Damn Vape – Nitrous RDA レビュー|DLからRDLまで、シングルデュアル両対応の22mmRDA

Damn Vape – Nitrous RDA レビュー|DLからRDLまで、シングルデュアル両対応の22mmRDA

Damn Vape Nitrous RDAのレビューです。

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Damn Vapeさんは、最初にリリースしたDread RDAの奇抜さで「おお!?」となって以来ずっと注目しているメーカーさんです。

低抵抗メッシュコイルのMTL RDAなど一風変わったアトマイザーを出してくる面白いメーカーさんなのですが、国内でもヒットしたFresia RTAなど、良作も産み出しています。

今回のNitrous RDAは、22mm径と小柄なRDAながらシングルコイルとデュアルコイルの両方のビルドに対応。
両対応のアトマイザーってデッキ内空間の差などで「結局デュアルがいい」みたいな事になりがちなのですが、
このアトマイザーはシングル用、デュアル用とそれぞれ専用のキャップを用意することで、どっちつかずな状態を回避しています。

エアフローはDL向きと、最近流行りのRDL向きに対応できるようになっています。

この製品はFlavor-Kitchenさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

Nitrous=ニトロということで、車関係のアイテムを意識したパッケージになっています。
缶に入っているロゴもそれっぽい。
雰囲気的に、アメリカのドラッグレース的な感じでしょうか。

側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下にあるコードを公式サイトの下にあるVERIFICATIONの所で入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。

パッケージ内容

  • Nitrous RDA本体
  • シングルコイル用キャップ(本体装着済)
  • デュアルコイル用キャップ
  • ビューティリング
  • BFピン
  • コイルトリミングツール
  • 六角レンチ、ドライバー
  • 予備Oリング
  • 予備イモネジ
  • ユーザーマニュアル
  • プリメイドコイル

ユーザーマニュアルは多言語併記ですが、日本語の記述はありません。

このアトマイザーはポストレスデッキで、コイルの足の調整をあらかじめしておく必要があるため、
それが容易に行えるトリミングツールが付属しています。

他社の物などと比べると少し変わった形をしていますね。
四角い穴の部分にコイルをあてがって、外にはみ出したワイヤーを切るという使い方のようです。

もちろんBFピンも付属しているので、スコンカーで使用することも出来ます。

付属のプリメイドコイルは、DL向き、RDL向きがそれぞれ2つずつ付属しており、シングル/デュアルで使えるようになっています。
全部クラプトンコイル。

外観

22mmと小径で、背もそれほど高くない、比較的コンパクトなRDAです。
ビューティリングを使用するとベース部分が24mmになります。

カラーバリエーションは全部で7色

また、別売りでAFCリングとビューティリングのセットも販売されています。

両方使ってもいいし、ビューティリングだけ使うのもアリですね。

エアフローはサイドエアフローになっています。

コントロールリングの溝は2段になっており、2列と1列でそれぞれ調整でき、
最小で1穴まで絞ることが出来ます。

底面

ポジティブピンはしっかり出っ張っており、厚めのインシュレーターで絶縁されています。

フィッティング

Eleaf iStick Pico

22mmなのでPicoでも使用可能です。

Eleaf Pico Squeeze

もちろん、BFピンでピコンカーでも。
コンタクトが長めだから、ピンが固定のピコンカーだと少し隙間開くかな。

Asmodus Luna

私は今AFCリング&ビューティリング付きでAsmodus Pumperに乗せて浸かっているので、ついでにそれも。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 22mm
高さ 20mm(ドリチ、コンタクト含まず)
素材 ステンレス
ドリップチップ 810規格
コイル シングルコイル/デュアルコイル対応(ポストレスデッキ)
BF対応 BFピン付属
エアフロー サイドエアフロー

構造

バラしてみました。

キャップが2分割でAFCになっているというより、キャップにAFCリングが巻き付いているような感じですね。

ドリップチップ

ドリップチップは810規格。

DL用のワイドボアな物と、RDL用の絞った物が付属しています。
RDL用も、内径は細いけど背は低く、咥えると言うよりも唇を当てて吸うような形状です。

キャップ

デュアルコイル用とシングルコイル用の2つのキャップが付属しています。
どちらも外観に違いはありません。

後で気づいたのですが、デュアル用のキャップの方のみ、AFCリングの下にDUALと彫られていました。

内側を見てみると、エアフロー部分のせり出しが大分異なり、
シングル用はチャンバー空間を狭めつつ、コイルのすぐ横までエアフローを運ぶ作りになっています。

上の出口付近のカットの形状も若干異なりますが、これだけコイルが出口に近いDLアトマだと誤差範囲かな?

それぞれ、上から覗くとこんな感じ。

デッキ

真ん中にちょこんと収まったかわいいポストレスデッキ。

コイルの固定部分は結構高さがあります。

ジュースウェルの壁の高さは4mmくらいかな?
サイドエアフローということもあり、小径ながらそこそこ保持出来そう。

コイルの固定ネジはマイナスネジが使われています。

ビルドしてみる

RDL向きビルド

ちょうど同時期に別の爆煙向きのドリッパーを試用しているところだったので、まずはRDL向きビルドの方から試してみました。

付属コイルのRDL向きの物が1.45Ωのクラプトンx2だったので、これをデュアルで組む想定なのかなと。
初期状態、RDL向きドリップチップがデュアル用キャップの方に付いてましたし。

ポストレスデッキなので、付属のトリミングツールを使ってあらかじめコイルの足の長さを揃えておきます。
5mmの所を使用するとよいみたいです。

足の長ささえ揃えてしまえば、ポストレスデッキのビルドは楽ちん。

穴に足をそのまま差し込んで固定するとコイルが斜めになるので、ジグをひねって向きを揃えてやります。

焼入れして、デュアルで0.72Ω

コイル位置がちょっと高いので、ウイックの長さはこのくらいかな。

Vaponair JaponismのLemon Gingerを吸ってみます。

折角ビューティリングを付けて頂いているのでそれを使ってちょっとオシャレさせて使いましょうね。

まずドローを確認したのですが、RDLとしてもやや軽めではあるかな。
下段一列のみにして、ちょっと抵抗感あるかな?くらいの軽めのDL、
そこから更に絞っていき、ピンホール1〜2個だけの状態まで絞ってようやく重めDLって感じです。

RDL(重めDL)の定義って結構あいまいですし人によってイメージも違うかもですが、例えばMTL向きのアトマイザーを重めDLで吸う、くらいの重さを期待していると「あれ?」ってなるかも。

自分も一瞬「あれ?」となった派ですが、ただそれが悪いというわけではなく、重めのDLアトマ、くらいの感覚で吸うと納得がいきます。
ドリップチップも長いものではなく唇を押し当てて吸うような形状になっているので、このくらいでいいのかもですね。

0.7Ωとはいえクラプトンコイルのデュアルなのでミスト量は結構多め。
吸った感じだと、下の段1列全開くらいのDL吸いでしっくり来ます。

ただ、上の写真のModはセミメカなのですが、やはりクラプトンのデュアルだとバイパス出力で吸うより、テクニカルで少し高めのワッテージにして吸うほうがよさそう。
満充電バッテリーを入れてすぐの時は良かったというか、最初の1〜2パフは濃くてむせたくらいでしたが、少し吸ってたらすぐに物足りなくなってきたし立ち上がりも微妙に。

なんかロングパフを多用するようになっていたので、一度テクニカルModに乗せ換えて24w〜25wくらいかけてみたら、そのくらいからが本領発揮といった具合でした。
そのくらいでちょうど満充電の4.2Vになりますしね。

で、改めて推奨ワッテージを確認したら、デュアルだと推奨35〜45wと書いてあるじゃないですか。
あ、そうか、そういう。

試しに上げてみたら確かにガッツリ性能を発揮している感じで美味い、
けど、これもうガチDL向きでは。

RDL向き単線シングル

折角色とか合わせたから上のセミメカModとの組み合わせで使いたいんだよなぁ…と思って、ビルドを変えてみました。

Ni80 26ga 2.5mm径7巻の単線シングルで0.64Ω
キャップをシングル用に交換します。

うん、セミメカで吸うならこのくらいがいいですね。

ストレートに味が上がってくるので、エアフロー1穴〜2穴くらいまで絞って重めDLで吸うと美味いです。
RDL向き、という方向性ならこちらのビルドのほうが好み。

というか結構ハマりました。
自分の個人的な嗜好に合っている感じ。
一通り試したら最終的にこのビルドに戻して使おうかなぁ。

DL向きビルド

付属のDL向きコイルをセットしてみます。

0.45Ωのクラプトンコイルで、推奨ワッテージは55-65wと、これも5Vくらいかける想定のコイルですね。

テクニカルModで55wかけてみると、こいつァ凄い、一気に爆煙RDAに化けました。

というかむしろこちらのほうが本来の姿かな。
昨今の爆煙向きRDAって24mmの物が多いので、22mmという小さな外観で勝手にイメージを作ってしまっていたけど、凄いパワフルだし、AFC2列全開にしたエアフローもスムーズだし、リキッドの甘い部分がしっかりと出ていて、このリキッドにも合っている感じ。

いいなこれ。
色々試した中で、一番美味く感じました。

DL向き単線デュアル

なのですが…。
やはり折角だからPumperで使いたいんですよ。
もしくはLunaかピコンカーで…って自分の好きなスコンカー、セミメカばかりなんですよね。

なので、単線を使って定格で使えるDL向きビルドしたいな、と。

Ni80 26ga 2.5mm7巻デュアルで0.37Ω

悪くはないし、十分美味しいけど、上のクラプトンのインパクトが強かったので、若干見劣りするかな…。

AFC開き気味だとちょっと厳しかったので、AFCを下段一列にして3〜4穴くらいにしたらかなりいい感じに。
いやRDLに近くなってきてるな。
でも美味いししばらくこれでいいや。

DLでガッツリ使うならテクニカルでハイワッテージ推奨ですかねぇ。

まとめ

小柄ながらパワフルといった印象。

最近のマスプロの爆煙向きRDAって結構サイズが大きい物が多いので、
22mm径かつこの背の低さでパワフルな爆煙が楽しめるというのはいいかも。

付属のコイルはどちらも高めのワッテージが推奨となっており、ちゃんと味わうなら出力を上げられるテクニカルModを使う形になるかと思います。

RDL(重めDL)の方は若干レンジが狭いかな。
ドローは全体的に軽めで、私の感覚では、AFCを下段の3穴以下まで絞ったくらいが重めDLといった感じでした。

外観は、少し変わっていて割と好み。
コンパクトさも良いし、別売りパーツで見た目をいじれるのも面白いと思います。

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