aspire Favostixのレビューです。
一見、よくある小型のスティック型Podデバイスに見えるのですが、下の方にちょこんと液晶画面が付いています。
このサイズでVW(可変ワッテージ)機能を搭載した意欲作。
1000mAhというサイズの割に容量の大きなバッテリーで、1〜30wまで出力可能と、コンパクトな割になかなかパワフルなデバイスです。
また、aspireというとプリメイドコイルのパフォーマンスの高さに定評があるのですが、このPodもコイルがかなりいいです。
1.0Ωと0.6Ωの2種類のコイルがどちらもメッシュコイルになっており、かなりしっかり味の出るPodでした。
販売価格も¥3,000切っており、かなりコスパは高いと思います。
この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
いつもの、白とオレンジのスッキリとしたパッケージ。
箱の側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードを公式サイトの下にあるフォームで入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。
パッケージ内容
- Favostix本体
- メッシュコイル1.0ΩPod (本体装着済)
- メッシュコイル0.6ΩPod
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは裏表にそれぞれ英語とフランス語で記載されています。
外観
デザインは極めてシンプル。
びっくりするほど飾り気がないソリッドなボディです。
この潔い感じは割と好き。
ただ、開封して本体を出した瞬間の第一声が「でかっ!」だったんです。
他の同タイプのスティック型Podに比べて大きく感じたんですね。
そんなわけで、XTALとCaliburn Gを出してきて並べてみました。
こうして並べてみると若干大柄なものの、それほど大きいわけではない…?
太さ、厚みは結構ありますね。
このせいで大きく感じるのかも。
本体には小さめのボタンが1個付いています。
電源操作、ワッテージ調整、パフをこのボタンで行います。
オートスイッチにも対応しているので、パフ時はボタン必須ではありません。
下の方には液晶画面が付いています。
小さい画面ですが、必要な情報は揃っている感じ。
本体左右に開いている小さい穴はエアフローの取り入れ口です。
充電用のUSB Type-Cポートは底面に付いています。
Podの固定は、突起でパチッとハマるタイプです。
マグネット式ではないですが、使い捨て型のPodなので突起がすり減る前にコイル寿命がくるでしょうし、特に問題はないと思います。
Podカードリッジ
コイル内蔵の使い捨てタイプのPodカードリッジです。
リキッド容量は3.0ml、素材については記載なし。
一見黒っぽい素材に見えますが、透明度は高く、リキッド残量の視認性は良好です。
コイルはMTL向けの1.0ΩとRDTL(重めDL)向けの0.6Ωの2種類。
どちらもメッシュコイルです。
マウスピースは平たく、先端に向けて薄くなっている形状。
リキッド補充は底面から行います。
底面の大きな蓋をめくるとシリコンパーツに穴が2つ開いており、大きい方の穴から補充します。
もう片方の小さい穴は空気抜きですね。
ZQのXTALと同じ形状ですが、あちらは非常に漏れに強かったので期待できます。
ユニコーンボトルのノズルがちょうど刺さるサイズなので、このタイプのボトルであれば補充に困らないと思います。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 25mm x 13.6mm x 113.2mm |
重量 | 46g |
リキッド容量 | 3ml (TPD:2ml) |
コイル | 1.0Ωメッシュコイル 0.6Ωメッシュコイル |
出力 | 1w〜30w可変ワッテージ |
バッテリー容量 | 1000mAh |
充電 | USB Type-C 5V/1A |
保護機能 | 自動カットオフ(7秒) 短絡(ショート)保護 オーバーヒート保護 過充電保護 過放電保護 低電圧保護 |
重量
実測も、カタログスペックとおなじ46g
カラーバリエーション
全部で7色あります。
操作方法
電源ON/OFF
ボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
ワッテージ調整
電源ON中にボタンを3クリックするとワッテージ表示が点滅します。
その状態でボタンを押すと、設定ワッテージが1wずつ上がっていきます。
設定を下げたい場合は、一旦30wまで上げるとまた1wに戻るので、そこから目標値まで上げていきます。
ベーピング
この機種は、ボタンを押して吸うマニュアルパフと、吸い込むだけでスイッチの入るオートパフの両方に対応しています。
通常、吸い込むだけで使用できますが、オートスイッチの反応が鈍いと感じた場合はボタンを押して吸います。
吸ってみる
1.0Ωメッシュコイルの方にはKoi-Koiの青丹 みっくすじゅーすを
0.6Ωメッシュコイルの方にはHiLIQ Cheersを
それぞれ入れてみました。
初回のリキッド注入時は、コイルに十分にリキッドが染み込むまで数分置いておきます。
私の場合は念の為10分以上置いています。
1.0Ωメッシュコイル
ドローの重さは、XTALよりわずかに軽く、Caliburn Gよりわずかに重くといったところ。
MTL(タバコ吸い)でも問題なく吸えます。
XTALの時みたいにエアホールを片方指で塞ぐと更にちょっと重くなりますが、吸気音が気になるしあまり快適ではないかも、そのまま吸ったほうが良さそう。
オートスイッチの感度もいいですね。
DLでもMTLでも快適に吸えるので、ボタンを押してマニュアルパフする必要性は特に感じません。
そしてこのコイル、ちょっとビックリしたけど、美味いんですよ。
推奨ワッテージ12-15wということですが、12wでは若干物足りないかな、
個人的には13〜14wくらいがちょうどよく感じました。
メッシュコイルのおかげか、1.0Ωにしてはミスト量も多め。
このリキッドはバナナベースに各種フルーツの入った喫茶店のミックスジュース味なのですが、
同じリキッドをRBAのアトマイザーで吸った時と比べると、バナナが弱くなる代わりにリンゴとピーチが出てきて、フルーティでスッキリした感じになります。
清涼も程よい感じになって吸いやすいし、かなりいけます。
0.6Ωメッシュコイル
ドローは1.0Ωより若干軽め?
ほんの僅かなのですが、MTLでずっと吸っていたら少し唇が疲れる感覚がありました。
DLの方がしっくりくるかも。
推奨ワッテージは15-18wとありますが、DL吸いだと18wでもちょっと「あれ?」って感じがありました。
個人的には20wまで上げちゃったほうが好み。
1.0Ωよりも熱量が上がり、ミスト量も増えます。
こっちも美味いですね、リキッドの味がしっかりと出ていて、Cheersのワインの香りと味が口の中にじわっと広がります。
しばらく使ってみて
2つのPodを時々変えつつしばらく使用し続けてみましたが、
PodがXTALと同じ仕組みなので心配はしていなかったのですが、リキッド漏れが全然起こらないですね。
この点は非常に嬉しいです。
この使い方をしていると、困るのがワッテージ設定で、
Pod装着時に自動で調整する機能がないので、1.0Ωと0.6Ωを付け替える際に毎回自分で設定する必要があり、ワンボタンなので若干面倒。
気分で使い分けるにはちょっと手間かもしれません、
逆に同じPodを使い続ける場合は、好みのワッテージで固定されるのでメリットなんですけどね。
まとめ
他の同タイプPodを見慣れているせいで若干大きく感じましたが、
このスペックにしてはかなり小型かと思います。
ワッテージ調整はワンボタン操作で若干手間ですが、自分の好みの出力に出来るというメリットは大きいです。
バッテリーも1000mAhあって、1.0Ωで使っていたら相当もちますね。
コイルに関してはさすがaspireさんって感じの高パフォーマンス。
1.0Ωも0.6Ωも実際かなり美味いです。
個人的には1.0Ωの方が好き。
あと、リキッド漏れ全然しないのもいい。
機構的に、ところどころZQのXTALと似ているな、と思う部分はあるのですが、
これは以前ZQさんの反応が微妙だったのであまり詳しくは書いていなかったのですが、実は両者は親会社が同じなので技術提携している部分もあるのだと思います。
価格も安いです、ベプログショップさんで税込み¥2,979。
このスペックとパフォーマンスだと、かなりコスパは高いと思います。
こちらも人気が集中したようで入荷後即売り切れ、現在は予約受付中とのこと。
入荷予定は2月下旬頃だそうです。
コメント
いつも参考にさせて頂いてます。
こちらを購入したんですが範囲より上のW数で使用しても大丈夫でしょうか?
範囲内だとなんだか物足りなくて…
コメントありがとうございます!
Podに書かれているワッテージ範囲はあくまで推奨値なので、多少オーバーするのは問題ないと思います。
私は0.6ΩPodは15-18wでは物足りないので20wで使用しています。
この本体は最大30wまでなので、よほど大きくオーバーすることはないかと思います。