Wotofo Profile RDA レビュー | メッシュコイルの爆煙アトマイザー

Wotofo Profile RDA レビュー | メッシュコイルの爆煙アトマイザー

Wotofoの新作アトマイザー、Profile RDAのレビューです。

https://www.wotofo.com/wotofo-profile-rda.html

このアトマイザーの特徴は、なんといってもメッシュコイル。

(公式より引用)

試行錯誤を経て新たに開発された“ブレイクスルーメッシュスタイルコイルシート”とのこと。
カンタルA1製の0.18Ωのコイルシートが採用されています。

試してみましたが、恐ろしく立ち上がりが早く、そしてミスト量もかなりの物でした。

メッシュコイルのみでなく、通常のコイルを使用することも可能で、
独特のクランプ式のデッキは、ビルドが非常に容易でした。

この製品はHealthCabinさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

お話を頂き、メッシュコイル?面白そう!という事で快諾。

アトマイザー本体に、予備のメッシュコイルと専用コットンをご提供頂いたので、こちらを使ってレビューしていきます。

パッケージ

前作Recurveからの流れを踏襲した、緑と黒を基調とした、フィギュアのブリスターケースのようなパッケージング。

実物のキャップの色とデッキが見えているこのパッケージ、いいですよね。

正規品確認用のスクラッチシールが側面に貼られています。

開封。

Recurveの時と同じく、色違いのドリップチップも付属しています。

付属品は下の段に入っています。
少々外しづらいのはご愛敬。

内容物

  • Profile RDA本体
  • 色違いドリップチップ
  • ユーザーマニュアル
  • 六角レンチ
  • +ドライバー
  • メッシュコイルのビルド用ツール
  • メッシュコイル
  • プリメイドコイル
  • コットン
  • アクセサリーバッグ

ユーザーマニュアルは、各国語が一挙に併記されている少々珍しいスタイル。
日本語の表記もありました。

アクセサリーバッグの中身は、コンタクトピン、予備ネジ、予備Oリング、そしてバネ。

このバネはなんぞや…?と思ったけど、デッキの中で使用されているパーツでした。

ビルド用のコイルやコットンも一通り付属しています。

一番の目玉であるメッシュコイルは、カンタルA1製で、抵抗値がなんと0.18Ω。
ちょっと不安になるくらい低い抵抗値です。

推奨パワーレンジは45w~65wの記載。
メカには乗せられない感じですね…。
0.18Ωに満充電の4.2vがかかると98wになりますし…。

プリメイドコイルはNi80のクラプトンで、0.33Ω。
こちらは普段通り使用出来ますね。

コットンは、メッシュコイル用の太い物が入っています。

別売メッシュコイル

筒状のパッケージの中に、10個入っていました。

別売コットン

長さ60mm、直径6mm。
コイルに通しやすいように先端が靴紐のようにプラの筒で纏めてあります。

こんな太さのコイルなんてそうそうないので、メッシュコイル専用に作られた物と言っていいと思います。

外観

標準ドリップチップと、色違いドリップチップ。
予備の方はPMMAかな?ちょっと固めの素材です。

黒だと見えづらいのですが、キャップにロゴが彫り込んであります。
雲のような物に囲まれたロゴは、クラウドチェイサーだぞ、という主張でしょうか。

トップキャップの可動部分との境目は若干くぼんでいます。

底面にもロゴがエングレーピングされています。
キャップのロゴと書体が違うな?

コンタクトピンは最初からBFピンが取り付けられていました。
出っ張りは結構ありますね。

コンタクトピンは分割式になっているので一応調整は可能ですが、
余り長くもないので安定性を欠くし、元々かなり出っ張っているので必要はないかと思います。

MODに乗せてみる

Geekvape Aegis Legend Mod

抵抗の低いコイルを扱うので、今回はこちらのデュアルバッテリーMODを使用して色々と試しました。

あとは、BFピンがデフォってことで、スコンカーでの使用を想定されているのかな?ってことで、まずは色々なスコンカーに乗せてみました。
スタンダードなデザインなので大抵どれにも合いそうです。

Hotcig RSQ

Hcigar VT Inbox

Hcigar AURORA Squonk Mod

メッシュコイルを運用するならこちらで21700バッテリーを使った方がまだ余裕あるのかな?

特徴

スペック

直径 24mm
高さ 32.5mm
ドリップチップ 810
コイル メッシュコイルRBA or シングルコイルRBA
エアフロー サイドエアフロー
BF対応 BFピン付属

カラーバリエーション

(公式より引用)

カラーバリエーションは、SS, Black, Blue, Gunmetal, Gold, Rainbowの6色。

メッシュコイルだけでなく通常のコイルも使用可能

このアトマイザーの一番の特徴はメッシュコイルなのですが、このように、通常のコイルを使用する事も可能です。

構造

ザックリとバラしてみます。
デッキが特殊な以外は、4ピース構造の一般的なRDAです。

キャップ

前作Recurve同様、かなり肉厚なキャップです。
キャップの厚さのせいで24mmになっている感じなので、こちらも22mm仕様のキャップが設定されるかもしれませんね。

内側は、トップキャップの部分に段差があって一段階細くなっています。

キャップの内側にある突起がデッキのくぼみにハマるようになっており、キャップの向きは完全に固定されます。
エアフローの穴の位置を誤らない為の配慮だと思います。

肉厚なせいもあってか、閉めるのは少々固くて大変でした。

エアフロー

コイルの左右から吹き付けるサイドエアフローです。
キャップの側面に編み目のように穴が並んでいます。

トップキャップを回してこの穴を塞いで調節します。

最大限に閉めても穴は全部埋まらず、左右が少しだけ開いた状態になり、完全には閉められません。

基本的にスカスカドローですが、ここまで閉めると案外重くなりました。

デッキ

特徴的な、クランプ式のデッキです。
クランプは左右から+ネジで留まっています。

真ん中の白いセラミックパーツはバネで上下に動くようになっていて、
メッシュコイルで太いコットンを入れた際に下から押し上げてコイルに密着させるようになっています。
その下というか中にBFピンの出口があり、BFピンからリキッドをチャージすると直接コットンに染みるようになっているようです。

メッシュコイルを使用する際はかなり大きなコットンを入れるので、直接浸透させて供給している感じでしょうか。

ちょっと構造に興味が湧いたので分解してみます。

なるほど、アクセサリーバッグに入っていたバネはこれか。

二重になっているコンタクトピンを両方外すとポジティブ側も外れます。

ビルドしてみる

メッシュコイルでビルド

折角なのでメッシュコイルを使ってみない事には始まりませんね。
ビルドはめちゃめちゃ簡単でした。

メッシュコイルを付属のツールに押しつけて、このように湾曲させます。

クランプに挟み込みます。

付属のツールの細い方は形を整えたり、ホットスポットの除去等に使用します。

オームメーターで抵抗値0.2Ω、MOD(Aegis)読みで0.19Ωでした。
ほぼスペック通りかな。

カンタルなのでドライバーンをして焼きを入れるのですが、

そのままオームメーターでやると、赤熱するの速すぎっす。

このコイルの推奨ワット数は40w〜65wと、通常のカンタルワイヤーより随分低めなのですが、
オームメーターはバイパスなのでちょっと強すぎるんですね。

ホットスポットを探すとかそんなレベルじゃない。
というか危なそう。

ドライバーンする際は、テクニカルMODを使用して低めのワット数から行っていった方がいいと思います。

続いてコットンを通します。
かなり太いですが、先端が纏めてあるので通しやすいです。

コットンの密度、半端ない……。
これ、供給大丈夫なのかな。

デフォルトがBFピンなのは、スコンカーで真下から直接ガンガン供給せえよってことなのか。

吸ってみましょう。

リキッドはNOSのG-FORCE。
カシス+グレープ味のマレーシアリキッドで、低抵抗で吸うと美味しいやつです。

ちなみにミストの出方はこんな感じ。
立ち上がりがめちゃめちゃ早い上に、相当な爆煙なのがわかりますよね。

ドローをスカスカにして思いっきりモクモクさせる感じですね、これ。

吸ってみても、もの凄い爆煙でした。
ちょっとビビってたのでジックリと味わう余裕はありませんでしたが、ミストが濃いのでそれほど大味という事もなく、意外としっかりと味わえました。

30wくらいから50wくらいまで試しましたが、推奨を下回っても十分立ち上がりは早いし、味も出ている感じです。

注意:吸う前に要確認!

ドライバーンもそうですが、コットンがしっかりコイルに密着しているか、とか、リキッドがちゃんと供給されているかなど確認した方がいいと思います。

適切にセットされていないと、

例えばこんな感じに、微妙にホットスポットが出来てますよね。
コットンの密着が甘いのかな?

上記動画は、推奨ワット数下限の40w。
これくらいならまだイガる程度で済むのですが、
試しにこれを、推奨ワット数上限の65wでやってみると…。

こわっ!
立ち上がりが早いし、熱量も高いので発火までが早い。

重ねて言いますが、コットンがコイルにきちんと密着して、リキッドがきちんとコイルに供給されているかは要確認です。
ホットスポットが出来ていないかチェックしましょう。

と、まぁ、怖い感じの動画を載せましたが、
大人しめの設定で吸っている限りではここまではそうそうないかな、とは思います。
大抵の場合は、イガるくらいかなぁと。

一応、普通にセットした上で、推奨とされている範囲内ギリギリの出力でも、不注意でこういう事が起こりうるよ、という注意喚起だと思って頂ければ。

付属のクラプトンコイルでビルド

普通のコイルも使用可能なので、付属していたクラプトンコイルを試してみます。

クランプを緩めるとこのように隙間が出来るので、ここにコイルの足を差し込みます。

下まで貫通しているので足の長さはある程度雑でも大丈夫ですが、底に接触させないようには注意です。特にポジティブ側。

焼きを入れて0.34Ω、ほぼスペック通りですね。

サイドエアフローなので、コイルはちょっと高めに。

背が低めのアトマなので、案外近くなりますね。

40wで吸ってみました。
うん、普通に美味しい。
クラプトンでミスト量もしっかりあるし、優秀なシングル爆煙RDAって感じ。

まぁ普通になっちゃいますよねw
でも、クランプ式でビルドが楽なのはメリットですね。

単線ビルド

折角なので単線もやってみましょう。

カンタル単線24ga 8巻で0.76Ω

一気に普通な見た目になりますよね。

20wで吸ってみます。

うん、普通。
特にコメントが出てこない。

エアフロー全閉で意外と重めにはなるのですが、明らかにそうやって吸うアトマじゃないですよね、これ。
マズいとまでは言わないけど、なんか色々と物足りないです。

まとめ

もくもくもくもく爆煙アトマイザーです。
メッシュコイルやクラプトンでガッツリ炊きましょう。

味もなかなかしっかり出ているし、メッシュコイルも通常コイルも、とにかくビルドが楽です。

ただやはり、メッシュコイルはメカニカルでは使用しないほうが無難かと思います。
安全の為、テクニカルで低いワット数から試していって欲しいです。

また、上記した通り、低抵抗で加熱も早いので、コイルやウィックの状態をよく確認して使用してください。
RBAにあまり慣れていない方にはちょっとオススメできないかもしれません。

と、ネガティブなことも書きましたが、気をつけて使用すれば大丈夫ですし、
なにより結構楽しいアトマイザーです。

また、メッシュに飽きても、普通にクラプトンシングルとかで美味しく吸えますね。

価格的にもお手頃なのでもし興味が湧いたらもくもくしてみてください。

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