Freemax GEMM Pod Mod Kitのレビューです。
先月、Freemaxさんから「今度新しいPod Mod出すよ!」ってお誘いを頂き、
「マジか、どんなんだろ!?」って思っていたのですが、
これ、ぶっちゃけて言ってしまうと
小型になったGEMM 80w Kitですね。
低抵抗のメッシュコイルで爆煙仕様だった使い捨てクリアロを0.5Ωと1.0Ωというラインナップにして、
「メンテナンスフリーだし、塩ニコも吸えるし、これもうPodデバイスじゃね?」といった勢い。
なるほど、確かにPod Modと言えばそうかも。
物は言い様というか、それだけ、PodとModの境界線が曖昧になってきたと言うことでもあるのかもしれない。
形式としては、使い捨てクリアロマイザー+バッテリー内蔵VV Modの組み合わせ。
Podと言うと違和感あるかもしれませんが、
この使い捨てクリアロかなり優秀ですし、510スレッド接続なので使い道は広いですし。アリっちゃアリ。
元々使い捨てクリアロって、Podが流行り始めた頃に同じような使い方が出来るアトマとして注目された品だし、最近はPodも510スレッド積み始めてるしね!
この製品はFreemaxさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
白ベースに製品写真とテキストのみというシンプルなパッケージ。
使い捨てクリアロの特徴である”TEA FIBER COTTON”のシールが貼られています。
試用の為のサンプルという表記になっているので実際の製品とは異なる可能性がありますが、見た感じすでに製品同等版かと思います。
裏面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードを、公式サイトの認証ページで入力すると、コピー品でないかの確認ができます。
パッケージ内容
- GEMM 25w Pod Mod
- GEMM Pod(MTL 1.0Ω)
- GEMM Pod(DTL 0.5Ω)
- USBケーブル
- 予備シリコンパーツ
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
- ワーニングカード
ユーザーマニュアルは複数の言語で書かれた冊子になっています。
日本語の記述はありません。
外観
GEMM 80wはチューブ状でしたが、今回は4方に面を持った四角柱のような形状です。
サイズはこんな感じ。
スティックタイプの本体なので少々長さがあり、
Podとして見ると少し大きめ。
Modとして見ると少し小さめ。
カラーバリエーションは4色。
手に持ってみると、このModの軽さに驚くのですが、
その分これ、かなりプラスチッキーなんですよね。
加工や仕上げ自体はものすごく綺麗にされているのですが、やはり質感はプラですし、柄の部分はプリントされたプレートですし、どうしてもチープな感じは拭えません。
オモチャっぽくて可愛い、という見方もあるのですが、好き嫌いは分かれそうですね。
でも、この部分、触ってるとちょっと気持ちいい。
ついつい親指の腹でさすっちゃう。
全体的になめらかで綺麗に作られている印象です。
バリとか溝とか殆どないし。
貼り合わせの溝はパネルで上手いこと隠してあって、角に少し露出しているだけですね。
この面に、ファイアボタン、LEDインジケーター、充電用のmicroUSBポートがあります。
LEDインジケーターは、
- 出力表示(“Watt”の文字色で表示)
- バッテリー残量(25%/50%/75%/100%の4段階)
底面には、バッテリートラブル時にガスを逃がす為のベントホールが開けられています。
Pod(アトマイザー)の接続は510スレッドです。
コンタクトピンはスプリング式。
普通に使えちゃうやつ。
当然、ほかのアトマイザーを装着して使用することも出来ます。
対応抵抗値は非公開ですが、0.5ΩのPodの設定があるのでその辺まではいけるはず。
最大25wなので実際そのあたりまでが実用範囲でしょう。
GEMM Pod
付属の使い捨てクリアrPodです。
Podなんです。
DL向きの0.5Ωと、MTL向きの1.0Ωの2種類が設定されており、
キットにはそれぞれ1つずつ付属しています。
公式によると、ニコチンリキッドを吸う場合は、0.5Ωがフリーベース向き、1.0Ωがニコチンソルト向きとのこと。
リキッド容量はどちらも2ml
形状はどちらも同じですし、ドリップチップの径なども同じですね。
エアフローはボトムエアフローで、コントロールリングで無段階調整出来ます。
AFCもプラ製なので精度的にはやや微妙。
全閉でもそこそこエアーが流れます。
DLの方は特に気にならないですが、MTLの方は全閉でちょうどいいくらいかも。
あと、クリアパーツ同士なので、開度がちょっと見づらいかな。
上の写真くらい光を当てれば見えますが。
コンタクトはこちらももちろん510スレッド。
ほかのModに乗せても使えます。
リキッド補充は上から。
シリコンキャップをめくって補充します。
構造上バラせないので公式から画像をお借りします。
コイルはミリタリーグレードのSS904Lを使用したメッシュコイル。
コットンは、以前のGEMMでも使用されていたティーファイバー(茶葉の繊維から作られた)コットンです。
耐久度がかなり高く、1つのPodで20回リキッド補充して使用出来るとのこと。
流石にそこまでは試せませんでしたが、数回のリキチャでは全く味の劣化はありませんでした。
前のGEMMをレビューした時も、よかったんですよね、これ。
味もクリアですし、凄くよくもちます。
このPodは単体でも販売されるので、こちらを買って普通に使い捨てクリアロとして使用するのもアリかと思います。
こちらも、本体のカラーに合わせた4色が設定されています。
詳細
メーカー公式
スペック
GEMM 25W Pod Mod
サイズ | 121 x 25 x 24mm |
重量 | 67g |
バッテリー | 内蔵1300mAh |
出力ワッテージ | 最大25w |
出力電圧 | 最大4.2V |
出力電流 | 最大10A |
充電 | microUSB 5V/1300mAh |
保護機能 | 過放電保護 低抵抗保護 自動カットオフ(10秒) 短絡(ショート)保護 オーバーヒート保護 |
GEMM Pod
直径 | 23mm |
高さ | 45.3mm |
重量 | 15g |
リキッド容量 | 2ml |
素材 | SS904L/PCTG |
スレッド | 510 |
コイル抵抗値 | DTL:0.5Ω MTL:1.0Ω |
カタログスペックの67gというのはPodとリキッド込みの重量ですかね。
Mod単体だと50g前後になります、相当軽い。
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
出力切り替え
電源ON中にファイアボタンを3クリックすると出力が切り替わります。
LEDインジケーターの”Watt”の文字の色が出力を表しています。
使用するPodの抵抗値に合わせて、このようにワッテージが調整されます。
充電
microUSB端子でUSBアダプターとつなぐと、自動で充電が始まります。
容量に応じてインジケーターが点灯し、満充電になると消灯します。
充電のスペックは、マニュアルには5V/1300mAhとあります。
ん?1.3Aって事?って思ったのですが、mAhって放電容量ですよね…。
バッテリー容量も1300mAhなので、誤ってそれがそのまま書かれている感もありますが、1時間で満タンになるよ!って意味にも取れます。
どちらにせよ、バッテリー容量1300mAhならそれほど時間はかからないと思います。
吸ってみる
DTL 0.5Ωの方では、BANDITO JuiceのREMONを、
MTL 1.0Ωの方では、折角だから塩ニコで、HiLIQのSTARLIGHTを吸ってみます。
Modに乗せて吸えるのもいいですよね、
もちろん最初は本体とも組み合わせて吸いますが、耐久度見るのに代わりばんこにガンガン吸ってる時とか凄く助かる。
DTL 0.5Ω
流石に、前のGEMMの低抵抗な物と比べると少々大人しい設定ですが、
それでもかなりのミスト量ですね。
ドローは全体的に軽めですが、全開でも少し引っかかりを感じる程度の軽さ。
半開あたりでやや重のDLくらいで吸うのが好みです。
メッシュの恩恵できめ細かいシルキーなミストですし、味はかなりクリアですね。
雑味とか全然感じず、リキッドの味が素直に出ている感じがします。
Low(赤)だとちょっと物足りないかなぁ。
Medium(青)でもいいですが、これはHigh(緑)が一番満足感ありました。
MTL 1.0Ω
これ、エアフローの作りは両方共通なんじゃないかな。
AFCに対するドローの重さは同じ感じです。
全開、半開ではMTL吸いは厳しいです。
1mmくらいまで絞ってもまだ厳しいかな。
全閉にしてようやくMTL吸いといった感じ。
自分は重めDL~軽めMTLが好みなので、全閉状態でしっくりときますが、重いドローが好きな人にはちょっと合わないかと。
味に関しては上記同様高クオリティです。
メッシュコイルでこの抵抗値って珍しいかもですね。
軽めのMTLでじゅわーっと味が出る感じ。
35mgのニコチンソルトだと、自分にはHigh(緑)はちょっと高いかなぁ。
普段30mg/mlの物を1Ω前後のコイルで10wとかで吸っている事もあって、Low(赤)が一番しっくりきました。
デスクワークとかしながらちょこちょこ吸うのにいい感じ。
コイル(コットン)の耐久度
今回、コットンの耐久度がかなり高いとのことで、結構多めに吸ってみてます。
メーカーさんから「いつ頃公開予定?」ってメールが来たので途中でもう公開しちゃいますが、
正月休みの終わりがけに届いて、今週家で吸ってました。
MTLの方はなかなかリキッドが減らないのでリキチャ回数は少ないですが、DTLの方は5~6回くらいかな。
まだ味の劣化は全然感じられず、クリアな味を保っています。
かなり耐久性は高そう。
まとめ
とにかくPodがいいです。
手持ちのModがあれば、これだけ買って普通に使い捨てクリアロとして使ってもいいくらい。
味はクリアだしミストの感じもいいし、耐久性も高そうなのでランニングコストもそれほど気にならなさそう。(価格次第ですが)
普段RBAオンリーですが、たまにはこういうのもいいですね、とにかく楽ですし。
Modの方は、やはりチープさは少し気になるかなぁ、これも実売価格次第なところはありますが。
オモチャっぽくて可愛いという見方もありますし、単純に喫煙具として捉えていればそんなに気にならないかもしれませんが、趣味の品として見ると、所有欲的には今ひとつ。
道具としてみると、このサイズ、この軽さ、あと出力調整可能なのは優秀ですかね。
実際使ってみて、DTLはHigh、MTLはLowがしっくりきたので、出力調整があってよかった、と思いましたし。
1300mAhというバッテリー容量は、Podとしてみると多い方、Modとしてみると少ない方かな。
MTL1.0ΩのPodにはかなり余裕がありますが、DTL0.5Ω+Highで吸っていると流石に1日は厳しい。
VAPEデビュー用とかサブ用途としては必要十分な感じはします。
価格調査
ざっと見て回りましたが、まだ発売前なので、載せている所は少なめですね。
載せている所もプレオーダー表記なので待つのが吉か。
Podの方だけでも、国内にも入ってきてほしい所ではありますね。
3FVAPEさん、プレオーダー記載。
キットが$20.99、Podが2個入りで$6.99
VapeSourcingさん、プレオーダー記載
キットが$21.99、Podが2個入りで$9.99
クーポンコード”MARZ”で10%OFF
Healthcabinさん、プレオーダー記載
価格はComing Soon
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