iJOY SHOGUN JR Kitレビュー|内蔵デュアルセルで気軽に使えるハイパワー

iJOY SHOGUN JR Kitレビュー|内蔵デュアルセルで気軽に使えるハイパワー

将軍ジュニアて、もうそれ将軍じゃないよね?
将軍の息子だよね?お世継ぎ様よね?
なんてツッコミはとりあえず置いといて。

iJOY SHOGUN JR Kitです。

iJoyさんは以前よりSHOGUN Univというキットを出しておりまして、

将軍らしさは欠片も感じませんが、両面レジンの豪華なデザインで、結構人気のあるModです。

ちなみにこのSHOGUN Univ、Gearbestさんの日本語サイトが出来た時に「アイジョイ将軍大学」って訳されてて結構笑いました。

このSHOGUNって初めて見た時「うわぁ、DRAGに似てるなぁ」って思ったんです。
当時DRAGにベタ惚れ中だったので「対抗して両面レジンにしたのかー」ってくらいの感想。

ですがこれ、改めて見るとなかなか渋いですね。
金属フレーム部分の造形なんかも凝ってたりして。
将軍感はありませんが。

今回の物は、そのSHOGUNシリーズの「Jr(ジュニア)」

デザインは将軍大学とほぼ同じですね。
ジュニアという割にサイズも同じじゃない?と思って調べたら、サイズは少し小さくなっているようです。

見た感じ普通のデュアルバッテリーModなのですが、なんとこれ、内蔵バッテリーでして、
デュアルセルで容量4500mAh、最大出力126Wまで出力可能。

最初は「内蔵かぁ、USBポート食うなぁ……」と若干ネガティブな感情を持っていたのですが、試用を初めてみると、こういうのもアリかも。

低抵抗で高ワットを使用する時はやはり高出力なデュアルバッテリーModが欲しくなりますが、安全の為にバッテリーをペア管理したりで若干煩雑ですし、
そういうのなしで気軽にデュアルModっぽい運用が出来るのは便利かもですね。

デュアルコイルのアトマとか、最近流行りのメッシュアトマイザーとかも気軽に使用出来ますし。

内蔵バッテリーならではのデメリットもありますが、そこを割り切れればと言った感じ。

この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

特徴

デュアルセルで大容量ハイパワーの内蔵バッテリー

この形状とサイズで内蔵バッテリーと言うのも少し珍しいかもしれない。

容量4500mAh、最大126wという数字は、18650だとシングルバッテリー以上、デュアルバッテリー未満。
内蔵だから出来る数値というか、案外ちょうどいい感じかもしれない。

最近は爆煙系のアトマイザーってもの凄く抵抗値の低い物もザラで、18650シングルで常用するのは怖い、けどデュアルにしても100w以上の領域は超爆煙ユーザーでもなければそうそう使わないし……。

そんな間を埋められるスペックかなと。
え?21700?うん。

あとデュアルバッテリーだと、バラバラのバッテリーを組み合わせて使うのもちょっと危ないですし、気を遣います。
出来れば同じヘタり具合の物をペアで運用したいし、そうなると管理が若干煩雑。

そういった心配なく気軽に使えるのはいいかもですね。
バッテリー入れっぱなしで本体充電していれば変わらない?うん。

所々入れたツッコミのように、ある程度慣れている方なら代替手段は色々あるし、メリットになるかどうかは人それぞれかも。

一番のターゲットになるのは、小型のModからのステップアップとして爆煙したいけどまだペアバッテリーが揃っていない方とかでしょうか。

ただ、デュアルModを何機か並行使用している自分の環境でも、しばらく運用してみた感じ、気軽に使えて意外とアリっちゃアリに感じています。
新しく買ったメッシュアトマを試したいけど何か適当なデュアルModないかなー、とかそんな感じで。

デメリットとしては、充電中に使用出来ないことと、バッテリーと本体が一蓮托生なところ。

数年ほど使ってバッテリーがヘタったら本体ごと使用不可になるので、そこが割り切れればという感じでしょうか。

バッテリー交換式のテクニカルModもそのくらい使用していたら壊れたりするイメージなので、マスプロ品同士ならそう変わらないかもって最近は思っていますが。

殿はお召し替えが可能

両面のレジンパネルはマグネット式で脱着ができ、別売りのパネル等を使用してお着替えが可能です。

ふぁっしょなぼぅ

やたらと多い対応コイル

付属のSHOGUN Tankアトマイザーは、とにかく対応コイルが多い。
さすが、古くからやっているメーカーさんと言うべきか、
というか、他みたいにコイルの規格を頻繁に変えたりしていないと言うことなのかな?

付属しているのは0.2ΩのMESH-1が2つです。

パッケージ

キットなのででっかい箱。
白地に製品写真とロゴのみというシンプルなデザイン。

背面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチを削った先に書いてあるコードを、公式のセキュリティチェックのページにて入力すると、コピー品でないかどうかのチェックが出来ます。

側面に描かれている武士のシルエットが無駄にカッコイイw
その反対にはパッケージ内容等の記載。

内箱はModとアトマイザーに分かれています。
多分単体売りの時にそのまま使うんだと思う。

パッケージ内容

  • SHOGUN Jr Mod
  • SHOGUN Tank アトマイザー
  • ユーザーマニュアル
  • 予備ガラスタンク
  • MESH-1 0.2Ωコイル x2(1つは装着済)
  • USBケーブル
  • 予備Oリング
  • VAPEリング
  • クリーニングクロス
  • ワランティカード/ブランドカード

ユーザーマニュアルは1枚の紙に色々な言語で書かれています。
日本語の記述はありませんでした。

外観

外観は完全にデュアルバッテリーのBox Mod
金属製のボディの両面にレジンパネルが配されています。
このカラーは赤レジンとカッパーの組み合わせがなかなかいいですね。

レジンパネルはサラサラ触感でとても綺麗。
こういった、プリントではないちゃんとしたレジンパネルは模様が1つ1つ異なるので、オンリーワンな品となります。

カッパー部分はヘアライン加工されており、なかなか高級感があります。
少しアンティーク風のカラーリングになっているのも渋くていい感じ。

ガチカッパーかどうかはわかりませんが、少なくとも無垢材ではなく表面加工等しっかりされているので、酸化による表面の劣化はないと思います。

手に持ってみるとズシッと重量感がありますね。
本体重量は263gと、一般的なデュアルバッテリー機(バッテリー込)とそう変わらないのですが、質感が重さを感じさせているのかも。

サイズ感はこんな感じ。
18650デュアル機より若干小さめかな?

上から、ファイアボタン、液晶画面、UP/DOWNの操作ボタン、microUSBポート。

ファイアボタンは大きくて押しやすい。
ストロークはちょっと深めだけど、ボタンは軽め。

液晶画面は大きめで結構見やすいですね。

USBポートは、ファームウェアアップグレードにも対応しています。

レジンパネルの部分はマグネットで固定されており、別売りパネルなどで自由に着せ替えることが出来ます。

パネルの内側が亀甲の割付模様になっており、ここがこのModの本体で唯一和風っぽい箇所。

レジンパネルの裏側は、本体フレーム部分と同じ素材の金属パネルになっていて、ここにも渋い模様が。
「将軍」の文字はアレだけど、右のSHOGUNマーク結構カッコイイ。
“海外の人の描く日本”っぽい感じではあるけど、意外と嫌いじゃない。

でもこれ、磁石の向きがあって裏側では付けられないんですよねぇ。
金属無垢な感じも渋そうだし、折角なのでリバーシブルにして欲しかった。

しかし、だとしたらなんでこんな所にロゴ入れたの?
見えないオシャレなの?粋なの?
意外と江戸っ子なのかもしれない。

上面にはスプリング式の510スレッドがあります。

溝が掘ってあるのはお漏らししたリキッドがスレッドに流れ込むのを防ぎそうですが、
防げない方向もあるので、ほぼほぼ装飾かな。

底面には、万一内蔵バッテリーが高温になってガスが発生した際に逃がす為のベントホールが開いています。

アトマイザーフィッティング

本体がカッパーだとカッパのアトマイザー乗せてみたくなる。
やはりよく似合う。

もういっちょ。

SHOGUN Tankアトマイザー

メッシュコイルのクリアロマイザーです。
トップフィル、メッシュコイル、ボトムエアフローと、最近のこういったキットにはよくあるやつなので、特筆する事はないかな。
味も悪くないと思います。

トップキャップは最近流行りのスライド式とかではなく、普通のスクリュー式だったり。
ここはちょっとマイナスか。
2回目以降のリキチャでちょっとお漏らしします。

ただ、本体色に合わせたカッパーカラーはなかなかカッコイイ。

パーツ構成もいつもの感じ。

標準でバブルタンクが付いていますが、付属のストレートタンクに交換することも出来ます。

リキッド容量はバブルタンクで6ml、ストレートタンクで4.2ml。
ストレートでも十分そう。

コイルは0.2Ωのメッシュコイル、同じ物が2つ付属しています。

はい、1個焦げてますね……。
やらかしました。

装着したままスイッチ操作して操作画面の写真を撮っていたら焦げた匂いが……。
電源操作とかの細かい連打とかしかしてないんですけどね。

立ち上がり0.013秒を謳っているのですが、確かに速いのかも。

詳細

メーカー公式

IJOY SHOGUN JR
SHOGUN JR can fire up to 126W output with dual internal batteries.?Utilizing the industry-leading UNIV chip-set allows users to?vape?with ease, SHOGUN SUBOHM?Ta...

スペック

SHOGUN Jr MOD

サイズ 80mm x 51mm x 26mm
バッテリー 内蔵デュアルセル4500mAh
充電 microUSB
出力モード VWモード
温度管理モード(SS/Ti/Ni200)
Podモード(VVモード)
TCRモード
出力ワット数 5w~126w
対応抵抗値 0.05~3Ω
出力電流 0~45A
出力電圧 0~7.5V
温度管理 300-600/149-316
スレッド 510
保護機能 短絡(ショート保護)
過放電保護
自動カットオフ(10秒)
低抵抗/高抵抗保護
バッテリー逆刺し保護
オーバーヒート保護

SHOGUN Tank

直径 28mm
高さ 57.7mm
リキッド容量 6ml/4.2ml (TPD 2ml)
リキッド補充 トップフィル
コイル 0.2Ωメッシュコイル付属
スレッド 510
ドリップチップ 510

カラーバリエーション

カラーバリエーションは3種類。
今回使用しているのはRC-Hellfireです。

重量

本体重量263g、アトマイザー込みで326g

そうか、本体重量の割に重量感を感じるのは、アトマイザーが結構重いのか。

Modの操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF切替。

操作ロック

電源ON中に、UP/DOWNボタンを同時押しするとロック状態を切り替えます。

長押ししてしまうとコイル抵抗値が表示され、別の操作となってしまうので注意。

メニュー表示

電源ON中にファイアボタンを3クリックするとメニューが表示されます。

VWモード、Podモードはそのままモード画面へ移行。
それ以外はサブメニューがあります。

VWモード/VWカーブモード

UP/DOWNボタンでワット数を調整します。

ボルテージ表示、抵抗値表示、パフカウンターなど、
大きな液晶画面に十分な情報量が表示されています。
数字も大きくて見やすい。

デュアルセルでバッテリー残量が2本あるので、デュアルバッテリー感ありますね。

VWカーブモードは、プリセットのNORM/HARD/SOFTの他、自分で出力カーブを調整出来ます。

温度管理モード

最初にコイル種選択します。
Ni200/Ti/SS以外に、自分でTCR値をセットしたM1/M2が使用可能。

UPボタンを先に押すと、出力ワット数の調整を開始。
DOWNボタンを先に押すと温度の調整を開始という、ちょっと変わった操作。

温度調整は、最大値/最小値から更に送ると摂氏/華氏の表示を切り替えます。

Podモード

所謂VVモードに当たると思います。

出力ボルテージが低めの値にプリセットされますが、UP/DOWNボタンで出力調整が可能です。

TCR値セット

温度管理モードで使用するM1/M2のTCR値をセットします。

各種設定

パフカウンターリセットと、液晶表示時間設定が出来ます。

吸ってみる

メッシュクリアロの味はもう大体想像付くけど、使わずに記事書くのもアレなので、一週ほど使用しました。

コイル1個焦がしちゃったのでもう一個の方で……。
(2個付いててよかった)

リキッドはVAPE FUELさんのピスタチオ
これホント美味しいの。

メンソールちょい足しがまた美味しいらしいのでこれで試します。

0.2Ωで推奨40~80wということで、まず50wから。
エアフローは全開で。

うん、美味いですね。
最近この手のは大抵一定以上のポテンシャルがあります。

シルキーで柔らかいミストで、味も濃いです。

60w、70wと上げていくと、ミストが濃くなりつつ、温度も上がっていく感じ。
70wで自分にはもう熱く感じるし、味の出方は50wで十分です。

その後ずっと50wで吸っていました。

RBA派なのでコイルを買い足してまでは使いませんが、普通に日常使用に耐えうるポテンシャル。
デザインもModに合っているので継続使用もアリかも。

ただ、キャップがスクリュー式で、リキチャの際に与圧でちょっと漏れます。

まとめ

内蔵~~!?って思ったけど、
このサイズの内蔵バッテリー、意外とアリですね。

デュアルバッテリーのペア管理とかせず、とりあえず本体を充電しておくだけでサッと低抵抗コイルが使用出来るのは便利。

低抵抗アトマイザー用のサブ環境とか、nunuなどの低抵抗使い捨てアトマイザーに使用するのもアリかも。

先にも書きましたが、バッテリーと本体の寿命がリンクしているという、内蔵バッテリーならではのデメリットさえ許容出来れば、意外と便利に使えます。

最初の方に書いたとおり、
ステップアップとして爆煙アトマイザーに挑戦したいけど、デュアルModとバッテリーを揃えるのはちょっと思いかな、という方にもよいのかも。

思ったより気軽にハイパワーが使える機種で、意外とよさげです。

見た目は、好み次第。
自分は結構好き。

VSさんで$52.90。
デュアルModにバッテリーを2本つけた価格と比べると、案外悪くはない?

Mod単体売りもあるといいんですけどね。

VapeSourcingさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
クーポンコード「MARZ」を入力することで、全商品10%引きになります。