Vapefly Brunhilde MTL RTAのレビューです。
少し前に出た、Brunhilde RTAのMTL版です。
前作と同じ、ドイツのGerman 103チームの設計。
これ、当時このインパクトに惹かれて速攻で購入した記憶があります。
変わり種ではあるのですが、美味しいし、タンクが大きくて便利なんですよね。
サイズの事に目を瞑れば。
そして、出ましたねMTL版。
最近MTLアトマイザーのリリースがまた増えてきています。
ニコリキが普通の海外ではPodデバイスで塩ニコを吸うスタイルが増えてるみたいですし、RBAアトマイザーもそっちに寄せてきたのかな?
これまで爆煙系ばかり出していたメーカーが挙ってMTLを出しているのもちょっと印象的。
ですがVapeflyさんは元々Galaxiesという大ヒットMTLアトマイザーをリリースしているメーカーですし、MTLはお手の物でしょう。
ある意味安心感があります。
やはりネックとなるのはサイズくらいですかね。
だけど前より径が抑えられているので、ステルスModで化けるかも?
この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
前作同様、ややアンティーク調のデザインが施されたパッケージ。
なんかね、なんか、
このパッケージをじっと見ていたら…。
本体のイラストの中央部分、フライトゴーグルをかけた犬、もしくは口ひげのお爺ちゃんに見えてきましてね……。
いかついデザインのハズなのですが、なんだか可愛く見えてきました。
裏面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチの下のコードを、公式サイトの下にあるフォームに入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。
パッケージ内容
- Brunhilde RTA本体
- スペアガラスチューブ
- スペアドリップチップ
- エアフローパーツx6(ケース入り)
- 六角レンチ・T字レンチ
- 予備ワイヤー
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
- プリメイドコイル・コットン
- ユーザーマニュアル
- German 103チームカード
ユーザーマニュアルは冊子タイプで、多言語で書かれています。
日本語の記述はありません。
予備イモネジは六角とマイナスの2種類が入っています。
本体に最初から付いているのは六角ネジで、六角はあまり好きではないのでマイナスに交換しました。
AFCに加えて、デッキにエアフロー調整パーツを取り付けてドロー調整可能な仕様。
パーツはしっかりしたケースに詰められて入っていました。
付属のプリメイドコイルはNi80の単線コイル。
26gaの2.5mm径で1Ω
コットンは、同社から出ているFirebolt cottonが2本入っています。
口紐のように1法が纏めてあってコイルに通しやすくなっている物です。
外観
相変わらずゴージャス、そして長い。
ブラックで少々わかりづらいので光を当ててみます。
キャップ部分にはフラクトゥール書体でBrunhildeのロゴが刻まれており、
タンク部分には戦乙女ワルキューレ(=ブリュンヒルデ)をモチーフにしたレリーフが刻まれています。
基本デザインは前作と同じですね。
前作と並べてみました。
キャップ形状が微妙に変わっている他、全体的にサイズダウンしていますね。
直径も25mm→23mmに下がっています。
キャップには穴が開いており、無地の方の穴に合わせるとエアフロー
水滴マークのある方に合わせるとタンクと繋がります。
吸う時はエアフロー側に合わせ、リキッドチャージを行う時は半周回して水滴マーク側へ合わせます。
底面にはロゴなどのエングレービング。
ポジティブピンは思いっきり飛び出しています。
フィッティング
ふと思いついて試してみたんですけど、これ、Witcherにそのまま入るんですよ!
前作はギリギリ入らなくて悔しい思いをしたのです……。
今回は径が小さくなっていい感じにフィットします。
このModに合わせられるアトマイザーは貴重なのですごく嬉しい。
こういう長いのはもういっそチューブ系で使うのもアリですね。
アトマイザーのサイズが大きいので、MTLなのにこういう大柄なデュアルバッテリーModとばかり合わせたくなってしまう。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 23mm |
高さ | 59.5mm(標準ドリチ含む) |
素材 | SS |
リキッド容量 | 5ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | サイドフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
構造
分解してみました。
RTAというよりは、RDTAのパーツ構成ですよね。
タンク
タンク部分はこのように独立して外せるので、洗浄は容易に行えます。
前作同様、ステンレス製のワイヤーを伝ってリキッドが上のデッキまで運ばれます。
今回はシングルコイルなので2本。
てかやっぱりこれRDTAですよね。
でも、メーカーがRTAと言っている以上、RTAなのでしょう。
ドリップチップ
長さの異なるものが2つ付属しています。
ボア内径は同じで、どちらもストレート形状。
長さの違いのみかと思われます。
ロングの方はパーツが2分割になっていて、下が金属、上はレジンかな?
元々長いアトマイザーなので、ロングを付けると更に長く……。
でも、上のWitcherの写真でも使いましたが、ステルスなどと合わせる時はアリかなと思います。
キャップ
ドリッパーのキャップそのものといった感じ。
上部はフラットで、中心部分だけ少しテーパーが入っています。
ちょっと変わった形状。
デッキ
固定ネジが4本あるタイプのシングルコイルデッキ。
コイルをどちらの方向で巻いてもセット出来るようになっています。
ポストの間はかなりの空間があります。
3mm径や3.5mm径をセットしてもかなり余裕がありそう。
逆に、小径コイルだと隙間が気になりそうですね。
両側のポストの外側はアヒルのくちばしのような形状になっています。
余ったコイル足をカットする時にニッパーの先端が入れやすい形状。
前作は、サラウンドエアフローという名前の付いた少し凝ったエアフローだったのですが、今回はシングルコイルになった事もあり、シンプルなボトムエアフローになっています。
初期状態ではエアフローパーツが取り付けられておらず、大きな穴が1つ開いているのみ。
エアフローパーツはスクリュー式の固定になっているので、マイナスドライバーを使って締め込みます。
RDAのデッキのようにジュースウェルが掘り込んであり、タンクならつながるワイヤーの先端が見えています。
コットンをここに差し込んでおけば勝手にワイヤーを伝ってリキッドが供給される仕組み。
毛細管現象ってやつで上がってくるのですが、なんかちょっと不思議。
不思議なのですが、これで問題なく供給されちゃうんですよね。
ビルドして吸ってみる
ビルドはめちゃめちゃ簡単な部類です。
左右どちら向きでもいいのでコイルを巻いて、足を挟んでネジを閉めます。
隙間を利用して、赤線のような角度でニッパーを入れ、余った足をカットします。
この部分は少し凹んでいるので、多少余っていてもOKかと思います。
ようは飛び出してさえいなければ。
ウイックは、デッキから少しはみ出すくらいの所でカットして、そのままウェルに差し込んでやるだけでOKです。
ウイックの端の断面がワイヤーの断面に触れるくらいで合わせると供給しやすいのかな、と思ってそうしています。
なんとなく、毛細管現象のイメージ的に。
コットンの先端は漉いても漉かなくてもいいと思いますが、自分は軽く漉いています。
通す際に捻って絡まったのをほぐすくらいの感覚ですけどね。
この辺の漉き具合は供給状況に応じて変えています。
付属のプリメイドコイルを使用
1Ω表記でしたが、セットしてみたら0.87Ω
まぁOKでしょう。
このコイルは、Galaxiesとかに付属していた物と同じかな。
あれもこのくらいの抵抗値になった記憶。
やはり2.5mm径のコイルは小さく感じますね。
エアフローパーツは下から3番めの1.4mmを使ってみました。
この辺にしておけば、あとはAFCの方で大体調整効くかなと。
リキッドはHiLIQさんのFlamingoを吸ってみます。
ModはもちろんWitcherを使うよ!
AFC全閉にするとほぼ吸えないくらい重くなります。
AFC側は円型の穴なので細かい調整は効きませんが、1.4mmホールだと全開でもギリMTL出来るくらいですかね。
個人的にはこのくらいで重めDLするのが好みです。
味は、もう、あれですよ。
これRDTAですよね。
普通にドリッパーの味ですよ。
前のBrunhildeもそうだったんで、ある程度予想はしていたんですけどね。
前作のような複雑なエアフローではなくシンプルなボトムエアフローで、コイルが近いのでかなりダイレクト感のあるミスト。
いけますこれ。
MTLクラプトンを使用
Demon KillerのFlame Wire、FタイプのMTLクラプトンを使ってみました。
2.5mm 6巻で0.9Ω
クラプトンなら2.5mmでもいいかな、と思ったけど、まだコイルが小さく感じますね。
抵抗値はほぼ変わりませんが、ミスト量と密度が上がりそうなので、エアフローパーツは1.6mmに換装して完全に重めDL向きにします。
吸ってみました。
元々好みの設定ということもあり、かなり気に入りました。
キャップ(チャンバー)内の空間が結構あるので、ガチMTLよりもミスト量増しで重めDLくらいがハマりそうに感じます。
もうちょい抵抗値下げてもいいかも知れない。
まとめ
パフォーマンスは相変わらず良いです。
良いので、大体いい感じの評価で終われそうなのですが……。
ふと思ったのが、
MTLで5mmタンク、要る?
自分の普段の吸い方だと、3〜4日は余裕ですね。
まぁでもこの辺は人によるか。
うちの奥さんとか1日中VAPE吸える環境なのでMTLでも消費量多いし、試しに使わせてみたい。
このアトマイザーのいい所は、RTA(自称)でありつつ、RDAやRDTAのようなドリッパーライクの味わいとメンテナンス性を得られる所ですね。
味もさることながら、さっとキャップを外してリビルドとか出来ますし、
タンクからの供給はワイヤーが担っているので、ウイッキングもRDTAより楽です。
それでいて、RDTAよりはリキッドが漏れにくいです。
リークプルーフタイプのRTAと比べると流石に滲みとかは気になりますが、RTAとRDTAの中間くらいの感覚で使えるかなぁと。
あと、タンク容量が大きいのもメリットと言えばメリット。
デュアル版のBrunhildeでは8mlとスコンカー並のリキッド容量だったので、爆煙にしてガンガン吸えました。
シングルコイル1ΩとかのMTLで5mlだとどんな感じでしょうねぇ。
デメリットは、やはりサイズでしょうね。
前より抑えられているとはいえ、やはり大きい。
前作同様、これを選ぶ人はその辺は織り込み済みだとは思いますが。
ステルスだと相殺できそうだし、大容量でダラダラ吸えるし、用途によってはアリかも。
Sourcemoreさんは、ログイン後価格で$25.17です。
あれ、思ったより安い。
今回値が崩れるの早かったのかな。
前のBrunhildeは、どのサイトもしばらくの間ずっと$49.99固定で売ってましたしね。
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