Cthulhu Mod – Craftsman MOD レビュー|超軽量、超コンパクトなホワイトデルリン製18650Mod

Cthulhu Mod – Craftsman MOD レビュー|超軽量、超コンパクトなホワイトデルリン製18650Mod

Cthulhu Mod Craftsman MODのレビューです。

Cthulhu Mod | marz04.net
「Cthulhu Mod」の記事一覧です。

シンプル且つソリッドなデザインとこだわりのある作りでファンの多いCthulhu Modさんの新作テクニカルModです。

少し前からインスタなどに写真が出ていて「おー、またカッチョイイの作ってるなぁ」と思いながら見ていたのですが、実物を見たら更にカッチョ良かった。

若干玄人向きではありますかね、18650バッテリーを剥き出しで外付けするタイプのModなので、気を遣う部分がいくつかあります。
こういうタイプのデザインって他社でも結構あって、総じてかっこよく出来ている物が多いです、最近だと某社の某AIOとかもめちゃめちゃかっこいいし。
ただ私は心配性が服を着て歩いてるような人間でして、外出時にはVAPEをポケットインして行動することが多いのでやっぱりちょっとビビってしまう。
前述の某AIOも「めちゃめちゃかっこいいじゃん…!」と思いつつもちょっとビビって避けちゃった記憶。

ですが、長らく溺愛しているメーカーであるCthulhuさんからお声掛け頂くとやはり興味が勝ってしまう、そして実際に持ってみるとかっこよさに負けてしまう。

見た目のかっこよさもさることながら、バッテリーカバーを廃したデザインは超コンパクト、そしてボディにはホワイトデルリンを使用しており、超軽量でありながら頑丈なModです。

この製品はCthulhu Modさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

すごく小さい荷物で届いて、開封後もロゴを見るまでは「あれ?なんだこれ?」と思ってしまったり。

製品のパッケージと言うよりも、部品の入れ物みたいな感じですね、
VAPEでも少量生産とか職人製とかのハイエンドな品などはパッケージでなくこういったケースに入っている物が多いですが、そういった物を意識したパッケージなのかな、名前もCraftsmanですし。

両面に、製品名ロゴの入ったステッカーや正規品チェック用のスクラッチシールなどは貼られています。

パッケージ内容

  • Craftsman Mod本体
  • USB Type-Cケーブル
  • USBポート用キャップx3色
  • 予備ステッカー
  • バッテリーシュリンクx2枚
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは多言語で書かれており、簡易ですが日本語の記述もあります。

外観・特徴

シンプルでありながら存在感のあるデザインです。

ホワイトデルリンで作られた本体は樹脂製でありながら高級感がありますね。

バッテリーカバーを廃したデザインで、サイズは非常にコンパクト、
成形が厚めになりがちな樹脂製の18650のテクニカルModとしては最小クラスじゃないかと思います。

また非常に頑丈なのも特徴、
デルリンという素材はVapeの部品でもよく使用されていますが、軽量、なめらかで耐水性、耐熱性、耐候性、耐久性に優れた素材です。

Cthulhuさんも、このModの頑丈さをアピールする動画をYoutubeにアップしています。

両サイドのパネルは着せ替えを想定されているようで、汎用的な+ネジで固定されています。

カラーバリエーションは3色、パネル色の違いのみのようなので、オプションとしてパネルも単品で売られたりするのかな、と想像しています。

側面にはUSB Type-Cポートが付いていますが、これは付属のシリコンキャップで塞ぐこともできます。

このキャップ、一旦付けると手で取り外すのは困難で、ピンセットか何かが必要そうなので
USBを全く使わない方向けかな。

上面にはスプリング式コンタクトの510スレッド、
こんなところにも綺麗な意匠が入っています。

前面パネルはブラックパネルとスケルトンを組み合わせたデザイン。

上からファイアボタン、液晶画面、+/−ボタン。

ボタンはCthulhu AIOと互換性があり、Cthulhu AIO用のアフターパーツなどを使用することも出来ます。

AIOと同様、ボタンの下にはカラーLEDが仕込まれています。
この光は設定でOFFにもできます。

バッテリーについて

バッテリーについては少々気を遣う必要があるので、項目を分けて特記します。

このModはバッテリーを外から差し込み、露出した状態で使用します。
そのおかげでサイズも抑えられているし、バッテリーのシュリンクを変えることでオシャレも楽しむことが出来ます。

ですがVAPEに使用する高出力のバッテリーセルは取り扱いを誤ると危険なので、シュリンクの破損していないバッテリーを正しく装着して使用した上で、ホコリや水濡れなどにも気を遣う必要があると思っています。

同じ18650規格のバッテリーでもメーカーによって微妙に長さなどが異なり、多くのModは端子をスプリング可動式にすることで対応させていますが、このModはスペースの関係上かスプリングは入っていません。
バッテリーの上にあるスレッド式のリングを回して端子の位置を調整します。

しっかり調整されていないと通電が不安定になり危険なので、バッテリーを装着してからしっかりと締め込みます。

バッテリーシュリンクの交換

VAPE関連では常日頃からよく言われていますが、バッテリーのシュリンク(皮膜)が破損した物を使用するのはこのModに限らず非常に危険です。
このModはバッテリーが露出しているから言わずもがな。

と、いうのも、バッテリーセルって+極の端子部分以外はすべてがマイナス極になっていて、側面はシュリンクで絶縁しているだけの状態なんですね。

被膜が破損していると、ふとしたタイミングに+極とその部分が何らかに触れて通電してしまうだけでショート状態になります。

バッテリーの被膜が破損したら交換しましょうね
はい、すみません、サボってました。 まだめちゃめちゃ酷いって所まではいかないけど、この程度の破損の物が家に...

バッテリーのリラップについては以前記事にもしていますが、この記事ももう6年前と相当古く、埋もれているでしょうし、

Cthulhuさんもマニュアルにリラップせぇよって書いてるし、専用のカッチョイイシュリンクも付属してくれているので、おさらいの意味も込めて改めてリラップ手順も載せておこうと思います。

まず、元のシュリンクを剥いて剥がします。

先述の通り、ボディ全体が端子になっているので、金属製の道具を使用するのはNGです。
私はセラミックピンセットの先端で切れ目だけ入れて、あとは手で剥いています。

+端子に絶縁用の黒い輪っかがあるので、これは失くさないようにしてください。

新しいシュリンクをかぶせ、上下均等に余りが出るようにバッテリーを真ん中に調整し、+端子側に黒いリングを置きます。

ドライヤーで温めてシュリンクを収縮させます。
ヒートガンがあればそれを使用するのが望ましいですが、ドライヤーの熱でも十分収縮します。

ドライヤーだと温風を当てる時間が長くなる為、バッテリー本体があまり長時間熱くなっているのは怖いので、私は何回かに分けて温めています。

まず先に両端を収縮させて位置がズレないようにしてから全体を温めるようにするとやりやすいかと思います。
特に+極は絶縁シートが風で飛びやすいので早めに固定させておきたい。

そんなわけで、Cthulhu仕様のバッテリーが2本出来ました。
しばらくこの2本をCraftsman専用にして交互に使用しようと思います。

絵の上側が+極になるように1本やった後で、「そういえばCraftsmanは+極が下になるじゃん!」って思い出してもう1本は逆にしました、しまったな…。

やはり、見た目はめちゃめちゃマッチしますね、いい感じ。

アトマイザーフィッティング

Modのカラーリング的にSSの方が合うかな…でもSSのValorは奥さんが使ってるんだよな…と思ってたけど、パネルが黒なおかげか黒のアトマも合いますね、嬉しい誤算。

24mmもはみ出さずに乗せられますが、Modがコンパクトなのでちょっと大きく感じちゃうかな。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 26.6 x 35 x 81mm
素材 ホワイトデルリン+航空機グレードステンレス
重量 68.6g
バッテリー 18650バッテリー1本使用(別売)
出力モード VWモード
VVモード
バイパスモード
温度管理モード(SS/Ti/Ni/TCR)
出力ワッテージ 5~85w
充電 USB Type-C

重量はカタログスペック通り68g、バッテリー込みでも113gとかなり軽量です。

操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

モード切替

電源ON中にファイアボタンを3クリックするとモード表記が点滅します、
その状態の時に+/−ボタンを押すとモードが切り替わります。
ファイアボタンを押すか、数秒置くと決定します。

  • P/P1/P2:VW(可変ワッテージ)モード
  • V:VV(可変電圧)モード
  • B:バイパスモード
  • NI/SS/TI/TCR:温度管理モード

VWモードのP/P1/P2の違いについては公式にもマニュアルにも情報がなく、
Cthulhu AIOと同じATOMチップなのですが、あちらはPのみだったんですよね。

引き続き調べる&Cthulhuさんに質問してみます。

[追記]
Cthulhuさんに質問したら回答を頂けました。
加熱速度が、P2 > P1 > Pの順に早いとの事でした。
なんとなく予想はしていましたが、やはりワッテージカーブの調整の違いのようです。

ステルスモード

電源ON中にファイアボタンと+ボタン(左側)を同時に長押しするとステルスモードのON/OFFが切り替わります。

ステルスモード中は液晶画面の表示が消えます。

ボタンLEDのON/OFF

ボタンのカラーLEDが光るのが煩わしい場合は、電源ON中にファイアボタンと−ボタン(右側)を同時に長押しすることでON/OFFを切り替えられます。

まとめ

Valorの黒が思いの外よく似合ったので、早速リビルドして乗せて使っています。

心配性マンなので、特に外で使うのはやはりまだちょっと緊張はしますが、それでもやはり使っているとかっこよさにニンマリしてしまいますし、満足感はかなり高いです。

搭載されているATOM 85チップはCthulhu AIOと共通(最大出力が85wにアップした物)で、あちらをヘビーに使用していた私には慣れ親しんだ感じ、立ち上がりなどのパフォーマンスも良好。

軽いし小さいしハイエンドライクで高級感もあるしで、所有欲はかなり満たされるModだと思います。

さんざん書いている通り、バッテリーの取り扱いには気を遣います。
被膜の破損しているバッテリーはNGですし、外付けなだけにバッテリー取付部もしっかりホールドする作りになっているので、脱着も若干大変&脱着の際の破損にも注意する必要がありそう。
そして繰り返しになりますが、埃や水濡れにも注意です。

元々Cthulhuさんの製品は全体的に玄人好みのする製品ではあるのですが、今回のModは特に玄人向けかな、という印象を受けますね。

元々のCthulhuファンの方は玄人さんが多いので、ここまで読まれた方は色々とくどいなと感じられているかもしれませんが、かっこいいModに惹かれてご覧になっている若葉マークの方もおられるかもということで、ホント念の為。

ですが危険性がわかった上で使われるのであれば全然問題ないと思いますし、
高級素材使用のModなので少々お高めではありますが、所有欲を満たされるよいModだと思います。

それにしても、
Cthulhuさんの初期ロット問題って昔はよく言われていましたが、最近は聞かなくなりましたね。

販売情報

既に国内に入ってきています。

Flavor-kitchenさん、オフィスエッジさん、共にCthulhu製品の取り扱いは早いですね。
サンプルが届く頃にはもう販売開始されていて、「わー、早く書かなきゃ」って焦っていたりしました。

フレキチさんは現在売り切れ中、エッジさんの方にはまだ残っているようです。