Wotofo Profile M RTAのレビューです。
WotofoのメッシュコイルRBAであるProfileシリーズは、初代のProfile RDAが大ヒットし、
味の評判は良かったものの扱いが難しかったメッシュコイルを規格化して一気に身近にした革新的なデッキは数多くの模倣品を産み出しました。
Wotofo自身もその後RTAやRDTAなどバリエーションを増やしてきましたが、サードパーティとして出ていたNexMESHを吸収し、V1.5でメッシュの規格を変えつつのRDTAで一通りの完成を見たかな、と思っていたのですが、ここに来て再度タンクアトマイザーを出してきましたね。
直径は24.5mmで少々太さはあるものの、高さは大幅に抑えられ、2重チャンバーのトップフローとスライド式のキャップでリキッド漏れにも強くなっており、完成度と扱いやすさを高めたような感じです。
この製品はHealthCabinさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
パッケージ
Wotofoさんのパッケージは透明なプラの蓋が特徴的ですね。
側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードを、公式サイトのProduct Verificationのページで入力すると、コピー品でないかの確認ができます。
パッケージ内容
- Profile M RTA本体
- ドリップリップx2 (1つは装着済)
- PCTG製バブルタンク
- プラスドライバー
- メッシュコイル用ジグ
- ユーザーマニュアル
- 予備Oリング、予備ネジ類
- メッシュコイルx3種
- コットン
ユーザーマニュアルは各国語併記で、日本語の記述もあります。
付属のメッシュコイルは3種類。
あー、クラプトンメッシュもあるし、Profile RDTAに付いていたのと同じかーって思っていたのですが、
ん?Classic Wotofo?というかなんか前のよりサイズが小さく見える。
そう思って比べてみましたが、これ、初代Profileのメッシュと同じですね。
Profile V1.5 RDA以降メッシュコイルの規格が変わって少々サイズが大きくなっていたのですが、今回のProfile M RTAは旧サイズのメッシュを使用するようです。
旧サイズのメッシュはWotofoやVandyの物を大量に買い込んであって、規格変更でちょっと困っていたので、これはとても助かる。
外観
外観は非常にシンプルです。
エアフローリングに小さくロゴが入っているくらいで、それ以外はチャンバーなども完全に無地。
スッキリしていていいですね。
ドリップチップは2つ付属しています。
810規格になっており、汎用品と交換が可能です。
トップキャップはスライド式になりました。
リキッドチャージが容易になる他、締める際の与圧が発生しないのでリキッド漏れが起きづらくなります。
ただこれ、スライド方向の印が付いていないので、開ける際に少し困ります。
色んな方向から押してみて「やっと当たった!」って感じに。
これはちょっとマイナス。
タンクは標準のガラスタンクの他に、PCTG製のバブルタンクも付属しています。
樹脂製かー、と思ったのですが、
高さを抑えたトレードオフとして直径の太さとリキッド容量がネックとなっているアトマイザーなので、樹脂製で薄くして、バブルタンクでもあまり太くならないようにしたのかな、と邪推しています。
PCTG製なのでメンソールなどの体制はあると思います。
底面、
ポジティブピンはかなりガッツリ出っ張っています。
ですがメッシュコイルのRBAはメカニカルModには避けたほうがよいと私は思っています。
フィッティング
24.5mmという中途半端な直径なので、EasyやMIXXなどのステルスには乗りませんが、Paramourならいけますね。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 25mm |
高さ | 27.8mm(コンタクト、ドリチ除く) |
タンク | 3.1ml ガラス製ストレートタンク 4.0ml PCTG製バブルタンク |
ドリップチップ | 810規格 |
コイル | メッシュコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップエアフロー |
構造
分解してみました。
スライドキャップ部分もバラバラにして洗浄できます。
前のRTAであるProfile Unityに比べて、より一般的なRTA構造に近づいたと思います。
リキッドが残っていてもデッキアクセス可能です。
チャンバー
お椀のようなドーム型のチャンバーで、ハニカムホールのエアフローが左右に開いています。
エアホールはコイルに対して真横から吹くように開けられています。
チャンバーは二重構造になっており、トップのエアフローから吸い込んだエアーは、チャンバーの内部を通ってコイルへと供給されます。
位置合わせのため、内側のパーツはデッキの突起に合わせて回るようになっています。
その為、特に意識せずとも普通に装着するだけでエアフローが正しい方向に合うようになっています。
デッキ
もうおなじみですね。
クランプ式のメッシュコイルデッキです。
もうほぼいじるところがないのか、初代から変わらない形状。
他社のメッシュRBAも大抵この形を踏襲しています。
コットンが通しやすいですし、下から押し上げることによってコットンがメッシュに密着して、イガりが発生しづらくなります。
ビルドしてみる
メッシュコイルのRBAはどのアトマイザーも大抵やることは同じです。
慣れてしまうとビルドは非常に楽です。
付属のコイルジグを使用して、メッシュコイルにアーチ状の型を付けます。
緩めたクランプにコイルを置いたら、左右からネジを締めるだけで完成。
メッシュコイルは通電効率がよく、一瞬で赤熱化するので、バイパス出力のオームメーターなどで焼入れするのはよくありません。
ワッテージ調整の出来るテクニカルModなどで20wくらいに抑えて行った方が良いと思います。
今回の付属コイルは全てカンタル製で抵抗値の変化も少ないですし、
そもそもメッシュコイルは素材同士の接触もないので、焼入れは必須ではないかもしれません。
一応自分は、歪みによるホットスポットが無いか見たりするためにやるようにしています。
メッシュコイルの規格が初代と同じなら、コットンも初代の物でいいだろう、と思ったのですが、コットンの太さが異なり、入りませんでした。
初代よりちょっと内側が狭くなっているみたい。
今回は付属コットンを使用します。
靴紐のように纏められている部分から、コットンを通していきます。
メッシュコイルはコットン量が多いため、タンクの場合は両側を斜めにカットして、細くなった先端からジュースホールに差し込んでいきます。
コットン量が多いですし、メッシュコイルはイガると辛いので、リキッドはたっぷりと染み込ませておきます。
吸ってみる
吸ってみます。
メッシュコイルはnexM 0.13Ω
リキッドはKENDOのgolden strawberry cheesecakeにしてみました。
まー爆煙ですね。
相変わらずミスト量は半端ないです。
やはりメッシュRBAは美味いなぁ。
シルキーで柔らかいミストに、濃厚な味が乗ってきます。
特にこういった複合系の味のリキッドは相性がいいと思います。
正直メッシュRBAって味の差別化が難しいと言うか、どれ吸っても大抵美味いんですよね…。
デッキの構造はどれも同じですし、各社ともメッシュコイルの素材や形状、エアフローなどで差別化するしかない感じだとは思うのですが、
基本的に爆煙で濃厚なので、よほど変なエアフローしていない限りはミストの密度でイケイケな感じになりますしね。
このコイルの推奨ワッテージは60w〜70wなのですが、個人的には55wくらいで吸うのも好みです。
メッシュをやや低温でジワーッと吸うの好きなんですよね。
爆煙のメッシュ用ということで、ドローは全体的に軽めではありますが、エアフローコントロールの精度は割と高いと思います。
締めていくとそれなりに重くなりますね。
ただ、このミスト量でエアフローを締めるとむせる。
しばらく使っていて気になったのは、タンク容量ですかね。
これはアトマイザーのサイズを考えると仕方のないところではあるのですが。
標準のストレートタンクはリキッド容量3.1mlなのですが、これがあっという間になくなります。
メインで吸っていると半日もたないくらい。
デュアルバッテリーのDRAG2を使って55wで吸っていたのですが、バッテリーインジケーターが1目盛減る前に1回タンクが空になりました。
まとめ
これまでのProfileシリーズや他社のメッシュRTAを含めても、使いやすさはピカイチだと思います。
通常のRTAと同じ感じで使えますし、リキッド漏れも全然起こりません。
味については、メッシュコイルということで文句なし。
爆煙で濃厚です。
メッシュRBAはビルドが楽だし、やり方も固定なので失敗や味のブレがないのも楽ですね。
気をつけるのはコットンのセットにミスってイガらないか、くらい。
デザインもスッキリしていていいですし、シンプルかつ背の低いデザインは載せるModをあまり選ばないかと思います。
ただ直径が24.5mmという半端なサイズなので、ステルスに合わせたりツライチを狙ったりはしづらいです。
でも24mmにするとタンク容量を更に犠牲にするか、高さを上げるかになるだろうし、難しい所。
高さを上げてチムニーを伸ばすと味も変わるかもですしね。
そのタンク容量ですが、
リキッドの消費が激しいメッシュコイルで3.1mlというのは少々心許ない感じはします。
バブルタンクを付けて4mlでなんとかって感じでしょうか。
いっそのこともう一段階太いバブルタンクがあってもよかったかも。
ただ、気になる部分はタンク容量だけですし、その他の部分は非常に完成度が高いと思います。
これまでのメッシュRTAと比べても扱いやすいですし、メッシュデビューやお試しなどにもよいかもしれません。
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コメント
いつも楽しく拝見してます。参考になります。
自分のMとPARAMOURの組み合わせですが、残念なことにAFCリングとバッテリーキャップが干渉して組付けられません。恐らくMOD側の問題と思われます。MODの510スレッドが傾いているように思います。持ち出せる21700MODとメッシュコイルアトマの組み合わせと喜んでいたのですが。SWAG2には組み合わせるられるのでこれで我慢してます。
コメントありがとうございます!
なんと…残念です。
うちの物も再度合わせてみましたが、AFCリングの部分が接触するかしないかのギリギリの所でした。
この部分だけ少し出っ張っていますね。
Brunhildeよりクリアランス狭いので、25mm以上あるのかな…