Aspire Minican 3 / Minican 3 Proのレビューです。
Minicanは、Aspireさんの小型Podの中でも特に人気のあるシリーズです。
初代Minicanの登場時、「凄く小さいのにめちゃめちゃ美味い!」とかなり話題になりました。
その後、Minican+、Minican2と続き、サイズ感は少し増して一般的なスティックタイプと同等にはなりましたが、味に関しての評価は依然として高いです。
Podは今回コイル交換式に変わりましたが、以前のMinican用Podとも互換性があり、過去のPodもそのまま使用出来ます。
今回は、ワッテージ調整が可能なProバージョンも追加となりました。
この製品は、Aspireさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
製品について
白基調のパッケージデザイン。
パッケージ内容はどちらも同様で、
- 本体
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
となっています。
Aspireさんのユーザーマニュアルは英語とフランス語で書かれています。
外観・特徴
Minican+や2はスケルトンになったり少し太ったりしていましたが、初代Minicanに近いスリムでマットな見た目に戻りました。
両者とも幅や厚みは同じですが、Proの方が若干長いです。
カラーバリエーションは今回かなり豊富です。
共通のカラーもありますが、無印3にはグラデーションがあったりと、若干カラバリに違いがあるようです。
外装の仕上げも、初代Minicanのようなマットでサラサラなラバーコーティングに戻っています。
スケルトン等キラキラ派手なのもいいですが、手触りもいいし指紋も残りづらいし、個人的にはこちらの方が好き。
Minican 3は、前面下にLEDインジケーターが付いており、バッテリー残量などを表示します。
Minican 3 Proは前面のLEDがない代わりに、側面に液晶画面が付いています。
ここで、バッテリー残量、コイル抵抗値、パフ回数、ワッテージ設定などの情報を見ることが出来ます。
また、ワッテージ調整用のボタンもここに付いています。
充電用のUSB Type-Cポートは底面に付いています。
Podの固定はマグネット式です。
初期装着のPodは絶縁用のシールが貼られているので、剥がして使用します。
Podカートリッジ
今までのMinican用Podはコイル内蔵式の使い捨てタイプでしたが、今回からコイル交換式となりました。
交換するのはコイルのみとなり、ランニングコストが抑えられます。また、それによって内部空間に余裕が出来たのか、リキッド容量が2ml→3mlに増加しています。(Minican+以降のPodは3.0mlでした。初代のPodのみ2mlです。
公式ページには”2.0 ml Minican Pod”とありますが、TPDエディション用の物のようです。)
接続部の形状は旧来の物と共通になっており、これまでのMinican用Podとも互換性があります。
これまでのコイル内蔵式のMinican用Podもメンテナンスフリーの手軽さがありますし、そちらをそのまま使用することも出来ます。
リキッド補充は底面から行います。
底面を見ると一見コイル内蔵式で取り外せないように見えるのですが、
側面の溝に爪を引っかけて引っ張るとスポッと抜けてきます。
Oリング固定なので、真っ直ぐ抜き差しするだけで脱着できます。
Minicanシリーズのコイルは全て0.8Ωで統一されています。
詳細
メーカー公式
スペック
Minican 3
サイズ | 96.2mm x 28.2mm x 15.6mm |
重量 | 35g (実測) |
リキッド容量 | 2ml |
バッテリー | 内蔵700mAh |
コイル | 0.8Ω メッシュコイル |
出力 | 3.7V固定電圧 |
スイッチ | オートパフ |
充電 | USB Type-C 5V/1A |
Minican 3 Pro
サイズ | 100.5mm x 28.2mm x 15.7mm |
重量 | 41g (実測) |
リキッド容量 | 3ml |
バッテリー | 内蔵900mAh |
コイル | 0.8Ω メッシュコイル |
出力 | 5~20w 手動ワッテージ調整 |
スイッチ | オートパフ |
充電 | USB Type-C 5V/1A |
重量の実測。
Minican 3が35g、Minican 3 Proが45g
どちらも相当軽量だと思います。
操作方法(Minican 3 Proのみ)
電源ON/OFF
パワーボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
ワッテージ調整
電源ON中にパワーボタンを3クリックするとワッテージ表示が点滅します。
この状態の時にパワーボタンを押すと、ワッテージ設定が1wずつ上がってゆきます。
最大20wまで上げることができ、そこから更にボタンを押すと5wに戻ります。
吸ってみる
りきっどやさんのブルーベリー極を入れて吸ってみます。
底面の注入口はユニコーンボトルのノズルがすっぽり入るサイズなので、注入しやすいです。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
Minican 3の方は3.7V固定電圧とのことなので、Minican 3 Proの方は17wに設定するとほぼ同じ出力になります。
それで吸い比べてみると、Podやコイルは同じ物なのでパフォーマンスは双方同一。
ドローの重さもほぼ完全に同一ですね。
中央部以外の形状全く同じですしね。
ドローは、やや軽めのMTL(煙草吸い)といった感じで、重めDL(直肺吸い)として吸うことも出来ます。
私が意識せずに吸うと、自然とMTL吸い~MTLとDLの中間くらいの吸い方になります。
0.8Ωのメッシュコイルで、相変わらずパフォーマンスは高いです。
ミストがきめ細かく量もしっかりあるので、MTLでもDLでも満足感があります。
舌にも喉にもしっかり味を感じます。
Proの場合は、ここからワッテージを上げ下げすることで更に好みに合わせて調整することが可能です。
試してみた感じ、DLで吸うときは少し上げる、MTLで吸うときは少し下げる感じで調整すると良さそう。
下は15wくらいから、上は18wくらいまでがボリュームゾーンかなと思います。
まとめ
Minicanシリーズは総じてクオリティが高いです。
安価で小型なのに味がよいという評判をずっと受け続けているシリーズです。
サイズは一般的なスティックタイプと同等になり、極端に小さいという訳ではなくなりましたが、それでもコンパクトな方だと思うし、バッテリー容量もその分増えています。
無印とProの違いは、ワッテージ調整の他に、バッテリー容量の差もあります。
無印が700mAhで、Proが900mAh。
あと、地味に大きいのが、電源OFFに出来る事。
オートスイッチタイプなので吸い込まない限りスイッチが入ることはありませんが、それでも明示的にOFFに出来るというのは持ち歩きが多い人にとっては安心感かなと。
無印の方は、操作一切無しで使えるという手軽さがあります。
Proの方はワッテージ調整などを手動で操作する必要あり、ですが、MinicanのPodは0.8Ωのみなので、最初に設定したら後はそう頻繁に弄る必要はないかと思います。
これらを踏まえると、価格差次第ですが、私としてはProの方に多くのメリットを感じます。
販売情報(20230718現在)
まだメーカーで発表されたばかりの機種なので、国内での販売情報はありません。
ですがMinicanシリーズは国内でも人気がありますし、入ってくる可能性は高いと思っています。
海外を見てみると、新製品の掲示が早いSourcemoreさんでも、まだComing soonになっていて価格の掲載がない状態ですね。
もう少し先になりそうです。
コメント
ワッテージ調節の方法なのですが
私の持っているものでは電源on時にパワーボタン3回で数値点滅、ワッテージ調節が可能なようです。パワーボタン5回では電源OFFです。
私は訳あり品を購入したため説明書がありませんので、仕様がどちらかは分かりません。
仕様が3回で調節なのであれば当該箇所を修正した方がいいかと思います。
コメント&ご指摘ありがとうございます!
すみません、私の表記ミスです、3回でワッテージ調整が正しいです。
(すぐ上に5回で電源ON/OFFと書いているし、矛盾していましたね……)
当該箇所を修正しました、ありがとうございました!