Hellvape Fat Rabbit 2 RTAのレビューです。
Dead Rabbitシリーズで人気のHellvapeさんのもう一つのウサギシリーズ、Fat Rabbitの新作です。
最初はクリアロマイザーとして発売されたFat RabbitもRTAとなり、デュアルコイル版、シングルコイル版とシリーズが続いてきました。
今回はFat Rabbit2ということで、デュアルコイル版の2代目という位置づけです。
私はDead Rabbitシリーズのファンでもあるのですが、このFat Rabbitシリーズもなにげに凄く好きなんですよね、
なんと言っても、マークがカワイイ。
デドラビのマークもカワイイのですが、それ以上にこのふてぶてしい顔のおデブウサギはホント堪んないです。
アトマイザーとしての特徴としては、サイド+ボトムのデュアルエアフローを搭載した爆煙タンクです。
その名の通り28mmの大きなボディに、広くフラットなポストレスデッキ、デカいコイルをガツンと乗せてドカンと爆煙してくださいって感じのアトマイザーとなります。
2系統のエアフローを実装する為か、先代のFat Rabbitは特殊な構造で背もかなり高くなっていましたが、今回はサイドエアフローをTop to Side方式にしてコンパクト化、一般的なRTAの構造と見た目に生まれ変わっています。
この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
Hellvapeさんのパッケージカラーである、朱色と黒のパッケージ。
側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Fat Rabbit2 RTA本体
- スペアガラスチューブ(バブルグラス)
- コイルトリミングツール
- マイナスドライバー
- 予備Oリング、予備イモネジ
- プリメイドコイル、コットン
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは他言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
外観・特徴
太さ以外は、一般的なRTAの見た目になりました、太さ以外は。
直径28mmという太さは、なかなか存在感がありますね、
前作も同じくらいあったのですが、背が低くなった分よりずんぐりむっくり感が増しました。
チャンバーにはいつものおデブウサギマークが彫られています、かわいい。
カラーバリエーションは全部で6色。
ドリップチップは810規格、デルリン製のスタンダードな形状の物が付いています。
汎用の810ドリップチップも使用可能です。
トップキャップはロック式となっており、90°ほど回すとロックが外れて開閉できます。
スクリュー式に比べて予圧が発生しづらく、リキッドの伝い漏れが起きにくい方式です。
エアフローはトップtoサイドとボトムのデュアルエアフロー、
タンクの上下にそれぞれコントロールリングがあります。
ドローの重さだけでなく、サイドとボトムのバランスなども好みに合わせて調整できます。
予備タンクはバブルタンクとなっており、更に太っちょに出来ます。
リキッド容量はストレートタンクで4ml、バブルタンクで6.5mlになります。
底面。
ポジティブピンは絶縁用のインシュレーター部分を含んで1mm強くらいは出っ張っています。
フィッティング
なにぶん28mmの極太アトマイザーなので、生半可なModでははみ出しちゃいます、
というコメントを付けるつもりで撮ったVaporesso Targhet 100なのですが、今見ると割とギリかも。
ですが、かなりModを選ぶことは事実です。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 28mm |
高さ | 48.7mm(標準ドリップチップ含む) |
リキッド容量 | 4ml / 6.5ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | デュアルコイルRBA(ポストレスデッキ) |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | デュアルエアフロー(トップtoサイド+ボトム) |
構造
分解してみました。
パーツ構成は一般的なRTAです。
リキッドが残ったままでもデッキアクセスが可能です。
エアフロー
前作に引き続き、サイド+ボトムのデュアルエアフローです。
上下それぞれのコントロールリングで、サイドとボトムのエアフローを調整できます。
前作はシンプルなサイドエアフローでしたが、トップ吸気にアップグレードされています。
デッキ側がハニカムホールになっているのも前作同様ですが、
前作に比べて更に細かいハニカムホールになっており、コイルに満遍なくエアーを当てることでフレーバーの向上を計っています。
チャンバー
コイルを挟むような形でサイドエアフローのハニカムエアホールが配置されています。
コイルの近くまでせり出しており、チャンバー空間は大分圧縮されていますね。
チムニー内径はかなり太く、爆煙向きです。
デッキ
完全フラットなポストレスデッキで、ビルドの自由度は高めです。
上述の通り、細かい穴のハニカムホールが広範囲に広がっています。
イモネジはマイナスネジが使われています。
コットンを差し込むジュースホールは広めな印象。
ビルドしてみる
付属のプリメイドコイルを使用してビルドしてみます。
公式によると、0.37Ωのクラプトンコイルとのことなので、デュアルにすると0.2Ω切るなぁ。
ポストレスデッキはコイルの足の長さを調節するのが手間なのですが、調節用のトリミングツールが付いているのでこれを使用すれば楽にビルドできます。
5mmの所に印が打ってあるので、そこにコイルを差し込んで、下から余ったワイヤーをカットします。
足の長さの調整が済んでしまえば、あとは差し込んで締めるだけ、楽々。
ドライバーンして0.16Ω、やっぱこんなもんか、
素材はNi80ですね。
付属のコットンは先端が靴紐状になっているのでコイルに通しやすいです。
2本付属していましたが、長さがかなりあったので1本で2個分取れました。
付属コットンは肉厚だったので先端を軽く漉きました。
ジュースホールの深さが結構あるように見えたので、ちょっと長めにカットしてみましたが、差し込んでみたらちょうどよかった。
フラットなポストレスデッキなのでコイルの高さはそんなに高くないのですが、コットンの先端がここまで来るので、割と深いです。
リキッドを浸透させて完成。
TWISTのBANANA AMBERを入れてみました。
Modの自動認識で70w、そうね、そんくらいよね。
確実に18650シングルなModではしんどそう。
吸ってみます。
こういう、明らかに爆煙、なアトマイザーは久しぶり、
最近減りましたしね。
エアフローを両方全開の状態で吸うと、ドローはスッカスカ、呼吸レベルで軽いです。
ですが、このパワーでのミスト量だと流石に全然問題ないですね、ガッツリ濃い味が出てます。
更に上もいけそうだって事で80wまで上げてみました、
もう口の中に大量のミストを押し込まれるような感じで、濃くて美味いのですが、あまり爆煙慣れしていない私だと咽せてしまうほど。
私は70wくらいまででいいかな。
ボトムエアフローを閉じてサイドエアフローのみにしてみると、一般的なサイドエアフローの味になってきます、デドラビとかに近い感じ。
割とスムーズなエアフローで、甘みが強く出ているように感じます。
逆にボトムのみにしてみると若干抵抗感のあるドロー、こちらはバナナ感が引き立つ感じでした。
エアフローコントロールの精度は高めで、両方を1mmくらいまで絞ってみると重めDLくらいまで重くなります。
シングルビルド
ポストレスデッキだし、シングルもいけるかな、と、
流石にシングルは厳しかろうということで、Wotofo製クラプトンワイヤーで3mm5巻0.35Ω
ジュースホールが広いので、シングルのコットン量だとギリギリ感。
0.35Ω、38wにて、
流石に、エアフローがスカスカの状態ではパワー不足、
フレーバーが絡んでいない空気がかなり混じっているように感じます。
ですが上下のエアフローを半開以下まで絞れば問題なく吸えますね、このアトマイザーの本領発揮何かどうかは置いておいて、及第点以上の味は出ていると思います。
エアフローはボトム寄りよりもサイド寄りの方がよさそう。
あまりゴツい爆煙はちょっと……という場合はこういう使い方もアリだなと言った感じ。
ただ、前作同様シングル版のSoloは出るだろうから、シングルで使いたい場合はそっちでよいかなとは思います。
まとめ
デブいです。
今時の小型デバイスの流行とは逆行するような、大型爆煙アトマイザーです。
ですが、爆煙派の方はまだまだ健在ですし、こういったアトマイザーも必要だよね、と。
ホント最近少なくなりましたしね。
サイズが大きいというのもありますが、ゴツいコイルを組んで高出力で爆煙、というコンセプトだと思うので、使用するModは自ずとデュアルバッテリーや21700などの大型の物になってくると思います。
その辺も今は新作を探すのが難しくなってきている(特に国内だと)ので、割とハードルは高めかな。
私も普段ここまでの爆煙は余り使用していないので、ちょっと悩ましいところ。
でも、このおデブウサギのマークかわいいんですよね……ひとまずシングル運用で使おうかな。
今までのパターンだと、恐らく25mmくらいのSolo版がいずれ出るだろうから、そちらにも期待ですね。
販売情報
Sourcemoreさんでは、$26.29にて販売中です。
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