Eleaf iStick Pico Plusのレビューです。
新商品がドンドン出ては消えていく商品サイクルの短いVAPE業界の中で長年トップクラスの人気を維持し続け、未だ現役のiStick Picoの後継機となります。
その人気から数々の派生がリリースされましたが、結局の所生き残っているのは初代のみということで、今回は純粋に初代の拡張という形。
デザインやサイズ感などは初代ほぼそのままですが、初代Picoの問題点であった、
- 22mmまでのアトマイザーしか載せられない
- 今となっては流石にチップが古い
といった点が改善されています。
アトマイザーは25mmまで対応し、搭載チップも新しくなり、USBはType-Cになりました。
でも、え?ってなりますよね、
Eleafさん、Picoの直系の後継として、iStick Pico 2って出してたじゃない?なんで今になって拡張を?
どうもこの辺紆余曲折あるようでして、恐らくEleafさん的には後継機種はPico2だと思うんです。
公式サイトにはPico Plus載っていませんし。
あともう一つ混乱したのが、このPico Plusが出る少し前に、これと同じスタイルの”Pico Pro”という物が各ショップで出回った事があって、「ん?Pro?Plus?どういう事?」と。
自分はあれサードパーティのカスタムか何かかな、と思っていたのですが、どうやらPico Proは海外のショップがEleafとのOEMで作った製品らしく、それの細部を調整してEleafさん本体でもリリースした、という形らしいです。
この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
見紛うことなき、Eleafさんの純正パッケージですね。
箱の側面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの中に書いてあるコードを公式サイトの下にある「SERIAL NUMBER」のフォームに入力すると、正規品であるかどうかの確認が出来ます。
パッケージ内容
- iStick Pico Plus本体
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
Eleafさんのマニュアルには日本語の記述も含まれます。
外観
パット見の雰囲気はほぼPico。
リーゼントのPico。
上下が少し出っ張ったデザインです。
無印Picoと並べてみても、上下の出っ張り以外はほぼ同デザイン同サイズに見えます。
上から見ると僅かに違いがありますね。
大きいアトマイザーに対応させるため、510スレッド周りが僅かに膨らんでおり、バッテリーキャップとの間の隙間もやや大きくなっています。
ファイアボタンも無印と比べるとかなり出っ張ったしっかりしたボタンになっています。
これは結構押しやすくなっていて好感触でした。
バッテリーキャップのデザインも少し変わっていました。
底面はほぼそのまま。
UP/DOWNの操作ボタンとベントホールが開いています。
USBポートはType-Cになっています。
フィッティング
確かに、24mmや25mmは乗るっちゃ乗る。
ただし24mmでこのバランス。
はみ出し具合が少し気になってしまいます。
25mmで、出っ張り部分とツライチになります。
出っ張りで無理やり合わせただけなので、やはり本体よりはだいぶせり出した状態になるのが気になるっちゃ気になるんですよね。
25mm+バブルタンクのこんなのも乗っちゃいます。
バブルタンクの出っ張りがバッテリーキャップより高ければいけるので、割と乗せられるアトマイザーは多そう。
こうしてみると、結局22mmが一番バランスよく見える、
でもそれなら無印でも…?
詳細
スペック
サイズ | 70.6mm x 47mm x 25mm |
重量 | 92g(実測) |
バッテリー | 18650×1本(別売) |
動作モード | VWモード Bypassモード 温度管理モード(Ni/Ti/SS/TCR) |
出力ワット数 | 最大75w |
対応抵抗値 | 0.1Ω~3.5Ω(VW) 0.01Ω~1.5Ω(TC) |
充電 | USB Type-C 5V/2A |
保護機能 | 過充電保護 過放電保護 過電流保護 自動カットオフ 短絡(ショート)保護 バッテリー逆挿し保護 |
重量
本体重量92g、バッテリー込みで140g
無印Picoが90gなのでほぼ同等。
操作方法
中のチップは新しくなっているとは思いますが、液晶の見た目や操作感などは初代Picoに合わせてあります。
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
モード切り替え
電源ON中にファイアボタンを3クリックするとモード切替メニューが表示されます。
UP/DOWNで変更、ファイアボタンで決定。
- Wattage: スタンダードなVW(可変ワッテージ)モードです
- Bypass: メカニカルModのようにバッテリーの出力をそのままコイルに伝えるモードです。
- Temp(Ni/Ti/SS): Ni200/Ti/SS316のコイルに対応した温度管理モードです。
- Temp(M1/M2/M3): TCR値を自分で設定する温度管理モードです。
温度管理モード中にファイアボタンを4クリックすると、動作ワッテージを調整できます。
操作ロック
電源ON中にUP/DOWNボタンを同時に長押しすると操作ロックを切り替えます。
ロック中はUP/DOWNボタンの操作が効かなくなります。(ファイアボタンを押して吸うことはできます。)
ステルスモード
電源ON中にファイアボタンとDOWNボタンを同士に長押しするとステルスモードのON/OFFを切り替えます。
使用中の液晶画面を非表示にするモードです。
(設定中は、ファイアボタンを軽く押すと画面が表示されます)
DRY-PROOFモード
電源ON中にファイアボタンとUPボタンを同時に長押しすると、DRY-PROOFモードのON/OFFを切り替えます。
コイルの乾き具合を検知して空焚きによるドライヒットを防ぐモードなのですが、純正のEC-Aコイル以外では動作を保証されていません。
狐は入る?
一部の人は気になる内容かと思います。
海外フォーラムなどをざっと見てみましたが、現状入れられないようです。
まとめ
リーゼントになったPicoです。
使用感はほぼそのまま。
持った時に出っ張りが少し手に当たるかな、くらい。
チップは新しくなりレスポンスもいいですし、USB Type-Cで2A充電出来るようになっていますし、中身はパワーアップしています。
正直無印Picoは流石に設計の古さは否めないので、この辺が最新機種と同等になったのは歓迎出来る点ですね。
乗せられるアトマイザーの幅が広がった点ですが、
うーん、個人的には、24mm以上を乗せると本体より出っ張った位置になるのがやはり気になってしまいます。
Pico2やSwag2あたりは25mmでも本体からはみ出さないですしね。
しかし、25mmが綺麗に乗るPico25とかも消えて結局初代が残っている現状だし、Pico2が好調という話も聞かないので、Eleafさん的にも苦肉の策なのかな、とも思ってしまったり。
(Pico25でデザインをいじらなければ、と思わなくもないですが)
まぁこの辺は当人のこだわり次第なので、気にしない人は気にしないとは思いますが。
22mmならいいバランスなのですが、それなら無印に狐入れたやつでいいかなぁ、となってしまう。
難しい所。
Picoデザインのまま24mmアトマイザーを使いたい、とか、22mmで使うけど中身が新しい物を使いたい、というニーズになるかな、と。
Sourcemoreさんでは、ログイン後の価格で$18.62+送料にて販売中です。
出たばっかなのに2000円て安いな…
無印Picoの今の流通価格より安いかも知れない。
アトマイザー付きのKitはこちら。
クーポンコード「PICOP」で$30.99になります。
(ログイン後の割引とは両立できません)
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