Voopoo Vinci Air Pod Kit レビュー|小型Pod並なサイズのVW Pod

Voopoo Vinci Air Pod Kit レビュー|小型Pod並なサイズのVW Pod

Voopoo Vinci Air Pod Kitのレビューです。

Vinciシリーズの末っ子ですね。
薄くなり、かなり小型になりました。

バッテリー容量は900mAh、最大出力は30wと若干ミニマムなスペックになっていますが、搭載チップはシリーズ共通のGeneチップ。
コイルもシリーズ共通のPnPコイルなので、使用感は他のVinciと殆ど変わりません。

実物触るまでは「廉価版かな?」くらいに思っていたのですが、これが思ったよりも使用感がよく、
高い出力が必要なければ案外これで十分かも、と思ってしまいますね。

余談ですが、Vinciってずっと脳内で「ヴィンキィ」って読んでいましたが、
レオナルド・ダ・ヴィンチのヴィンチなんですね。

この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

白地のパッケージ。

裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

このスクラッチの下のコードを、公式サイトのAUTHENTICITYのページで入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。

パッケージ内容

  • Vinci Air本体
  • USBケーブル
  • PnP-VM4 0.6Ωコイル
  • PnP-R2 1.0Ωコイル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは英語で記載されています。

外観

基本的なデザインテイストはVinciシリーズ共通ですが、厚みがかなり薄くなっています。

左からVinci Air / 無印Vinci / Vinci X

横幅は少し増していますが、高さと、特に厚みが抑えられており、かなりコンパクトな印象になっています。

UP/DOWNボタンがサイドに回った分、正面はスッキリしましたね。

本体の作りは相変わらず綺麗ですね。

これまでのVinciはキラキラしたメタリックな質感でしたが、今回はマットで落ち着いた表面処理になっています。

ただ、背面の迷彩模様は如何なものか。

いや、綺麗なんですよ、こちらもメタリックな質感で安っぽい感じもなく凄く綺麗なプリントになっていますし、色合いも合っていると思います。
柄に関しては好みもあるかもですが、自分はちょっと微妙かな。

カラーバリエーションは7種類あります。
本体カラーは同一で、背面のプリントが異なるだけみたい。

表面には丸型のファイアボタンと液晶画面がついています。

右側側面、エアホール(大)とUP/DOWNボタンが付いています。

銀色のボタンの上側を押すとUP、下側を押すとDOWNになります。
指の腹ではちょっと押しづらく、爪を立てて押す感じに。

反対側にはエアホール(小)と、MicroUSBポートが付いています。

Podを取り付ける方向によって、ドローの重さを2段階から選択できます。
Podの吸気口をお好みのエアホールに合わせて取り付けます。

底面には、バッテリートラブル時にガスを逃がすためのベントホールが開けられています。

Podの固定はマグネット式になっています。
サイズが異なるので他のシリーズとPodの互換性はないですね。

Podカードリッジ

薄くなった分従来の物よりも小型に見えますが、それでもリキッド容量は4ml(TPDエディションは2ml)と十分な容量があります。

VinciシリーズのPodはタンク部分の透明度が高く、しかも露出しているのでリキッド残量が確認しやすいというのも大きいですね。

吸い口は横長で、無印VinciやVinci Xとほぼ同じ形状です。

リキッド補充はここのシリコンパーツをめくって行います。
開口部のサイズは十分に取ってあると思います、入れやすかった。

コイルはOリング固定で、下側から差し込むだけ。

リキッドが残っている状態ではコイル交換は行なえませんが、
残量1/3以下くらいならこのように横向きにすればいけそう。

付属コイルは、PnPコイルの1.0Ωと0.6Ω
0.6Ωの方はメッシュコイルになっています。

(公式より引用)

Vinciシリーズ共通のPnPコイルなので、コイルの互換性があります。
もちろんRBAコイルも使用可能。

この他にも0.3Ωのメッシュコイルなんかもあるのですが、Vinci Airは30wまでなので向いてないんでしょうね、公式には載せていませんでした。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 27 x 18 x 100.9mm
重量 80g(実測)
Pod材質 PCTG
リキッド容量 4ml
コイル PnP 0.6Ωメッシュコイル
PnP 1.0Ωレギュラーコイル
(その他のPnPコイルと互換性あり)
バッテリー容量 900mAh
スイッチ オートパフ / マニュアルパフ(ボタン式)
出力モード VW(可変ワッテージ)モード
出力ワッテージ 5~30w
出力電圧 3.2V〜4.2V
対応抵抗値 0.45Ω〜3.0Ω
充電 MicroUSB
保護機能 自動カットオフ(10秒)
短絡(ショート)保護
過充電保護
過放電保護
高温保護
高出力制御
高電力制御

重量

実測で80g
無印Vinciより30gくらい軽いです。

操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

パフモード切り替え

電源ON中にファイアボタンを3クリックすると、パフモードが切り替わります。
モードに合わせて中央の[P]マークが点灯/消灯します。

  • [P]マーク点灯:マニュアルパフ(ボタンを押して稼働)
  • [P]マーク消灯:A&P(マニュアル/オートパフ両方)

操作ロック

電源ON中にファイアボタンと+ボタンを同時長押しで、操作ロックを切り替えます。

パフカウンターのクリア

電源ON中にファイアボタンと−ボタンを同時に長押しするとパフカウンターをクリアします。

オートロック

一定時間未使用の時間が続くと(10分だったかな?)ロックがかかります。
ファイアボタンを1回押すと解除され、すぐに使用できるようになります。

持ち運び時などの安全の為でしょうね。
時々、出してすぐ吸おうとして「あれ?」ってなります。

吸ってみる

PnPの0.6ΩはNaviの時に吸っているので、今回は1.0Ωを吸ってみます。
PnPの高抵抗は初めてかも。

Salt Nic向きと書いてあるので、HiLIQのソルトニコチンリキッド、Starlightを吸ってみました。

ドローの重さですが、小さい方にセットするとVinciより重い気がする。

MTL吸いもできますが、やや口が疲れるかなぁ、
重めDLくらいが快適。
ドローにしっかりとした抵抗感があり、このコイルに合っている感じです。

ボタンを押してのマニュアルパフと、吸うだけのオートパフの両方に対応していますが、オートパフの反応もかなりよく、ボタンなしでも快適に吸えます。

相変わらず、Geneチップは立ち上がりが非常に良いですね。
電源操作やモード切替のファイアボタン連打時でもジュッ、ジュッって通電しますしね。
過去に、レビューの撮影でリキッド空のままモード切替の操作をしていたらコイル焦がして1個ダメにしたのもVoopooのGeneチップだった記憶…。

PnPコイルは今までメッシュの方を使っていて、非常に美味くて優秀だなという印象を持っていましたが、レギュラーコイルも悪くないですね。

リキッドを入れた直後は「ん?こんなもん?」くらいに思ったのですが、一晩置いて翌日に吸ったらなかなかいける。

自分の場合は、ある程度併用しつつも1日に100パフ前後くらいですかね。

1日弱くらい吸ってこの状態。
1.0Ω 12wという低出力で吸っていると、4ml吸うのに何日かかるやら。
バッテリーは半分くらいか。

使っている間リキッド漏れに付いては起こる気配がなく全く意識していなかったのですが、
ここ一ヶ月くらいリキッド入れたまま置いてあったので様子を見てみました。

通常、こういうデバイスは長らく使わずに放置していたらかなり漏れている事が多いので覚悟しながらPodを抜きましたが、ほぼ漏れておらず。
コイル脇にちょっと付いてるかな?くらいで、試しに吸ってみたら少々ジュルってる程度でした。(流石にソルトリキッドは不味くなってました)

リキッド漏れに関してはかなり優秀だと思います。

まとめ

正直甘く見ていたのですが、低出力運用ならこれで十分な感じはありますね。
PnPコイル互換なので、長く使いたければRBAも使えますし。

バッテリーと最大出力が小さい以外、使用感としては、他のVinciシリーズと変わりません。

VoopooのPnPコイルは個人的に高評価ですし、パフォーマンスに関しては問題ないかと思います。

ただこれは、本体の小ささがメリットであり、スペック的には他のVinciの下位互換に過ぎないので、
既にVinciシリーズを使用している方が敢えて追加する必要はなさそうですし、
0.3Ωや0.45ΩのメッシュコイルをDLで吸いたい場合は出力に余裕のある上位機種のほうがよいかと思います。

サイズ的には殆ど、厚みが薄くなっただけではあるのですが、それだけでかなり小さく感じますね。
扱いやすいサイズになっていると思います。

0.8Ωや1.0Ω、もしくはRBAの高抵抗ビルドで塩ニコなどの用途にするのであれば良い選択肢かもしれません。

VapeSourcingさんでは、ログイン後価格で$23.99(¥2,535.98)です。

ステータスが現在Pre Orderになっていますね。
依頼が来たのが2月の下旬で、それ以降に送ってきているので春節やコロナの影響が大きいというわけではないと思いますし、この機種なら入らないことはないとは思うのですが、一応注意ですね。

VapeSourcingさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
クーポンコード「MARZ」を入力することで、全商品10%引きになります。

『Voopoo Vinci Air Pod Kit レビュー|小型Pod並なサイズのVW Pod』へのコメント

  1. 名前:GATORIX 投稿日:2020/05/08(金) 10:11:52 ID:d6193908b 返信

    液漏れなどはどうですか?

    • 名前:Marz 投稿日:2020/05/08(金) 11:30:40 ID:720153dca 返信

      コメントありがとうございます!
      普通に使っている分にはリキッド漏れはほぼ起こらないと思います。

      リキッドを入れたまま長期間吸わずに置いているとこういう機種は漏れる事が多いのですが、
      本日、1ヶ月くらい放置した物を見てみたら、これもほぼ漏れておらずで、かなり優秀な方だと思います。
      ↑の写真を記事の末尾(まとめの前)に追記しました。

  2. 名前:ふーさん 投稿日:2020/11/20(金) 20:02:57 ID:44f6c4ee5 返信

    こちらとエクスタルで購入を迷っているのですが個人的にどちらがオススメでしょうか?
    ニコリキ使用です。

    • 名前:Marz 投稿日:2020/11/20(金) 21:17:00 ID:9a931865f 返信

      コメントありがとうございます!
      Vinci AirとXTALはタイプのかなり異なる製品となるので一概には比較できず、用途次第となると思います。

      小型で持ち運びに便利かつ操作無しでお手軽、ということであれば断然XTALですが、拡張性、リキッド容量、最大出力の強さやバッテリ容量で言えばVinci Airになります。
      味に関してはXTALもかなりよいのですが、Vinciの方はコイルの種類がいくつかあって、好みに応じて煙の多い物などを選択できたり、自分で出力調整をして好みに近づけたりすることもできます。

      あと、ランニングコストで言うと、Pod丸ごと使い捨てのXTALより、コイル交換のみのVinciの方が安くすみます。
      その代わりXTALは丸ごと交換の為お手軽で手も汚れにくいです。

    • 名前:Marz 投稿日:2020/11/20(金) 21:19:16 ID:9a931865f 返信

      私個人での好みで実用の為にどちらか片方を選ぶ、ということであれば、
      私はサイズ感などをあまり気にしないタイプなので、拡張性の高いVinci Airを選ぶと思います。

  3. 名前:ふー 投稿日:2020/11/20(金) 21:58:45 ID:44f6c4ee5 返信

    丁寧な回答ありがとうございます。ではvinciシリーズではどれが1番おすすめですか?marzさんのおすすめを購入したいと思いますのでよろしくお願いします。

    • 名前:Marz 投稿日:2020/11/21(土) 00:32:51 ID:3076b17c3 返信

      おお…責任重大…
      これも、タイプにかなり違いがあるので特徴的な物から書かせて頂きますね(長文すみません)

      基本的に、使用するコイルは全て共通のPnPコイルなので、味の良さの面ではほぼ同等です。
      ただし、Vinci Airは出力が小さいので爆煙向きのコイルは使用できません。

      あとは好みによるのですが、
      塩ニコチンなどの高濃度ニコチンを使用する場合や、重めのドローを好む場合はVinci Airがよいかなと思います。
      0.45Ωまでのコイルしか使えませんが、他のVinciよりも少しだけ重いドローで吸えます。

      その他のVinciはスカスカ気味の軽いドローになっており、
      逆に爆煙で吸いたい場合は初代VinciかVinci Xになります。
      どちらもPodは共通で、違いはバッテリーと最大出力のみです。

      内蔵バッテリーのVinciはお手軽ですが、充電の間は使用出来ないというのと、バッテリーの寿命が来たら本体ごと使えなくなるというデメリットがあります(数年は余裕で使えるはずですが)

      バッテリー交換式のVinci Xは、バッテリーを複数本持っていれば交換して連続使用出来ます。
      また、最大出力も70wまでと余裕があります。
      ただし、バッテリーは別売りなので、別途18650バッテリーを一緒に購入する必要があります。

      もし私がこれから買おうとした場合は、
      PnPコイルは爆煙向きの0.3Ωの物が一番美味しく感じたのと、、
      あと、18650バッテリーも家に沢山あるし充電器もあるので、この中であればVinci Xを選びます。