Auguse – Era Pro RTA 購入|マスプロFeVフォロワー、アップデート

Auguse Era Pro RTAの購入品レビューです。

昨年に発売され物議を醸したAuguse Era MTL RTAの後継となります。

Auguse Era MTL RTA 購入|あのハイエンドアトマのオマージュかな?
Auguse Era MTL RTAの購入品レビューです。 ローレットバリバリでカッコイイですよね、見た目に惹かれて衝動的にポチッとしちゃいました。 3月に3AVAPEのプレオーダーでポチって、4/16に発送されて、コロナ禍に巻き込まれて、...

何が話題になったかと言うと、仕組みが某有名ハイエンドアトマイザーそのものなんですよね。
クローンとかそういうわけではなく純然たるオリジナル製品なのですが、その特殊な構造をそのままパk…オマージュしつつ、幾つか独自の機構を加えた意欲作でした。

でも、なんだかんだ美味しかったんですよねこれ、味も出るし普通に使っていれば漏れにくいしジュースコントロールもあるしデッキアクセスやビルドも簡便だし、普通に優秀なMTLタンクでした。
このFeV風の仕組みを持ったアトマイザーというと最近の大ヒット作であるBishopもありますし、やはり良い仕組みなんでしょうね。

最初に見つけた時に「お、これは面白そうな物を見つけたぞふふふ…」と思って即プレオーダー購入して記事にしたのですが、今見ると結構色んな人がレビューしてますね。
なぁ〜んだ、と思った記憶。

そして先日、後継となるこれを見つけ、結局また凝りずにプレオーダー購入してしまったわけです。

Proと銘打たれていますが、Pro版と言うより普通に後継機種って感じですね。
スタイルは大幅に変わっていますし、タンク容量も増加、ボトムエアフローにAFCリングも追加になっています。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

平たいけど大きなパッケージです。

パッケージ内容の記載が一部塗りつぶされたりしています。
恐らくパッケージ印刷後に変更があったりしたんでしょうね。
プレオーダーでファーストロットを買うとたまにこういう事があるから面白い。

予備タンクもPCTGと書かれていますが、どう見てもPEIです。
これはむしろ嬉しい変更。

パッケージ内容

  • Era Pro RTA本体
  • 予備タンク(PEI)
  • エアフローピン
  • 予備Oリング、予備ネジ
  • プリメイドコイル

外観

前作のローレット加工バリバリの特異な見た目から一転、ちょっと落ち着いた見た目になりました。
ちょっとだけ、オリジナルのFeVに寄ったかな?

ちょっと長くなってるよなぁ、ってことで、前作を出してきて並べてみました。
タンク部分が伸びていますし、背が高くなっていますね。

ドリップチップは510規格で、汎用品と交換して使用できます。

標準ドリップチップは樹脂製かな、と思いきや、金属製のドリップチップに樹脂のチューブを被せた少し変わった物。

オリジナルのFevやBishopとの違いその1、Eraは標準でトップフィルが可能になっています。

トップキャップはスクリュー式。
ですが今回、ちょっと回しにくいかも。

タンク容量は4ml、
標準装着されているのはややグレーがかった色に着色されたガラスタンクです。
予備としてPEI製のタンクも付属しています。

初期装着の水色のOリングのままだとタンクから水色が透けて見えるのが気になるので(特にPEI時の色合い)
予備の黒いOリングに変えちゃった方が見た目が締まりますね。

タンク部分はロック式で固定されており、この部分がジュースコントロールになっています。
リキッド補充時やビルドの際など、この穴をずらすとリキッドの供給をストップできます。

今回、供給穴は調整式ではなく、境目はOリングで密封されています。

エアフローはサイドエアフローになっています。

向かい合うようにして付いているエアフローパーツはスクリュー式で固定されており、
マイナスドライバーで回して外せるようになっています。
これを交換することでドローの重さを調整できます。

FeVやBishopとの大きな違いその2、Eraにはボトムエアフローが追加となっています。

前作は固定穴で、ポジピンを交換することでON/OFFが変えられるのみでしたが、今作はコントロールリングになっており、ここで全閉にしたり開度調整をしたり出来るので、パーツ変更の必要がなくなりました。

底面。

ポジティブピンの出っ張りは1mm前後くらい。

フィッティング

22mmなのでModはあまり選びませんが、長さが少々あるのでステルス向きかな?

Eleaf iStick Pico

詳細

メーカー公式

スペック

直径 22mm
高さ 46.2mm (ドリップチップ込みで59.7mm)
素材 SS316,パイレックスガラス
リキッド容量 4ml
ドリップチップ 510規格
コイル シングルコイルRBA
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー サイドエアフロー+ボトムエアフロー

構造

分解してみました。
パーツ点数はかなり多いです。

エアフローピン

エアフローピンはスクリュー式で、外側からマイナスドライバーを使って脱着します。

標準装着されているのは1.0mm(x2)で、交換用に0.8mm(x2)、1.2mm(x2)が付属します。
また、完全に閉じてしまう穴のないピンも付属するので、片側だけ閉じたり、両側とも閉じてボトムフローだけで吸ったりといった使い方も可能です。

エアフローピンの径は区別しづらいのですが、こちら側から見ればわかりやすいですね。

チャンバー

チャンバーの役割を刷るのは中央のお椀状のくぼみの部分。
かなりの極小チャンバーになります。

チムニーもかなり細くて長く、完全にMTL用途向けといった感じ。

チャンバー周囲には花のような形にくぼみがあります。
今回、リキッド供給穴の調整はなく、このくぼみ部分にコットンが入るようにセットして穴を直接コットンに押し付けるような形状になっています。

デッキ

前作EraやBishopなどはデッキがOリング固定だったので、タンクを引っ張って抜くだけでデッキにアクセスできましたが、今回のEra Proはひと手間必要になりました。

まず、ボトムフローのAFCリングを引き抜いて、

そのすぐ上のリング状のパーツがスクリュー式の固定なので、回して外します。

そこまで外すと、デッキパーツがコロンと外れます。
普通のRTAとそんなに変わらない手間とはいえ、前は引き抜くだけだったのでちょっと面倒に感じる。

デッキは前作同様、4つの固定ネジで右巻き、左巻き両方のコイルに対応可能。
ボトムエアフローの吹き出し口は3連ホールに変更になっています。

このタイプのRTAは結露や過剰供給したリキッドが染み出すことがたまにありますが、このデッキは下に少し空間を設けてあるので多少リキッドが溢れてもそこで受け止められます。

ビルドしてみる

ビルドは非常に簡単なデッキです。

デッキの真ん中の細長いくぼみにジグを置いて、コイルの足をネジで挟んで締めます。

ネジ頭は大きいので逃げにくいとは思いますが、軽く外側に引っ張って巻きつけるようにしながら締めると確実かと思います。

余った足をカットし、焼入れ。

付属プリメイドコイルのNi70 26ga単線0.68Ωの物をセットしてみました。

コットンはデッキの外周付近でカット。

ピンセットで少しほぐしてふわりとさせて、上のリキッド供給穴を押し付けるような形にしておきます。

フレキチさんのTea Hermit 烏龍茶を入れて、20wで吸ってみます。
実はこれのリキッドレビューを作製する前にコッソリ入れて吸ってました。

吸って最初に思ったのが「あ、笛鳴り音がしない」でした。

というのも前作のEraは、エアフローの笛鳴り音が結構気になってたんですよ。
コイルを少し斜めにセットしたりして軽減させていました。
今回は特に意識せずビルドしましたが、ほぼ無音です。

前作はエアフローがやや粗い印象でしたが、今作はだいぶスムーズになっているように思います。

味については相変わらず良く出ています。
極小チャンバーで凝縮されたミストが細いチムニーを通って上がってくるので、冷えたミストの味を舌で味わうような感覚。

エアフローピンは標準装着の1.0mmのままですが、ドローはやや軽めかなぁ。
ボトムエアフローを適度に開けている状態だと、例えばBishopの標準状態と比べると少し軽く感じる。
全閉で同等くらいの感覚ではありますが、なんというか、引っかかりがなくストレートにスルッと抜けてくる感じ。

ボトムエアフローのあり/なしは好みで良さそうです。
ありだと所謂3Dエアフロー的な感覚、このへんはリキッドに合わせる感じか。

どうせ0.7Ωで吸うならMTLクラプトンにして重めDLくらいで吸ったほうがいいかなって事で、VandyのMTLクラプトンでリビルドしました。

出力は上と同じ20wで、エアフローピンも1.2mmに換装。
この状態でボトムエアフローを全開にすると流石にかなり軽いです。
スカスカではなくやや重めDLって感じですが、元々重くしても抵抗感のあまりないドローだったので、実際の重さ以上に軽く感じる。
DLで吸うならむしろアリな感じで、このセッティング割と好き。

付属コイル、単線も0.7Ω付近だったなーって思ったので、1.0Ω付近でも組んでみました。
HW6015 28ga 2.5mm7巻

エアフローピンは0.8mmに換装して14wで。

0.8mmにすると流石にドローに抵抗感ありますね。
ボトムエアフローありでもMTL向け、閉じるとかなり重めのドローになります。
どこかに引っかかりがあるといった感じではなく、全体が絞られている感じ。
このストレートなエアフローの感覚はこのアトマイザーの特徴でもありますね。

元々細長チムニーでMTL向きだったので、このビルドは結構ハマると感じました。
チューっと吸って舌で味わう感じです。

これまたリキッド次第ですが、このビルドならボトム閉じてサイドだけのほうが好みかなぁ、少なくとも烏龍茶では私はそう感じました。

このレビュー用の試用の後、というかつい昨晩、
なんとなくやったので写真を残していないですが、MTLクラプトン+1.0mmの重めDL仕様にしてリキッドをGuava & ICEに変えたら、ボトムフロー全開が一番しっくり来ました。
なのでやはりビルドやリキッドとの相性次第かなと。

まとめ

正直な所を言ってしまうと、「FeVフォロワーなタンクを使ってみたい」ということであれば、Bishopでいいと自分は思います。
Era Proも決して悪くはないのですが、あちらの完成度が高すぎる。

それは置いといて、この前作と見比べつつこのアトマイザー単体として評価すると、今作も普通に優秀なMTLタンク。

前作の不満点だったエアフロー周りが改善され、かなりスムーズなドローになっているし、
ボトムエアフローにAFCが追加されたので、調整やON/OFFの切り替えも容易になり、使いやすくなっています。

見た目は前作よりスタンダードな感じになっており、これまた使いやすいかな。
サイズは22mmのままですが、少し背が高くなっています。

FeV式の仕組みの上にAFC付きのボトムエアフローを搭載しているので、エアフローのオプションは結構幅広いです。
そういった意味では色々試せて面白いんじゃないかと思います。

あとは見た目が気に入れば。
自分は割と好きです、これ。

何度かBishopとのドローを比較しましたが、自分の感覚として、
Bishopは途中で一度グッと絞られているような抵抗感があるのに対して、Era Proは引っかかる箇所なしでストレートなドローといった感じなんですよね。
個人的に、同じビルドをすると現状ではBishopの方が好みなのですが、ドローの性格が結構異なるので、ボトムあり/なしやドローの重さ、抵抗値、リキッドなど、こちらに向いている組み合わせがある気がしてまだ色々変えて試しているところです。

価格調査(20210703現在)

正直、これは誰もがノーマークだろうと思ってたし、ましてや国内には当面入らないだろうと。
なのでコッソリと海外のプレオーダーで買ってたんですよね。

なのですが、オフィスエッジさんが入荷しててビックリ。
しかもプレオーダーの品がうちに届いた日とほぼ同タイミング。

今回私は、Healthcabinさんでプレオーダー購入していました。
在庫有りが黒のみで$36.24+送料です。

5月の暮れにオーダーしていて、この時はまたPaypalが使えるようになっていたのですが、また使えなくなってるっぽい?
「とりあえずWestern Unionでオーダーして、メールしてください」って形になっています。
この辺、どこのサイトもまだまだ流動的ですね。

FasttechさんはSSが$35.91でありました。黒は$37.93
こちらはまだPaypalが普通に使える模様、自分の先週の買い物でも使えました。
ただEra Proは”5 days”表記になっていて、この状態だと入荷時期が読めないので要注意。

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