Damnvape TMF RDA V2の購入品レビューです。
大分前に買ってたのにずいぶん遅くなっちゃいました。
依頼品があるとそっち先にやらなきゃって後に回している間にタイミングを逃してしまって……
GWでようやくちょっと時間の余裕が出来たのでこの機会に。
これ、本体構造もさることながら、ドリップチップがいい!と話題になっていた物です。
最近RTAばかりでRDAってしばらく使っていないなーということもあって、久々にスコンカーも出したいし、と言うことで買ってみました。
Damn Vapeさんはユニークな製品が多く、毎回楽しませてくれるメーカーですね、
Pod全盛な今でも硬派にRBA製品を出し続けてくれていて、個人的に好感度高いです。
今回のTMF RDA V2は幅広なデュアルコイル前提デッキを持つ、所謂爆煙ドリッパーとなります。
爆煙も最近は少なくなってきているし、貴重ですね。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
パッケージは金属製の缶です。
蓋の部分は透明になっていて、本体とオプションのウルテム製キャップが見えるようになっています。
背面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- TMF RDA V2 本体
- ウルテムキャップ
- BFピン
- 六角レンチ
- 予備Oリング、予備ネジ
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは英語で記載されています。
外観・特徴
飾り気無しのシンプルな見た目です。
少し前のNitrousはRDA/RTA共にかなり派手なデザインでしたが、今回は渋いですね。
カラーバリエーションもSS、マットブラック、ガンメタの3色のみ、硬派。
今回買ったのはガンメタルなのですが、実物はこの写真に比べてかなり濃いですね。
黒に近いくらい。
キャップの外周には筋彫りが入っています。トップとボトムにはローレット加工と面取りが施されており、工業部品のような厳つさがあります。
エアフローはサイドエアフローになっており、キャップ左右に横長のエアホールが2本ずつ開いています。
キャップを回すとエアホールの開度が変わり、ドローの重さを無段階調整できます。
標準の金属製キャップの他に、ウルテム製のキャップも付属しています。
こちらはマウスピースまで一体型となっており、ドリップチップは装着できません。
底面にはDamn Vapeとコラボ先のThe Mind Flayerのネームが入っています。
ポジティブピンは、絶縁用のインシュレーターも混みでかなり出っ張っています。
コラボ先のThe Mind Flayerとは?と思って調べてみると、ネトフリで少し前に人気だったストレンジャーシングスと、MTG(マジック・ザ・ギャザリング)の記事が大量に出てきて焦りましたが、
The Mind Falyer Vape Co(@themindflayervapeco) • Instagram写真と動画
見つけました、こちらですね。
製品を取り扱ってるサイトも見つけましたが、
リキッドやアトマイザー、アフターパーツ、アクセサリーなどを作られているみたいです。
今回のTMF V2も「何でいきなりV2なんだ?V1は?」と思っていたのですが、
元々このチームが作っていたTMF(The Mind Flayer) RDAの2作目をDamn Vapeコラボで出したという形のようです。
フィッティング
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 標準キャップ:21.7mm (ドリチ込み28.5mm) ウルテムキャップ:21.7mm ※どちらもコンタクト含まず |
素材 | ステンレス |
ドリップチップ | 810規格 |
コイル | デュアルコイルRBA |
BF対応 | BFピン付属 |
エアフロー | サイドエアフロー |
構造
分解してみました。
キャップがエアフローコントロールを兼ねた、シンプルな3ピース構造です。
ドリップチップ
ドリップチップは810規格で、汎用品も使用できます。
マウスピース部分に感触が異なる素材が使われている、2ピース構造。
このRDAが発売される時、ドリップチップがいい、と話題になっていたんですよね。
吸い口側にもチャンバー側にもテーパーがかかっています。
別売りとなりますが、6色のマウスピース部品が付いたドリップチップのキットも販売されています。
マウスピース部品はスクリュー式で固定されており、フィッティングに合わせて好きな色に交換出来るようになっています。
キャップ
キャップ内側の形状はドーム型。
ドリップチップの入り口がテーパー形状になっていてここでもう一段階ミストが凝縮されるので、このドリップチップを含めてチャンバーと見なした方がよさそう。
ウルテムキャップの方はマウスピースまで全て一体型になっています。
ドリップチップ分口までの距離が近く、ドーム型のチャンバーから口まで直結といった感じ。
デッキ
ちょっと変わった形状のデュアルコイル用デッキ、
公式サイトには”ハーフパイプデッキデザイン”とあります。
かなり幅広で空間も大きく、爆煙前提だなぁ、という印象を受けます。
ポストが斜めにせり出しており、コイルを斜めに吊り下げるような形になっています。
サイドエアフローのエアホールがコイルのすぐ下に開いています。
公式のイメージ図だとこんな感じ、なるほど。
BFピンを使用すると、リキッドは直接底面のジュースウェルに供給されます。
ビルドしてみる
クラプトンデュアル
見るからに爆煙向きだし、クラプトンのデュアルでドカンと吸う想定なんでしょう?ということで、まずはそれで組んでみます。
斜めに吊り下げるような形でコイルを取り付けるので、最初はちょっとやりづらくて戸惑いました。
ポストの横の溝からワイヤーを差し込めるようになっているので、治具を置いて位置を決めてから落ち着いて差し込めばOKです。
デッキの横の切り欠き部分がガイドを兼ねているようなので、このカーブに治具を置いて位置合わせしました。
真ん中のくぼみはシングルビルド用かな?
FlatwireのFlaptonをデュアルで組んで0.2Ω
私は普段ではまずやらない抵抗値ですが、まぁ折角なので……。
ウイックの長さはこのくらいで、
BFで使うので、底に届くように差し込んでやります。
リキッドひたひたにして、準備完了。
ジョーinのアールグレイにフルーツ系香料を足してフルーツティっぽくして吸っていたりしたので、これを吸ってみます。
スコンカーで使うのでBFピン換装済み、ドリチの色もModに合わせて変えました。
エアフロー全開の60wで……。
おっほぉー凄い、油断して吸ったら久しぶりにVAPEでむせました。
相当な爆煙です、
頑張って吸い込まないと、ミストがどんどん口に押し込まれてくる感覚。
スピットバックもそれなりにあります。
普段あまり爆煙で吸わない私には流石に少しキツいので、出力を55wまで落としました、
このくらいなら大丈夫だけど、これでも相当です。
クラプトンデュアルで爆煙しているのだから、味も相当濃いですね。
デッキ空間は広めですが、その空間を満たす以上のミストが生成されていて、ロスなくガッツリ送られてきています。
エアフローは全開だと呼吸レベルでスカスカ、
全体的に軽めのドローで、全閉だと吸えませんが少しでも開けるとDL向きです、抵抗感が増すくらい。
この出力でチェーンしていると流石にキャップが熱くなるなー、と言うことでウルテムキャップに交換。
キャップは熱を持ちにくいですが、距離が近いのでミストそのものは結構熱めです。
味はダイレクト感が強くなりました、紅茶の香りが強くなるのがちょっと好み。
単線デュアル
単線スキーなので、単線デュアルも組んでみました。
Ni80 24ga 3mm7巻デュアルで0.24Ω。
エアーをもうちょい下から当てたくて、ちょこっとだけコイル位置上げました。
出力は50wで。
流石に単線じゃ物足りないかな、と思ったけど、いや、いいじゃないこれ。
アールグレイにストロベリーの香料を少し足してあるのですが、クラプトンの爆煙だと飛んでいた香りが単線だと結構しっかり残っていて、ストロベリーのいいところが出ている感じがします。
46w位まで下げてエアフロー7割開きくらいが好み。
ミスト量は減るけど、フレーバーのダイレクト感は増して自分好みです。
普段使いはこのビルドでやろうかと思います。
シングルビルド
いや、明らかにシングル向きのデッキじゃないだろう、と思ったけど、
サイドの真ん中のくぼみがシングル用のガイドなのかも……という疑念が拭えなかったのでやってみました。
WofotoのFramed Staple Claptonを使用。
あまりスカスカになっても、と思い、3.5mm径で5巻して0.45Ω
それでも結構空間は開きますね。
真ん中のくぼみに合わせると流石に低い?と思ったけど、径を大きめにしたからそうでもないかな。
35wで吸ってみます。
ナシではないけど、これなら素直にデュアルで組んだ方が美味い。
明らかにミストを拾っていないエアーが混じる感じなので、38wまで上げて炊き気味にして、エアフローは半開くらいで。
あ、これならイケるかも、不満ないくらいになりました。
しばらくこれで吸おう。
まとめ
ガッツリ爆煙で炊こうぜ!って感じのRDAです。
ミスト量をしっかり稼げるビルドが向いていると思います。
ある程度ミストさえ稼いでやればダイレクトに濃いフレーバーが味わえるし、爆煙アトマイザーとしては優秀だと思います。
デザインはシンプルでベーシックカラーのみの硬派なアトマイザーなので、色々なModに合わせやすいと思います。
こういう無骨なのは好きですね。
ウルテムキャップも渋い見た目だし、よりフレーバーがダイレクトなので好み。
でも折角だからこのドリップチップは使いたい、悩ましい……。
ちょっと変わったデッキで、ビルドは少々慣れが必要かもしれませんが、それほど難しくはありません。
最近こういう爆煙アトマイザーって減少傾向なので、割と貴重な存在かもしれませんね。
私は今回Flavor-kitchenさんで購入しました。
ドリップチップキットの方は私が買った時点で既に売り切れ……。
Twitterで「Amazonにまだ残っていました」と教えて貰い、”残り1点”でギリギリ購入できました。
810のドリップチップってあまり持っていないので、ドリップチップキットの再入荷があったら買いたいなぁ。
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