Augvape Merlin Nano RTA レビュー|18mmのスリムボディに、ガチMTL向きな超タイトドロー

Augvape Merlin Nano RTA レビュー|18mmのスリムボディに、ガチMTL向きな超タイトドロー

Augvape Merlin Nano RTAのレビューです。

Merlinシリーズとしては久しぶりの新作ですね。

自分は初めて触ったRTAが初代のMerlin RTAでして、
RTAのビルドを勉強させてもらったアトマイザーだったし、かなり気に入って使っていたので、ちょっと思い入れがあったりします。

その後、Merlin MiniやMerlin MTLなども買ったりと、結構好きなシリーズだったりして。

Merlin MTL RTAが出てから2年ぶりくらいかな?
久々に出たこのMerlin Nanoは18mmとかなりスリムなボディになりました。

構造を見ると、あのハイエンドアトマイザーにかなり似通っています…なんかドバっとした感じのアレ…。

まぁそこはそれ。

ちょっと手間がかかるデメリットもアレと似た感じではあるのですが、
味もしっかり出るし、ガチMTL志向な方にも満足行くレベルのタイトドローに出来ます。
これは結構好きな人居そう。

この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

赤と黒を基調にしたパッケージ。
久しぶりに見るMerlinマークを背景にした製品写真。

以前のminiやMTLは筒型のパッケージでしたが、やめたんですね。
まぁ2年も経ってますし、今は筒型はCthulhuさんが使ってますしね。

背面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチの下のコードを、公式サイトの下にあるフォームに入力すると、コピー品でないかのチェックができます。

パッケージ内容

  • Merlin Nano RTA本体
  • PCTG製バブルタンク
  • ビューティリング
  • ユーザーマニュアル
  • T字レンチ
  • 予備Oリング
  • 予備ネジ
  • エアフローパーツ
  • プリメイドコイル

ユーザーマニュアルは英語で記載されています。

外観

18mm径で、かなり細長いアトマイザーです。
22mmのビューティリングが付属します。

18というのはちょっと使いどころ難しいかな?ピコベビーには入らないですよね。

ボトムフィルなのでトップキャップも無く、上面ギリギリまでタンクになっています。
エアフローコントロール等もないので、外側に稼働部品は無くシンプルな形状ですね。

いつものMerlinマークは、細長いチムニーに小さいものがさり気なく入っていました。

PCTG製の、フロストタイプのバブルチューブも付属します。

ストレートのガラスチューブが容量2ml
バブルチューブは容量3.5mlです。

うーん、これは個人的には要らないかな…。
MTL運用だから容量は2mlで困ることはないだろうし、
メンソール耐性のあるPCTGとはいえやはり使うリキッドには気を使うし、
何よりフォルムがアレ。

底面、シンプルなテキストのみのエングレービング。

ポジティブピンの出っ張りは一見頼りないですが、インシュレーターが少し出っ張っているので合わせれば1mmくらいはあるのかな。

フィッティング

ひと目見た時から「これだな」って思いました。
元々19mmのアトマイザー用に設計されたModなので、18mmのMerlin Nanoが物凄くフィットします。

スリムでいい感じ。

Eleaf Istick Pico

そうそう、ついに我が家もPicoを買ったんですよ。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 18mm
(22mmビューティリング付属)
高さ 55.8mm(ドリップチップ含)
リキッド容量 ストレートタンク:2ml
バブルタンク:3.5ml
ドリップチップ 510規格
コイル シングルコイルRBA
リキッドチャージ ボトムフィル
エアフロー ボトムエアフロー

構造

パーツ点数はやや多め。

ボトムフィルなのでデッキ部分とタンク部分はそれぞれで分割出来ます。
タンクにリキッドが残っている状態でもリビルド可能です。

ドリップチップ

ドリップチップは510規格なので、汎用の510ドリップチップを使用できます。

リキッドはボトムフィル

このアトマイザーはリキッドをタンクの下側から補充します。

タンクを外すと、底の部分にリキッドチャージホールが開いているので、そこから。

穴の形状的に、感覚としては他のトップフィルのアトマイザーとそれほど変わらないのですが、穴の位置が深いのでユニコーンボトルのノズルはギリギリ届くくらい。
ボトルによっては若干補充しづらいかも。

どうしても入れづらかったらここまで開けちゃってもいいと思います。

リキッドチャージの度にタンクを外したり、ちょっと手間ではあるのですが、
与圧によるリキッドの伝い漏れが発生しない等のメリットもあります。

トップフィルでも、漏れが気になるアトマイザーだとこういう形でチャージすることもありますしね。

チャンバー

タンク部分を外すと、まずPeak材+金属キャップのチャンバーがデッキに被さっています。

チャンバー内側はこんな感じ。
金属キャップの裏側はチムニーに向けて緩やかにテーパーがかかっており、細長いチムニーに向けてミストを凝縮して送り込んでいます。

デッキ

チャンバーを外すとデッキが出てきます。

チャンバーにはリキッド供給用のジュールホールも開いているので、突起で向きが固定されています。

デッキは2ポスト式のフラットなデッキ。
ビルドにはちょっとだけ慣れが必要なタイプですね。

このタイプのアトマイザーは多いので、慣れてしまえばそれほど苦労しなくなります。

デッキの中央にはエアフローパーツがOリングで固定されています。

これ、Oリングが結構緩くてグラグラなので最初かなり焦りました。
ビルドまでするとコットンで抑えられるので動かなくはなりますね。

エアフローはボトムエアフローで、
デッキの外側の隙間から吸気して、コイルの真下から吹き付ける形。

エアフローパーツは3種類付属しています。
左から、1.0mm / 1.2mm / 1.0mmx2

吸気側にエアフローコントロールは無く、このエアフローパーツのみでの調整となります。

ビルドしてみる

ぞれぞれの足をネジの下に通し、巻きつけるように半周くらい回してネジを閉めます。

このデッキはネジの左右にガイドがあり、コイル足が逃げないようになっていたのでかなりやりやすかったです。

付属コイルを使用

付属のプリメイドコイルを乗せてみました。
Ni80 2.5mm径6巻で0.7Ω

1mmのかなりタイトドローなエアフローパーツが標準でついていたので、1Ωくらいのコイルなのかな、と思ったら、思ったより低めの抵抗値でした。

ちょっと特殊なデッキなので、ウイックのセットの仕方も少し特殊です。
多分ドバーと一緒のやり方でいけると思うので、それでやってみます。
(dvarwはクローンしか持ってないので家でコッソリ使ってます)

コットンをコイルに通したら、バンザイをさせてチャンバーのPEAK材パーツをセットします。

チャンバーから飛び出した部分を、7〜8mmくらい残してカットします。

両端をチャンバーの中に埋めてやります。

チャンバー側面のジュースホールがコットンでキッチリ塞がっている感じにすればOKかな、と思っています。

あとはコットンにリキッドを垂らして、チャンバーの金属キャップとタンクを取り付けたら完成。

吸ってみます。

リキッドはTEA-LIGHTFULのHAWAIAN HIBISCUS
高抵抗で吸うと凄く美味しいやつ。

エアフローパーツは標準でついていた1.0mmの一番狭いやつ。

ドローがめちゃめちゃ重いですね。
よくあるMTLアトマの全閉くらいの重さ。
MTL以外で吸える気はしません。

味は、濃い!
めちゃめちゃ凝縮された味になってます。
リキッドの味がそのままクリアに出ている感じですね。

ただやはり、0.7Ωでこのドローは少しキツイかな…ちょっと吸いづらい感じがします。

エアーが足りずに強めに吸ったらリキッドを少し吸い上げちゃったりしました。

MTLクラプトン使用

もっと高抵抗で組もうかな、とも思ったのですが、
折角なので他のエアフローパーツも試してみたいし、MTL用クラプトンでちょっとミスト量を上げつつエアーの流量も上げてみようかと。

ビルド崩さずにエアフローパーツが変更できたらそれで試したのですが、まぁ仕方ない。

Demon KillerのフレキチさんスペックのMTLクラプトンで、
2.5mm径6巻の0.85Ω

このデッキは単線もクラプトンも2.5mmでジャストっぽいですね。

エアフローパーツは1.0mmx2の一番大きい物を使用します。

これでも大分ドローは重いですね。
まだ十分MTL吸いの範疇で、重めDLもいけるかな、位の重さ。
自分はこのくらいが好みです。

ミストが柔らかくなり、かなり吸いやすくなりました。
味は変わらず濃いです。
このセッティング、好きかも。

まとめ

デメリットはいくつかありますが、ドローの重さと味の濃さはかなりレベル高いです。

文中にも書きましたが、あのハイエンドアトマにかなり酷似しているので、近いレベルのパフォーマンスが出せているのかなと。

その上で価格はかなり安いので、コストパフォーマンスは高いと思います。

デメリットに感じる点は、

  • 18mmというちょっと半端なサイズ
  • ボトムフィルの手間
  • ビルドの手間
  • AFCがなく固定エアフロー

辺りでしょうか。
最近のアトマイザーは色々と楽になっているので、そちらに慣れているとちょっと気になる点ですね。

18mmというのは自分にはむしろPriv N19にフィットするという利点があるので、今その組み合わせで塩ニコ吸うのに使っています。

あと、ボトムフィルは手間ですが、その分リキッド漏れに関しては優秀ですね。

味に関してはかなりハイレベルですし、ドローの重さはMTLアトマの中でもかなり高い方だと思うので、ガチMTL派にはかなり受けるアトマイザーだと思います。

MTL好きで、上記デメリットがそれほど気にならない方にはオススメ出来ます。

Sourcemoreさんは$23.64で、シルバー系以外は$1.5
日本円にして2,500円ちょいくらいですかね。