Digiflavor – Drop V1.5 RDA/Drop solo V1.5 RDA レビュー|名作ドリッパーのバージョンアップ版

Digiflavor – Drop V1.5 RDA / Drop solo V1.5 RDAのレビューです。

Digiflavor
「Digiflavor」の記事一覧です。

訳あって2つ。

Drop RDAはもう4年程前の製品になるでしょうか。

自由度の高さとビルドのしやすさを両立したデッキに、細かい調整の効くサイドエアフロー、深いジュースウェルを持った名作RDAでした。
私がデュアル版のDropを入手したのはもう市場で見かけなくなってきた頃だったので結局記事にはしていないのですが、一時期使っていて関心していました。

そのDropが数年を経て復活です。
V1.5ということでマイナーチェンジという形になっており、デッキ周りはほぼそのままですが、外観とエアフロー周りに手を入れている感じかな。

Digiflavorって一時期あまり聞かなかったですが、最近Z1と共にSilenの後継も出したりしてますね。
Silen3の単体販売はしないんだろうか。

この製品はEverzonさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

ふたつあった。

最初オファー受けた時
「OXVA Arbiter Solo送るねー」「いいよー」って話だったんですが、
「ArbiterとDrop1.5送ったよー」「え、あ、うん、いいよー」って感じになり、

届いてみたらなんかでっかい箱。

あー、これがDropか、DigiflavorってGeekvapeの傘下だもんね、以前もGeekさんのサンプルが大きい箱で来たことあるしね。
それにしてもでかすぎない…?

あ。

Soloも入っとるやんけ。

てかこれ、メーカーからショップ向けのサンプルをそのまま送ってきた感じかな。

サンプルパッケージなのでパッケや付属品は正規品と違う可能性があります、
アクセサリーバッグや付属コイルなどは両方同じものが入っていたし。

アクセサリーバッグが片方破れててBFピン等欠落していましたが、実際は予備パーツやBFピンなどは両方付いているはず。

そんなわけで、それぞれの製品だけサクッと紹介していきます。

Drop V1.5 RDA

外観

元々シンプルな外観だったのですが、少し頭が派手になりました。
エアフローコントロールを備えた2重キャップなので、回しやすいように配慮された形状なのかな。

機械っぽくもあり、オモチャっぽくもあり、なんというか、Digiflavorらしいデザイン。

カラーバリエーションは8色です。
キャップ本体とAFCパーツのスクリュー状の部分でカラバリを作っています。

ドリップチップは810規格で、汎用品と交換して使用できます。

エアフローはサイドエアフローです。

キャップに開いている横長の4本のスリットと、内側パーツのハニカムホールを組み合わせてドローの重さを調整します。

一見あまり細かい調整効かないように見えるのですが、
内側のパーツにはこのように無数の穴が開けられており、1列、1穴ずつ細かく開度を調整できます。

最下段は横長のストレートホールになっており、この列だけは無段階調整になっています。

底面はこんな感じ。

コンタクトのスレッドが少し短い?
ポジティブピンはかなり出っ張っています。

フィッティング

詳細

メーカー公式

スペック

直径 24mm
ドリップチップ 810規格
コイル デュアルコイルRBA※ポストレスデッキ
BF対応 BFピン付属
エアフロー サイドエアフロー

構造

キャップ側にエアフローコントロール機構を持つ4ピース構造です。

キャップ

キャップ内部はドーム状になっています、この辺の形状は前作と変わりませんが、
前作のエアフローはあらかじめ開いた穴に壁を立てて1列ずつ塞いでいくタイプだったので内側が少しガタガタしていましたが、エアフローコントロールの方式が変わった事によってなめらかになった感じはあります。

デッキ

デッキは初代とほぼ変わらないですね、
4本のポールが立っているポストレスデッキ、デドラビとかと同じタイプ。

コイル固定部分の下は大きくえぐれており、ここにニッパー等を差し込んでコイルの足をカットできます。

ポストレスでありながら、コイルの足の長さを予め調節せずにセット出来て非常にビルドの楽なデッキです。

コイルの固定ネジはマイナス。

ジュースウェルは深めに作ってあり、空間も広い為、かなりの量のリキッドを保持できます。

ビルドしてみる

先述の通り、ビルドは非常に楽です。

コイル足は、下につっかえない程度の長さで適当にカットしておきます。

ポールに差し込んで、コイルの高さを決めたらそこでネジを締め、
下にニッパーを差し込んで、はみ出した分をカットします。

ある程度短くなっていればそうそう他と接触することもないだろうから、あまり神経質にギリギリを狙わなくても良さそう。

サイドフローなのでコイルは少し高めにしました。

ウイックも少し長めになります。
このくらいでカットして、ジュースウェルに落としてやります。

付属していたコイルはNi80のクラプトンで0.4Ω。
デュアルで0.2Ωになりました。

HiLIQさんのPot of Goldを吸ってみます。

パフォーマンスは前作同等、
かなり濃い味が出ていますね。

デドラビなどもそうなのですが、この手のサイドフローのドリッパーってミックス系のフレーバーに向いていると自分は思っています。
大きめの空間をミストで満たして、コイルの斜め下から入れたエアーがそれを巻き取りながら上がってくる感じ。
ミストがが程よく撹拌されてミックスされたフレーバーが味わえます。

使っていて思ったのが、AFCの調整のしやすさ。
確実に初代より回しやすいですし、穴同士を合わせるタイプになったことで精度が上がったように感じます。
全開だとやや抵抗感ありのスカスカ、最下段まで絞ると重めDLかってくらい重くなります。
その間、1穴1穴キッチリと重さが変わっていきます。

このビルドだと、半開以上に絞るとちょっとキツイ。
全開〜半開くらいの間がいい感じでした。

AFCの高さの幅が結構大きいので、コイルの高さによっても結構変わってきそう。

Drop Solo V1.5 RDA

外観

こちらはシングルコイル版の22mmになります。
デュアルのDropの方は旧来のままのデザインテイストだったのですが、Soloの方はがらっと変えてきましたね。

なめらかな形状で、金属管もありツルッとしています。

カラーバリエーションは6色。

ドリップチップも小さめに見えるのですが、実はこちらも810規格。

エアフローはデュアル版同様にサイドエアフローです。    

ですがあちらのようなハニカムホールではなく、横長のホール同士を合わせる無段階調整になっています。

底面、
デュアル版よりスレッドが少し長い?
こちらもポジティブピンはかなり出っ張っていますね。

フィッティング

iStick Pico

詳細

メーカー公式

スペック

直径 22mm
ドリップチップ 810規格
コイル シングルコイルRBA※ポストレスデッキ
BF対応 BFピン付属
エアフロー サイドエアフロー

構造

こちらも4ピース構造。

キャップ

キャップ上面は、ややカチッとした斜めのテーパーがかかっています。

デッキ

デッキはこちらも初代とほぼ同じですね。
デュアル版と同じ形状のポールが2本になったデッキです。

ポールは片側に寄っています。
こちらも同様にコイル下がえぐれているので、後からコイル足をカットできます。

固定ネジはマイナス。

ビルドしてみる

Drop Soloの初代は当時レビューしたのですが、ビルドを非常に迷った記憶があります。

コイルが片側に寄っているのに、サイドエアフローは両側に開いているし、どうするのこれ?コイルを曲げて真ん中に寄せるの?って感じで、

マニュアルを見てもこんな感じだったので、これに倣ってコイルをお辞儀させて真ん中に寄せて使っていました。

ですが、今回V1.5のマニュアルを見ると…。

え?真っ直ぐでいいの?

そんなわけで、マニュアル通り真上に置きました。

デュアル版同様、コイル足は後から切れるのでビルドはらくらく。

エアフローどうなるの?と思ったのですが、
サイドエアフローの位置がコイルよりかなり低い位置にあります。

あーね、コイルに直接当てるのではなく、コイルの下で対流を作ってから巻き上げる設計なのね。
爆煙前提かなぁ。

ウイックの置き方は少し迷いますね。
斜め前に出して左右に壁を作っておく感じかな?

付属コイルは同じ物なので、Ni80クラプトンの0.4Ωです。

Vaponair JaponismのLEMON GINGERを吸ってみます。

ちょっと心配だったけど、しっかり味出てますね。

コイルの下で対流をおこして、ミストを拾いながら少し細めのドリチの所に集める設計なんだな、と思います。

ただこの方式だと、ある程度しっかりとミストを炊く必要はありそうです。
今回の付属コイルの0.4Ωクラプトンだとバッチリですが、単線高抵抗とかだとちょっと辛そう。

だからなのか、エアフローは完全にDL向け。
全体的に軽めで、全開だとスカスカ、全閉だと流石に結構重いですが、少しでも開けると結構軽め。
AFCも2列同時に無段階調整といった感じなので、デュアル版に比べるとAFCの細やかさは欠けます。

でも美味いっちゃ美味いし、コイル位置を上下左右色々試す余地がありそうです。

まとめ

ちょっと駆け足ですが2つ試してみました。
ビルド感覚は同じような感じですが、タイプはかなり異なると感じました。

デュアル版の方は初代の改良版といった感じ、非常に扱いやすいですし、パフォーマンスも高水準。
自由度の高いポストレスデッキときめ細やかなAFCで色々なビルドに対応できそう。
単線でもいけそうだし、大きめのコイルでシングルなんかもいけそう。

Soloの方は22mmで爆煙したいというニーズに合っている感じかな、
少々癖のあった初代より扱いやすくなっていますが、他のシングルRDAと比べるとまだやや難しい?
コイル位置など、ビルドは色々遊べそうですし、面白いとは思います。

デザインはSoloの方が好みではありますね。
これまでのDigiflavorとはちょっと違う感じのヌルっとしたデザイン。

ビルドはどちらも非常に楽に出来るので、
色々なビルドを楽しんでみたいという方にもよいかと思います。

Everzonさんでは、Drop V1.5 RDAが¥1,615、Drop Solo V1.5 RDAを¥1,461にて販売中です。

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