先週あたりから、前回のDRAG2 Kitに引き続いてクリアロマイザーのレビューが重なり、久しぶりにビルドをサボらせて頂いております。
うちは夫婦2人分のビルドを俺がやってるし、多分人よりコイル交換の頻度が高い方なので、ほぼ毎日どれかのリウィックをしていて、2~3日に1回くらいはどれかのコイルを巻いてたりするのですが、
先週末の3連休は1回もコイル巻かなかった。
休日は特にメンテ日だったりするので、RBAをメインで使い始めてからこんな事始めてかも。
そんなわけで、今回はクリアロマイザーです。
ADVKEN Owl Tank
なんだか、kawaiiフォルムですよね。
最近、instagramでこれの画像はよく見かけていたし、
Healthcabinさんから前々回のTopsideのレビュー依頼を受ける際に「これもやって欲しい!」と追加オファーがあったりして、今結構力を入れている製品なのかなぁと。
インスタで見かけた時から「お、kawaiiアトマイザーだなぁ」とは思っていたので、やらせて貰う事にしました。
こういう一風変わったフォルムには結構弱いんです。
唯一の誤算は、直前までこれをRTAだと思っていた事。
ずっと外見しか見ていなかったので、受けてから色々調べてみたら、「あ、クリアロだったのか」と。
まぁたまにはいいか、ってことで届いた品をじっくりと触ってみましたが、
なんとこれ、最近のRTAによく使われているトップ→ボトム式のエアフローシステムを搭載した漏れにくいタンクで、
0.2Ω/0.16Ωの低抵抗コイルを使う爆煙アトマイザーでした。
問題は、クリアロにこのエアフローシステムを搭載した事によってサイズが大きくなってしまった事かな。
でもデザイン的には逆にそれがいいかも?
そんな感じの、ちょっと興味深いタンクでした。
この製品はHealthCabinさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
目次
特徴
漏れにくいトップ→ボトム式のエアフローシステム
エアフローはリキッドが漏れにくいトップ吸気。
一見、ただのトップエアフローのタンクに見えるのですが、
トップから取り入れられたエアーは、フレームの中を通ってボトム側へ運ばれ、コイルの下から吹き付ける形になっています。
最近のRTAによく取り入れられているエアフローシステムで、
トップエアフローの漏れにくさと、ボトムエアフローの味の良さを両立する仕組みです。
スライド式のトップキャップ
トップキャップはスライド式。
従来のねじ込み式だと、キャップを閉める際に発生する圧力によりリキッドが押し込まれ、エアフロー部分にはみ出して漏れの原因となるのですが、この仕組みだと与圧は発生しません。
スライド部分もしっかり作られていて、トップ側からの漏れもありませんでした。
コイルの互換性の高さ
- ADVKEN manta tank
- ADVKEN dominator tank
- Vaporesso NRG TANK
- SMOK Tfv8 Baby
- SMOK Big Baby
- SMOK Tfv12 Baby Prince
とのコイルの互換性があるとの事。
コイル選択の幅も広いし、メーカーも跨いでいて入手製についても安心感があります。
サイズは少々大きめ、でも独特なデザイン
コイル交換式という制約から、このエアフローシステムだとどうしても本体が肥大化してしまい、デッキ25mm/ガラス部30mmという大柄なタンクになってしまっています。
逆にそのフォルムを活かしてフクロウっぽいかわいい感じにしてあります。
この試みは好きですね。
パッケージ
スリーブ付きの紙箱です。
ADVKENさんのパッケージはバックグラウンドがオシャレだと思うの。
Sample Test Onlyの記載が入ったシールが貼られているので、製品版とは異なる可能性があります。
側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スリーブを外すと、これまたかわいいロゴ入りの箱。
時計とかアクセサリーの箱みたいなパッケージングになっています。
パッケージ内容
- Owl Tank本体
- 0.2Ωメッシュコイルヘッド(本体装着済)
- 0.16Ωメッシュコイルヘッド(スペア)
- 予備Oリング
- ブランドカード
- クリーニングクロス
何故か毎回クリーニングクロスが付いてくるんですよね。
外観
ほんと丸い。
バブルガラスがよく似合ってますね。
中央のフレーム部分、片面にはフクロウの顔、反対側にはOWLのロゴが入っています。
上から。
トップキャップの傾斜がそのままドリップチップまで延長されているような感じ。
口に押し当てて吸う感じになりますかね。
自分は長めのドリチを咥えて吸うタイプなので、ちょっと違和感はありました。
慣れだとは思いますが。
ストレートガラスのタンクも付属していますが、微妙にコレジャナイ感ありますね。
バブルガラスありきのデザインというか。
個人的にバブルガラスは否定派なのですが、このアトマイザーのようにデザインにマッチしている場合はむしろそちらを使いたい。
底面にはADVKENのロゴ。
上にちょこんと小さくフクロウの顔が付いているのがまたかわいい。
コンタクトピンは結構ガッツリ出っ張っていますが、
クリアロマイザーですし、ハイブリッド環境で使うことはまずないかとは思います。
アトマイザーに乗せてみる
Mod側がこれだけゴツいと案外違和感なく乗るんですけど、
Aegisでこれですからね…。
ガッツリはみ出しますね。
うちにある中だと、Aegisと、Vaptio N1以外ははみ出しました。
松明かな?
詳細
公式ページ
スペック
直径 | 25mm (バブルガラス外周部30mm) |
リキッド容量 | 4ml / 3ml(ストレートガラス装着時) |
ドリップチップ | 810規格 |
コイル | クリアロマイザー |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップ吸気→ボトムエアフロー |
構造
分解してみました。
ドリップチップ
ドリップチップは810規格です。
トップキャップの形に合わせて作られており、かなり薄いですね。
先程も書きましたが、口に押し付けて吸う感じで、吸い心地が独特です。
810規格なので汎用のドリップチップも使用できますが、
やはりコレジャナイ感が出てきてしまいますね…。
コイル
コイルは0.2Ωの物と0.16Ωの物が付属しています。
あ、確かにSMOKのTFV8 Babyコイルと形が同じだ。
どちらもメッシュコイル。
形状と抵抗値が異なるだけの物です。
吸ってみる
吸ってみます。
コイルは最初から装着されていた0.2Ωコイル。
リキッドは、低抵抗向きの物を、ということで、HiLIQさんのFunta Mangoです。
焦げ防止のため、予めコイルのコットンにリキッドを染み込ませておきます。
スライドキャップからタンクにもリキッドを補充。
この辺りはホント楽。
念の為、完全にリキッドが染み込むまで10分位置いておきます。
エアフローは半開くらいでシューッと。
お、うん。
最近のクリアロってなかなか美味しいんですよね。
ちゃんと味出てます。
ただまぁ、普段RBAを吸い慣れていると、正直味に関してはやや不満が出るのは確か。
ちょっとだけ離れた所で味がしているような感覚があるんですよね。
クリアロって全体的に、遠い所で味がしているような感覚があって、これはかなり近くに来ていると思うのですが、あと一歩分くらい遠い感じ。
たまたまDrag2 Kitのレビューと重なり、クリアロを並行で使っていたのですが、
味の出方としてはあちらのほうが好みでした。
ただこれがダメというわけではなく、自分の中にあるクリアロマイザーの記憶と比べると遥かに美味しいんですよ。
RBAと比べるのはそもそも土俵が違うからダメだというのはわかるんですけどね。
あとこれ、相当な爆煙ですね。
基本的にエアフローはスカスカ気味で、コイルも低抵抗なのでもっくもくです。
普段、RBAのコイルで0.2以下なんて自分で組むことはほとんどないので、その辺りはかなり新鮮です。
まとめ
味に関する不満は少しだけ書きましたが、ダメというわけではなく、
先週から3連休にかけて、しばらくずっとこの組み合わせで吸っていましたし、
日常使用には充分耐えうるレベルだと思います。
サイズ的な問題と、爆煙アトマということでちょっと職場では使いづらく、主に家での使用になっていますが、なんだかんだでタンク4杯分くらいは吸ってますね。
おかげでここの所めちゃめちゃビルドをサボれています。
やはりめちゃめちゃ楽ですねぇ。
あと、やはりこのエアフローシステムは全然リキッドが漏れません、優秀。
コイルの在庫を常に気にしておくのが一番面倒でクリアロは徐々に使わなくなっちゃうんですが、
とりあえず今うちに、使ってないSMOKのTFV8Babyコイルがいくつかあるので、そのへんが使えるのはちょっとうれしい。
デザインはカトゥーン系というか、面白い感じで、かなり好みです。
どちらかというと渋いのとか、機械的で無骨だったりゴツいのとかが好みなんだけど、こう一定方向に振り切った感じのにも弱い。
ホント、これがRTAだったらなぁ、というのが一番惜しい点。
それだったら長い間結構ヘビーに使ったと思います。
デカイですけどね。
(既製品コイルなので比較的)安全に、お手軽に爆煙を楽しみたい方、
この独特のデザインに惹かれてしまった方、
「すごく…大きいです」と言われたい方、
フクロウが好きで好きでたまらない方などは候補にはいるかな、と思います。
販売元リンク
Healthcabinさんの販売リンクはこちら。
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