Voopoo – DRAG 3 Kit レビュー|人気シリーズのModの三代目だが…?

Voopoo DRAG 3 Kitのレビューです。

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DRAGというと、VoopooさんのフラッグシップモデルとなるModで、デザインやチップ性能の高さなどから非常に人気の高いシリーズです。

昨今はPod Modのブームに乗って、同シリーズのPod Modもリリースされており、そちらも人気を博しました。

ですが、DRAGというとやはりデュアルバッテリーのテクニカルModなイメージ。
今回はDRAGシリーズの大元となるデュアルバッテリーModの三代目です。

私としても好きなシリーズだけに「おおっ!」と思いましたが、間に出したPod Modに引っ張られてしまった感が否めない。

個人的に、ちょっと「あれ?」と思う部分の多いKitでした。

この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

黒いパッケージに製品写真。

裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

このスクラッチの下のコードを、公式サイトのAUTHENTICITYのページで入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。

パッケージ内容

  • DRAG 3 Mod
  • TPP Pod Tank アトマイザー
  • USB Type-Cケーブル
  • TPP-DM2 0.2Ωコイル
  • TPP-DM1 0.15Ωコイル
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

外観

“DRAGらしい”スタイルは健在ですね。

ただ、本体装飾は、先代まで使われていたレジン製パネルではなく、DRAG XなどのPod Mod系シリーズで使われていたレザー素材に変わっています。

サイズは、DRAG2よりも一回り小さくなっています。

レザー素材に、大きなロゴ。

背中にもちっちゃいロゴ

操作パネル部分のデザインというか雰囲気はDRAGシリーズ共通ですね。
上から、ファイアボタン、液晶画面、UP/DOWNボタン、USB Type-Cポート。

上面の510スレッド。
コンタクトピンはスプリング式です。

バッテリーカバーは側面のマグネットパネルではなく、底面のキャップを開いて開ける形になりました。

DRAG MAXにクリソツ

とまぁ、ここまで見てきて思ったのですが、

外観というか作りと言うか、デュアルバッテリーのPod ModだったDRAG MAXとほぼほぼ同じなんですよね。

液晶の表示もほぼと言うか完全に同じ。
何しろ搭載しているチップが同じGENE Fan2.0です。

ってことは機能もPod Modと同じ?VWモードオンリー…?とこの時嫌な予感がしたのですが、ほぼ当たってました。

一応、ファームウェアアップグレードで温度管理モードは追加できますが。

フィッティング

TPP Pod Tank アトマイザー

それまで同社の主力だったPnPコイルではなく、新設計のTPPコイルを使用するアトマイザーです。

なんか大きくない?と思って測ってみると、このPod Tankは直径26mmもあり、
DRAG 3の幅が25mmなので、乗せるとはみ出すんですよね。

付属アトマイザーでこれはちょっと気になるなぁ。

エアフローはボトムエアフローになっており、コントロールリングで無段階調整できます。

Pod Tankという名前の通り、

ボトムのAFCパーツを外すと、DRAG Xなどに使用できるPodになります。
ボトムパーツはマグネット装着になっており、引っ張るだけで外れます。

リキッド補充はボトムパーツを外してPod底面のシリコンパーツをめくって行います。

コイルはOリング固定になっており、まっすぐ抜き差しするだけで脱着できます。

コイルを外すとこんな感じになるので、リキッドが残った状態でコイルを抜くと、リキッドがこぼれます。

付属コイルは0.15Ωと0.2Ωの2種類、どちらもメッシュコイルです。

詳細

メーカー公式

スペック

DRAG 3 Mod

サイズ 86mm x 25mm x 52mm
素材 Zinc Alloy + レザー
重量 120g(実測)
バッテリー 18650 x2本使用 (別売)
充電 USB Type-C 5V/2A
出力モード VWモード
・Smartモード
・RBAモード
・Superモード
VW出力レンジ 5〜177w
対応抵抗値 0.1Ω~3.0Ω
保護機能 バッテリー逆刺し保護
自動カットオフ(10秒)
高出力保護
過充電/過放電保護
オーバーヒート保護
短絡(ショート)&低抵抗保護
異なるバッテリーでの充電対応

TPP Pod Tank

サイズ 26mm
素材 ステンレス+PCTG
リキッド容量 5.5ml
コイル TPP-DM1 0.15Ω
TPP-DM2 0.2Ω
リキッドフィル ボトムフィル
エアフロー ボトムエアフロー

重量

本体重量120g、バッテリー込みで210g

カラーバリエーション

カラーは全部で5色

Modの操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

基本操作

電源が入るとこの基本画面になります。

動作モードはVW(可変ワッテージ)モードとなります。
UP/DOWNボタンで出力を調整し、ファイアボタンを押して吸います。

モード切替

デフォルトの動作モードはスマートモード(黄)で、このモードはコイル抵抗値によって自動的にワッテージに制限がかかります。

電源ON中にファイアボタンを3クリックするとRBAモード(青)になり、こちらのモードでは最大177wまで自由に調整可能です。

また、RBAモードの状態で0.1Ω〜0.3Ωのコイルを装着し、80w以上の出力まで上げると、自動でSUPERモードに切り替わります。

爆煙好きのVaperの為に超高速な立ち上がりを提供するモードとのことです。

操作ロック

電源ON中にファイアボタンと+ボタンを同時長押しで、操作ロックを切り替えます。

パフカウンターのクリア

電源ON中にファイアボタンと−ボタンを同時に長押しするとパフカウンターをクリアします。

液晶表示テーマ切り替え

電源ON中にUPとDOWNを同時に長押しすると、テーマ切り替えのメニューが表示されます。

IRONが通常の縦向き表示、COREにすると横向き表示に変わります。

吸ってみる

TPP-DM1 0.15Ωコイルで、Zap!juiceのLime Colaを吸ってみます。

コイルが低抵抗のメッシュコイルということもあり、ドローは全体的に軽いですね。
全開でスカスカ、絞っても軽く、全閉してもDL吸い出来るくらい。

Voopooさんが主力にしていたPnPコイルは非常に美味くて好きでしたが、こちらのTPPコイルも変わらず美味いです。
最近のクリアロのメッシュコイルって大抵ハズレないので、満足感としては問題無いですね。

ただ、アトマイザー上部がマグネットのみで固定されているので、持ち歩くのはちょっと怖い。
この辺はDRAG Xなどでも同じだし、特別グラグラするほど緩いわけでもないのですが、
このアトマイザーの形式だとかなり出っ張っていますし、ちょっと横に力がかかるとカコッて動くんですよ。

あと、過去のDrag XなどのPodと形状が似通っていますが、あちらは下から若干リキッド漏れが起こっていたのでそこも心配ですね。
レビュー用の試用期間だとなかなかそこまでは行かないのですが、数日の使用で、若干滲みが見られました。

ファームウェアアップグレードで温度管理追加

Pod Modと同じチップでVWモードのみの当機ですが、
ファームウェアアップグレードを行うことで温度管理モードを追加することが出来ます。

Voopooのサポートページに行き、DRAG3のSoftwareを選択。

上段のファームウェアファイルと、下段のソフトウェアの両方をダウンロード。

ソフトウェアはPC(Windows)にインストールしておきます。

voopooのソフトを起動して、DRAG3をUSBケーブルで接続すると、①の所にデバイス名が表示されるので、
②Upgradeを選択して、③Chooseで、先ほどダウンロードしたファームウェアファイル(.swdf)を選択。

Downloadボタンを押すと、ファームウェアが本体に転送されます。

成功すると、DRAG3で温度管理モードが使用可能になります。

ファイアボタン3クリックのモード切替が2択から3択になる感じ。

温度管理モード中にUP/DOWNボタンを同時に長押しすると、TCR値、動作ワッテージ、コイル抵抗値などを設定できます。

まとめ

「あれ、これほぼDRAG MAXじゃん」というのが最初の感想。

殆ど同じなんですよ、外観も、チップも。
Pod部を510スレッドに換装しただけなんじゃないの?と。
だったら、DRAG MAXに510スレッドアダプター噛ませても変わらないのでは。

外観はまだいいとしても、
GENE FANチップって、GENEチップをPod用にカスタムした物なのかなって思ってて、Pod用のチップとしては「いいなぁ」って思っていたんですけど、
それをそのままこちらにも積んでくるとはなぁと。

モードはVWモードのみで、スマートモードとRBAモードって、使用感もPod Modです。
温度管理モードは追加可能ですが、一手間あり。

まぁ、多くの人はVWモードのみで、温度管理やカーブモードを使う人って限られているだろうし、今の時代には合っているのかも知れません。
今はPodやMTLがブームで、こういったデュアルバッテリーのModは需要が少ないでしょうし。

でも、Voopooさんのフラッグシップモデルなのになぁ、とちょっと残念に思いました。
前作のDRAG2に惚れ込んでボロボロになるまで使い倒した身としては特にですね。

とまぁ、これまでVoopooデバイスを色々見てきた身としては複雑な思いがあるのですが、VWモードで使用するModとしては特に劣るわけではありません。

DRAG2より小さく、軽くなっており、デュアルバッテリーModの中ではコンパクトな方だと思いますし、
GENEチップは相変わらず立ち上がりが速いです。
SUPERモードに入れなくても、軽い連打でもシュッシュッって音が出るほど。

余計なこと気にせずに、外観が気に入れば使いやすいModかなと思います。

VapeSourcingさんでは現在、¥6,139.69にて販売中です。

Mod単体は¥4,551.57です。
DRAG XなどとPodを共用したい!という事でなければこちらでいいと思います。

VapeSourcingさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
クーポンコード「MARZ」を入力することで、全商品10%引きになります。

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