Eleaf iStick Rimのレビューです。
この機種は先日プレビュー記事を書いたのですが、デザインとサイズ感が凄くよさそうで、ちょっと期待していました。
先週実機が届き、しばらく使用してみたので、早速レビューしていきます。
いつも冒頭に記載している特徴(メーカー側のフィーチャー部分)の項目については、前回のプレビュー記事にて大体載せきってしまったので、合わせてご覧頂ければ幸いです。
コンパクトながら3000mAhと大きめのバッテリーと内蔵しており、
機能に関しては前回の記事の時に思っていたとおり、出力モードはVWモードのみと非常にシンプルな物でした。
VAPE入門用や、お出かけ用のサブ機用途に適した感じですかね。
この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
キットなので少々大きめの箱。
Eleafさんのパッケージは、白地に製品写真といったシンプルな物が多いですね。
箱の側面には、正規品チェック用のコードが記載されたシールが貼られています。
このシールをめくって、中に書いてあるコードを公式サイトで入力すると、正規品であるかどうかのチェックが出来ます。
パッケージ内容
- iStick Rim Mod
- MELO5 アトマイザー
- USB Type-C ケーブル
- 予備ガラスチューブ
- 予備Oリング
- EC-S 0.6Ωコイル(装着済)
- EC-M 0.15Ωコイル
- ワーニングカード
今回ユーザーマニュアルがなかったですが、恐らくサンプル品だからだと思われます。
Eleafさんは毎回、日本語表記入りのマニュアルが付属してきます。
外観
スリムでシンプルな外観。
ロゴ表記は下部に小さく。
サイズ感はこんな感じ。
内蔵バッテリーということもあり、非常にコンパクトだと思います。
やはりこれ、カラーと表面処理がめちゃめちゃ綺麗ですね。
ラバー素材の上に塗装とフィルムコーティングとあったので、ちょっと柔らかめなのかな?と想像していましたが、表面は硬質プラのような感触。
若干透き通ったような感じで綺麗に発色しています。
コーティング層のおかげで塗装も剥げなさそう。
塗装されたパネル以外の部分は、メッキ加工された光沢のあるシルバーになっています。
(一部カラーはブラック)
上からファイアボタン、液晶画面、UP/DOWNの操作ボタン。
ファイアボタンは大きめの押しやすいボタン。
下半分は押し込めず、上の方のみが押せるようになっています。
押しやすさの為に敢えてそうしてあるようですが、確かに押しやすい。
各ボタンはそれぞれフレーム部分と同素材で、カチカチとしっかりしたクリック感があります。
上面にはアトマイザー取り付け用の510スレッドがあります。
スレッド周りは少々窪んでおり、万一リキッド漏れを起こしてしまった際にリキッドがスレッドに流れ込みにくくなっているのと、
隙間を設けることで、締めすぎたアトマイザーが密着して外れにくくなるのを防いでいます。
底面には充電用のUSB Type-Cポートと、ベントホールが開いています。
万が一過電流などでバッテリーからガスが発生した際、このベントホールからガスを逃がすことで事故の発生確率を軽減します。
アトマイザーフィッティング
似合いそうだなーと思って乗せてみたら、やはりかなりの親和性。
このアトマイザー、あまりメジャーではないのですが、
トップtoボトムのエアフローで漏れにくく、シングルDLで非常に美味しいアトマイザーだし、相性もいいと思います。
MELO5 アトマイザー
MELOシリーズの最新アトマイザーです。
メッシュコイルを使用する、コイルユニット交換式のクリアロマイザー。
iStick Pico Xの付属がMELO4で、それの後継となるのですが、
形式としてはiStick Mixの付属だったELLO POPに近いですね。
タンクに保護用に巻かれたしましまのシリコンが特徴的。
キャップはチャイルドロック付きのスライド式になっており、
一旦上に持ち上げてからスライドさせます。
スライド式キャップは最近のクリアロマイザーではメジャーな方式で、
スクリュー式に比べて、締める際の与圧が発生せず、リキッドの伝い漏れが起こりにくいというメリットがあります。
最初キャップを開けた時
「あれ?穴が空いていない!?シリコンパーツの不良か?」
と思ったのですが、
よく見たらスリットが切ってあり、ここからボトルの先端を差し込んで注入できるようになっていました。
エアフローはボトムエアフローで、
エアフローコントロールリングで無段階調整が可能です。
大きなエアホールの横に小さな穴も開いており、こちらのみ開いた状態にして絞ることも出来ます。
ですが、MTLが出来るほどの重さにはなりませんね。
最大でも重めDLくらいまでになると思います。
ガラスチューブは予備含めて2つ付属していますが、形状は同じで、どちらも容量4mlです。
タンクのぐるぐるシリコンが気になる場合は、こちらに交換して使用します。
タンク部分は独立しており、丸ごとガバッと外してコイルを交換します。
コイルはチャンバーのようなパーツに覆われており、外には露出していません。
ここにもう一つ面白い機構が。
タンク部分を取り外すとジュースホールが自動で閉まるようになっており、コイル交換時にリキッドが漏れるのを防いでいます。
コイル
コイルは2種類付属しています。
規格はMELO4と同一のようです。
予備で付属しているEC-Mコイルは、以前のPico XのMELO4についていた物と同じ。
0.15Ωのメッシュコイルです。
この抵抗値のコイルを80w(18650シングル相当)のModで使うのはちょっと抵抗あるんですよね……。
アトマイザーに装着されているEC-Sコイルが、今回新しく追加されたコイルですね。
SS製メッシュの0.6Ωと、このクラスのModでも使いやすい抵抗値になっています。
また、このコイルでは、Modのドライバーン防止機構が働きます。
SSコイルに対する温度管理の技術を使用して、コイルの空焚きを防ぐ機能です。
ただこれ、メッシュの具合を見てると味にちょっと不安感がありますね。
詳細
メーカー公式
スペック
iStick Rim Mod
サイズ | 30.3mm x 36.0mm x 133.0mm |
重量 | 187.4g |
バッテリー | 内蔵3000mAh |
出力ワット数 | 最大80w |
対応抵抗値 | 0.05~3Ω |
保護機能 | 過充電保護 過放電保護 自動カットオフ(10秒) 短絡(ショート保護) 高電流保護 ドライバーン防止 |
MELO5 アトマイザー
直径 | 26.5mm(バブルタンク径28mm) |
高さ | 57.3mm(コンタクト、ドリップチップ含) |
リキッド容量 | 4ml |
リキッドフィル | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
コイル | EC-S 0.6Ω SSメッシュコイル EC-M 0.15Ωメッシュコイル |
カラーバリエーション
全部で6色。
左の柄物は好みが分かれるところ。
iStick Mixの裏面とかこんな感じでしたよね。
Eleafのデザイナーさんが今こういうのにハマってるのかな。
今回のレビュー品でもあるRainbowは非常に綺麗な色合いだと思います。
自分も一番好みだし、人気でそう。
あとこれ、Macaronに凄く惹かれますね……。
他ではあまり見かけないKawaii感じ。
重量
重量を量ってみました。
Mod単体で121gと、バッテリーが入っている割に非常に軽い。
充電はUSB Type-C
充電に使用するUSBポートは、従来のMicroUSBではなく、USB Type-Cとなっています。
MicroUSBはUSB2.0準拠だったのに比べて、Type-CはUSB 3.1/USB 3.2準拠。
QC3.0/PD3.0という給電プロトコルに対応しており、対応アダプタからの充電であれば非常に高速に充電出来ます。
(勿論従来のUSBアダプタでも充電可能です。)
規格が変わるとケーブルが増えて面倒……となりそうですが、
付属のケーブルがMicroUSBとType-Cに両対応しているので、こちらを使用すればどちらのModも充電可能です。
Modの操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF切替。
キーロック
電源ON中に、UP/DOWNボタンを同時に長押しするとキーロックのON/OFFを切り替えます。
UP/DOWNボタンはロックされますが、ファイアボタンを押して吸うことは出来るので、
持ち歩きの際は電源をOFFにした方がよいと思います。
VWモード
初期状態だと、バッテリー残量/抵抗値/パフカウンター/ワット数の表示。
UP/DOWNボタンでワット数を調整します。
設定メニュー
電源ON中に、ファイアボタンとUPボタンを同時に長押しすると、設定メニューが表示されます。
- メニューを閉じる
- インターフェースの表示内容
- ステルスモードON/OFF
- プレヒート設定[W数/秒数]
- 液晶表示時間
- バージョン情報表示
- バッテリーの電圧表示
SSメッシュのEC-Sコイルを装着すると、若干メニューの内容が変わりますね。
プレヒート設定がなくなり、代わりに抵抗値ロックが入ります。
SSコイルを自動で検知して、温度管理に近い制御に切り替えているようです。
普段、VWモードではV表記を基準に調整しているので
(3.8Vを中央値としてその前後で調整、上限4.2Vまで)
個人的にはV表記がないと使いづらい。
インターフェースをVoltに切り替えて使用しています。
吸ってみる
吸ってみます。
折角なので新作のEC-Sコイルで、リキッドはHiLIQさんのGrapefruit Tea。
再現度の高いグレープフルーツティーで、かなり美味しいやつ。
クリアロマイザーの場合は、リキッド注入後、コイルにリキッドが染みこむまでしばらく置きます。
リキッドを注入してから10分~20分くらい。
自分は、こうやってコットンが露出しているコイルの場合は直接コットンに染みこませてちょっとショートカットしています。
味に関しては、最近のメッシュクリアロって大抵美味しいので、心配することはあまりないでしょう、と思いつつ、
26wから徐々に上げていきます。
ん?
なんかちょっと物足りなさを感じるような。
味が極端に薄いとかそういうわけではなく、なんとなくミストの濃度に物足りなさを感じるというか。
多分だけど、低抵抗のメッシュコイルに慣れすぎたせいもあるのかもしれない。
エアーを絞って、丸い穴2つだけにして、うん、まぁ、これならといった具合。
様子を見つつ32wくらいまで上げてみましたが、それほど大幅には変わらず。
味が薄いとか美味しくないとかそういうわけではないですが、ん?となる。
まとめ
この重量とサイズ感はかなり使いやすいと思います。
また、外観もとても綺麗でオシャレ。
このModはこのサイズ感と外観に惹かれて入手する方は多そうに
機能はVWモードのみですが、普段VWかバイパスしか使わないので自分は特に問題なし。
これでバッテリー交換式だったら……と身も蓋もない事を言ってしまいますが、
恐らく18650の交換式になったらサイズも上がりそうですしね。
3000mAhもあれば十分もちますし、それほど困る感じはありません。
充電しておいてちょっとしたお出かけに使ったりするにも良さそうですし、
単機能というのは逆に使い方に迷わないということでもあるので、Box Modデビューしたい方が最初に選ぶ機種としてもアリかもしれません。
なにしろ綺麗ですしね。
アトマイザーは、自分にはちょっと微妙だったかなぁ。
VAPE経験者のサブ機用途であれば敢えてKitを選ぶ必要はないかも。
ただ、美味しくないとかそういうわけではなく、漏れにくく使いやすいアトマイザーですし、入門用としてはちょうどいい物かな?とも思います。
VapeSourcingだと、Kitが$60.97、Mod単体が$42.10
結構な価格差があるので、クリアロに微妙さを感じたらなおさら単体でいいかも。
VapeSourcingさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
クーポンコード「MARZ」を入力することで、全商品10%引きになります。
コメント
こちらエキスポで実機を見て「ブルーはないの?」と聞いたものの在庫がなかった、欲しかった色そのものです!
「グリーンも素敵よ!」と英語で勧められてしまい拙い英語で断ったのを覚えています(笑)
いや本当に素敵だったんですけどね、帰ってブルー(レインボー)をfasttechでポチりました。
届くのが楽しみです!
コメントありがとうございます!
レインボー綺麗ですよね〜、一番人気が出そうだと思っています。
やはりどうせなら一番気に入った色で使いたいですしね。
単機能ですが綺麗だし使いやすくてとてもいいと思います!