UnicornVapes NEVERMORE MTL RTAの購入品レビューです。
これ、昨年の冬にフレキチさんに入荷してからずっと気になってたんですよね。
そのうち、そのうち買う、と思っているうちに結構な時が過ぎてしまっていました。
先日の楽天のスーパーセールの際に、狙っていたAlienoのスタビVerがめちゃめちゃ安くなっていたのでそれを買いがてら、
最近あまりアトマイザー買ってないし、ちょっといいの買おうかなと思い立ちまして。
そうなるとやはり話題のBishopかなぁと、
みんなの評価ものすごく高いしハズレなさそうですし。
でも…出遅れ感あるし、あまりにも人気になりすぎていつもの天邪鬼が…。
ってなわけで、同価格帯で以前から気になっていたこれをチョイスしてみました。
結果これ、個人的に大当たりでした。
トップtoボトムのエアフローでリキッドが漏れにくい構造と、4穴シングルポストレスデッキで使いやすそう、と元々期待はしていたのですが、
味もかなり濃厚でスッカリ気に入ってしまいました。
24mmと、MTLとしては若干大柄ですが、見た目もいいしパフォーマンスはかなり高いと思います。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
パッケージデザインはシンプルで渋い感じ。
ロゴにカラスが停まっているので「もしや」と思ったのですが、
やはり、蓋の白い部分に入っている英文は、エドガー・アラン・ポーの詩「The Raven/大鴉」の冒頭の文章ですね。
この作中に出てくるカラスが「Nevermore(二度とない)」と鳴き続けます。
パッケージ内容
- Nevermore MTL RTA本体
- 510ドリップチップ x2
- 予備ガラスタンク
- 六角レンチ
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
- 交換用エアフローパーツ
外観
ピカピカにポリッシュされたボディ、ギアのようになったトップキャップに、ローレット加工の施されたエアフローリング。
このカチッとした見た目はかなり好みです。
チャンバーに刻印されているマークは、パッケージの文章にもあったとおりポーの大鴉を意識しているのだと思うのですが、
自分にはこれ、ペストマスクに見える。
まぁでも雰囲気はありますね。
樹脂製の510ドリップチップが2つ付属します。
くびれのある細長いタイプと、幅広のやや短いタイプ。
内径を測ってみたらどちらも3.5mmといったところでしたが、
幅広の方は吸口が逆テーパーで広がっています。
MTL用とDL用って感じでしょうか。
エアフローはトップtoボトム式になっており、
トップ側から吸気した空気を下まで運び、ボトムからコイルに吹き付けます。
機構のせいで本体サイズは上がってしまいますが、単純なボトムエアフローに比べてリキッド漏れが起こりづらい方式です。
トップ側のエアフローリングの部分には5段階の大きさの穴があいており、リングを回してドローの重さを調整できます。
ローレット加工で指が引っかかりやすいようにはなっていますが、リングは若干固くて回しづらいかも。
トップキャップは凸凹がしっかりしていて回しやすいです。
固定はロック式になっており、左右どちらかに回してロックの位置を合わせたら開きます。
これも、締める際の与圧が発生しないためリキッド漏れに強い方式です。
底面、ロゴやシリアルナンバーなどが彫られています。
ポジティブピンの出っ張りは結構ある方だと思います。
フィッティング
詳細
メーカー公式
サイトとしてはFBページしかない感じかな?
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 50.3mm |
リキッド容量 | 不明 |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップtoボトムエアフロー |
構造
分解してみました。
リキッドが残っていてもデッキにアクセス可能なタイプです。
タンクはDestiny RTAの物を流用可能
このアトマイザーは予備のタンクチューブも同じサイズのガラスチューブが付属しているのですが、
このガラスチューブのサイズを計測してみると、長さ、内径、厚みともにHellvapeのDestiny RTAとほぼ同サイズということが判明しまして、
あのアトマイザー用のPEIやPCTGのチューブなどもそのまま流用可能です。
ガラスだと破損が怖い、という場合も安心。
チャンバー
チャンバーは二重構造になっており、このスキマを使ってエアーをトップからボトムへと運んでいます。
チャンバー内部はドーム状、というより釣り鐘状と言うべきか、かなり長細い形状になっています。
チムニーも細め。
デッキ
シンプルな形状のポストレスデッキです。
シングルコイル前提ですがコイルの固定穴は4箇所あり、左右どちらの方向で巻いたコイルも使用できます。
コイルの固定ネジは六角のイモネジでした、予備も六角のみ。
これは残念、
マイナスの方がやりやすくて好きなのですが、これに合うマイナスイモネジないかなぁ。
真ん中の小さい穴がエアフローの通り道になっており、ここを通ってコイルの下の空間に送られます。
コイル下の丸い空間に蓋をするように、付属のエアフローパーツを装着してドローの調整ができます。
エアフローパーツは4種類付属。
写真だとまだわかるけど、肉眼だと区別するのが難しいくらい穴が小さいです。
順に並べるの失敗してた。
ビルドしてみる
このアトマイザーはポストレスデッキなので、コイルの足の長さを予め調整しておく必要があります。
ボトムエアフローなので、下に寄せる感じでいいかなぁと。
これはエアフローパーツを付けていない状態ですが、
パーツを付けると少し出っ張るので、もう少し高くなりますね。
最初このくらいで一度セットしてみたら若干高かったので、更に2mm程カットしました。
エアフローパーツ付きの状態ならこのくらいの長さで良さそう。
ジュースホールの下が深めなので、ウイックは若干長め。
また、ジュースホールもちょっと狭く、2.5mm径でも若干通しづらい感じでした。
3mmで組んだ場合は結構漉いたほうがいいかも。
MTLクラプトン 0.7Ω
Vandy VapeのSuperfine MTL Fused Clapton Wire Ni80 30ga×2+38gaで、2.5mm6巻の0.7Ω。
Berserkerなどの付属コイルと同じスペックです、これ好き。
HiLIQのVelvety Redを吸ってみます。
一吸い目からビックリ。
これ、めちゃめちゃ濃いです…。
リキッド飲んでるんじゃないかってくらい濃い味が出ますね。
ジュルってリキッド上がってるんじゃないかって錯覚するのですが、そんな形跡は一切なく、
むしろロングパフやハードチェーンすると若干イガります。
やはり、ジュースホールが細くて長いので詰めすぎると供給不足はありそう。
ただよほど立て続けに吸わない限りは大丈夫そうです。
リキッドによってはこの濃さが悪い方に働くかもしれませんが、味についてはかなり満足度が高いです。
初回なのでエアフローパーツを付けずに組んでみたのですが、これでもドローは結構重めですね。
トップのエアフローリングを一番大きい所に合わせても、重めDL〜MTLくらいです。
エアフローリングでの変化はそれほど大きくはないですね、体感でわかるくらいの変化はありますが、吸い方が変わるほどではないかな。
ひとまずこのコイルでは全開で重めDLが合っていました。
単線 1.0Ω
HW6015 28ga 2.5mm7巻で1.0Ω付近を狙ってみました。
エアフローパーツも試そうと思いましたが、なしの状態でも結構重かったので、穴の大きめの物を装着。
とはいえあまり差はなさそうですが。
見た目から、相当ガッツリ重くなるのでは…と思いましたが、意外と程よく重くなった感じ。
重めDLで吸うには肺活量が必要そうなくらいになったので、パーツ装着すると完全にMTLユースですね。
味は変わらず濃いですが、クラプトンの時のような暴力的な濃さではなく、なんだろう、一点集中で濃いミストが来る感じか。
舌で味わう濃さ。
味わいがちょっと上品な感じになります。
タバコ系とかだとこっちのほうが合いそうだなぁ。
まとめ
気にはなっていたものの、今回は勢いと言うか成り行きというか、でポチった物ではあったのですが、
個人的にこれ大ヒットです。
見た目が好みなのは前から見ていて思っていたのですが、作りも気に入りましたし味の濃さもかなりのもの。
細かい点を上げると、不満点はあるにはあります、
MTLアトマとしては大柄な24mm径なので乗せようと思っていたModで似合わなかったりとか、イモネジが六角オンリーだったりとか、AFCリングが回しにくかったりとか、細いワイヤー若干逃げそうな感じだったりとか。
ホント、細かい点なんですけどね。
他じゃあまりそこまで言わないし、気に入ったからこそ気になったというか。
当面、MTLタンクはこれとAtamanメインでよさそうだな、と思うくらいには気に入っています。
価格調査(20210316現在)
[フレキチ本店]
[フレキチ楽天]冒頭で書いたとおりフレキチさんで前からずっと狙っていました。
スーパーセール買い回りと、手持ちポイントがあったので楽天の方で購入。
価格は¥6,580(本店だと会員価格¥6,250)と、他のアトマイザーと比べると若干上の価格帯になります。
Bishopとほぼ同価格。
海外も見てみたけど、安売りの中華系サイトでは扱いがなさそう。
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