Hellvape – Fat Rabbit RTA レビュー|RTAになった爆煙おデブウサギ

Hellvape – Fat Rabbit RTA レビュー|RTAになった爆煙おデブウサギ

Hellvape Fat Rabbit RTAのレビューです。

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HellvapeさんというとDead Rabbitシリーズが人気ですが、これはその派生になるのかな?

以前、同名のFat Rabbit Sub Ohm Tankというクリアロマイザーが出ていましたが、今回はそのRTA版となります。

Fat Rabbitシリーズは、”太ったウサギ”というネーミングが示すとおり、太った外観が特徴的です。
Sub Ohm Tankも、ベースこそ25mmでしたが、標準のバブルガラスが28mmあり、背が低く作られていたこともあってかなりずんぐりしたフォルムでした。

[Hellvape] Fat Rabbit Sub Ohm Tank レビュー|超爆煙タンクなおデブうさぎ
Hellvape Fat Rabbit Sub Ohm Tankのレビューです。 Fat Rabbit = 太ったウ...

かわいかったなぁ、あれ。

あとね、ロゴマークが凄くかわいいんですよ。

これ、ホント好き。

Sub Ohm Tankのレビューをした時にこのロゴとフォルムを凄く気に入ったのですが、クリアロマイザーはコイルの常備が手間で普段使わないので、「このデザインでRTAだったらなぁ……」と思った記憶。
トップとボトムのデュアルエアフローというのもちょっと面白かったですしね。

そして、2年の時を経て、ついにFat Rabbitの名を冠したRTAが登場しました。

フォルムは残念ながら上から下まで28.4mmの寸胴ボディになってしまいましたが、あのロゴマークとデュアルエアフロー(サイド+ボトム)を引き継いでいます。

デドラビシリーズも爆煙アトマイザーではありますが、ファトラビシリーズは更に爆煙寄りにしたイメージですね。
サイズがある分扱いづらさはありますがパフォーマンスはよいしエアフローも面白い感じで、豪快に爆煙出来るタンクだと思います。

この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

最近のHellvapeさんのパッケージパターン通り、朱に近い赤とグレーのパッケージ。

Fat RabbitもDead Rabbitシリーズと同じくYoutuberのHeathen氏とのコラボだったのですが、今回はネームが見つかりません。
今回はコラボじゃないのかな。

パッケージ内容

  • Fat Rabbit RTA本体
  • 予備ガラスチューブ
  • 予備Oリング、イモネジ
  • コイルトリミングツール
  • マイナスドライバー
  • プリメイドコイル
  • コットン
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは他言語表記ですが、日本語の表記はありません。

このアトマイザーはポストレスデッキなので、ビルドの際はコイルの足の長さを予め調節しておく必要がありますが、それを簡単に行えるトリミングツールが付属しています。

付属のプリメイドコイルはクラプトンコイル、
0.37ΩのNi80 Fused Craptonとのこと。

コットンはコイルに通しやすい靴紐コットンです。

外観

デカいんですよ、直径28.4mmの寸胴体型。
Steam Crave辺りのアトマイザーを思い出しますね。

ボトム部分に、Fat Rabbitのロゴと、おデブちゃんウサギマーク。
やはりkawaii

エアフローはサイドエアフローとボトムエアフローのデュアルエアフローになっており、それぞれ独立したコントロールリングで個別にドロー調整が可能です。

タンクは今回ストレートタンクのみで、予備として同じ物がもう一つ入っています。

底面の刻印はシンプル。

ポジティブピンの出っ張りは一見少なそうに見えますが、せり出したインシュレーター部分を含めると1mmくらいはありそう。

フィッティング

28.4mmという大径なので、当然ステルスMod系は無理ですね……比較的余裕のあるParamourやBrunhildeでもNGでした。

Cold Steel100やDetonatorなど、21700でも比較的細身な物だとはみ出たりギリギリだったり。

510スレッドの座面が広いMod探しが必要になってきますね。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 28.4mm
高さ 56.4mm(実測、コンタクト含む)
素材 SUS304
リキッド容量 5.5ml
ドリップチップ 510規格
コイル シングル/デュアルコイルRBA(ポストレスデッキ)
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー デュアルエアフロー(サイド+ボトム)

エアフロー

Fat Rabbit Sub Ohm Tankも、クリアロマイザーでありながらトップ+ボトムのデュアルエアフローでしたが、今回のFat Rabbit RTAもサイド+ボトムのデュアルエアフローを採用しています。

サイドエアフローとボトムエアフローは個別のコントロールリングでそれぞれ調整できます。

構造

分解してみました。

タンク部分はロック式で90°回すと取り外すことが出来るようになっており、デッキアクセスが容易になっています。

逆さにして取り外せば、リキッドが残っている状態でも外せます。

ドリップチップ

ドリップチップは810規格になっており、汎用品と交換して使用出来ます。

付属ドリップチップは結露を防ぐ形状になっています。

トップキャップ

リキッド補充はトップフィルになっています。

トップキャップはタンク同様ロック式となっており、90°回すと外れます。
開閉が容易なだけでなく、与圧が発生しづらいのでリキッド漏れも起こりにくい仕組みです。

チャンバー

チャンバーはドーム型ではなく、台形のような形状。
大きさも相まって、「なんかボイラー感ある……」と思ってしまいました。

デッキ

かなり広いポストレスデッキです。
ビルドの自由度は高そう。

一応公式ではデュアル、シングル両対応を謳っていますが、この間隔の広さを見るとちょっとシングルで組む気にはならないかなぁ……。
シングルにするならかなり大きめのコイルを高めに配置する感じになるのかな。

下には、ボトムエアフローの吹き出し口がハニカム状に開いています。

コイル固定のネジはマイナスネジ。

ビルドして吸ってみる

ポストレスデッキなので、先にコイルの足の長さを調節しておく必要があります。

付属のトリミングツールを用いると容易に調節出来ます。
6mmの所に印が付いているので、そこにコイルを差し込んで、下からはみ出した分をカットします。

足の長ささえ合わせてしまえば、あとはデッキに差し込んでイモネジで締めるだけなので非常に楽ちん。

並行の穴に対して互い違いの足を差し込むので、取り付け直後はコイルが斜めになっています。
ジグを通して少しひねってやり、エアホールに対して並行になるように向きを揃えます。

 

コイルの間隔がかなり大きいので、自分はこの時少し内に寄せて、ボトムエアフローの穴に少しだけ被るくらいの位置にしました。

焼き入れして0.17Ω。
0.37Ωのコイルとあったので、デュアルならこんなもんか。

ウイックの長さはこのくらいでカット。

コイル位置がそんなに高くないしちょっと長いかな?と思いましたが、ジュースホールに差し込んでみると意外とピッタリ。
デッキが大きいからちょっと距離があるんですね。

大好物のPot of Goldを吸ってみます。
最近セールで補充したのでガンガン吸える。

最初は60wから試してみました。

0.17Ωで3.2V 18.8Aとやや大人しめの出力ではありますが、これでも相当な爆煙です。
また、このくらいの出力でもしっかり味が出ます、というかかなり濃い。
コイルの焼き入れの際にに30wでやってかなり立ち上がりが遅く感じたのですが、60wだと1秒ディレイくらいかな。
自分は普段爆煙系のクラプトンビルドは低めの出力で吸っているので、それほど気にはなりませんでした。

徐々に上げてゆき70wに、
立ち上がりの速度はそれほど変わりません、やや早くなったかな?くらい。
ですがミスト量は更に増え、味も濃くなってきました。

80w(0.17Ωで3.7V 21.7A)まで上げると立ち上がりのディレイはほぼ半減、
味的にもこの辺りが本領発揮かな?といった感じ。

エアフローですが、サイド、ボトム共に全開だとスッカスカ、呼吸レベルで軽いです。
ですがAFCの精度はかなり高く、両方全閉にするとほぼ吸えません。
60wくらいだとあれ?ってなりますが、70w以上だとスカスカでも結構しっかり味を感じます。

ボトムを全閉にしてサイドのみにするとサイドエアフローの味、逆にするとボトムエアフローの味。
味自体はボトムの方がやや濃いかな?と感じましたが、サイドの方が甘みを直に感じられる印象です。

この2つを調整していってバランスを変えていくのが結構面白い。
爆煙かつ味が濃いので、結構変化が感じられます。
自分は60w台くらいで吸うので、サイド2割、ボトム5割くらいに落ち着きました。

まとめ

おデブちゃんです。
でもそこがkawaii。

爆煙ユーザーにはかなり満足のいくアトマイザーじゃないかと感じました。
パフォーマンスは高く味は相当濃いですし、エアフローが全開のスカスカ状態から、サイド、ボトムと個別調整することでかなり調整幅が広いです。

サイズの大きさは少しネックかな、25mmや26mmならまだしも、28.4mmとなると乗せるModはかなり選びますよね。

その分タンク容量は大きく、リキッドは5.5ml入りますが、70wくらいで吸っていると結構爆速でなくなってゆきます。
最近は身の回りがすっかりMTLアトマイザーばかりになっているのでここまでの爆煙アトマイザーを日常使用するのは久しぶりでしたが、テレワーク中に吸っていると21700バッテリーと5.5mlのリキッドが1日持たずに空になってビックリします。
でも爆煙久しぶりだし新鮮で楽しいのでドボドボリキッド入れちゃうの。

リキッド漏れですが、ここのとこ毎日吸っていますが今のところ大丈夫そう。
サイドやボトムのエアホール内にほんのわずかに結露っぽいのは見えますが、今のところ液体として外側に染み出したりすることは皆無です。

以前待望していたおデブウサギのマークのRTAでもありますし、しばらく使い込んでみたいです。

Sourcemoreさんでは現在24HRS(24時間以内発送)に入っています。
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