Vaporesso Target Mini 2 Kitレビュー|超小さいけど色々と出来る子

Vaporesso Target Mini 2 Kitのレビューです。

このMod、見ての通り超コンパクト。
手の中にスッポリと握り込んでしまえるサイズです。

元々VaporessoさんにはTarget ProというカッチョイイデザインのシングルバッテリーModがありまして、それの内蔵バッテリー版と言うことでTarget miniという機種が出ていました。

今作は、そのMini版の後継機となります。
2000mAhの内蔵バッテリーで、最大出力50w

このタイプの小型Modって、VWモードのみとか、色々と機能がオミットされている物が多いのですが、
このTarget Mini2は、評判のいいVaporessoのOmni Board4.0のフル機能をほぼすべて使えてしまう非常にデキる子。
VWのみでなく、温度管理やVV、バイパスなんでもござれです。

最大出力こそサイズなりではありますが、それ以外は一般サイズのテクニカルModと遜色ないというか、物によってはむしろこちらの方が高機能。

コンパクトに持ち歩きたいという場合には凄く重宝するModじゃないかと思います。

この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

IT’S BACK
戻ってきたぜ。

底面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチを剥がして、完成したQRコードを読み込んで認証するタイプ。

パッケージ内容

  • Target mini 2 Mod
  • VM Tank 22 アトマイザー
  • EUC CCELL 1.0Ωコイル(装着済)
  • EUC メッシュ 0.6Ωコイル
  • USBケーブル
  • 予備ガラスチューブ
  • 予備Oリング
  • アトマイザー分解用ツール
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは基本英語で、注意事項の部分のみ各国語で書かれています。

Target Proや旧Target Miniはビシッとした機械的なフォルムでしたが、今回はややポップでオシャレな感じ。

これは昨年リリースされた物なのですが、昨年辺りからVaporessoさんはこういう方向性のデザインが多いですね。

そんな中でもトリガー式ボタンや上面~背中にかけてのフォルムなど、Targetシリーズの面影は各所に残っています。

カラーバリエーションは4色です。

サイズ感はこんな感じ。

とにかく小さいですね。
デザインやカラーも相まって非常に可愛い。

側面には網目状のエンボス加工が施され、ロゴがさりげなく入っています。

片方の面にはMicroUSBポートがあります。

Targetシリーズの特徴であるトリガー状のファイアボタン。

その下に液晶画面、モードボタン、UP/DOWNボタン。
Vaporessoのチップは4ボタンで操作するのも特徴の一つです。

背中側、
上面からすぼまっていく曲線のフォルムが綺麗。

上面の510スレッド。
コンタクトピンはスプリング式です。

底面には、バッテリートラブル時にガスを逃がす為のベントホールが開けられています。

フィッティング

24mmはわずかにはみ出しますね。
直線デザインではないので自分的にはギリ許容範囲内ですが。

VM Tank 22 アトマイザー

付属の22mmクリアロマイザーです。

第一印象は、「Nautilus2に似てるな…」でした。

ボトムエアフローで、コントロールリングを動かしてドローの重さを調整出来ます。

MTLとDLの両方に対応しており、
左に回すとMTL向けの小さな穴が5つ、右に回すとオーバル状の大きな穴が開いています。

ドリップチップは510規格で、汎用品と交換することが出来ます。

トップキャップはスクリュー式ですが、
上面全体をOリングにして穴を面で塞ぐようになっており、与圧がかかりにくい工夫がされています。

付属のツールはなにに使用するのか疑問だったのですが、

トップパーツからタンクまでがしっかりと固定されており、洗浄やガラス交換などの際はこのように中央パーツのネジから外していきます。
ちょっと面倒ですね。

逆にコイルの着脱は非常に楽で、
ボトムパーツで押さえられているので、そこを外すとコロッと抜けてきます。

付属のコイルは、1.0ΩのcCELL(セラミック)コイルと、0.6Ωのメッシュコイル。

詳細

メーカー公式

スペック

Target Mini 2 Mod

サイズ 107.1mm x 25.7mm x 37.2mm(アトマイザー含)
重量 161g(実測、アトマイザー含)
使用バッテリー 内蔵2000mAh
充電 microUSB 5V/2A高速充電対応
(USBパススルー対応)
出力モード VWモード(NORMAL/HARD/SOFT)
CCWモード(VWカーブモード)
温度管理モード(SS/Ni/Ti)
TCRモード(3カ所保存)
CCTモード(温度管理カーブモード)
VVモード
CCVモード(VVカーブモード)
SP(Super Player)モード
バイパスモード
VW出力レンジ 5〜50w
対応抵抗値 0.03Ω~5.0Ω
保護機能 バッテリー逆刺し保護
自動カットオフ(10秒)
低抵抗保護
過充電/過放電保護
高温保護
短絡(ショート)&低抵抗保護

重量

161gと、サイズの割には割と重量があります。

MODの操作方法

操作ロック

起動時にファイアボタン3クリックで、ファイアボタン以外の操作をロックします。

ファイアボタンは効くので、吸うことはできます。
カバンやポケットに入れる際は電源OFFした方が安全だと思います。

モード切替

モードボタン3クリック、もしくは長押しでメニュー表示。

大量の動作モードが4ページに渡って表示されます。
UP/DOWNボタンで切り替え、MODEボタンで決定。

VWモード(VW-H/VW-N/VW-S)

最もスタンダードな可変ワッテージモードです。
プレヒートの強さがHIGH/NORMAL/SOFTの3段階に分かれています。

UP/DOWNボタンでワッテージを調整して使用します。

CCW(ワッテージカーブ)モード

ワッテージの出力カーブを自分で設定するモードです。

モード切替時に調整画面が表示され、0.5秒ごとの出力カーブを設定します。

SP(SuperPlayer)モード

超低抵抗のコイルが使用出来るモードで、トリッカー向けの物だと思います。

VV(可変ボルテージ)モード

ワッテージでなく、ボルテージで調整するモードです。

CCV(ボルテージカーブ)モード

電圧の出力カーブを自分で設定するモードです。
操作などはCCWと同じ

温度管理モード(SS/NI/TI)
TCRモード(M1/M2/M3)

モードを切り替えるとまず設定メニューが出てくるので、そこでTCR値の調整と動作ワッテージの調整をしてからモードに入ります。

あとは、UP/DOWNボタンで温度を調整します。
最大値/最小値から更に送ることで摂氏と華氏の表記を切り替えます。

バイパスモード

メカニカルModのように、バッテリーの出力をそのままコイルに伝えるモードです。

各種設定

設定リセット、液晶表示時間、明るさ、パフカウンターリセット、オートアジャスト機能の切り替えなど。

付属アトマイザーを吸ってみる

実はアトマの方はあまり期待をしていなかったのですが、吸わないわけにも行きますまい。

CCELLの1.0Ωの方を使用して、HiLIQの塩ニコリキッド、Wild Soulを吸ってみます。

Modの立ち上がりは非常に良好。
VaporessoさんのOmni Boardはやはり快適です。

ドローの重さは、オーバルホールの方を全開にすると思った以上にスカスカ。
セパレートホールの方を絞っていくとそれなりに重くなっていきます。
MTLで吸うには、セパレート1~2穴くらいまで絞りたいところ。

奇しくも同社のRenova Zero Podを吸った時と同じリキッドなのですが、味の出方も似通っていますね。
最初は余り味が出ていなくて、一晩置いた当たりから上手くなってくると言う所も同じ。
CCELLの特徴なのかな。

美味いっちゃ美味いですが、Podとの差を余り感じないというか。

あと、序盤から微妙にイガり気味なのが少し気になりました。
推奨10w~13wなので12wで吸っていたのですが、少しチェーンすると妙にイガります。
少し間を置くと平気なんですけどね。
10wまで落とすと今度は物足りない。

まとめ

とにかくこのMod、凄くいいです。

このコンパクトさで、機能フルスペックで50wまで出せるって素晴らしい。
冒頭にも書きましたが、このサイズ感のバッテリー内蔵Modって色々とオミットされていることが多いですし。

昨年に出たModでそれほど新しい物ではないのですが、これの代替ってそうない気がする。
チップも今のVaporessoさんの最新であるAxonチップと比べると1世代前となるのですが、元々Omni Boardって非常に評判がよく、現行の他社チップと比べても十分戦える基板だと思っています。

デザインもいいと思います。
VaporessoさんのModはデザインが好きな物が多くて自分もよく買うのですが、特に昨年あたりからのデザインは特に洗練されている感があります。

アトマイザーは25mmくらいまでは物理的に乗せられますが、22mm以上は微妙にはみ出してしまうので、フィッティングはちょっと注意が必要ですね。

個人的な事情としては、22mmアトマをコンパクトに運用したいけど、0.5Ω前後とかで組んでしまって18350では少々心許ない…って際に凄く活躍しそうだなぁと。
まさに今、KREE RTAがそんな状態で乗せるModに困っていたんです。

付属のアトマイザーは、うーん、可も無く不可も無く。
使ってみた感じ悪くはなく、一週間くらい普通に使ってみましたがチェーン時のイガり以外は特に問題なく使用できました。

ただ、既にアトマイザーを持っている方はMod単体でいいと思います。
メンテナンス性も微妙に気になりますし。

Sourcemoreさんでは、アトマイザー付きのKitが$33.47(¥3,734.60)で販売中。

Mod単体は$25.43(¥2,837.49)で販売されています。

今(2020/03/08現在)はドルが安いので、買うならドル建ての方がよさそうですね。

今日現在の105.32 円で計算すると、サイトの日本円表記価格より200円くらい安くなりました。

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