
ログイン状態の価格で$25.34+送料。

コメント

  1. サトウヒデト より:

    質問が有ります。宜しくお願い致します。
    自分は各種アトマイザーを使用した経験か少なく知識不足でありながらRDTAが大好きです。
    で、本品は キャップの取り外しが 硬すぎる 緩すぎる 等々の癖はありますか?
    *VANDY VAPEの様に硬すぎるRDTA 
    *GAS MODSの様にオーリングが脱落する様な緩いRDTA
    marz04.net様の経験から感想を聞かせて頂きたくメールを発信します。

    • Marz より:

      こんにちは、コメントありがとうございます!
      Artemis V1.5 RDTAのキャップですが、私の感覚だと、開閉は若干緩めに感じます。
      キャップを手で掴んでまっすぐ上に引っ張って外せるくらいの硬さです。

      ですがOリングは2本ともしっかりと止まっており、Oリングの脱落や、使用中のキャップの脱落などは生じないと思います。

      • サトウヒデト より:

        早々に大変解り易い回答を頂きありがとうございます。
        購入意欲が出てきました!

  2. 炭酸水 より:

    自分も質問です。
    自分は1.0を使っていますがAFC部分は上部からボールペン等で押せば分解できると思います
    まあ固いのでリキッドで潤滑が必要だったりしますが自分は不必要でした。
    後810規格のドリップチップは上部リングがきつく載せるだけで入らなくて困っています、アマゾンか楽天かヤフーあたりで購入可能で金属製のものをご存じありませんか?

    • Marz より:

      コメントありがとうございます!
      キャップ内部、はめ殺しかと思っていたらOリング固定なんですね、ドリップチップの穴から見える出っ張りを上から押してみたら私のも外れました、情報感謝です。

      ドリップチップの径は同じ規格でもメーカーごとに微妙に違ったりして、物によっては緩すぎたりきつすぎたりしますよね……。
      すみません、私は社外のドリップチップを買うことがあまりないので、あまり詳しくありません…。

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