SMOKというメーカー、割と好きなんですよ。
日本での知名度はそうでもないし、結構他をパk…インスパイアした製品も色々と出しているのですが、ゴツめで派手なデザインのModが多く、結構惹かれます。
Modやアトマイザーは爆煙タイプの物が多く、自分はそれほど爆煙志向ではないのでニーズとしては少しズレるのですが、Modの見た目が気に入ったりして、ちょっと大人し目なアトマイザーを乗せて使ったりしています。
今回は、SMOKの新作テクニカルMOD、MORPH 219 Kitのレビューです。
派手な外観のデュアルバッテリーに爆煙クリアロマイザーという、とてもSMOKらしいスターターキット。
見ての通り、Modの表面パネルのほぼ全面が液晶画面になっており、なかなかの大画面。
これだけなら他にもあるし、それほど珍しくもないのですが、
このModは画面全体がタッチパネルになっており、各種操作をタッチ操作で行います。
タッチパネル方式のテクニカルModって、新しい!ってほどではなく、
結構前からあるにはあるんですよね。
Lasimoは随分前から全面タッチパネルのものを出しているし、
全面ではないけどAsmodusはフリック操作のタッチパネルを採用したものがあるし、
あと、VaporessoがUP/DOWNボタンのみタッチパネルという物を出しています。
そして、決して使いやすいものではないです。
正直、UP/DOWNが物理ボタンの物の方が使いやすいと思う。
勝手に手が触れてワット数とか操作されても困るので、
大抵パフボタンで即ロックされて、操作の度にロック解除動作が必要で手間だし、サイズの制約で、タッチ感度とかボタンの大きさとか、押しにくいものが多い。
ならなぜ作るのか、というと、
浪漫でしょうね。
個人的にはどのタイプの物も触っていてちょっとワクワクするので嫌いじゃないです。
このModは全体的な見た目も嫌いじゃなく、あまりネガティブな感想は出ませんでした。
こういうのは見た目がよければいいんですよ。
あと、全面パネルなら情報量が多くて操作がわかりやすい、というのは利点かな。
この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
特徴
スマホ感覚の全面タッチパネル操作
1.9インチの大きめな液晶画面がタッチパネルになっており、設定操作などは全てここで行います。
毎回ロック解除は少々手間ですが、インターフェースはグラフィカルで、操作はわかりやすいと思います。
物理ボタンは操作しやすいけど、ボタン数が少ない関係で、同時押しとか色々複雑な操作が発生しますしね。
VW/バイパス/温度管理/TCRモードなどなかなか高機能ですが直感的に設定出来ました。
お気に入りのモードやプレヒートなどの設定を名前を付けて保存したりも出来ます。
変わったところでは、パスコードロックなんて機能もあったり。
「要る!?」なんて言ってはいけません。浪漫です。
よく手が触れる場所だし、勝手にワット数などが変わるとマズいので、ファイアボタンを押す度に自動でロックがかかります。
これの解除が少々手間なのですが、
この機種は、ファイアボタンの他に小さな物理ボタンが1個追加されており、これを長押しすることでロック解除出来るので、少々楽ですね。
パッケージ
大きめのスターターキットなので、箱も大きめ。
白背景にちょっとした装飾とパッケージ写真のみというシンプルな物です。
裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Morph 219 Mod本体
- TF Tank アトマイザー
- USBケーブル
- スペアガラスチューブ(ストレートタイプ)
- VAPEリング
- 0.25Ω BF Meshコイル x2 (1つは装着済)
- 予備Oリング
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード&ワーニングカード
ユーザーマニュアルには日本語の記述はありません。
このVAPEリング、物凄く既視感があるのですが、
Vaporesso Luxe Kitに付いていたものと同じじゃない?
ちょっとデザインが違うか。
もしかしてこれ、まぁいいや。
外観
SMOKのMODは、原色メタリックやレインボーでキラキラしたイメージがありますね。
あとは黒+原色の組み合わせとか。
斜めに平行四辺形のようにパネルが配置されているのは同社のModでは結構見かけるパターンです。
今回は、形は意外とスマートかな、大分スッキリして見えます。
サイズ感はこんな感じ。
少々厚みはあるけど、デュアルバッテリー機としては結構コンパクトなんじゃないかと。
全体的にキラキラしていてとても綺麗。
オッサンの自分が持つと、指紋が気になるタイプですね。
めっちゃ拭きながら撮ったよ!
裏面のレジン調パネルは、自分的には要らなかったかなぁ…。
恐らくプリントですよね。
ファイアボタンはステルス式で、こちらの側面全体がボタンになっています。
下側に蝶番があって、上の方を押し込む感じ。
押した感じは少々重めですが、ストロークは短めなので電源ONなどの連打は問題なし。
上にある小さな出っ張りはサブボタンです。
液晶画面の表示ON/OFFや、タッチスクリーンのロック解除に使用します。
液晶画面の下にさりげなーくUSBポートが。
充電とファームウェアアップグレードに対応しています。
上面はフラットで綺麗な面の中に510スレッド。
コンタクトピンはスプリング式です。
底面はバッテリーの蓋になっています。
真ん中のレバーをスライドさせるとロックが外れ、蓋がバネで跳ね上げられて開きます。
締める時はカチッとなるまで押さえればOK。
TF Tank アトマイザー
0.25Ωのメッシュコイルを使用する、爆煙タイプのクリアロマイザーです。
名前を変えて色々出てくるけど、最近はホント違いがわからなくなってきた…。
最近のメッシュクリアロって大抵美味いですしね。
トップキャップはスライド式。
最近のクリアロは横にスライドするタイプのキャップになっている物が多いですが、SMOKのアトマイザーは結構以前のものから、このように回転しながら開くタイプのキャップを採用しています。
スクリュー式のキャップに比べて与圧が発生せず、リキッド漏れを起こしにくい形状です。
エアフローはボトムエアフロー。
エアフローリングは無段階調整可能です。
コイルの取り付けが少し変わっていました。
今までのようにベースにネジ止めでなく、トップ側にOリングで固定されています。
交換はかなり楽ですね、これ。
ガラスタンクはバブルタイプが標準で装着されていますが、
ストレートタイプのタンクも付属しています。
バブルタンクが容量6ml、ストレートは記載がないけど、2mlかな?
ドリップチップは510規格の綺麗なレジン製ドリップチップが付いていました。
これもちょっと意外だった。
爆煙系アトマイザーなので810だろうな、と思っていたので。
コイル
コイルは0.25ΩのBF Meshコイル。
アトマイザーに装着済みの物と、付属の予備で同じものが2つ付属しています。
爆煙だなぁ、と思いつつも、
最近はスターターキットの付属コイルって0.15とか0.18とかがザラなので、
「ん?なんだ、意外と大人しいな」
と思ってしまうのが恐ろしい。
ちょっと間隔が麻痺してきてますね…。
対応コイルは0.25Ωのメッシュコイルの他に、別売りで0.5Ωのセラミックコイルも設定されています。
詳細
メーカー公式
スペック
Morph 219 Mod
サイズ | 44.8mm x 30.2mm x 84.5mm |
重量 | 158g |
使用バッテリー | 18650 x2本使用 (別売) |
充電 | MicroUSB 5V/1.8A |
出力モード | VWモード 温度管理モード(SS/Ni/Ti) |
VW出力レンジ | 1〜219w |
出力電圧 | 0.5V〜8.2V |
温度管理 | 200~600°F/100~315°C |
対応抵抗値 | 0.1Ω~2.5Ω(VW) 0.05Ω〜2.0Ω(TC) |
保護機能 | 過放電保護 自動カットオフ(10秒) 短絡(ショート)保護 バッテリー逆刺し保護 パフモニタリング オーバーヒート保護 |
TF Tankアトマイザー
直径 | 30mm(バブルタンク部) |
高さ | 56mm |
重量 | 75g |
リキッド容量 | 6ml |
スレッド | 510 |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | 0.25Ωメッシュコイル 0.5Ωセラミックコイル(別売) |
エアフロー | ボトムエアフロー |
本体重量は155gとほぼスペック通り。
バッテリー込みで247g、ちょっとズッシリときますね。
カラーバリエーション
カラバリは全部で5色
バッテリーは18650を2本使用(別売)
底面の蓋を開けて、表記に従って互い違いの方向で2本セットします。
デュアルバッテリー機のお約束として、極力同時に購入した同じへたり具合のバッテリーを使用してください。
2本の状態に差があるバッテリーを使用すると片方に負荷が集中することがあり、非常に危険です。
我が家では、同時に購入した物を2本ずつペアで管理してデュアルバッテリー機専用にしています。
MODの操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF。
起動時はロゴを表示しながら起動。
終了時は一旦確認ダイアログが出るので、YESをタップすると電源がOFFになります。
ファイアボタンロック
電源ON中にファイアボタンを3クリックすると、ファイアボタンのロックを切り替えます。
電源OFFはワンクッションあって面倒に感じるのでこっちを使う事になりそう。
実際職場で使っている時、数時間おきの喫煙室の出入りのたびに切るので、最終的にこちらを使っていました。
タッチスクリーンロック解除
液晶画面のタッチスクリーンは、誤動作防止の為、ファイアボタンを押すと自動でロックがかかります。
ファイアボタンの上にあるサブボタンを長押しするとロックを解除することが出来ます。
メニュー表示
左上のアイコンをタップするとメニューが表示されます。
まずはメインメニュー
- モード切替
- マイモード設定
- パフカウンター
- 各種設定
モード切替
- VW(ワッテージ)モード
- 温度管理モード(Ti/Ni/SS)
それぞれのパラメータを設定しつつ、モードを切り替えます。
マイモード設定
自分の好みの設定を4つまで保存しておけます。
VWモード限定かな。
設定には名前を付けておくことができ、モード使用時に画面に表示されます。
ニコチン濃度の入力欄もありますが、これもメモ用ですね。
パフカウンター
上段の設定はパフ制限。
パフカウンターがその数値に達すると「MAX」と出てそれ以上吸えなくなります。
(何に使うんだこれ……)
下のアイコンをタップするとパフカウンターをリセットします。
各種設定
詳細設定のメニューです。
- General(一般設定)
- チップ情報
- テーマ設定
- パスコード設定
Generalの下に更に
- 本体情報
- 工場出荷状態にリセット
- タッチスクリーンのオートロック設定
- 電源OFF
のメニューがあります。
チップ情報、テーマ設定、パスコード設定
テーマ設定は壁紙とテーマカラーを変更出来ます。
壁紙に画像とか使えそうだなー、と思っていたのですが、パターンのみでした。
見づらいし黒でいいや。
吸ってみる
吸ってみます。
リキッドは、ちょうど先日のExpoでMono(@adnap_nm)さんとのリキッド交換で頂いた、Memento Mori。
ちょっと味見したくて使っちゃいました。
スッキリとして美味しいリキッドですので、また改めて試飲して書きます。
コイルの対応ワット数は30-80w、推奨ワット数は60-70w
メッシュコイルだし低めでもいけるだろう、と、試しに35w辺りで吸ってみましたが、これでも十分味が出ますね。
3Vそこそこなのでちょっと立ち上がりは貧弱ですが、普通に美味しく吸えます。
推奨の60wまで上げると本領発揮という感じ。
立ち上がりが0.001秒!と公式で謳っていますが、格ゲーマーでもないしもうそのレベルになるとわかりません。
ですが確かに立ち上がりは機敏でストレスもありません。
多めのミストと共に濃い味が口に広がります。
このリキッドだとミントの刺激もガッツリきますね。
いやぁ、ホント最近のメッシュクリアロって美味いですわ……。
コイルを買って常に置いておくのが面倒であまり使わないんだけど、普通に美味しく吸うだけなら十分過ぎる。
最近使い捨てクリアロが流行ってるのも頷けます。
使い捨てクリアロはまだ手を出したことないけど、そのうち買って使ってみたい。
そのまま推奨上限の70wまで上げつつ吸ってみましたが、自分は60wで十分かな。
もう少し低くてもいい感じ。
チェーンしているとちょっとアトマイザーが熱くなりますね。
ドリチに十分な長さがあるので吸っていても口には触れないですが、ふと触ったら結構熱を持ってた。
まとめ
タッチパネルは、まぁ、浪漫です。
やはり物理キーに比べると一手間増えますしね。
でも操作しているとちょっとワクワク感があるので、自分のようなガジェット弄りに喜びを感じるタイプには向いているかもしれません。
あと、画面の情報量が多くて直感的に操作出来るので、わかりやすいかも。
物理キー3つのみでの操作だと3クリック、4クリック、同時押し、長押しなど色々な操作を要求されて結構ややこしいのですが、
このタッチパネルだと、画面の表示に沿ってタッチするだけで全て操作できます。
スマホアプリ的な感覚で使えるので、ややこしい機械操作が苦手な方にもいいのかな。
あ、タッチパネル、意外といいんじゃないかって思えてきた……。
最初は「使いづらいけど自分は嫌いじゃないよ」的にまとめようと思っていたのに。
デザインは割と好みです。
SMOKらしいキラキラとした感じですが、あまりゴテゴテしておらず、直線基調で割とスマートに纏まってますね。
パワフルなデュアルバッテリー機ですが、サイズもそれほど大きくないですし。
自分としてはなかなか面白いModだと思いました。
VapeSourcingさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
クーポンコード「MARZ」を入力することで、全商品10%引きになります。
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