G-Taste Aries 30 RTA レビュー|30mm、トリプルコイル、10mlタンク

G-Taste Aries 30 RTA レビュー|30mm、トリプルコイル、10mlタンク

G-Taste Aries 30 RTAのレビューです。

G-Tasteさんは2019年に設立されたばかりの新興メーカーです、
このRTAの他は、PodデバイスとAegis Boost用の510アダプターなんかを出しています。

てか、唯一のRTAが30mmサイズて。

そう、デカイんですよこれ。
30mm径で、トリプルコイルを並行に置く広いデッキを持ち、リキッド容量は10mlというビッグサイズ。

このジャンルでは、41mmで28mlタンクのSteam Crave Aromamizer Titan RDTAという別格の化物が居るので、それと比べるとまだまだですが、
それでも、乗せるModに悩むほど大きいことは確か。

たっぷりリキッドを入れてガッツリ爆煙、といった感じのアトマイザーですね。
自分がこれまでに触ったアトマイザーとはかなりジャンルが異なるので、新鮮で面白かったです。

この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

Aries(アリエス)といえば牡羊座。
宇宙のようなバックグラウンドに、六芒星と羊を模したマークが描かれています。

側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードを、公式サイトのsecurity code queryのページで入力すると、コピー品でないかの確認ができます。

パッケージ内容

  • Aries 30 RTA本体
  • 予備ドリップチップ
  • ショートガラスタンク
  • 十字レンチ
  • トップキャップ取り外し工具
  • ユーザーマニュアル
  • 予備Oリング/イモネジ
  • プリメイドコイル
  • コットン

ユーザーマニュアルは表裏に英語とドイツ語の2言語で記載されています。

英語とドイツ語のみというチョイスも珍しい。
メーカー自体は他の多くのVapeメーカー同様中国深センの会社みたいですが、公式サイトにTPD関連の書類ダウンロードなんかもあったりするし、あちらが少し噛んでいたりするのかな?

付属のプリメイドコイルとして、Ni80のクラプトンが3本付いてきます。

0.6Ωのコイルなので、トリプルで組んで0.2Ωとなる計算。
低抵抗と言えば低抵抗ですが、もっと激しいのが付いてくるかもって恐れていたので少しだけホッとしました。

外観

大きさ以外は、至ってスタンダードなRTAの見た目です。
こうやって撮るとサイズ感があまりわからないのでほんと普通に見える。

でも手に持つとこんなん。

初期状態の10mlガラスチューブの他に、6mlのショートチューブも付属しています。
チムニーの延長パーツを取り外して装着。

こちらに交換すると高さは大分抑えられますね。

エアフローはサイドエアフローになっています。

エアフローコントロールリングに3本のスリットがあり、それと内側のツブツブのエアホールを組み合わせてドローの重さを調節します。

真ん中のスリットのみ長く伸びており、1本のみの状態にも出来ます。

AFC精度はなかなか高く、絞っていくと意外なほど重たくなりますね。

底面

ポジティブピンは、インシュレーター部分を合わせるとかなり出っ張っている方かと思います。

フィッティング

30mmのタンクって、うちの手持ちのModだとはみ出さずに乗せられる物が物凄く限られるんですよ…。

さすが初代Aegisだぜ。

この子もギリギリいける。

26650Modならいける感じ。

逆にデュアルバッテリーとかは幅はあるけど厚みが薄くてはみ出す物が多いですね。

Tesla Punk 200とかいけそうでいけなかった

詳細

メーカー公式

Pz-LinkCard
- URLの記述に誤りがあります。
- URL=https://www.g-taste.top/pages/g-taste-aries30rta

スペック

直径 30mm
高さ 58mm(10ml)/49mm(6ml)
リキッド容量 10ml / 6ml
ドリップチップ 810規格
コイル トリプル/デュアルコイルRBA
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー サイドエアフロー

カラーバリエーション

カラバリは4色です。

構造

分解してみました。

サイドエアフロー付きのチャンバーで、構造としてはBlitzen RTAに近い感じ。

ドリップチップ

レジン製のドリップチップが標準装備、予備ドリップチップはPEI製かな?

ボア内径はほぼ同じ。
長さが少し異なります。

トップキャップ

トップキャップはスクリュー式で、リキッドはトップフィル。

トップパーツが薄くて回しづらいので、専用の工具が付属しています。
この辺もBlitzenを思い出します。

チャンバー

僅かにアールのかかったドーム型のチャンバー。

外から繋がるサイドエアフローの穴が開いています。

チャンバーは二重構造になっており、タンクからデッキまでリキッドを運ぶための通り道となっています。

デッキ

広くてフラットな、トリプルコイルのポストレスデッキです。

左右のコイルは両サイドから、中央のコイルはジュースホール部分からネジを締める形になっています。

ビルドしてみる

ビルドはデュアルでもトリプルでもいいみたい。
折角なのでトリプルから試してみます。

付属コイル、トリプルビルド

付属のクラプトンを3つとも使用してトリプルで組んでみました。
抵抗値は予想通り0.2Ωピッタリ。

ポストレスデッキなので、差し込んで締めるだけで終了。
コイルの足の長さだけ予め調節しておく必要がありますが、設置自体は楽です。

長さはこのくらいにしてみました。
ちょっと長め。

サイドエアフローなので、ちょっと高めに設置したほうがいいかな、と思います。

底までちょっと距離が合ったのでウイックもやや長めに。

ちょっと長かったかな。
下のジュースホールからコットンがはみ出していると、干渉してチャンバーがきちっと閉まらないので注意です。

チャンバーを被せてみました。

ちょっと見づらいですが、左右のエアフローは恐らくいい感じにコイルの斜め下辺りに来ていると思います。

でもこれ、中央のコイルはエアフローどんな感じになるのかな…風が全く当たらないのでは。

とにかく吸ってみます。

リキッドはYogiのブルーベリーグラノーラを入れてみました。
タンクは6mlの物に変えたけど、それでも凄く入るな…。

流石にクラプトン3発は立ち上がりは結構時間がかかります。
ですが、一度温まってしまえばチェーンスモーキングはスムーズ。

そして、ミスト量凄いですね、もっくもくです。

味はなんというか、まぁ甘いリキッドをこれだけ炊きゃ美味いわな、と。
クラプトンのミストはきめ細かくて濃厚ですし、それが口の中にドバっと飛び込んでくる感じです。

最初は60wから試していたのですが、70wくらいまで上げたほうが持ち味が出るように感じました。
とにかくガッツリ炊いたほうがよさそう。

ただちょっと、気になるほどではないですが出力を上げると少しスピットバックはあるかも。

色々弄りながら吸って思ったのが、AFCの精度が思ったより高いこと。

全開にしているとスカスカのドローですが、絞っていくとかなり重く出来ます。
全閉にするとほとんど吸えないくらい。

案外抵抗高めのビルドでも行けそう。

デュアルビルド

しばらく吸ってみて、デッキを開けてみました。

左右と中央でコットンの色が異なるのと、中央のコイルにのみガンクが付き始めています。

やはりこれ、中央には直接エアーが当たらない影響で、燃焼具合が違うのかなぁと。
これ、デュアルでいいかも。

FlatwireのFlapton 3mm5巻デュアルで0.2Ω

案外ドローが重く出来るので、Flat60の単線で少し高めにしてみようかなとも思いましたが、
同じ抵抗値でデュアルとトリプルを比べてみたいなぁということで。

あぁ、普段遣いはこちらで十分ですわ。

すんごい意識して吸うと、たしかに少し隙間がある?と感じなくはないですが、
ミスト量も、味もそれほど遜色なし。

スピットバックは殆どなくなり、
もしかして真ん中コイルが飛ばしていたんじゃないか、と。

上記写真ではまっすぐ置いていますが、コイルを公式の画像のようにちょっと左右にずらしてエアフローに近づけてやったほうが上記の隙間感は薄まるように感じました。

また、エアフローは、トリプルの時は全開で吸っていましたが、こちらは少し絞ってこのくらいが好みでした。
少し抵抗感があるくらいがいい。

まとめ

うん、デカイです。

ちょっと持て余すサイズですね〜
まず、乗せるModが限られてくる…。
はみ出しを気にしなければ何でもいいっちゃいいんですが。

パフォーマンスに関してですが、
まぁとにかく爆煙タンク。

ガッツリ炊いてモクモクミストを出してナンボという感じでした。
普段あまり爆煙で吸わない自分は油断するとたまにむせるくらい。

味は普通にしっかり出ているし、ミストが濃厚で美味しいとは思います。

あと、AFCの精度が高いのは意外といいですね。
ポストレスデッキですし、意外とビルドの幅は広そう。

ただ、ドローはかなり重く絞れますが、デッキが横に広いので高抵抗はある程度制限されそうではあります。

このサイズ感は持ち歩きには適さないと思いますが、
リキッドも大量に入るので、家でひたすらモクモクしたい方向けですかね。

Sourcemoreさんでは、ログイン後価格で$20.89〜です。

意外と安いんですよこれ。
SMさんは元々単価安いですしね。

ですが、Preorder状態になっていますね…。
これ、コロナ前に依頼を受けて、届くのに3ヶ月位かかっているので、その間に色々状況は変わっている模様です。

リンクを貼らないわけにはいかないので載せていますが、再入荷予定は分からないのでご注意ください。

てか、散々デカイだの持て余すだの言ってた割に、
コロナ前に自分でポチってた30mmアトマが昨日届きました…。
そう言えばこれ、買ってたな、スッカリ忘れてた。
その、つい出来心で。

まだ前が詰まっているのでもうちょいおあずけですが、こちらもかみんぐすーんです。

『G-Taste Aries 30 RTA レビュー|30mm、トリプルコイル、10mlタンク』へのコメント

  1. 名前:おやぢ6号 投稿日:2020/06/30(火) 21:34:17 ID:d7765a56a 返信

    これとAromamizer Plusの2つは買ってから1年ほど経ちますが、両方ともまだ使ってませんでした(汗)

    で、このAriesはAromamizerのパクリとか言われてもいますが、まーずさんのレビューによると出来は悪くなさそうで安心しましたw

    そしてこれら30mm径そしてそれ以上のアトマは乗せるModでやはり迷いますね。海外レビュワーの一人がDovpo Topside Dualは30mm載せられそうだとか言っていたので買ったんですが、試してみたらスコンクボトルの上の蓋部分でアウトでした。RTA/RDTAならスコンクボトルと蓋は外せばいいんでしょうけど。

    SteamCraveのHadron買って乗せるようかとも思いましたが、試したらAegis Legendでもいけました。

    • 名前:Marz 投稿日:2020/07/01(水) 01:15:38 ID:405af2022 返信

      こんばんは!
      30mmでこのデッキはSteam Craveのイメージですよねw

      Aromamizer PlusはV2が出たので買ってみました。
      今週末あたりに開封できたらなぁと。

      あ、Aegis Legendも30mmいけますか、となるとXもいけるかな…