プルームテック互換機、VEEAPE Vminiのレビュー記事です。
アマゾンなどを見ると中国メーカーの安価なiQOS互換機やプルームテック互換機が物凄く沢山出品されていますよね。
うちのサイトにも時々レビューのお問い合わせ等頂くものの、正直言って「うーん?」と思ってしまう物も多く、基本、お断りさせていただくことが多いです。
これもそんな中の一つかなー、と思って最初は少し構えたのですが、製品ページなどを拝見した所、メーカーもしっかりしてそうだし、製品も面白そう、という事で承けさせて頂くことに。
- PloomTech純正カードリッジをそのまま使用出来る
- 付属アトマイザーでVAPEリキッドを吸える
- 付属アトマイザーにプルームテックカプセルを装着して吸える
と3パターンの使い方が可能でして、
付属アトマイザーは小型な為、流石にそのまま吸うにはやや非力ですが、
Podデバイスとほぼ同等のスペックとサイズ感なので、ニコソルやCBD用にするにはよさそう。
コンパクトですし、なかなか取り回しの良さそうなデバイスだと思いました。
この製品はVEEAPEさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
シンプルなデザインながら、なかなかしっかりしたパッケージ。
裏面にはパッケージ内容やスペックなどの記載の他、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチの下のコードを、公式サイトの認証ページで入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。
[20200513追記]
現在認証ページのメンテナンス中で、最近の物の認証コードが反映されていないそうで、新しいロットの物はフェイク判定される可能性があるそうです。
スリーブを外すと、内箱はマグネット式になっています。
パッケージ内容
- Vmini本体
- V19アトマイザー
- 充電用USBケーブル
- ネックストラップ
- V19アトマイザー用コイル x2(1つは装着済)
- マグネットアダプター
- ユーザーマニュアル
- 製品保証書
ユーザーマニュアルは日本語で記載されています。
公式サイトや販売ページは若干日本語が怪しいですが、こちらはしっかりした日本語で読みやすい。
多分ここはしっかりした翻訳業者を使っている模様。
外観
コンパクトでシンプルな外観のデバイスです。
サイズ感は「やや大きめなライター」といった感じ。
実際、このオーバル状の形状も手伝って、ポケットに入れてるとライターと錯覚します。
実際手に持ってみてもかなりコンパクト。
表面の塗装は梨地っぽい処理が施され、マットな質感になっています。
側面にボタンが一つあります。
ボタンの周りの白い部分はLEDインジケーターになっています。
ボタンの上、上面との角になっている部分にストラップホールがあり、付属のネックストラップや市販のストラップなどをつけることができます。
ボタンの反対側にはスリットが開いており、アトマイザーのリキッド残量を確認出来るようになっています。
底面には充電用のmicroUSBポートがあります。
アトマイザーはマグネット式で固定されており、そのまままっすぐ引っ張ることで取り外しが出来ます。
V19アトマイザー
専用の小型アトマイザー。
リキッド容量は1ml、コイルの抵抗値は1.5Ω。
プルームカードリッジと互換なので、直径は9.2mmかな。
タンクはガラス製なので、メンソールリキッドなどへの耐性もあります。
スクリュー式でコイルを外し、下からリキッドチャージする仕組みになっています。
このアトマイザーもプルームテックと互換があり、プルームテックの純正バッテリーにつけて使用することも可能です。
Vminiで使用する為には、スレッド部分にマグネットアダプターを取り付けます。
マグネットアダプターを取り付けたら差し込むだけ。
マグネットで吸着し、アトマイザーを検知すると本体のバイブがブルっと震えます。
プルームテック純正カードリッジの使用
この製品はプルームテック純正カードリッジも使用可能です。
カードリッジを使うのは何気に初めて。
今まで、TARLESSやCompact 14などでプルテクカプセルのみ使用していましたが、カードリッジは毎回余るから捨ててたんですよね…。
カードリッジのスレッド部分にマグネットアダプターを装着すると、Vminiで使用出来るようになります。
差し込むとマグネットで固定され、本体のバイブがブルっと震えます。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 70.4 x 28 x 14mm |
重量 | 48g(アトマイザー込み、実測) |
リキッド容量 | 1ml |
コイル | セラミックコイル |
コイル抵抗値 | 1.5Ω |
出力 | 3.5V |
バッテリー容量 | 300mAh |
対応抵抗値 | 1.0Ω〜3.0Ω |
充電 | マイクロUSB 5V/1A |
保護機能 | オーバータイム保護(8秒) ショートサーキット保護 高温で充放電保護 ゼロワット充電保護 過放電保護 過充電保護 オーバーロード保護 誤動作による自動シャットダウン保護 |
使用方法
電源ON/OFF
ボタン5クリックで電源のON/OFFを切り替えます。
ベーピング
プルームテック互換ではありますが、オートスイッチではありません。
ボタンを押している間のみミストが発生します。
吸引回数カウント機能があり、50パフごとに、バイブが3回震えるようになっています。
バッテリー残量と充電
ボタン周りのLEDはバッテリー残量を示しています。
白く光っている間は残量が充分にあり、3.5Vの出力が可能。
赤になると、残量不足で3.5V以下の出力に落ちます。
出力が3.3V以下まで下がると過放電保護機能が働き、電源が自動でOFFになります。
USBケーブルを用いてアダプタと接続すると、自動で充電が始まります。
充電中はLEDが赤で点灯し、充電が完了すると消灯します。
吸ってみる
プルームテックカードリッジを吸ってみる
まずはプルテクの純正カードリッジを吸ってみます。
プルテク持ってないんですよ…。
以前お試しで吸わせてもらったけど、あまりにも物足りなくてそれっきりです。
カプセルはレギュラー。
カードリッジにマグネットアダプターを付け、カプセルを装着します。
買ってきたものをそのまま装着してすぐ吸えるというのは楽ですね。
吸ってみましたが、案外悪くないです。
ドローは重めで、MTL(タバコ吸い)に向いています。
吸った感もしっかりあるし、ミスト量も意外と多い。
プルテクカードリッジは抵抗値3.0Ωとの事で、純正バッテリーは3.2Vらしいので、大体3.4w
これは出力3.5Vなので、4wになる計算。
ちょっと出力が高い分ミスト量が増え、満足感が増しているんですね。
ニコチンキックもしっかりあるというか、タバコ葉を通しているせいか、VAPEのニコリキよりも「タバコっぽい」印象をうけます。
プルテクも最初からこのくらいの出力だったらもう少しウケたのでは。
しばらく吸っていたら急に本体のバイブが震えたので、何事かと思ったのですが、
吸引回数をカウントしていて、50パフごとにバイブでお知らせするそうです。
これは純正と同じかな?
ただ、お知らせするだけで特に制限等入るわけではないので、無視してそのまま吸えます。
一日これを使っていて、カプセルとカードリッジそのままで100パフちょっと吸いました。
50パフの時点で一度カプセルを外してみましたが、やはり裏側は結構濡れてきています。
出力が高くてミストが多い分、純正よりは寿命が短いかもしれません。
ただ、特に制限等はかからないので、お知らせを無視して満足感がなくなるまで吸えばOKなので、コストを落とすことは可能ですね。
ただ、後半あたりからはかなり味や吸った感が下がってきましたね。
ギリギリまで使ってみよう、と思ったけど、流石にカプセル1つで丸一日は厳しかった。
ただ、標準の交換時期である50パフ以上は余裕で使える感じでした。
出力が高い分カードリッジの寿命も短めになる事が予想されます。
少なくとも現状、150パフくらい(標準でカプセル3つ分)はもっていますが、1カプセルで50パフ以上吸っている今の使い方だとカプセル5つ分はもたない可能性がありますね。
カプセルのほうが余ったらアトマイザーの方に付けて使えばいいかな、と思いますが。
アトマイザーでVAPEリキッドを吸ってみる
付属のアトマイザーでリキッドを吸ってみます。
公式でもCBDに向いているという旨の記載がありますし、恐らくCBDやソルトニコチンリキッドなら、Podデバイスと同じような楽しみ方が出来るかと思います、
ですが、折角なのでプルームカプセル込みで試したいので、今回はノンニコチンのリキッドで。
リキッドは迷いましたが、高抵抗の環境でじっくり吸うならこれかな、という事で、
Nameless ElementさんのJLTです。
コイルユニットを外して、下からリキッドを注入。
細身のアトマイザーなので、リキッドの補充には少し気を使いますね。
真ん中のチムニーに入らないように、外のガラスに這わせるように入れていきます。
この辺りまででMAXですね。
コイルユニットを取り付けて、コイルにリキッドが浸透するまで10分程置いておきます。
そのまま吸ってみますが……。
うん、やっぱちょっと薄い。
ただまぁ、このサイズのアトマイザーなりかな、とも思います。
ミストは案外出ている印象。
ただ、ちょっとドローが軽いんですよね。
MTLするには少し軽すぎるかな、位のドローで、自ずとDL吸いになります。
プルテクバッテリーのオートスイッチに対応させる為、エアフローは真下からになっていて、調節は出来ません。
じんわり味わえるタイプのリキッドなので香りは楽しめますが、メインで吸うにはやはりちょっと物足りない。
ドリップチップ先端のゴムキャップを外してプルームカプセルを装着したら、ドローも程よく重くなり、ニコチンキックも加わって吸った感が増しました。
まだちょっと軽いかな、という気はしますが、MTL可能なドローにはなりました。
これなら日常使用出来そう。
ただ、味的には先日のCompact 14 Kitの方がやや上か。
あちらはQ14アトマイザーが優秀ですしね…。
ただ、これも全然悪くないです。
味は少し薄いかな、という気はしますが、ちょい吸いには充分な感じ。
まとめ
なんというか、取り回しがいいと言うか、便利なデバイスですね。
サイズもコンパクトですし、見た目もシンプルでなかなかいいです。
純正のプルテクカードリッジとアトマイザーが両方使えるというのはなかなかいいかも。プルームテックはコンビニなどでも売っているのでどこでも手軽に手に入るし、バッテリーの充電さえ残っていれば、どこに居ても、吸えなくなる、という自体にはなりません。
お手軽に買うことが出来つつ、アトマイザーも併用しつつでランニングコストを落としながら吸うことが出来るかなと。
バッテリーも420mAhあって、出力はかなり低いのでかなりもつ方だと思います。
自分の使い方だと2日使ってもまだ白点灯でした。
公式曰く400パフ以上はいけるとのこと。
純正のカードリッジを使う上では、味に関してはプルテク依存になります。
ですが、本家よりも若干出力が強く、満足感は高いかと思われます。
アトマイザーの方は、流石にちょっと非力ですかね。
少なくとも普段RBAを運用している自分にはノンニコのリキッドでは物足りなく感じました。
ただ、こちらもプルームカプセル込みであれば満足感は得やすいかも。
ニコチンを輸入したりCBDリキッドを運用している方であれば、ソルトニコチンやCBDリキッドを吸うのにそのまま使用するのもアリかと思います。
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