Geekvape Zeus X Mesh RTAの購入品レビューです。
Zeusシリーズはトップtoボトムエアフローの代表作みたいな存在で、とにかくリキッド漏れを起こしにくいRTAということで人気の高いシリーズです。
最新作のZeus Xはその最終型ということで、1年ちょっと前のリリースから未だに人気が続いているロングセラー。
Zeusシリーズは初代から縁が合り、個人的にも気に入っているので買い揃えておりまして、今回のメッシュバージョンも「あー、出るんだ」とは思っていたものの、コロナの影響で配送状況が不安定でまだ手が出せずにいました。
ですが今回、フレキチさんが入荷したということで買わせて頂きました。
メッシュRBAは好きですし、いずれは買おうと思っていた品ですしね。
これ、デッキ以外はZeus Xと同じなんですね。
相変わらずリキッド漏れも起こさないですし、扱いやすいメッシュRTAということでとても良いです。
難点はメッシュコイルの入手性かなぁ。
他社アトマの汎用的なサイズのメッシュコイルとはちょっとサイズが異なるんですよね。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
すみません、今回ウッカリしてしまって、フレキチさんのネコポス配送にしたまま注文してしまいまして、
ネコポスは送料がお安い代わりに、ポスト投函出来るサイズにする為にパッケージなし配送になっちゃうんですよね…。
なので今回パッケージはありません。
と言うかネコポスのパッケージなし配送は今回初めてなのですが、
凄く綺麗に梱包してあって、これ、結構手間がかかっているんじゃないかなと。
パッケージ内容
- Zeus X Mesh RTA本体
- ストレートガラスチューブ
- 予備ドリップチップ
- 510ドリップチップアダプター
- T字レンチ
- メッシュコイル用ジグ
- 予備Oリング/予備ネジ類
- ユーザーマニュアル/カード類
- KA1 0.2Ωメッシュコイルx2
- Ni80 0.17Ωメッシュコイル
- コットン
ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
メッシュコイル用のジグはWotofoの物と同じサイズなので、持っていれば流用でいいと思います。
付属のメッシュコイルはカンタル製の0.2Ωが2枚、Ni80の0.17Ωが1枚付属。
まぁサイズとかは他社製品に大体合わせてくるでしょう、と思っていたのですが、
WotofoのProfile用、VandyのKyrin M用と比べてみるとメッシュコイルのサイズが異なります。
長さはいいとして、幅が狭いというのがちょっと致命的で、
Profile用などの他社のメッシュコイルはこの通りクランプをはみ出す為、Zeusで使うことが出来ません。
これまで大体これで互換効いてきたので、これはちょっと痛い。
外観
見た目はZeus X RTAそのままですね。
並べてみましたが、トップキャップの形状が若干異なるかな?くらい。
キャップの縁が逆テーパーになって、ちょっと開けやすそうです。
パーツとしては完全に互換性があり、Zeus Xにデッキだけ付け替えて使用するなんてことも可能です。
海外だとデッキパーツのみで売っていたりもするので、そのへんもいずれ国内に入ってきたりするのかな?
カラーバリエーションも既存のZeus X+追加カラーといった感じなので、
既にZeus Xを持っている方は、色を合わせてデッキだけ買うという選択肢もありますね。
自分も手持ちのZeus Xと色を合わせようかなとも思ったのですが、
少し前に触ったGeekのTenguのガンメタがマットな質感で渋かったので、それを期待してガンメタにしてみました。
予想通り渋い感じのマットなガンメタでなかなか好き。
標準のバブルタンクはリキッド容量4.5ml
付属のストレートタンクに換装すると3.5mlになります。
フィッティング
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 26mm(バブルガラス径29mm) デッキ部:25mm |
高さ | 39.1mm(本体のみ) 47.8mm(コンタクト、標準ドリチ含む) |
リキッド容量 | 4.5ml / 3.5ml |
ドリップチップ | 810規格 |
コイル | メッシュコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップ→サイドエアフロー |
構造
分解してみました。
デッキ以外はZeus Xとほぼ同じなのでサラッと行きます。
詳しく見たい方は併せてご覧いただけたらと思います。
トップキャップの固定は初代Zeusから変わらないロック式。
この方式、スクリュー式よりも与圧が発生しにくく、スライド式よりも不意に開いたり圧が抜けたりするトラブルが発生しにくい。
リークプルーフなアトマイザーのキャップとしては個人的に理想だと思っています。
このシリーズの売りである”漏れないタンク”を実現するため、
チャンバーは二重構造になっており、トップで吸気したエアーはこの隙間を通して下に運ばれます。
デッキ
メッシュコイルのRBAアトマイザーの標準的なスタイル。
Profileが確立して以来、どこもこの形で作っていますね。
両端のクランプでメッシュコイルを固定し、中央のセラミックパーツはバネで上下します。
クランプの固定は+ネジ
このタイプのメッシュコイルデッキは、とにかくビルドが楽です。
ビルドしてみる
メッシュコイルをジグに押し付けて、アーチ状の型を付けます。
クランプのネジを緩め、コイルを置いたら締めるだけ。
とても簡単。
焼入れは、通常のオームメーターで行わないほうがいいです。
テクニカルMODなどを使って10w〜20wくらいの低出力でじわっと加熱するのがいいと思います。
と、いうのも、メッシュコイルは超低抵抗な上に導電効率がよく、
バイパス出力のオームメーターだと一瞬で真っ赤になります。
一瞬で赤くなるので加熱が偏ったホットスポットがあっても分からないので、
バッテリー的にも良いとはいいづらいですし、そのまま使用してイガってひどい目にあったりします。最悪ファイヤーしたりも…。
自分は10wくらいの低出力で、加熱の偏りがないかじっくり見ながら焼入れするようにしています。
コットンを通します。
付属のコットンは最初から適量になっており、片側が靴紐のようにまとまっていて非常に通しやすいです。
慣れれば他のコットンでも楽に組めます。
通しにくい時は、下のセラミックパーツをピンセット等で少し下げてやると通しやすいと思います。
他のメッシュRTAでやっていたような斜めカットとか特に意識しなくてもよさそうです。
普通にまっすぐカットしただけで、そのままジュースホールにセットできました。
念の為リキッドを垂らしてミストが綺麗に出るか確認。
自分は初めてのメッシュコイルのビルドの際にコイルから炎が出た事があるので、かなり慎重にやっています。
吸ってみます。
リキッドはI4U.の”くゆる”
これを爆煙で吸うの結構好き。
ドローの重さは当然ながらZeus Xと同じ。
基本スカスカ、絞っても軽めのDLって感じ。
元々爆煙が美味いアトマイザーだったので、メッシュコイルには合っていると思います。
自分は普段、メッシュコイルのRBAを結構(抵抗値に対して)低めの出力で使っています。
よく出番のあるKylin Mあたりは、0.15Ωに50w前後(3V以下)とか。
好みにもよりますが、メッシュコイルは通電効率が高く立ち上がりも早いので、通常コイルよりもかなり低い出力で十分美味しいんですよね。
ですがこれが、55〜60w(3.5V〜)くらいまで上げたほうが美味しく感じました。
メッシュの幅が狭いからかな?他社メッシュよりも僅かに、ほんの僅かに味が尖る感じかなぁ?
全体的なパフォーマンスは良いですね。
元々のZeus Xのデュアルコイルは荒々しい感じの爆煙だったのですが、
メッシュコイルのきめ細かいシルキーなミストで、味もしっかり濃厚です。
自分は普段MTLアトマが多くて爆煙はたまにしか組まないのですが、メッシュコイルは凄く好きなんですよね。
しばらく使ってみましたが、リキッドの漏れなさはZeus X譲りで非常に優秀だし、快適に使えます。
トップフローのタンクの中でもこのシリーズは特に優秀だと思っています。
まとめ
結局の所、Zeus Xのデッキが変わっただけ、
ですが、Zeus Xは元々優秀なアトマイザーですし、メッシュコイルも美味しいし、
メッシュコイル好きの自分には、パフォーマンス面では全く不満がないです。
低抵抗ゆえにビルドは気を遣っていますが作業自体は非常にシンプルで簡単ですし、運用も楽だと思います。
Zeus Xのデザインは元々好きだったし、長く付き合ってゆきたい。
ですが、気になったのはメッシュコイルの規格ですかね。
元々、Profile以降のメッシュRBAのアトマイザーって、メッシュコイルの規格は大抵合わせてきてたので、どのアトマもほぼ互換性がありました。
WotofoのProfileV1.5やVandyのMESH V2で少しサイズは上がったけど、それでも旧サイズの物を使う事はできました。
ただ今回、それらよりもデッキの幅が狭まっているので、他社のメッシュは使えないんですよね。
個人的な話ですが、WotofoとVandyのメッシュコイルを大量にストックしていたので、ここはちょっとガッカリ。
まぁ使えない物は仕方ない、純正品で予備を買っておくか、と思ってフレキチさんを見に行ったのですが、
コットンとセットになっていて、2枚入り500円とちょっと微妙な価格設定。
海外も見てみたけど、今の所純正メッシュはこの売り方だけみたいです。
コットン要らないから、他みたいに10枚1000円くらいで出して欲しいんだけどなぁ。
まぁ買いましたが。
メッシュは通常のコイルよりもロングスパン(だと思う)とはいえ、ちょっと悩ましい。
「切って使えばいい」とか「コスト気にするならメッシュシート使え」とかいう話ではあるのですが、
そうなるとイガりや抵抗値調整と向き合う事になるし、
それが苦にならないなら旧世代のメッシュRBAでも美味しく吸えますしね。
このタイプのメッシュコイルのメリットって、お手軽にポン付けしてイガリに悩まされること無くメッシュの良さを味わえる事だと思っているので、
規格品のメッシュコイルがストックしやすいというのは結構重要かなと思っています。
くどくど書きましたが、不満点はそこだけです!
あとはとても満足!
価格調査(20200623現在)
上述の通り、自分は今回フレキチさんで買いました。
普通のZeus X(¥3,980)よりこちらの方が安いのね。
まだ海外は配送状況が読めないですが、そちらもざっと見てきました。
Fasttechさん、$32.99表記ですが、クーポンコード「MAP」入力で$28.99
送料無料です。
メッシュデッキ単体もありました、$13.21で送料無料
Zeus Xを持ってる人で到着を急がない人はこの辺でもいいのかもですね。
3FVAPEさんは$28.98+送料無料
メッシュデッキ単体も$14.99でありましたが、プレオーダー扱いになっていました。
Sourcemoreさんはアトマイザー$17.80、デッキ単体$9.43と、相変わらず単価は最安。
送料は別途かかるのでそれとの兼ね合いですね。
コメント
他メーカーのメッシュコイルの四隅を
斜めに切ればイケるよ。
vandyの0.15Ωで試したけど、
イガリや抵抗値の変化はなかった。
情報ありがとうございます!
なるほど、クランプにマウントさえできればいいので四隅だけ切ればいいんですね、これは盲点でした。
同じ幅になるように細く切らないといけないと思っていて、そうなると縁が荒れて変な加熱しそうだしなぁ…って考えていました。
見た目や漏れにくさは断然Zeusだし今後も使っていきたいので、これでWotofoやVandyのメッシュを活用出来ます、ありがとうございました!