また変態(褒め言葉)なマスプロアトマを衝動買いしてしまいましてね。
Hugsvape Piper RDAです。
何このデッキ、頭大丈夫?(褒め言葉)と思ったときには既にカートの中でした。
Hugsvapeさんは、Vandy Vapeから独立した新興メーカーなのですが、個性的なアトマイザーを次々と出していて、個人的な好感度は非常に高いです。
このメーカーとの最初の出会いはRing Lord RDAでした。
「なにこれ面白い!」ってことで、これ以降このメーカーを注視するようになり、
気づいたら、昨年の暮れにセール等を駆使して全部買い揃えていました。(クリアロ以外)
Chalice MTL RTAも今年に入ってから買ったので、クリアロ1個以外はコンプかな?
案外使ってる物多いので、近いうち記事にしたいですね。
Lotus RTA辺りは普通にデキる子。
まずは一番インパクトが強かったPiperから、と思いましたが、
まさかこんなイロモノをレビューしてる人他に居ないだろう、とニヤニヤしながら検索してみたら、
なんと、ぬかよろさんが既にレビューしていました。
以前から、クイズ企画のヒントに当ブログを引用して頂いていたり、「『おもしろそう』と考える感覚が似ている」と非常に有り難いご紹介を頂いていたのですが、
やはりこちらとしてもシンパシーを感じてしまいますw
自分がブログを始める前から「この方凄いなー」って読ませて頂いていた所なので、そんな方の後というのは緊張しますし、ネタを2ヶ月も寝かしていた事を少し後悔したりもしていますが、いつもの感じで行かせて頂こうと思います。
目次
特徴
デュアルバーチカルの変わり種デッキ
もう、これに尽きます。
デッキ以外は、まぁ、普通。
ですがキャップを明けた瞬間「なんじゃこれー!?」ってなることうけあい。
見るからに超めんどくさそうなのですが、
バーチカルコイルって味がいいって言うのはよく聞くし、
普通のデッキで無理矢理バーチカルを組んでいる人も見かけたりします。
なので、味については期待が膨らみますよね。
パッケージ
Hugsvapeさんはパッケージにはそれほど凝っていない印象。
パット見、一昔前の中国製電化製品とかのパッケージに似た印象を受けます。
悪く言ってしまうと、チープ。
パッケージには特に拘りはないので自分は気にならないですが。
スリーブを外すと中箱が…では無く、スリーブがパッケージの蓋も兼ねており、いきなり製品が顔を出します。
パッケージ内容
- Piper RDA本体
- 510ドリップチップアダプター
- ユーザーマニュアル
- T字レンチ
- ノーマルコンタクトピン(BFピンが装着済)
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
ユーザーマニュアルは英語で記載。
ワランティカードも兼ねています。
外観
大きく、アルファベットのXのような模様が入っています。
黒なのでちょっとわかりづらいですね。
光を当ててみるとこんな感じ。
キュッとくびれが入っているような形状。
個人的にグッと来る感じのデザインというわけではないですが、
安っぽくもないし、スタンダードな感じで悪くないと思います。
あまりModを選ばずフィットしそう。
キャップ上部はドリップチップに向けてすぼまっていく形状で、付属ドリップチップだときれいにラインが繋がります。
スジ彫りの影響で一見トップパーツだけ回りそうに見えますが、キャップは一体型です。
エアフローはキャップ自体を回して調整するタイプ。
ちょっと覗いてみると、まるでタンクアトマイザーのようにガバッと開いています。
全閉にしても吸えるくらいの重さ。
全体的にスカスカドローなので、低抵抗向きかなと思います。
底面には製品名、メーカー名、シリアル番号?のプリント。
コンタクトピンは一見全然出っ張ってないように見えますが、
インシュレーターがガッツリ出っ張っている為にそう見えるだけで、実際は1mmくらいは出ている感じです。
初期状態でBFピンが装着されています。
スコンカー推奨ってことかな?
Modに乗せてみる
詳細
公式ページ
カラーバリエーション
カラーは5色
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 27.8mm |
コイル | デュアルコイルRBA |
BF対応 | ○(BFピン標準装着、ノーマルピン付属) |
エアフロー | ボトム→サイドエアフロー |
構造
分解してみました。
デッキパーツが特殊で、コンタクトピンがかなり長いですね。
ドリップチップ
付属ドリップチップはアクリルかな?
810規格なので汎用ドリップチップも使用できます。
付属の510アダプターを使用すると、汎用510ドリップチップも使用可能。
キャップ
キャップ内部はキレイなドーム型n……ん?天辺の辺りに段差?
出口周辺だけ少し平らになっている感じかな?
デッキ
一番の特徴であるデュアルバーチカルのデッキ。
大きめのパーツが階段状に並んでいます。
高さの異なるポストでコイルを縦に固定する感じ。
では、真ん中のでっかいパーツはなんだ?というと、エアフローとボトムフィードの出口ですね。
BF使用時、リキッドはこの高さまで吸い上げられ、デッキのパーツを伝って下のジュースウェルまで落ちていきます。
エアフローはこんな感じ。
ボトムから吸気して、中央のパーツの中を通って内側からコイルに吹き付けます。
コイルに無駄なく当たるようになっていますし、形状的に伝い漏れなどもしにくいと思います。
ビルドしてみる
こういう変わり種デッキはビルドしてナンボですよね。
やってみます。
カンタル24ga 3mm7巻デュアルで0.36Ω
ビルド難度は高そうに見えて、意外とそうでも無かったです。
縦にコイルを置くので、自分のように精密ドライバーをジグ代わりにしていると下につっかえてやりにくかったな、くらい。
エアフローには極力寄せたいですが、中央のエアフローパーツもポジティブ側の端子と繋がっているので、ショートしないように注意が必要です。
悩んだのがウイッキング。
マニュアルによると、1本のコットンの両端を差し込むか、、分割して半々に詰めるか、みたい。
後者は弥生時代の人の髪型みたいだ。
前者でやってみました。
自分はBFでなくドリップで使いたかったので、
こうしておくと雑にリキチャしてもリキッドが上部分のコットンに染み込んでバランスよく行き渡るかなと。
ただね、これ、ウィッキングかなり大変でした。
自分のやり方の問題かな?
自分の普段のやり方は、コットンの先端をねじって差し込んで、反対側から回しながら引っ張ってるんですが、
下側の隙間が狭いから引っ張りづらい。
ピンセットを使って何とか先端を引っ張り出して…って感じ。
そして、片方通した後に残りの一方に通す際は、片側が固定されているだけに余計にやりづらくなります。
ひねりながら通すわけにもいかなくなるし、ちょいキツイくらいのをまっすぐ引っ張って通さないといけない。
多分自分は普段からコットンを通す量が多めだと思うので、
もうちょっとコットンを少なめにして通しやすくした方がいいかもですね。
ふわっとさせる感じかな。
吸ってみます。
リキッドは将軍ジュースのFusilier Fruitsbaul。
出力は45w
吸う時に、笛鳴りのような音が少しだけします。
Piper(笛吹き)とはよく言ったもの。
ですが、気になるほど大きな音ではないと思います。
ミストは乱暴と言うか、ちょっと荒々しい感じ。
通常のデュアルアトマのミストをデザートのムースに例えると、これは綿菓子みたいな。
味は、実際かなり出ていると思います。
新食感な事も相まって、妙に美味しく感じる。
荒い感じではありますが、ミストがコイルから直に上がってくるわけでもないので、スピットバックもありません。
あと、やはりこのウイッキングだとドリップもしやすく感じます。
上に見えてるコットンに染み込むようにしてやればバランスよく浸透しそうだし漏れも起こりにくそう(なイメージ)
ドリチも外さなくて良さそう。
多分こうしなくても、リキッドが下まで落ちてちゃんと均等に吸い上げてくれるんだろうけど、なんとなく気分的に。
まとめ
面白い。
これに尽きます。
このHugsvapeさんとか、DreadとFresiaのDamnvapeさんとか、新興メーカーのチャレンジングな製品はどれも面白く、触っていて非常に楽しめますね。
上記両社のアトマイザーは大体触りましたが、どれも非常に楽しめています。
イロモノには違いないですが、イロモノで終わらないと言うか、デメリットが無くはないとはいえ、キチンと使ってあげればなかなかの実力を秘めています。
このPiperも相当な変わり種ですし、ビルドやウイッキングも若干手間ではありますが、
この食感が割と好みで、時々吸いたくなって出して来たりしてます。
結構お安く売っていたりしますし、
変わり種が好きな方や、普段とちょっと違うビルドがしてみたい、という人には面白いアトマイザーなのではないでしょうか。
価格調査
マイナーなせいか、残念ながら国内では見つけられませんでした。
Everzonさんが妙に安く、$9.99(¥1,088円)になっています。
ただ、売り切れ間近っぽい。
3FVAPEさんが$14.21〜と結構いい感じのお値段。
色によって価格が異なりますが、人気ありそうなSSでも$16.99でした。
時間がかかっても良ければ、$15〜で送料無料ですし。
3AVAPEさんは$18.99。
$30で送料無料に出来るので、買い方によっては。
VapeSourcingさんは$16.99。
送料は最安で$5です。
Efunさんも$9.99で安っ!って思ったけど、カラーを選ぶ際に+$5になる謎。
送料もあるので、他のついでとかなら。
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