OXVA XLIM Pod(v2)のレビューです。
OXVAさんは2019年発足の若いメーカーでありながら、PodからPod Mod、テクニカルMod、アトマイザーと各タイプのデバイスを網羅した意欲的なメーカーです。
このメーカーのXLIM Podは以前ご紹介しておりますが、コンパクトなスティック型Podでありながらワッテージ調整や高精度なエアフローコントロールを搭載し、バッテリーも900mAhと余裕のある完成度の高いPodでした。
今回、そのXLIMのカラー追加という形で同じ名称でリリースされていますが、内部的にはv2という扱いになっているようです。
外観や仕様はほぼ同じですが、基板にロック機能などが追加されたのと、Podがv2としてリファインされ、0.6Ω/0.8Ωというラインナップになりました。
この製品はOXVAさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
v2になって変わったこと
新カラーバリエーション
カラーバリエーションが一新され、全色グラデーションカラーになっています。
リファインされたV2 Pod
Podが新デザインになり、前は0.8Ω/1.2ΩとMTL寄りのラインナップでしたが、今回は0.6Ω/0.8Ωとなり、DL〜MTLと選択の幅が広がりました。
リキッドチャージはトップフィルからサイドフィルに変更し、リキッドが補充しやすくなっています。
前のXLIMのPodも漏れにくいPodでしたが、今回、エアフローの通り道を調整することでより漏れに強くなっています。
チップの機能追加
内蔵チップに、ボタンのロックやパフカウンタークリアなどの機能が追加されています。
パッケージ
えらく派手なギラギラのパッケージです。
裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードをスクラッチの下のコードを、公式サイトのフッターにある”Verify Products”の所に入力すると、コピー品でないかのチェックができます。
パッケージ内容
- Xlim Pod(v2)本体
- 0.6Ωカードリッジ(本体装着済)
- 0.8Ωカードリッジ
- USB Type-Cケーブル
- ネックストラップ
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
- センサーパッキン交換部品
ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
付属のネックストラップはゴムバンド式でした。
変わったところではこれ。
オートスイッチセンサー上のパッキンの交換部品が同梱されています。
定期的に、綺麗で乾いた状態にしましょう、との事。
Podの交換タイミングに付いても書かれていますね、リキッド満タンが大体5〜9回。
また、3日以上使用しない時はPodとデバイスを別々にして保管してくださいと書かれています。
ですよね、使わずに置いているとどんなPodやタンクでも過供給で漏れますしね。(トップフローを除いて)
外観
外観は前のXLIMと完全に同じですね、Podの見た目が少し違うだけ。
Podも互換性があるので、前の1.2ΩPodなんかもそのまま使えちゃいます。
サイズ感はこんな感じ。
太さがあるのでスティック型Podの中ではやや大柄な方かなと思いますが、900mAhというバッテリー容量を考えるとかなり頑張っている方かなと。
液晶画面には出力、バッテリー残量、コイル抵抗値、パフカウンターの表記。
その下にある操作ボタンにはLEDインジケーターが埋め込まれています。
側面にはスライド式のエアフローコントロールが付いています。
レバーをスライドして開度を調整し、ドローの重さを調整できます。
底面には充電用のUSB Type-Cポートがあります。
マウスピースは定番のダックビル型。
Podの固定はマグネット式です。
Podカートリッジ
容量2ml、素材はPCTGなのでメンソール耐性はあります。
黒っぽい素材ですが透明度はあるのでリキッド残量の確認はしやすいです。
リキッド補充はサイドフィル。
シリコンパーツをめくると大きめの注入口があります。
キットには0.6Ωと0.8ΩのPodが1つずつ付属します。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 111mm x 24mm x 14mm |
素材 | アルミニウム合金+PCTG |
重量 | 47g |
リキッド容量 | 2ml |
コイル | 0.6Ωメッシュコイル 0.8Ωメッシュコイル |
出力 | 5〜25w可変ワッテージ |
バッテリー容量 | 900mAh |
充電 | USB Type-C 5V/1A |
重量は実測で45gでした。
アルミ製なので結構軽いです。
操作方法
電源ON/OFF
ボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
出力調整
電源ON中にボタンを3クリックすると、ワット数表示部分が点滅します。
その状態の時にボタンを押していくと、設定ワッテージが0.5wずつ上がってゆきます。
出力を下げたい場合は、一旦最大値まで上げると5wに戻ります。
ベーピング
このPodは、ボタンを押してパフするマニュアルパフと、吸い込むだけでスイッチの入るオートパフの両方に対応しています。
通常、吸い込むだけでそのまま吸うことが出来ますが、
吸い込みの強さなどによってスイッチの反応が気になる場合はボタンを押して吸います。
ボタンロック
電源ON中にボタンを4クリックするとボタンロックがかかります。
ロック中はボタン操作が効かなくなり、カバンやポケットの中で不意に押されて動作しまうのを防ぎます。
この状態でもオートパフで吸うことはできます。
パフカウンタークリア
電源ON中にボタンを7クリックするとパフカウンターをクリアします。
吸ってみる
新しく追加となった0.6ΩPodで、MonstaVapeのPeach Strikeを吸ってみます。
Podを装着したら、出力が自動で22wに調整されました。
メッシュコイルの0.6Ωなんてそりゃ、Podで吸ったら濃いですわな。
ガッツリ濃厚なピーチ味が出ていて、清涼感もそこそこあります。
エアフローコントロールは相変わらず高精度、
全開だと普通にDL吸い出来るくらい軽いのですが、半開以下まで絞るとMTL向きになってきます。
全閉だとMTLでないと吸えないくらいガッツリ重い。
この0.6ΩPodは割と対応幅が広く、全開DLでももちろんいけるのですが、1/3くらいまで絞ってMTL気味に吸うのもアリです。
全閉だと流石に熱いしむせる。
いやアリですこれ、Podサイズでガッツリ濃厚だし、バッテリーも900mAhあるので、0.6Ω+22wでもかなり余裕あります。
テレワーク中1日使ってもまだ半分くらい残っていました。
まとめ
相変わらず完成度の高いPodだと思います。
前回レビューした時も好印象だったのですが、個人的に好きです、XLIM。
同タイプの似たスペックだとAspireの超強力なライバルが居ますが、十分勝負出来ると思うし、見た目の好みで選んでもよさそうに思います。
エアフローコントロールが高精度なのでDLからMTLまでしっかり対応できるし、
Podが0.6Ω/0.8Ωになったのは良いですね、
元々バッテリーに余裕があるから0.6Ωでも運用に問題ないですし、幅が広がりました。
まだこのバージョンのXLIMは国内では扱いがなさそうですが、
前のXLIMは複数店舗さんで取り扱われているのでそのうちこちらに入れ替わっていくかも知れません。
そうなるとPodの流通も問題なさそうですし、現在売っている旧Podも使えるので当分困ることは無いかな、と思います。
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