Lost VapeさんのPodをレビューしたところですし、同メーカー繋がりで続けていっときましょう。
Lost Vape Drone DNA250C Squonk Modのレビューです。
Evolv社のDNA250C基板を搭載し、18650デュアルバッテリーで200wまで出力可能なハイスペックなスコンカーです。
今はORIONのメーカーとして有名はLost Vapeさんですが、元々は高性能なDNA基板を搭載した高級なテクニカルModをリリースしているメーカーというイメージでした。
所謂マスプロ製品と言われる大量生産品でありながら、高品質な本体に高性能なDNA基板を搭載し、その分価格はちょっとお高めという、ハイエンドマスプロという位置づけ。
というか今公式サイトを見に行くとORION以降の製品しか載っていないのですが、まさか完全にPodデバイスに舵を切るというわけではないですよね……。
こちらのラインも好きなので続けて欲しい所ではありますが。
Lost VapeさんはDroneという名前のスコンカーを以前も出しており、以前はDNA250基板を使用して最大出力166wという物でしたが、今回は最新のDNA250Cを搭載し、最大出力は200wに上昇。
DNA250Cになった事で液晶もカラーになり、4ボタンになって操作性もかなり変わっています。
そして、PCに接続して専用ソフトで細かい所まで設定出来るのがDNA基板の特徴です。
以前の物は拘る場合はPC接続前提で、Mod側では最低限の設定しか出来なかったのに対し、DNA250CはMod側でもかなり細かいところまで弄る事が出来るようになっています。
この製品はHealthCabinさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
このMod、海外でも大抵$130(¥14,000)~くらいで販売されているのですが、HCさんは今¥10975になっています。
目次
パッケージ
でん。
なんと、三角形のパッケージ。
しかもこれ、紙製なのですがかなり良い物が使われています。
マグネット式になっている蓋を開けると、内側に正規品チェック用のスクラッチシールが貼られていました。
Lost Vapeさんの正規品チェックは新システムに変わっていて公式サイトにはもうコードの入力画面はないですが、削った後のQRコードを読んだらちゃんと確認出来ました。
パッケージ内容
- Drone DNA250C本体
- 予備スコンクボトル
- USBケーブル
- OTGケーブル
- ワランティガイドライン(冊子)
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは英語での記載になっています。
USBケーブルと……OTGケーブル!?
OTG(USB On-The-Go)に対応しており、Droneから他のデバイスを充電することも出来るそうです。
何それ凄い。
スコンクボトルは予備が本体のバッテリーのところに1本入っていました。
標準が黒、予備が白になっています。
外観
大まかなデザインは以前のDrone DNA166と変更ありません。
少し縦長の六角形といった感じ。
サイズがかなり大きめなんです。
自分の手は男性の中でも結構大きな方なのですが、それでも握るとちょっと持て余すくらい。
スコンクボトルは側面にさりげなく。
作りは非常に上質です。
ダイキャスト製法で鋳造された合金ボディにブラックウルテムが配されています。
カラーバリエーションは4種類。
ボディカラーと、ウルテムのカラーの組み合わせですね。
前面パネル
上から、ファイアボタン、液晶画面、UP/MODE/DOWNボタン、USBポート。
上面はフラットな形状になっており、510スレッドが中央についています。
コンタクトピンはスプリング式です。
底面にはロゴなどのエングレーピング。
背面はV字形状のカバーが外れるようになっており、スコンクボトルとバッテリーにアクセス出来ます。
三角の空間の中に3つの筒状のパーツが無駄なく収まっている感じ。
フィッティング
本体が大きいので24mmでも小さく見えてしまう。
30mmのZathog RDAでも買っておくべきだったか。
うちの持ち物の中だと、Anglo RDAの28mmスラントリングが一番フィットする感じでした。
詳細
スペック
動作スペックはDNS250C準拠
サイズ | 96mm x 41.5mm x 50mm |
BFボトル | 8ml |
使用バッテリー | 18650 x2本使用 (別売) |
充電 | microUSB(5V/2A) |
素材 | ダイキャストZinc-Alloy(亜鉛合金),ウルテム |
出力モード | VWモード 温度管理モード(SS430/SS316/Ti/Ni200) リプレイモード ワットブーストモード |
VW出力レンジ | 1W〜200W |
温度管理 | 200°F~600°F |
重量
本体重量176g、バッテリー込みで268g。
重いっちゃ重いですが、このサイズだしデュアルバッテリーという事を考えるとむしろ軽い方かも。
バッテリーは18650を2本使用
裏のカバーを外して、18650を2本セットします(別売)
こういったデュアルバッテリーModはバッテリーの向きを互い違いにセットする事が多いですが、このModは同方向で、どちらも+上になります。
デュアルバッテリー機のお約束として、極力同時に購入した同じへたり具合のバッテリーを使用してください。
2本の状態に差があるバッテリーを使用すると片方に負荷が集中することがあり、非常に危険です。
我が家では、同時に購入した物を2本ずつペアで管理してデュアルバッテリー機専用にしています。
操作方法
操作もDNA250C準拠となります。
ロック解除
電源OFFの概念はなく、バッテリーを入れたら電源が入ります。
起動時や一定時間操作しなかった場合はロック画面に入り、ロック解除コード(初期設定はファイアボタン5回)を入力するとロックを解除出来ます。
※ロック解除コードはPCに接続して変更可能。
ロックされていない状態でファイアボタンを5クリックすると手動でロック画面に移行できます。
基本操作
4つのボタンを使用して操作します。
ファイアボタンは基本パフのみに使用。
パフは独立しており、どの画面に居る時にでも普通に吸えます。
基本的に各モード共通で、
UP/DOWNボタンでフォーカスを動かして、MODEボタンでその箇所の設定を開始。
該当部分が白くハイライトして、この状態でUP/DOWNボタンを押すと切り替わります。
VWモード
ワット数を自分で切り替えて吸うモードです。
温度管理モード
コイル種別ごとに4モードあります。
ワット数と温度の調整が出来ます。
ワットブーストモード
温度管理に対応していないコイルでも一定の感覚が得られるように、立ち上がりのワット数をブーストするモードのようです。
リプレイモード
これはORIONのDNA Goにも搭載されているモードですね。
“今のパフ良かった!”という時にそのパラメータを保存しておき、毎回再現するモードです。
温度管理に対応したコイルが必要で、カンタルやNi80などのTC非対応コイルだと操作ができず、ただのVWモードになりますね。
SS316のコイルをセットしてみたら、真ん中のボタンにSave Puffの文字が出現。
一度そこを選択するとPlaying状態になり、以降同じパフを繰り返します。
各種設定
一番下の「Settings」より。
現在のコイルに対する細かい設定が変更出来たり、過去のパフ情報を遡って見る事が出来たり、細かい情報が見れたり。
PCに接続してEScribeを使う
PCに接続して専用ソフトで細かくカスタマイズ出来るのがDNA基板の一番の特徴です。
Evolvの公式サイトからダウンロードします。
WindowsかMacであれば、International Editionを選択すれば日本語で使用出来ます。
基本的な使い方はとても簡単で、インストール&起動してDroneをPCにUSB接続すれば、自動で認識してすぐ使用可能になります。
この「一般」タブのプロファイルが各種動作モード。
ワッテージや温度管理、ブーストやリプレイの有無など自由に組み合わせたモードが作成出来ます。
上で紹介した各モードは、基本的な物がある程度プリセットで入れてあるだけだったりします。
パフに関する設定だけでなく、
画面表示のデザインを自由にカスタマイズしたり
カットオフ時間やロック解除コードを設定したり
画面表示の設定を行ったり。
USBを接続しながら使用すれば、デバイスのリアルタイムなモニタリングも出来たり。
PCに接続する事で様々な事が出来るようになります。
まとめ
流石Lost Vapeさんというか、
高品質で、高級感のあるModですし、非常に高機能です。
ネックになるのは大きさくらいかなぁ。
日常での使い心地を確かめる為に職場に持って行ったりもしてみましたが、流石にこのサイズは持ち出して使うにちょっと大変。
うちにあるドリッパーだとAngloが一番似合う感じだったので、Anglo乗せて将軍ジュースのフルーツボールを吸ってます。
めちゃめちゃ高機能なのでキャッキャいいながら弄っていたのですが、結局Ni80コイルでワッテージモードなので宝の持ち腐れ的な感じもしなくもなかったり。
ただ、満足感は凄いですね、これ。
VAPE始めたばかりの頃とかに、LostのModいいなぁ、そのうち華麗に使いこなしたいなぁ、なんて思っていた時期もありますしね。
販売リンク
上にも書きましたが、Healthcabinさん、Droneが妙に安いんですよね。
海外でも大抵$130以上で売られているModなのですが、¥10,975で出ているので、かなり安いと思います。
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