Damn Vape – Doom X RTA レビュー|ジュースコントロール搭載の大容量メッシュRTA

Damn Vape – Doom X RTA レビュー|ジュースコントロール搭載の大容量メッシュRTA

Damn Vape Doom X RTAのレビューです。

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Damn Vapeさんは、最初にリリースしたDread RDAの奇抜さで「おお!?」となって以来ずっと注目しているメーカーさんです。
Fresia RTAが国内でもスマッシュヒットしたので、ご存知の方も多いかと思います。

Dreadのストーブコイルは当然目を引きましたし、Fresiaは正統派とはいえMTLとDLでエアーの通り道を変えて明確に切り替える方式が面白かったですし、他にも、0.18ΩのメッシュコイルをMTLで吸わせるIntense MTL RDAなど、とにかく一風変わった発想が面白いメーカーさんです。

このDoom X RTAは、2年前のDoom RTAの後継になりますね。
前作は「ロゴのデザイン、これ大丈夫!?」と思った以外は普通のメッシュRTAでした、所謂Profileタイプのメッシュアトマイザー。
なんかイマイチ見かけませんでしたね、国内にも入ってこなかったし、海外通販で買った際も探すのが結構大変だった記憶。

今回は起死回生となるか、
タンクに突起を設ける形でのジュースコントロール、5.5ml、8mlという大容量タンク、ハニカムホールのエアフローと、いろいろ改善されての再登場となりました。

この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

赤/黒で物々しいパターンの入ったパッケージ。
大きな窓が設けられ、アトマイザー本体とタンクのバリエーションが見られるようになっています。

側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下にあるコードを公式サイトの下にあるVERIFICATIONの所で入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。

スリーブから中箱を引っ張り出すための切り欠きがありますね、こういう細かい気遣いは嬉しい。
こういう化粧箱、結構引き抜くのが大変な物ありますしね。

パッケージ内容

  • Doom X RTA本体
  • ジュースコントロール機構付きプラチューブ
  • バブルガラスチューブ
  • チムニー延長パーツ
  • トップパーツを取り外す工具
  • プラスドライバー
  • メッシュコイル用ジグ
  • ユーザーマニュアル
  • 予備Oリング
  • 予備ネジ
  • メッシュコイル
  • コットン

ユーザーマニュアルは各国語併記のタイプ。
日本語の記述はありません。

メッシュコイルはタイプの異なるものが1枚づつ付属しています。

サイズは初期のProfileの物と同じですね。
WofotoやVandy Vapeなどの初期の16mm×6.8mmのタイプと互換性があります。

外観

樽のような形状をしたドッシリとしたデザイン。
直径26mmと、ちょっと大きめなタンクアトマイザーです。

ボトムパーツにはローレット加工が施されていて、ちょっとゴツいイメージ。

ドリップチップは810規格で、汎用品と交換できます。
こちらにもうっすらとローレットが刻まれていますね。

中段に←OPEN← / ←CLOSE←と書かれていますが、これがジュースコントロールの目印ですかね。
タンク部分を回すことで、チューブの突起がジュースホールを塞いでリキッドの流れをせき止めます。

Oリングで止まっているタンクパーツを回すというちょっと強引なやり方で、
逆ネジ方向に回すとタンク自体が緩んでしまうので、矢印が全部閉める方向なんですね…。

回すのにちょっとコツが要りますね。
堅いからと力を入れすぎると逆に回らないし、程よく脱力しつつ、しかししっかりと回す感じ。

エアフローはサイドエアフローになっています。
デッキに直接吹き付けるのではなく、少し上に送られて斜め上から吹き付けるようになっていました。

左右にエアホールが3つづつ開いており、コントロールリングを回すことで開度を変更してドローの重さを調整できます。

底面はロゴのみのシンプルな記述。

ポジティブピンはガッツリ出っ張っていますが、メッシュアトマイザーをハイブリッド環境で使うのは非推奨ですね。

フィッティング

詳細

メーカー公式

スペック

直径 26mm
高さ 34mm(コンタクト、ドリップチップ含まず)
素材 Stainless Steel
リキッド容量 2ml / 5.5ml / 8ml
ドリップチップ 810規格
コイル メッシュコイルRBA
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー ボトムエアフロー

構造

分解してみました。
意外とパーツ点数多い。

タンク

標準のプラタンクにはジュースコントロール用の突起が付いています。

素材はどこにも明記されていないのですが、透明度や質感を見る限りではPCっぽい?
メンソールなどを使用するのはちょっと怖いかも。

タンクは3種類付属しています。

プラタンク(2ml/5.5ml)、バブルガラスタンク(8ml)
バブルガラスタンクにはジュースコントロール用の突起は付いていません。

タンクを交換する際、トップパーツが薄くて回しにくいので、付属のツールを使って回し、取り外します。

5.5mlチューブやバブルガラスチューブを装着する際は、チムニーの延長パーツを取り付けます。

チャンバー

樹脂製のインナーチャンバーが取り付けられており、2重チャンバーになっています。
上面はお椀のようなドーム型。

サイドエアフローで吸気されたエアーがチャンバーの外側で一旦上に運ばれ、コイルの斜め上のハニカムホールから吹き付ける形状。

チャンバー内の空間は狭く、更にハニカムエアフローでフレーバーを強化、という感じのようです。

デッキ

デッキは所謂Profileタイプ。
クランプで挟むタイプのメッシュコイルデッキです。
前作よりも、更にProfile寄りになった気がします。

中央のセラミックパーツはスプリングで上下します。
可動域はかなり大きめ。

コットンの左右と下からリキッドを供給する3Dリキッドフローという仕組みになっています。
これは前作のDoomもそうでしたね。

絶対にイガらせないぞという強い意思を感じます。
メッシュでイガると地獄のような目にあいますしね。

ビルドして吸ってみる

メッシュRBAのビルドは大抵やり方が同じ。
結構簡単です。

コイルジグにメッシュを巻き付けてアーチ状に整形して、

クランプに挟んで締めるだけ。

メッシュコイルは通電効率がよく、一瞬で赤熱化するので焼入れは注意が必要です。
バイパスタイプのオームメーターで行うのは危険なので避けたほうがよさそう。

出力調整できるテクニカルModなどで、20w以下の低出力で行うべきだと思います。
というか、メッシュRBAアトマイザーって、マニュアルに焼入れのことを書いていない事が多いので、必要ないのかも。
特にカンタルA1であれば抵抗値もほとんど変わりませんし。

一応私は低出力で軽く焼入れはしています。

メッシュコイルのビルドは非常に簡単なのですが、
RTAの場合はウィッキングに少々気を使います。
アトマイザーに寄ってやり方やコツが微妙に違ったりとか。

メッシュコイルは供給不足でイガるとかなりしんどいですし、
RDAなら「とにかくしっかり詰めとけ」って感じでいいのですが、RTAの場合は限られた空間でイガらせないようにする必要がありますしね。

公式によると、コットンは、デッキの両端に合わせてまっすぐカットして、下に向けて整形するように書かれています。
下に少し隙間を設ける感じのよう。

このアトマイザーは結構シンプルでした。
3Dリキッドフローできょうy

8mmバブルガラスチューブを使用する際は厚みのあるコットンを使用して図のようにカットしてください、とありました。
ジュースコントロールがない分ちょっと気を使う感じかな。

今回はJC付きタンクなので、こんな感じかな。

DV-03コイルを使って組んでみました。

Zap!JuiceのLychee Lemonadeを吸ってみます。

うん、メッシュ。

正直言いますと、メッシュコイルRBAって味の優劣付けにくくないですか…。

いや、凄く美味いし、好きなんですよ。
メッシュコイルってミストもきめ細かく、味も濃厚で、個人的にも好きなので家でよく使っています。

だけど、所謂爆煙なので、濃厚だけど輪郭のくっきりとした味ではないし、メッシュコイルはほぼ同規格って事で、差別化が非常に難しい。

とにかく少しでも差を見つけたい、とガシガシ吸ってみました。
結構ラフに吸ってもイガる兆候すらないのは、3Dリキッドフローが仕事していると思います。
また、極小チャンバー+ハニカムエアフローで、味もかなり凝縮されて濃く出ている印象。

普通に優秀なメッシュRTAだと思います。

まとめ

乱暴な言い方をすると、メッシュのアトマイザーって好みで選んじゃっていい気がするんです。
メッシュコイル好きなので今まで色々使っているけど、差別化はホント難しい。

見た目の好みと使いやすさで選んじゃって良さそう。

見た目に関しては、このゴツさは個人的には結構好きです。
ただ26mmでサイズが大きめなので、そこは好みが分かれそうですね、Modも選びそう。

使いやすさについては、
ジュースコントロールは「おっ」となりましたが、回しづらいので頻繁に使うかと言ったら微妙。
ただ、リキッド補充の開閉の際にちょっと締めるだけでも大分違うかもしれません。
私のところでは今の所まだリキッド漏れは起こしていません。

タンクの容量を大きく出来るのは、消費量の大きなメッシュRTAとしてはメリットが大きいですね。
今、家でメインで使用しているのはProfile Mなのですが、2mlタンクだとあっと言う間になくなるのでリキッド補充の頻度が高すぎますし。

味についてはメッシュコイルの期待値通り、後はそういった付加価値を見つつ、見た目が気に入ればと言った感じでしょうか。

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