国内でも人気の高いCthulhu Modの新作テクニカルMod Sentinel MODのレビューです。

このMod、少し前からCthulhu公式さんがインスタなどで徐々に露出させており、気になっていた方も多いのではないでしょうか、
Cthulhuさんのファンである私もその1人です。
名作Mod Pi○oを彷彿とさせるコンパクトな形状、Cthulhuさんらしい質実かつ高品質さの漂うデザイン、そこに高性能チップとして知られるDNAチップが搭載されるとくれば、どうしても気になってしまう存在でしょう。
サイズ感もさることながらアルミニウム合金製ボディとステンレス製ボタンの組み合わせで質感も素晴らしく、
DNAチップ搭載とうことで若干高級寄りの価格設定とはなりますが、DNA60Cのチップ価格からするとかなり頑張っているというか、むしろ手の届きやすいDNA機という位置づけになるのではないでしょうか。
非常に満足感の高いModです。
この製品はCthulhu Modさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
濃いグレーのパッケージ
Cthulhuさんの製品は凝ったパッケージが多く、毎回楽しみになります。
今回は頑丈な引き出しタイプ。
パッケージ内容
- Sentinel Mod本体
- USB Type-Cケーブル
- 510スレッド保護シート
- ユーザーマニュアル
- 18650バッテリーシュリンク
USBケーブルの袋に、透明の510スレッド保護シートが2サイズ入っていました。
当Modの510スレッド部分はフラット形状なので、アトマイザーとの干渉によって傷が付くのを防ぐ為の物です。
PP製かな?柔らかい素材で作られています。
バッテリーシュリンクはCraftsmanやCthulhu AIO2などに入っていた物と同じ。
ユーザーマニュアルはものすごくシンプルな記述です。
外観・特徴
コンパクトかつシンプルデザイン
公式ページの謳い文句は
One of the most compact 18650 DNA 60C mod
(最もコンパクトな18650 DNA 60C modの一つ)
いつもながら、この表現好きですよねCthulhuさん。
カラーバリエーションはBlack,Silver,Midnight Greenの3色。
今回のサンプルはミッドナイトグリーンですが、公式などに出ていた写真よりも色が濃く感じます。
しかし、いい色です。
サイズ感はこんな感じ。
ホントコンパクトです。
恐らく多くの方が気になっているのが“コンパクトModの代表格であるあのmodと比べてどんな感じなのか”という点かと思います。
私もその点は気になっていました。
わずかに厚みと高さはありますが、ほぼ遜色ないくらいに感じますね。
本体側面は少し窪みが付けられており、スキットルのような形状になっています、
アルマイト加工された本体の鈍い反射光がこの湾曲で変化し、とても美しく見えます。
アクセントとして入れられている3本のストライプの陰影もいいですね。
上面はフラット形状でこれまた綺麗に仕上げられています。
510スレッドのコンタクトピンはスプリング式、
バッテリーカバーはエングレービングの装飾入り。
ちょっと高さのあるスクリュー式のバッテリーカバーです。
本体側面にステンレス製のファイアボタン、
こちらもハスターのタコさんマークが入れられています。
ボタンは横からつまめないほどの浅い出っ張りにしてありすが、押した際のクリック感はしっかりしています。
底面にはUSB Type-Cポート、+/-ボタン、そしてDNA60Cのカラー液晶。
アトマイザーフィッティング
やはりこのサイズ感に22mmはしっくりきますね。
24mmアトマイザーだとちょうどツライチになります。
25mmまでは干渉なしで普通に乗せられますが、若干はみ出す感じになります。
25mmが割と余裕で乗ったので、26mmだとどうかな……と思ったけど、ギリギリのギリギリ、一応回せるけど干渉するかしないかくらいでした。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 24 x 46.50 x 78.50mm |
重量 | 98.50g |
素材 | アルミニウム合金 |
バッテリー | 18650×1本使用(別売) |
動作モード | VWモード/温度管理モード(DNA60C準拠) |
対応抵抗値 | 0.1~3.0Ω |
出力ワット数 | 1~60w |
充電 | USB Type-C |
重量の実測は101g、バッテリー込みで145g、
軽量とまではいかないですが、オール金属のModとしては十分な軽さではないかと。
操作方法
電源操作は基本なく、バッテリーを入れて何かボタンを押したら画面が表示されます。
左の四角いブロックがバッテリー残量になっています。
ファイアボタンを3クリックすると本体ロックがかかります。
再度3クリックで解除できます。
待機画面の状態で+/-ボタンを押してゆくと、変更可能な箇所がハイライトされてゆきます、
ワッテージ表記がハイライトされた状態でファイアボタンを押すと、+/-ボタンでワッテージが変更出来るようになります。
モード表記がハイライトされた状態でファイアボタンを押すと、+/-ボタンで動作モードが変更出来るようになります。
Wattsが一般的なVWモード、
温度管理モードはSS316、Ti、Ni200、SS430の4つのプリセット、
Sessionモードは設定した時間までファイアボタンを自動で作動させるモードで、予めPCに繋いで設定しておく必要があります。
Replayモードは気に入ったパフの状態を保存しておいて再現させられる機能、ORIONなどに搭載されていたDNA Goなどにも搭載されていた機能ですね。
右下の歯車マークをハイライトさせてファイアボタンを押すと、メニューが表示されます。
Settingsは謎……押してもメインメニューに戻るだけなんですよね、
あとでPCに接続した時にEscribeで見てみます。
Statusは現在のコイルや設定、バッテリーなどのステータスを表示します。
Coilは現在のコイル抵抗値を手動で調整したり、Measureを選択して再度検知させたり。
モード変更やワッテージ変更をここで行うことも出来ます。
特に温度管理モードの温度設定はメイン画面では出来ないので、ここで行う必要があります。
Systemは、温度の華氏(°F)/摂氏(℃)の切り替えを行うことができます。
PCに接続してEscribeを使用
Evolv DNAチップは、PCに接続してEscribeという専用ソフトで細かい設定やカスタマイズを行うことができます。
Evolvの公式サイトからEscribe Suiteをダウンロードして、PCにインストールします。
Windows版、Mac版、Linux版(Beta)とあり、International Editionを選択すれば日本語で使用出来ます。
付属のUSBケーブルを使用して、ModをPCに接続します。
Escribeを起動すれば自動で認識されて読み込まれます。
読み込まれる……はずなのですが……
PCが認識しない、あれれ……?
差し込むポートを変えてみたり、MacやノートPCなど別の端末で試してみてもアウト。
コード43が出てるので、PCがUSBデバイスを認識していないっぽい。
以前、Hastur Modで同じ現象があった事を思い出す……あの時もコード43出てたなぁ……。
最近は聞かなくなったけど、タコさんの初回ロットの呪いがまた……?なんて不吉なことを考えながら。
結果としては、付属のUSBケーブルに問題があったようです、
別のケーブルで刺し直したら問題なく認識しました、よかった。
もし同じような現象が起きた際は、他のポートに刺してみる、別のケーブルを使用してみるなど試してみてください。
気を取り直して、Escribeの主な機能を見てゆきます。
メインとなる、一般=プロファイル設定画面
本体の中で”動作モード”として扱われる物をこの画面で細かく設定できます。
リプレイモードやセッションモードの設定もここから。
特に、温度管理はかなり細かく設定が出来るようになっています。
“テーマ”タブでは、液晶画面のテーマを変更できます。
テーマデザイナーで、好きなようにテーマをデザインする事も出来ます。
背景画像の差し替えから、画面のレイアウト、独自のメニュー画面やボタンを追加したりなんてことも可能で、かなり自由度が高いです。
液晶画面が小さめなのであまり大がかりな事は出来ないかもしれませんが、ボタンを画像に差し替えたりとかしてオシャレできそうですね。
ついでなので、先ほど謎だった”Settings”ボタンの設定を見てみましたが、
“動作”の部分が「移動→親スクリーン」になっていました。
やはりメイン画面に戻るだけ……。
例えば、このボタンをリプレイモードの記録開始ボタンにするとかしちゃってもいいかもですね。


“安全設定”は、パフの自動カットオフ時間の設定や、ロック解除コードの設定(デフォルトはファイア3クリック)
“表示設定”は、液晶の輝度や温度単位、画面の表示方向の切り替えなど
“Material”タブでは、コイル素材のプリセットを追加したり、
TCR値を入力したり抵抗値カーブを調整したりして自分で新しい素材を追加することも可能。
その他にも色々と機能があり、例えば”デバイスモニター”を起動してUSBを接続したまま吸うことでリアルタイムモニタリングが出来たり、
ツール→ECigStatsで詳細な値を見ることが出来たり。
完全に使いこなすにはある程度のPC知識、VAPE知識が必要となりますが、色々できて楽しいので興味を持たれた方には是非一度触ってみて欲しいツールです。
多少設定をミスっても「デバイスへ設定を適用」ボタンを押すまでは本体に書き込まれることはないですし、
心配であればファイル→保存で予め最初の状態のバックアップを取っておけば万一の時にも安心です。


ひとまずテーマを自分用に変えてみました。
背景画像と文字色や位置などを変えただけの簡易な物ですが。
ファームウェアアップデート
Escribeを色々触っていたら、”1.1 SP84 INT is available”という表記を見かけました。
先ほどのECigStatsで見ると現在は”1.1 SP75 INT”が入っており、ファームウェアのアップデートがあるようです。
人柱を兼ねて早速上げてみました。
表面上は特に変わったことはないですが一応これで最新に。
変更点とか調べてみたけど、Evolv DNA Forumとか探してみたけど情報がないんですよねぇ。
パッチノートみたいなのどこかにないかな。
まとめ
コンパクトで綺麗なModです。
一番の売りは”コンパクトなDNA搭載Mod”という点なのかと思いますが、DNAチップが関係なくともサイズ感、デザイン共に惹かれる物があります。
その上で高性能、多機能なDNAチップを搭載、
PCとの併用でかなり細かい点までカスタマイズ可能というのが特徴ですが、そこまでせずとも本体のみでも問題なく使用できます。
Cthulhu Modさんの公式通販では$138と、流石にDNA機だけあってちょっと高級路線。
ですがDNA60Cの基板だけを単体で買ってもこの半分くらいの価格してしまうことを考えると、かなり頑張っているのではないかなと思います。
まだ公式でもプレオーダーになっている段階だし、と思っていましたが、
オフィスエッジさんがもう入荷していました、早い!
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