Eleaf iStick i40 with GTL G20 Tankのレビューです。
パッケージを開けて最初に出た言葉が「お、かわいい」でした。
オシャレでコンパクトな、iStickシリーズの新作スターターキットです。
側面から背面にかけてホディの大半がソフトなレザー素材に覆われており、つや消しのマット感と明るいカラーの組み合わせがいい雰囲気を出していますし、サラサラで柔らかいい質感で、手触りや握り心地も良好です。
最大出力40wの内蔵バッテリー機で、モードはVW/VVのみとシンプルな構成なので、ヘビーユーザーの要求にガッツリ応えられるようなパワフルな機種ではないですが、
コンパクトで持ち歩きしやすいオシャレなVAPEデバイスといった感じで使えると思います。
サイズ感や出力の割に大きめなバッテリー容量も魅力。
この製品は、JWEIグループ(※)さんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
※Joyetech/Eleaf/Wismecなどのメーカーを傘下にもつグループです
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
Eleafさんの新しいパッケージデザインもだいぶ見慣れてきました。
箱の側面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの中に書いてあるコードを公式サイトの下にある「SERIAL NUMBER」のフォームに入力すると、正規品であるかどうかの確認が出来ます。
パッケージ内容
- iStick i40 Mod本体
- GTL D20 Tank アトマイザー
- GTL 0.8Ωコイル
- GTL 1.2Ωコイル
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
Eleafさんのユーザーマニュアルは日本語の記述も含まれています。
外観・特徴
シンプルなデザインの、スリムでコンパクトなModに、20mmのアトマイザーという組み合わせ。
サイズ感はこんな感じ。
一般的な18650バッテリーのModより一回り小ぶりといった印象。
側面から背面にかけて、ボディの大部分はソフトなレザー素材に覆われています。
よく見る艶のあるレザーではなく、セーム革のようなマットでサラサラな質感、
流石に起毛まではしてないですが、表面を撫でるとほんとサラサラ。
最近の合皮って凄いな。
ただペタッと貼ってあるだけではなく、パーツの一部として他の金属パーツにしっかり合わせて組み付けられているので、異質素材の組み合わせなのにちゃんと一体感があります。
カラーバリエーションは5色、
フルブラックもありますが、基本的にはブラックの金属パーツ+明るい色のレザーの組み合わせで、かなりライトな印象。
前面パネル部分、上からファイアボタン、液晶画面、+/−ボタン、USB Type-Cポート。
液晶画面の表示は、最低限って感じですね。
上面の510スレッド、コンタクトピンはスプリング式で上下します。
底面には、万が一のバッテリートラブル時にガスを逃がす役割をするベントホールが開けられています。
フィッティング
スリムなModだし、付属アトマイザーは20mmだし、細身の外部アトマイザーなんかもイケる?
16mmは流石に細いかな?
18mmならどうだろう。
おや、22mmでも案外余裕が。
色々乗せてみた感じ、24mmでもこんな感じでした。
かなりスリムに見えてたけど、510スレッド側は少し幅が広くなっており、24mmでもはみ出さない作りなので、組み合わせるアトマイザーの選択幅はかなり広そうです。
GTL D20 Tankアトマイザー
以前よりEleafさんが力を入れている、Pod Tankという形式のアトマイザーです。
Modとの接続は従来どおりの510スレッドでありつつ、タンク部分はマグネット接続のPod形式になっており、510スレッドの汎用性とPodの手軽さを両立したアトマイザーです。
以前レビューしたiStick Power Monoに付属したGTL Pod Tankと同一のプラットフォームで、同じGTLコイルを使用します。
あちらの20mm版といった感じですね。
エアフローはボトムエアフローになっており、コントロールリングを回すことでドロー(吸い込み)の重さを調整出来ます。
リング左側はドローの軽い大きめのエアホール、右側に回すとドローの重い小さめエアホール、2種類の穴が開いています。
ドリップチップは510規格になっており、汎用の物と交換して使用することができます。
リキッド補充はトップフィル、トップキャップはスライド式になっています。
タンク部分とエアフローベースはマグネットで固定されています。
コイルはOリング固定になっており、タンクの底面からまっすぐ差し込むだけで装着できます。
タンクは、コイル上部のチムニー部分が長めに作られているので、
リキッド交換の際、逆さに置くようにすれば赤矢印の部分まではリキッドが残っていてもコイルを取り外しても溢れません。
キットの付属コイルはGTL0.8ΩとGTL1.2Ωの2種類。
GTLコイル自体は以前からある規格ですが、今年から新たにブラックバージョンが追加されており、今回の付属コイルはこちらが採用されています。
見た目(カラー)と共に中のコイルもリファインされているとの事。
もちろん、これまでの銀色のGTLコイルも使用可能です。
まだ国内で流通しているのは旧タイプの銀色のGTLコイルのみですが、互換性があるのでコイルがなくて困ることにはならなそうです。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 34.8mm x 25.2mm x 131.3mm |
重量 | 130g(実測) |
バッテリー | 内蔵2600mAh |
動作モード | VWモード VVモード |
出力ワット数 | 1~40w |
出力電圧 | 0.5〜8V |
充電 | USB Type-C 5V/1A |
リキッド容量 | 3ml/2ml(TPD) |
コイル | GTLコイル 0.4Ω/0.8Ω/1.2Ω |
重量
撮り忘れていて先にリキッド入れちゃったので…130gって所かな?
2600mAhの内蔵バッテリーとアトマイザー込みでこれなら十分軽い方かなと。
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
モード切替
電源ON中にファイアボタンを3クリックすると、メニューが表示されます。
- Power:VW(可変ワッテージ)モードに切り替えます、基本的にはこのモードで使用します
- Volt:VV(可変電圧)モードに切り替えます。
- SET SCRN:ステルスモード(パフ中に液晶表示を消す)のON/OFFを設定します。
+/−キーロック
電源ON中に+/−キーを同時に長押しすると、キーをロックします。
不意に触ってしまってワッテージ設定などが狂うのを防ぐことができます。
液晶表示向き変更
電源ON中にファイアボタンと−(左)ボタンを同時に長押しすると、液晶画面の表示方向を変更します。
吸ってみる
ジョーinリキッドのマスカットを入れて吸ってみます。
スライドキャップ式のトップフィルなので、リキッドの補充はかなり楽、
ですが、アトマイザーが細い為ドリップチップとボトルが干渉するので、若干斜めに差し込む形になります。
そのままでも補充できますが、ドリップチップを外したほうが入れやすいかも。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
GTLコイルは、以前iStick Power Monoで0.4Ωと0.8Ωを吸っています。
まずは、前回にもあった0.8Ωから、
同じコイルなので、感想もほぼ同じ感じになります、
0.8Ωのメッシュコイルなのでミストもしっかり出ており、エアフロー全開の一番軽いドローでもしっかり味わえますね。
エアフローは、左側(大穴)がDL向き、右側(小穴)がMTL向きといった感じでしょうか、
左側(大穴)全開だと、やや抵抗感があるくらいのDL向きドローですが、リングを絞って右側(小穴)だけの状態にした辺りからMTL向きのドローになってゆきます。
全閉にすると殆ど吸えないくらいになりますが、小穴1個開くだけで大分変わります。
ガッツリ重いMTLという訳にはいきませんが、そこそこ重いMTL。
大2、小2くらいの真ん中編のドローが、普段しているMTLっぽいDLみたいな吸い方になり、私的にはこの0.8Ωコイルにマッチしました。
出力は16~17wくらいが好みでしたが、20wくらいにして全開で吸うのもアリだなといった感じ、
この辺も前回吸った時と同じ感想ですね。
続いて、初体験の1.2Ωコイル。
こちらはやはりというかMTL向き、
10w前後くらいで、エアフロー右半分の小穴でドロー調整していくのがいいかな、と。
最終的に、吸える中での一番重いドローとなる小穴1個で吸っていましたが、これを吸うなら個人的にはもう少し重くしたい。
iStick Power MonoのGTL Pod Tankよりは幾分重いんですけどね。
出力12wまで上げて吸って、これでも十分味も出ているし悪くはないんだけど、あともうほんの少しだけって感じてしまう。
なんだろう、もうちょっとでミストのスイートスポットが口の中で自分の好きなポイントに当たるのになぁって感じ。
試しに、凄く細かく調整して、小穴が半分閉じるくらいにしてみたらちょっといい塩梅になったけど、なかなかシビア。
というわけで、私としては0.8Ωコイル推しです。そっちはかなり好き。
まとめ
デザインが凄く好みです。
硬質なイメージのデバイスが多いVAPEの中で、このソフトな雰囲気は独特さを感じるし、カラーリングも含めて、かわいさ、オシャレさを感じます。
側面まで含めてレザーで覆われているので、触り心地、握り心地も良好、
冷たくなりにくいのでこれからの寒い季節にもよさそう。
機能的な面では、非常にシンプルなスターターキットです。
電池交換式でなく内蔵バッテリーですし、動作モードもVWとVVのみ、液晶表示も最低限。
テクニカルModとしてはかなりの省機能で、プレヒートやワットカーブなどの設定もありません。
設定に色々こだわりたいとか、機能をガッツリ使いこなしたいといったニーズに応えられる製品ではなく、Podや固定出力のスターターキットに、最低限のVW/VV調整機能が付いた感じです。
ただ、VW/VVモード自体は他の多機能Modに劣るものではなく(VWも0.5w刻みですし悪くない)、
私のように、普段通常のVWモードしか使っていないようなユーザーにとってみれば大差なかったり。
アトマイザーは、最近増えてきたPod Tankタイプの物で、
タンク部分がマグネット式で外れるのでPod感覚で扱えてメンテナンス性がよいです。
その上で510スレッド式なので、Modはそのままで他のアトマイザーに移行することも出来るし、このタイプはPod Modとかよりも好きなんですよね。
アトマイザー含めて、総じて気軽に、軽い雰囲気で使えるデバイスだな、と思います。
販売情報など
発表されたばかりの新機種なので、まだ国内・海外ともに販売情報は少ないです。
国内はまだ情報なし。
海外を見てみたら、Sourcemoreさんでプレオーダーが始まっていました。
Mod単体で$31.69 (ログインすると$19.38)
Mod+アトマのキットが$44.99 (ログインすると$26.80)
+送料がePacketで$9弱って感じでした。
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