Vapefly Jester Pod Kitの購入品レビューです。
昨年Galaxiesシリーズで一気にスターダムにのし上がったVapeflyさんのリビルド可能Pod。
キャッチコピーは”First Rebuildable Dripping Pod System“
うそやん、リビルド出来るPodってPasitoの方が先やん、って一瞬思ったのですが、よく見たらDrippingの文字が。
違いはリビルダブルPodの構造。
Pasitoをはじめ、他の殆どのリビルダブルPodは、コイルユニットの中をリビルド出来るタイプになっています。
ちょっと前のクリアロ用のRBAコイルみたいな形ですね。
ですがこれは、Podの中にRBAデッキがそっくり内蔵されており、仕組みとしてはRDTAに近い形になっています。
先に出たPasitoをべた褒めして愛用しちゃってるし、これははじめは見送るつもりで、
もしレビューの話でも回ってきたら触ってみようかな、くらいに思っていたのですが、このデッキを見たらなんだか興味がむくむくと湧いてしまいまして。
でね、カラバリが、凄く……Jester(道化師)です……なんですよ。
折角興味も湧いたし、もしレビューで趣味に合わない柄が来たらちょっと嫌だな……ってことで、もう、柄を自分で選んで買ってしまおう、となりました。
これ、発表はPasitoとほぼ同時期というか、同日?翌日?くらいだったんですよ。
ですがVapeflyさんって発表から発売までに結構間が開くことが多いですよね。
Brunhildeもプレオーダー入れてから数ヶ月待ったし。
このJesterも2~3ヶ月待ったかな。
もう既に先行のPasitoを存分にしゃぶりつくした頃にうちにやってきました。
折角だから予備Podも買っとこう、と思ったのが失敗だったみたいで、
予備Podの入荷待ちで数週余分に待つことになったみたい。
あ、そういえば買ってたな……ってレベルの到着だったのですが、
ビルドして吸ってみると、これ、美味しいかも。
ドローが結構重いのも好みだし、この形のデッキはコイルユニット式よりもビルド幅が広く、ちょっと遊べそうな感じです。
デメリットも少しあったので、そこを踏まえつつ紹介していきます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
縦長の紙箱。
うっすらと、Jester(道化師)が笑っている不気味な感じのパッケージです。
裏面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチの下のコードを、公式サイトの下にあるフォームに入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。
パッケージ内容
今回買ったのは、リビルダブルカードリッジが付属するRBAエディションです。
- Jesterバッテリー本体
- リビルダブルカードリッジ(本体装着済)
- メッシュコイル用カードリッジ(0.5Ωメッシュコイル装着済)
- T字レンチ
- 予備Oリング
- 予備ネジ
- 予備シリコンパーツ
- 1.0Ωプリメイドコイル
- コットン
- ユーザーマニュアル
RBAエディションにもコイル用のカードリッジが付いてくるんですね。
メッシュコイルエディションには1個しか付かないらしいので、ちょっと価格は上がるけどこちらの方がお得感。
ユーザーマニュアルは、ペラの大きな紙に多言語で書かれています。
日本語の記述はありません。
付属コイル&コットン
カンタル28ga 2mm系の1.0Ωコイルと、Vapefly firebolt cottonです。
外観
形は、旧来の弾丸型のPodをそのままちょっと大きくしたような感じ。
この柄、自分のようなオッサンが持つにはちょっとアレかもですが、なかなかKawaii。
もし自分が使うなら無地系かなって思っていたのですが、
自分は既にPasitoを愛用しているから、うちの奥さんが気に入りそうな柄を買ってみて、もしお気に召したらレビュー後に渡そうと思った次第。
目論見は見事に当たり、現在愛用して頂いています。
サイズ感。
正面から見ると長さや幅はPasitoとほぼ同サイズくらいなのですが、
丸っこくてスリムな分小柄に感じます。
Podとしてはちょっと大きめですが、まぁ最近のPodってこんなもんですよね。
表面の柄はプリントで、サラサラな質感になっています。
チープと言えばチープですが、この柄なら合ってる感じ。
本体中央に丸いボタンが一つだけ付いています。
このボタンがパフボタンと、電源や出力調整などを兼ねています。
ボタンの内部にはLEDインジケーターが埋め込まれており、バッテリー残量や出力設定などを表示します。
底面には充電用のUSBポートが付いています。
側面両側に付いているこのボタンは、Podカードリッジのイジェクトボタンになっています。
左右のボタンを指で押し込むと、Podカードリッジが容易に取り外せるようになっています。
Podカードリッジ
これだけ見ると従来のPodデバイスみたい。
リキッド容量は2mlです。
吸い口はちょっと厚めのダックビル形状。
やや厚みは感じるけど咥えやすいと思います。
上半分がキャップになっており、外すとデッキが現れます。
キャップの内側は小さいながらもドーム状に近い形状になっており、RDAアトマイザーをそのまま内蔵したかのような構造。
デッキも、ボトムエアフローのRBAのアトマイザーを小さくしてそのまま乗せたような感じ。
コットンレッグを落とす穴はそのまま下のタンクに繋がっており、形式としてはまんまRDTAですね。
コイル交換式のカートリッジも付いていたので見てみました。
コイルユニットとAFCパーツをスレッド式で固定して、Oリングでタンクに固定する、よくあるタイプの物。
こちらはあまり興味ないのでサラッと(すみません)
てかこれ見てたら、こないだ別のPodでコイル交換の際にAFCパーツごと捨てちゃったのを思い出した……。
リキッドの補充は、デッキの脇にあるこの穴から行います。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 33.0mm x 18.2mm x 91.0mm |
バッテリー | 1000mAh |
重量 | 56g (実測) |
コイル | 0.5Ωメッシュコイル 1.2Ω BVCコイル リビルダブル(推奨0.8~1.5Ω) |
リキッド容量 | 2ml |
出力 | 3.3V / 3.8V / 4.8V(3段階切り替え) |
対応抵抗値 | 0.5Ω〜3Ω |
充電 | microUSB 5V/0.8A |
保護機能 | 自動カットオフ(10秒) 短絡(ショート保護) 過放電保護 高温警告 |
重量
Pod込みで56gと、かなり軽量です。
操作方法
電源ON/OFF
ボタン5クリックで電源ON/OFF切り替え
出力変更
電源ON中にボタンを3クリックで出力を切り替えます。
- 紫:3.3V
- 青:3.8V
- 緑:4.8V
4.8Vは、0.5Ωコイル(もしくはそれに近いRBA)では非推奨です。
ビルドしてみる
注意:抵抗値は測れません
このRBAカードリッジの問題点の一つ。
デッキがPodに固定されているので、オームメーターやテクニカルModなどを用いて抵抗値を測ることが出来ないんですよね。
ワニ口とか針型の端子の付いたオームメーターで測るくらいしか手段がない。
なので、組み慣れていてある程度自分で抵抗値が分かっているビルドにするか、もしくはプリメイドコイルを使うのがベターかな、と思います。
……なのですがこれ、
なんか見覚えあるデッキなんだよなぁ、って思っていたら、
Cthulhu 1928 MTL RDAのデッキとほぼ同じ形状で、ピッチもかなり近いんですよ。
これはお気に入りで2つ買って愛用しているし、リキッドの試飲にも使っているので普段からよく見ていたんですよね。
1928のデッキで抵抗値を測って移植、という形でもビルド出来ました。
(2つ目のビルドでそれをやっています)
付属コイルを使用
まずは、付属の1.0Ωコイルを使ってみます。
ワイヤーの左右にあるガイドには切り欠きがあるので、
ワイヤーをネジに半周グルッと巻き付けて、切り欠きに差し込んで軽く引っ張りながらネジを締め、余りをカットします。
2mm径なので、コットンはかなり細くなりますね。
長さはこのくらい長くしないとタンクまで届かなさそうな感じでした。
自分は普段RDTAを組む時は、コットンがタンクに少し顔を出している位の長s……ってこれ、黒すぎて全然見えねぇんだよなぁ……。
今回吸っているリキッドは、Chronic JuiceのHONEYDEWDです。
人気のBLUESLUSHにかなり近い感じの、美味しいメロン味。
まず思ったのが、ドローが結構重いこと。
Podの中ではかなり重い方なんじゃないかと思います。
ガチめまではいかないけど、MTL吸いも充分いける感じ。
重めDLというか、それよりもちょこっとだけMTL寄りの、MTLとDLの中間くらいの吸い方が自分にはハマりました。
出力は、3.3Vだとこのコイルでは結構ジュルります。
3.8Vが丁度いい感じ。
4.8Vはちょっと強すぎるかな……なんでこれだけこんなに極端なんだ。
味はかなり出ているし、美味しいです。
ただちょっとだけイガりやすく感じました。
MTLクラプトンを使用
Vandy VapeのSuper Fine MTL Fused Clapton Wireを使ってみました。
2.5mm径で5巻
そんなに頻繁に使ってないから抵抗値読みに自信が無いので、一度1928 RDAのデッキで測ってから移植します。
なので足は切らずにそのまま。
やはり、そのままスポッと移植できました。
多少の誤差は出るだろうけど、ある程度の指標にはなるかなと。
このコイルでも、3.8Vが丁度いい感じですね。
4.8Vはボタンが点滅して通電しないことがありました。
動く時と動かない時がある。
多分プロテクトが働いていて、ちょうどギリギリの抵抗値なんじゃないかと。
味は濃く出ますが、ちょっとミストが熱いです。
コイルもかなり近いし、余り熱量を上げるビルドは向いていなさそう。
カンタル26ga 1Ω(推定)
径の小さなコイルって余り好みではないので巻き直し。
カンタル26ga 2.5mm径 7巻
2.5mm径が結構フィットする感じですね。
今回は測ってませんが、大体1Ω前後になるはず。
結局このくらいに落ち着きました。
3.8Vで、ジュルりもイガりもなく、美味しく吸えます。
付属の2mmよりもちょっと熱量は上がるけど、安定している感。
しばらく使ってみて
味に関しては文句なしですね、ずっと美味しく吸えています。
RDTAライクなのでリキッド漏れとかは少し心配でしたが、使っていて特に漏れや滲みはなかったです。
ただ、キャップを開けると中はちょっと湿っていますね。
主に結露かなー、とは思いますが、キャップの隙間に少し入り込んでいるのでちょっと拭いてやる感じ。
使っていて一番困ったのは、Podカードリッジが黒すぎる点ですかね。
この黒さの物が2重になっているので、リキッド残量は全然見えません。
2重にするならせめて内側はもうちょっと透明度を上げて欲しかった。
明るい部屋で光に漉かしてもこんな感じで、
キャップを外してかろうじて見えるかな、くらい。
これだけはホント、運用する際の不満点です。
あとは、ビルドの際に抵抗値が測れないくらいかなぁ。
ここは慣れと1928で一応カバー出来てるので自分はあまり気にしていません。
あ、あと、Pasitoと比較するとしたらドリップチップが交換できないというのもデメリットになるかも。
まとめ
味はよく出ますし、ビルドも結構遊べる感じで、いいデバイスかなと思います。
個人的には、味に関してはPasitoよりこちらの方が少しだけ好きかも。
アトマイザーに近い感覚というのもあるし、ドローの重さがいいですね。
不満点になり得る点は先ほど上げたとおり、リキッド残量の見づらさと、ビルドの抵抗値が測れないことと、ドリップチップが交換出来ないこと。
ビルドはやりやすい方かなと思います。
1928あたりのデッキとほぼ同じ感覚でやれるので、他のPodのような狭いコイルユニット内でのビルドと比べたら格段に楽ですね。
あの辺の小さいデッキ、目が疲れるので……。
上記の通りデメリットもあるし、最近はVW機能搭載などの高機能な物も出始めているし、強くオススメは出来ないですが、
Podでこれだけビルドしやすいのは現状コレとRatelくらいかなぁ?
価格は安い方だと思いますし、このデッキに魅力を感じたらアリかな、と思います。
価格調査
自分は今回はEverzonさんで買いました。
ログイン後価格でRBA版が¥2,461.22、メッシュコイル版が¥2,098.51
2019/10/10まで、クーポンコード「CN15」で15%OFF+送料無料みたいです。
姉妹サイトの3AVAPEもほぼ同価格。
ログイン後価格でRBA版が¥2,459.33、メッシュコイル版が¥2,091.78
こちらはクーポンコード「CND15」で15%OFF
Fasttechさんは、RBA版が表示価格$32.99ですが、クーポンコード「MAP」適用で$25.95
送料無料です。
国内だと、フレキチさんが¥4,500円で、プレビルドコイルとネックストラップのおまけ付きで販売中。
あと、地元の実店舗になりますが、VaporLEMONさんが8月の末にいち早く入荷されていて、¥3,800とお安く売り出されています。
国内ではほぼ最速だったようで、値付けには迷われていたようですw
コメント
おはようございます。
待ってました、Jesterレビュー!
て、私は今週末から来週頭ぐらいに到着するのを待っている状態でまだ手元にないんですが…
某中華サイトで買ったんですが、その後別な某中華サイトでタイムセールでUSD10以下で出て思わずまたポチってしまい、結局Jester2個ということに(苦笑)
Pasitoも使ってますが、一度ある程度の高さから落としてしまったら、それ以降充電時に触ってないのに通電することがあるようになり(Pod外して充電すればまあ… 汗)、加えて内蔵バッテリが劣化(=一度完全放電近くなってしまった?)したらしく持ちが悪ーくなってしまい、なんか別ないいPod試すか、と。
たぶん私はコイルカートリッジをメインに運用(じゃなんでJester買ったんだよと突っ込まれるかもしれませんけど)すると思います。いや、RBAも試しはしますが。
私はあと来週中ぐらいにVoopoo Vinci、Wismec Tinker2、PyroV3、Aegis Squonker、Intake Dual RTA(最後2つは来月ぐらいでしょうか)、まーずさんのレビューで購入を決めたGAS Mods Halaなどの到着待ちでもあります。
Vinciは…(特に日本では)多くの方はSmok RPM40のほうに行くのかもしれませんね。RPM40は今後RBA Podも出るそうですし。
おはようございます!
$10以下は安いなぁ…
結局コイルの方はまだ1回も使ってません。
レビューする人としてはちょっとダメなのですがw
Vinciは迷ったけどやめました、RBAがあればRPM40と競合になったんですけどねぇ
ちょっと今予算の関係で買い控えしてますが、Pyro V3はどこかで買っておこうとは思っています。
こんにちは!
毎日楽しみに見させてもらってます。
質問なのですが。
JesterなんですがEverzonで送料無料にならないです、なぜでしょうか?
こんにちは!コメントありがとうございます!
自分でも今試してみましたが、確かになりませんね…。
トップページの画像に「15%OFF FREE SHIPPING」と書いてあったのでクーポンコードで送料無料になるのかな、と思ったのですが、
Everzonは元々普段から$30以上の買い物で送料無料になるので、もしかしたらそちらの事を言っているのかもしれませんね(´・ω・`)
早い返信ありがとうございます。
そうですか、30$で送料無料なんですか。
良いこと聞きました( ・∇・)
何か他に買ってみようかと思います。
これからもブログ頑張ってください。
応援しています。
ありがとうございました!
ありがとうございます!これからも更新がんばります!
Everzonと3AVAPEは、Retail(個人向け)アカウントだと$30以上で送料無料になるので、ちょくちょく利用していますね〜
何かアクセサリ付けたりして$30付近に調整することも多いですw
昔は送料無料でも佐川配送だったので4〜5日で届いていましたが、最近は無料だとシンガポールポストになることが多くなり、ちょっと日数を覚悟するようになりました。
詳しくありがとうございます。
40$くらいでシンガポールポストでも送料取られてしまいます( ;∀;)
セール品だと駄目とかあるんでしょうかね、、、
6000円で送料無料でてきました!
予算オーバーなのでまたの機会にします。
また何かあったらコメントさせてください!
ありがとうございました( ◠‿◠ )
あれれ…おかしいな
Jester入れて$34で送料無料が出るんですけどね(´・ω・`)
https://marz04.net/wp-content/uploads/2019/10/a2d1da94-06eb-42e2-8e0a-0ce19dacbd63.jpg
もしかしたら、送料無料の計算の対象にならない商品が入っているのかも知れませんね。
別のサイトですが以前そういうことがありました。
流石に、$5の送料を浮かすために$60はキツイですよねw
同じのカート入れたら送料無料出てきました!
おっしゃる通り対象じゃない商品があるみたいですね( ・∇・)
ちょっと色々組み合わせてみます。
ありがとうございました!
おー、よかった!
このサイトでは自分はまだ当たったことないのですが、やはり非対象の商品があるんですねぇ。