Titanium Mods – ATAMAN V5 RTAの購入品レビューです。
嗚呼、買ってしまいましたよ。
Titanium Modsはウクライナでチタン製のアトマイザーを作成しているメーカーさんです。
Achillesシリーズが多くのユーザーからの評価も高く、有名ですね。
価格帯的に所謂ハイエンドと言われる部類に属するアトマイザーとなります。
大きな工場で大量生産されているメーカー製品とは違い、職人の手による少量生産で高品質な製品です。
私は普段安価なマスプロダクト製品ばかり使用しており、こうしたハイエンド製品は全然買っていないのですが、そういった物を否定している訳ではなく、
経験の為に色々なタイプの物を触ってみたいし、ブログのネタにもなるから、高くて良い物を1つ買うより買いやすい価格帯の物を複数買う方向に行きがちです。
所有欲より好奇心タイプ。
なのですが、ここのところ自費購入ネタが減っている事からもわかるとおり、最近は買って触ってみたい、と思う物が結構減ってきていて…
今時の新製品ってPodやPod Modばかりですしね。
うーん、最近VAPE製品あまり買ってないし、そろそろ自分のメイン使用の重めDL~MTL用途にちょっといいアトマイザー買っちゃうか、ってことで、Kayfunあたりを視野に入れ始めていた矢先、
VaporLEMONさんから「ATAMAN入れるよ」という話を頂き、
Titanium ModsはAchillesIIやIIIを使っていて縁を感じるし、味も凄く気に入っているので、ならばそちらにしよう、と。
折しもコロナの影響でウクライナからの配送が全然動かず、買う!と決めてから数ヶ月、ようやく手元にやって参りました。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
初めて見る方は「は!?」となるかもしれませんが、
Titanium Modsのアトマイザーはパッケージがありません。
雑に切った緩衝材のチューブに包まれていて、付属品のパウチ袋が1個付いているだけ。
中身知らない人が見ると、ぱっと見、これが17,500円のアトマイザーとは思わないでしょうね…。
パッケージ内容
- ATAMAN V5 RTA本体
- 予備Oリング
- 六角レンチ
- 予備ネジ類
予備ガラスがないので割らないよう注意ですね。
外観
背の高い22mm径アトマイザーです。
タンクの中に細長いチムニーが見えており、欧州系のMTLアトマイザーって雰囲気。
総チタン製で、重量はもの凄く軽いです。
小さいチャンバーに細長いチムニー、ドリップチップ部分もかなり距離があります。
ドリップチップは510規格。
チムニー径に合わせてかなり細く絞られたドリップチップです。
こちらもチタンで作られています。
トップキャップはスクリュー式。
リキッドチャージはトップフィルです。
エアフローはボトムエアフローです。
コントロールリング等はなく、固定エアフローとなります。
後述しますが、デッキ内のイモネジを脱着することによってドローを2段階に切り替えることは可能です。
このアトマイザーはジュースコントロールを搭載しています。
タンク部分を回す事によってジュースホールが開閉します。
フィッティング
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 22mm |
高さ | 51mm(実測・コンタクト、DT含まず) |
重量 | 29g |
リキッド容量 | 4ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
構造
手回しで外せる部分を分解してみました。
タンクの脱着はロック式になっており、
突起と溝を合わせるとまっすぐ引き抜けます。
このようにして置いておけるので、タンクにリキッドが残っていてもデッキにアクセス可能です。
チャンバー
外から見たとおり、かなり狭いチャンバーです。
上面はチムニーに向けてごくわずかにテーパーがかかっています。
デッキ
デッキもかなり小さめ。
上から締め付けるタイプのシングルコイルデッキです。
ポスト形状はAchillesIIIに似てるかな、
ワイヤーが逃げにくいようにネジ頭の左右にガイドが設けられており、ビルドがしやすくなっています。
ネジは少し大きめの+ネジ。
うちの精密ドライバーだと3.5mmの+で回せました。
エアホールには六角のイモネジが入っており、これを外すことでドローを2段階の調整出来ます。
イモネジ入りが1.2mm、外すと1.5mmになるそうです。
ネジ止め剤?シリコン?のようなものが付着して少し汚れていたのでこのあと洗浄しました。
ビルドしてみる
ネジの横にガイドは付いていますが、少し隙間があるので細いワイヤーだと逃げそうです。
軽く引っ張ってネジに巻き付けるようにして締めます。
高さはそのままでこんな感じ。
ウイックの長さは、ベース外周くらいかな?
HW6015 26ga 0.8Ω
いきなりお気に入りを使います。
HW6015の26ga 3mm7巻で0.8Ω狙いです。
リキッドは、少しだけ残っていたかしうろGを吸ってみます。
いやー、これ、
これ、アレ、
もとより期待していたのですが、期待通り美味いですね。
ドローの重さは、イモネジ入りで重めDL~やや軽めのMTLといった感じで、自分の好みにドストライクです。
これ以上重く調整することは出来ないので、ガチガチのMTLが好きな人にはちょっと物足りないかも。
狭いチャンバーで発生したミストが長細いチムニーで十分に冷やされて、凝縮された味が口に入ってきます。
味の出方はダイレクトで、解像度が高い感じ。
一発で気に入りました。
SS316 MTLクラプトン 0.6Ω
ちょっと別のビルドも試してみよう、ということで、
SSのMTLクラプトンで0.6Ωにして、イモネジを外してDL気味に吸ってみます。
ん、
自分はこれダメだ。
なんか、ちょっと遠くの方で味が出ているように感じるんですよね。
熱量が高いからかな、長いチムニーを抜けてくる間にピークを過ぎているような。
もっとエアーの流量があれば違うかもですが、余り合っていないように感じます。
HW6015 28ga 1.0Ω
結局単線に戻しました。
最初のビルドより一段階細くして、HW6015の28ga 2.5mm径7巻で1.0Ω
やはりこちらの方向性の方が合っているように感じます。
じんわり加熱して、チムニーで凝縮、冷却されて上がってくる感じですね。
リキッドをここで“奥”に変えましたが、トップの梨感から吐き出すときのタバコ感など、フレーバーの再現性が申し分ないです。
まとめ
期待を裏切らないアトマイザーでした。
待っている数ヶ月間の間に悶々と膨らんだ期待をしっかりと受け止めてくれました。
ビルドの幅やエアフローのオプションなどがある程度限定されるので、合わない人も居るかも知れませんが、ハマるととことんハマる感じかな、と思います。
自分はこれは完全にハマって、長い間お気に入りになりそうな気配です。
ガラスタンクの予備がないので、割らないように注意しないとですね…。
こういった価格の高いハイエンドは是非があります、ユーザーの嗜好や考えもそれぞれですしね、
特にVAPEの場合、喫煙の代替としての道具として扱うユーザーさんから、ハマって趣味として楽しむユーザーさん、コレクター的に楽しむユーザーさんなど様々ですし。
実際17,500円のアトマイザーとなると、マスプロダクトのアトマイザーが5個くらい変えてしまう価格で、その分5倍美味いのかと言われると現実的にはそういうわけではなく、下手すりゃ好みに合えば数千円のマスプロの方が美味い事だってあったりして。
ただ満足感はかなり高いですし、そういうアイテムだと思っています。
残念ながら完売
このATAMAN V5ですが、VaporLEMONさんでの入荷分は既に完売、というか、AchillesIIを含めて入荷から1日で全て完売したという人気ぶりでした。
ATAMANも私が買いに行った日に最後の1個が売れてしまっていたり。
興味を持たれた方は次回の機会を…。
次回は、ATAMAN V2のリミテッドバージョンが11月に入荷予定とのことです。
こんばんは。
— VaporLEMON (@VaporLEMON) September 19, 2020
現在Titanium Mods本家でプレオーダーになっているAtamanV2 Special MTL Editionは数量限定で大半はイタリアに行ってしまうようですが、当店に少しだけ入荷させてもらえることになりました。
入荷予定は11月です。
ちょっと先になりますがお楽しみに。 pic.twitter.com/G4SODBn8ci
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