ASVAPE HITA INK レビュー|HITAの後継、コンパクトさはそのままに液晶とテクニカル基板を搭載

ASVAPE HITA INK レビュー|HITAの後継、コンパクトさはそのままに液晶とテクニカル基板を搭載

ASVAPE HITA INKのレビューです。

少し前に出たこれの前作、HITAはまだ記憶に新しいですね、

コンパクトなチューブタイプでデザインも秀逸、RBAもあるし510アダプターで小型チューブModとしても使用できるという事で、国内でもかなり人気が出ていました。

今回はそれの後継で、Podやコイルの互換性を維持したまま、テクニカルModのような液晶と制御基板が内蔵されました。

バッテリー容量が1000mAh→1500mAhにアップし、最大出力も40wに上がっています。
それに合わせて新たに0.3Ωのコイルも追加になりました。

ASVAPEさんの資料によると、

  • HITAのカードリッジシステム
  • Striderの操作性
  • Michaelのグラフィティスタイル

この3つを融合させたデバイスとのこと。

このサイズ感凄くいいですね、程よい太さがあって握りやすいですし、手の中でコロコロ転がしちゃう感じ。

PodやコイルはHITA互換で、元々味には定評があったのですが、確かに満足の行くレベル。

あとは、絵の好みかなぁ。

この製品は、ASVAPEさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

白黒ツートンのシンプルなパッケージです。

背面には正規品チェック用のシールがはられています。
QRコードを読むと外部サイトにて製品情報が表示されます。

このHITA INKは絵のパターンが4種類あるのですが、箱の側面にそのイラストがプリントされています。

パッケージ内容

  • HITA INK本体
  • 専用Podカードリッジx1
  • 0.3Ωコイル ※Podに装着済
  • 1.0Ωコイル
  • ドリップチップx2(内径5mm/3mm) ※5mmはPodに装着済
  • USB Type-Cケーブル
  • 予備シリコンパーツ
  • ユーザーマニュアル
  • カード類

ユーザーマニュアルは英語と中国語で記載されています。

外観

チューブの一部を盛り上げてそこに液晶と基板を入れたような感じかな。

上から見るとこのようになめらかにせり出しています。
この形は凄くいいなと思いました。

チューブ部分の径は28mmと、25mmだった前作HITAよりわずかに太くなっていますが、この太さが案外握りやすく、また曲線部分にいい感じに指が当たって握り心地も良好。

それにしても気になるのは、この派手な絵でしょうね。
かなり好き嫌いが分かれそうです。
趣味が合う人にはよいのですが、個人的にはちょっと苦手かも。

この絵は4種類のパターンがあります。

グラフィティ的な感じは、同社のMichaelやGabrielなどから引き継いで入るのですが、
絵柄のテイストとしては、Michaelの和、Gabrielの洋と来て、今度は中ってところでしょうか。

この4種類のイラストに、ブラック/シルバーの2種類の本体色を掛け合わせて全部で8パターン、あとフルブラックの設定もあります。

イラスト部分はマットな質感ですし、絵のタッチに合わせてボコボコと立体的になっているので、厚めのパネルかな?と思ったのですが、どうやら薄いシールのようです。
AFC部分の処理がよく見るとちょっと雑でしたw

シール系の素材でカスタムできそうですね。

この溝はエアフローコントロールになっており、Podを回すことで開閉し、ドローの重さを調整できます。

制御パネル部分。

上から、ファイアボタン、液晶画面、”+” / “-“の操作ボタン、USB Type-Cポート。
液晶画面はカラー液晶になっています。

底面はフラットですね。
ロゴ等がプリントされています。

Podカードリッジの固定はマグネット式。

高さを抑えるため、かなり深いところまで本体内に埋没します。

RBAキットに510スレッドアダプターが付属していたので、アトマイザーを乗せてみました。
やはりいいですねこのサイズ感。

アダプターの固定はマグネットですが、深く刺さるのでなかなか安定しています。

Podカードリッジ

HITAと完全互換のPodカードリッジです。

容量は3mlで、素材はPCTG。
PCTGはメンソール系への耐性はあるはずですが、柑橘系リキッドなどに含まれることのあるリモネンはダメージになるので注意が必要です。

マウスピース部分、矢印より上の小さい部分が510規格のドリップチップ担っています。

ドリップチップは内径5mmの物と3.5mmの物が付属しています。
5mmがフロスト、3.5mmがポリッシュといった感じで表面仕上げが異なりました。

510規格なので、汎用のドリップチップも使用できます。

リキッドチャージは側面から。
シリコンキャップをめくると少し大きめの穴があり、内部空間も広めなのでチャージはしやすいです。

底面のキャップはロック式になっており、少しひねってロックを外すとキャップが外れ、コイルにアクセスできます。

この空間がエアーの通り道になっている他、万が一コイルからリキッドが漏れた際の受けになっていると感じました。

コイルユニットはOリング固定なので、まっすぐ引き抜くと外せます。

コイルはマウスピース直下まで直通になっているので、リキッドが残った状態で引き抜くと全部漏れます、ご注意を。

付属コイルは0.3Ωと1.0Ω、どちらもメッシュコイルです。
1.0ΩコイルはHITAの付属と同じ物ですね。

コイルはHITAと互換性があり、1.0Ω、0.5Ω、RBAはどちらでも同じものが使い回せます。
ただし、新設の0.3ΩコイルはHITA INKの方でしか使用できません。

0.3Ωコイルは一体型なのですが、1.0Ωコイルの方は下のアダプタを取り外して上のコイル部分だけ交換します。

このアダプタは使い回しですし、RBAでも使用するので、なくさないように注意です。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 91mm x 34mm x 28mm
重量 107g(実測)
使用バッテリー 内蔵1500mAh
充電 USB Type-C 5V/1A
Pod PCTG 3ml (TPD:2ml)
出力モード VWモード
VW出力レンジ 5〜40w
対応抵抗値 0.1Ω~3.0Ω
保護機能 低電圧保護
自動カットオフ(10秒)
オーバーヒート保護
低抵抗保護
短絡(ショート)保護

サイズ感はこんな感じ。

重量は実測で107g
サイズの影響でちょっと重量感は感じるかも。

操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

出力調整&ベーピング

Podカードリッジを装着した際には抵抗値を読み取り、適したワッテージに自動調整されます。

そこから、好みに応じて+/−ボタンで出力ワッテージを調整し、ファイアボタンを押しながらミストを吸い込みます。

本体ロック

電源ON中にファイアボタンと+ボタンを同時押しすると、本体の操作をロックします。
この間は全てのボタンが使用できなくなります。
再度押すとロックを解除します。

パフカウンターリセット

電源ON中にファイアボタンと−ボタンを同時押しすると、パフカウンターをリセットします。

付属コイルを吸ってみる

Podを2つ用意して、0.3ΩコイルでKENDOのKey lime mousse、1.0ΩコイルでMONSTAVAPEのZesty Grappyを吸ってみます。

0.3Ωコイル

セットすると自動で30wになりました。
抵抗値読みの誤差は上下に0.03Ω前後くらい。

エアフローは、全開だとかなり軽く、絞っていくと徐々に抵抗感が増していくものの、全体的にDL向きですね。

全閉でも重めDLくらいで吸えます、ギリギリMTLもできるかな?くらい。

味は結構出ているとは思うのですが、ポンと乗せた状態のこの30wだと、Key Lime Mousseの甘みが出し切れていない感じがします。

30wだと電圧3V付近だしなぁってことで、35wくらいまで上げてみるとキーライムの甘みが出てきました、出力的にはこのくらいは欲しいところ。

40wまで上げると更に甘みが濃くなり、非常に美味しいのですが、ちょっと熱い。
MAX出力で使うのもなんだし、1500mAhで0.3Ω40wとか、バッテリーの持ちも心配。
このコイルはスペック的に結構ギリギリ感あるかな?

Key Lime Mousseは炊いて味の出る感じのリキッドなので、もっと低温で味の出るリキッドのほうが相性良さそう。

1Ωコイル

セットすると1.2Ω〜1.23Ωくらいで読み込みます。
何度つけ直しても同じなのでこういう物なんだと思う。
ワッテージは自動で12wになりました。

こちらのコイルはそのままの設定で美味いです。
メッシュコイルならではのシルキーで柔らかいミストで、じわーっと味が出ますね。

メッシュコイル味なので、通常の高抵抗なワイヤーコイルのストレートな味の出方と比べるとやや味がぼやける印象を受けます。
ですが、今回のような複合リキッドの場合、むしろ合っている気がします。
ブドウとリンゴが程よく混じり合っていい塩梅。
逆にシンプルなリキッドだと若干違和感あるかもしれませんね。

十分イケるのですが、贅沢を言うと、自分はこのリキッドはリンゴが強く出ているほうが好みなので、もう少しリンゴが出るとよかった。

RBAコイル

HITAと同じRBAコイルユニットが使用できます。

付属品に何故か入っている510スレッドアダプター。
HITAやHITA INKで通常のアトマイザーを使えるようになるやつです。
アダプターが欲しい場合はRBAキットごと買う必要があるのかな?

RBAコイルユニットは、1.0Ωコイルの下についていたアダプタを流用して取り付けます。

コイルの径がかなり大きくなるので、リキッド容量は少し減りそう。

チャンバー上部はすり鉢状にテーパーがかかっています。
チムニーは細め。

デッキは2ポストのシングルコイルデッキ。
サイズは小さいですが、スペース的に作業はしやすいほうかと。

コイルの下側は510スレッドになっているので、そのままオームメーターなどに取り付けてビルドできます。
これは凄く嬉しい。

このタイプのRBAコイルって専用のアダプターが必要なものが多くて、工具箱の中がアダプターだらけになってきてるんですよ…。

ビルドしてみる

上からコイルを差し込んで横からネジを締めるタイプなので、作業的にはかなりやりやすい方です。
ちょっとサイズが小さいかな、くらい。

ワイヤーは逃げにくいですが多少上下に逃げるので、軽く抑えながら締めるとやりやすいです。

DLで吸いたいけど0.3Ωコイルはちょっとキツそうだったしってことで、
Ni80 26ga 2.5mm径6巻で0.6Ω弱くらいにしてみました。

ウイックは下にギリ届くかな、位の長さで。
穴に通すタイプではなく溝に沿わせるタイプなので、先にリキッドを染み込ませたから溝に押し込んでやるのが良いと思います。

気になったのがジュースホールの小ささ。

チャンバーは下まで完全に密封されるタイプで、ジュースの供給はこの4方に空いた小さな穴からのみ行われます。

過供給による漏れを防ぐ為だと思いますが、ビルドによっては供給が不安かも。

吸ってみる

1.0Ωコイルについていたアダプタが必要なので、そちらと交換。
リキッドはそのままZesty Grappyで。

タンク側にリキッドを残す余地が全くないので、コイルを外すとわずかに残ったリキッドが全部流れ出してくるのはちょっと困るかも。
RBAだとリビルドのために外す頻度が少し高くなりますしね。

味についてですが、個人的には1.0ΩコイルよりもRBAの方が好き。
1.0Ωのメッシュ味も良かったのですが、こちらのほうがリンゴの味がクッキリと出ます。

凄く好みな味の出方する。

ただ、危惧していた問題というか、
このビルドで少しハードめにチェーンすると若干イガりますね。
やはり供給がギリギリの模様。

少し間を置いて吸うようにすれば問題ないのですが、もう少し出力低めのビルドにしたほうがいいかもです。

まとめ

本体の形状デザイン、サイズ感、使用感、ともに凄くいいなと思いました。
付属コイルもメッシュコイルで一定以上の味は出ますし、RBAも美味いですね。

サブ機としてもメイン機としても使えそうな絶妙な感じ。

デメリット的には、主にPodとコイルの部分なのでHITAと共通かと思いますが。
エアフローはDL〜重めDL向きなので、重いドローを好むMTL派の人には合わないかもしれないのと、
コイル交換時に若干気を使うこと、RBAのリキッド供給に気を使うこと。

それらを含めても、全体的な使用感は良好です。

あとは、絵だなぁ。

この手の絵柄は激しく人を選びそうです。
好きな人は凄く好きでしょうが、逆に苦手な人は多そうに感じる。

HITAがあそこまでウケたのってシンプルで渋いデザイン、というのも大きいと思うんですよね。
これだけ尖っているとユーザー層を狭めそう。

でもフルブラックがあるのが救いですかね、そっち系でもう少しカラバリがあると嬉しい。

ASVAPE公式でGIVEAWAY実施中

HITA INKの発売を記念して、ASVAPEさんの公式サイトでHITA INKのGiveawayを実施中です。

応募方法としては、海外のGiveawayによくあるタイプで、

応募その1

  • Instagramの @asvape.official をフォロー
  • 投稿に「いいね」をつける
  • 5人のフレンドをタグ付けする

といった物。

当選した場合、@asvape.officialをタグ付けして#hitainkハッシュタグで感想を投稿して欲しいと書かれています。

また、HITA INKオーナー向けに写真コンテストなども行われています。

当サイトもGiveawayを行います。

今回、メーカーさんのご好意で、レビュー用のサンプルを2セット送って頂いたので、未使用の1セットをフルセットで1名様にプレゼントしようと思います。

プレゼント内容

  • HITA INK KIT (HUN DUN:Silver)
    ※未使用新品ですが、撮影のために開封のみしています。
  • 追加空Podカードリッジ x 1
  • 0.3Ωメッシュコイルユニット(5個入り) x 1
  • 0.1Ωメッシュコイルユニット(5個入り) x 1
  • RBAツールキット x 1

応募方法

Twitterで@marz04をフォロー&下記のプレゼント投稿をリツイート。
※コメント付きリツイートは集計されません、ご注意ください。

応募締切

2020年10月22日(木) 20:00まで

抽選

「あたるぞ」を使用して抽選し、 当選者様にはDMを送らせて頂きます。

その他

使用していただけるVaperさんに当選していただきたい為、 懸賞用アカウント、未成年者、Vape関係の呟きのないアカウントは 抽選から除外させていただきます。 予めご了承ください。

『ASVAPE HITA INK レビュー|HITAの後継、コンパクトさはそのままに液晶とテクニカル基板を搭載』へのコメント

  1. 名前:KENZO 投稿日:2021/05/13(木) 23:11:39 ID:19cbce724 返信

    初めまして。
    リキッドを注入して使用しようとした所
    画面に「checkアトマイザー」と表示されたのですがどう対処したらよろしいでしょうか?

    • 名前:Marz 投稿日:2021/05/14(金) 00:27:31 ID:3b03772e3 返信

      こんばんは
      CHECK ATOMIZERの表示は、本体がコイルを認識していない時に表示されます。

      コイルが正しく接触していない可能性があるので、まずはそこを確かめてみてください。
      可能性の一つとして、このHITA INKは、エアフロー調整の関係でPodの取り付け角度がある程度決まっており、正しい角度で差し込まないとpodが少し浮いた状態になります。
      もしPodの下に段差が少し見えている状態であれば、パチッとはまるまでそのまま回してみてください。
      Podをある程度の距離回すとストッパーで止まる状態であれば正常です。

      もし、コイルの取り付けやPodの取り付けが全て正常であるのにCHECK ATOMIZERの表示が出るのであれば、コイルか本体の不良である可能性が高いです。
      もしその場合は別のコイルに交換してみて、それでも変わらなければ一度販売店にお問い合わせください。