いあ いあ
Cthulhu Mod – Artemis MTL RTAのレビューです。
今回はCthulhu Modと、youtuberのGeorge Batareykinとのコラボモデルとなります。
久しぶりのCthulhuさんのアトマイザー、しかもHastur以来のMTLタンク。
Cthulhu Modさんの大ファンかつMTLアトマイザー好きな自分は、前々からとても期待していたアトマイザーです。
未だにHastur24mmをメイン使用していますしね。
普段ブログやTwitterを見て頂いている方はご存知かもしれませんが、私はCthulhu Modが大好きでして、
Haster MTL RTAの24mmに出会ってベタボレして以来完全にCthulhuシンパになっています。
買いやすい価格の割に作りも性能もいいですし、
なにより、メーカーのカラーやパッケージなどを含んだ全体的な雰囲気や、製品のシンプルでソリッドなデザインがとても好みなんです。
そんなわけで、新製品が出たら無条件でプレオーダー購入しては意気揚々と記事を書いていたのですが、
少し前に、Cthulhuさんがうちの記事を見てくれたそうで、国内業者さんからの伝聞ですが、大変喜んでくれていたと、
そして直接コンタクトがあり、
「是非スポンサードさせて欲しい、有料でバナー載せていい?」と言われましたが、うちはそういうのでお金頂いていない為固辞。
それなら、せめてレビューをスポンサーさせて欲しいとの申し出があり、
これまで、露骨に贔屓する免罪符としてショップからのレビューなどは全て断って自費購入していたので、凄く迷ったのですが、
他のメーカーさんの物はちらほら受けているのに、大好きなメーカーさんの申し出を無下に断るのも…、ということで、ありがたく受けさせて頂くことにしました。
今回その最初の1点目となるのですが、極力ファン心理を抑えて通常の目線で書かせて頂こうと思います。
使い勝手の面で少し気になる部分はありますが、味やエアフローオプションなど、総じて優秀なRTAだと感じました。
しっかりしたMTLから重めDLくらいまでの範囲のドローで楽しめます。
この製品はCthulhu Modさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
1928やMjölnirの時のような缶パッケージです。
古文書のようなラベルシールにロゴが書かれています。
背面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードを、公式サイトのVERIFICATIONのページで入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。
- Artemis MTL RTA本体
- 予備タンクチューブ
- 予備ドリップチップ
- ビルド用ドライバー
- 予備Oリング、ネジ
- 交換用エアフローパーツ
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは日本語の記述もありますが、
ほぼ図解のみでテキストは殆どありません。
外観
ちょっと背が高めかな、22mm径のRTAです。
トップキャップに付いている円盤状のツマミが特徴的ですね。
そんなわけで上から見ていきます。
標準で付いているドリップチップは細く、かなり長い物。
これはHastur Miniや1928の標準と同じ物かな、と思っていましたが、根本に細かいローレット加工が追加されています。
ですが長さや径は同一かと思います。
トップキャップの円盤状のつまみ部分にも細かいローレット加工が入っており、回す際に滑り止めの役割をします。
ドリップチップは標準の物の他に、樹脂製の径の広いものも付属しています。
逆テーパーが咥えた唇にフィットして意外と咥え心地がいいです。
リキッドチャージはトップフィル。
トップキャップはかなり深く埋まっているため、上部の円盤状のツマミを使って回す形になります。
このツマミ部分はただ単にデザインの為の物かと思っていたのですが、
後述しますがボトム側に逆ネジになっているパーツがある為、タンク部分とトップキャップを摘んで回す必要があり、摘みやすいように隙間が開けてあるんですね。
タンクは樹脂製です。
素材は公表されていないみたい、PCあたりかな?
ひとまず弱メンソールで使っている分には今の所大丈夫そうですが、入れるリキッドによっては破損の可能性があるので注意してください。
折角面積狭くて割れづらい構造だし、できればここはガラスが良かったなぁ。
合うサイズの物があれば換装したいな、と思ったのですが、単純なチューブ状ではなく接続部分内側に段差のあるタイプだったのでそれは難しそう。
エアフローはボトムエアフローです。
エアフローリングの穴は0.8mm/1.2mm/1.6mm/2.0mm/2.7mmの5段階。
さらに、デッキ側のパーツ交換で5段階の調整が可能なので、5×5の25段階で調整できます。
底面。
コンタクトピンの出っ張りはやや不安?
というか、後述するエアフローピン交換の構造によりやや接触が不安定になりがちなので、ハイブリッド環境での使用は避けたほうが無難かと思います。
フィッティング
Cthulhu x Cthilhu、やはりフィットする。
少し高さがあるので、ステルスModでの使用も一考です。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 22mm |
高さ | 35mm(DT含まず) |
素材 | 食品グレード304ステンレス |
リキッド容量 | 2.4ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
構造
手回しでざっとバラしてみました。
リキッドが残っている状態でもデッキアクセス可能です。
チャンバー
お椀のような形状のドーム型チャンバー、内部空間はかなり狭めで、チムニーも細く絞られています。
デッキ
径の小さなシングルコイル前提のデッキ。
ポスト形状はHastur Miniとかなり似ていますね。
固定ネジが互い違いになっており、コイルを巻く向きは限定されますがセットしやすいのでビルドは楽です。
デッキはタンクの底から少し浮いているGTAタイプ。
負圧供給で、リキッド漏れに強い構造です。
ネジの横にはガイドが立てられており、閉める際にワイヤーが逃げにくい構造になっています。
ボトムエアフローの穴の中に、交換式のエアフローピンが見えます。
エアフローピン交換
ボトムパーツはデッキの下がもう一段階分解出来るようになっており、ここからコンタクトピンを抜いてエアフローピンを交換します。
この部分だけ、取り付けが逆ネジになっているので注意です。
これが多分このアトマイザーの一番厄介な部分でして、
力の加減を誤ると、
ビルドしてタンクを閉める際にここの逆ネジが緩む。
Modに閉めるける際にここの逆ネジが緩む。
逆ネジを締め込むとタンクが緩む。
AFCを回す際に逆ネジが緩む。
などが起こって少しストレスでした。
ピンはボトムパーツに挟まれているだけなので、開いてしまえばそのまま引き抜けます。
先端に付いているのがエアフローピンで、これを交換することでドロー調整が出来ます。
上の方でハイブリッド環境に向かないと言った理由はここで、
コンタクトピンがしっかり固定されていないんですよね、
また逆ネジで不意に緩めてしまいがちなので、接触不良が起こりそうで怖いので、少なくとも自分はメカでの使用は避けたい。
と、悪い点から先に書きましたが、実際これが非常に便利でして、
リキッドが入ったまま、ビルドを一切崩すことなくいつでもエアフローピンが交換出来るという利便性の高さがあります。
デッキにアクセスする必要すらなく、下を開けて差し替えるだけなので非常に楽。
デッキ側のエアフローパーツを交換出来るアトマイザーは過去にも色々ありましたが、一切手を汚さず楽に交換出来るという点では一番じゃないかな。
パーツの交換が億劫でなかなか変えないということは多いですが、この方式は楽なので手軽に色々試せてよかったです。
(それでも多分運用が安定してきたら固定になるのだと思いますが)
エアフローピンは、初期装着の物を合わせて4本付属。
1.0mm/1.4mm/1.8mm/2.0mmの4本で、初期状態では2.0mmが装着されています。
また、何も付けない状態でも2.7mmのエアホールとして使用出来ます。
ビルドしてみる
ビルドは、ポストの形の通りに置いて閉めるだけなので楽な方だと思います。
ガイドが立っているとはいえワイヤーは少し逃げるので、ネジに巻きつけるようにして軽く引っ張りながら閉めるとよいと思います。
ウイックは、ベース幅より少し外側くらいの長さかな。
底に付けすぎると毛細管現象が起きにくくなりそうので、上から顔を出すくらい、底からわずかに隙間が空くくらいにしています。
Ni80 26ga単線 0.8Ω
MTLアトマイザーでいつも最初にやるやつ。
Ni80 26ga 3mm7巻で0.8Ω狙い(0.77Ω)
先日買い足してあったChronic JuiceのLYCHEEを開封したので、それを吸ってみます。
Chronicの中ではこれとMANGOGOが好き。
エアフローピンは初期装着の2.0mmで、出力は18w
ちょっと構造的に気になる部分を幾つか先に上げているのでネガティブな雰囲気になっていましたが、吸ってみたらちょっとニッコリ。
素直に味が出て美味しいですね。
フレーバーの味がストレートに出る感じ。
折角色々いじれるのでエアフローを色々と試してみました。
交換が楽なので試しやすくていいですね。
初期状態の2mmピンだと重めDLって感じですね、AFCを絞っていくとMTLもアリな感じに。
エアフローピンなしのAFC全開だと結構軽くなります。
ただスカスカではなく、そこそこ抵抗感のあるDLといった感じ。
逆に、最小の1.0mmピンで絞っていくとガッツリ重くなります。
完全にMTL向きのドロー。
とはいえガチMTL向きというわけではないかな?吸っていて、なんかちょっとコレジャナイ感を感じてしまった。
細いピンはちょっと自分には合わない感じ。
このビルドの場合は上から2番めの1.8mmのピンで、AFCリングを少し絞ったくらいのドローが好みで、味もそこが一番出ている感じがしました。
MTLクラプトン使用
ひとしきり吸ったので、ビルドを変えてみました。
VandyのSuper Fine MTL Fused ClaptonのNi80(太い方)で2.5mm径6巻の0.77Ω
奇しくも先ほどと同じ抵抗値です、この辺が好きなんですよね…。
出力は18.5Ω〜19Ω、ミスト量と密度が上がります。
味の出方は同様にストレートですが、ふわっと柔らかい感じに。
ドリチは短い方に付け替えたほうが味がよく感じました。
このビルドだと、エアフローピンはなしの状態にして、AFC全開〜一個下くらいが好みでした。
重めDL派の自分はこちらの方が好み。
まとめ
パフォーマンス的には、やはりCthulhuさん、
素直に美味しいし、満足度は高かったです。
あと、デザイン。
最初はトップキャップのリングがちょっと変わってるな?と思っていたのですが、役割を知ると納得がいくし、実物を見ていると悪くないアクセントかなと。
全体的にはいつものソリッドなCthulhuデザインですし、嫌いじゃないです。
エアフローピンの交換のしやすさもいいですね、凄く楽。
気が向いたらすぐ変えられるだけの気軽さがあります。
ある程度経ったら固定になるだろうけど、それでもいい。
ただ、この部分の構造をちょっと挑戦しすぎたかな、
コンタクトピンの接触に信頼が置けないのでメカでは使いたくないですし、あと、逆ネジ、これがちょっとネック。
上の方でも書きましたが、力加減を間違えると不意に変な所が回っちゃいます。
自分は心配性だし無駄に握力ある方なので、タンクの締め付けとかModの取り付けとか結構強めに締めちゃうタイプなのですが、その際に逆ネジが回っちゃう。
AFCリングも少し重くて回しづらく、調整しようとしたら逆ネジの方が回っちゃったりする。
ここ、逆ネジじゃなくて普通に順ネジで良かったんじゃないかな…。
ややストレスです。
Cthulhuさんは初回ロットに不具合が多いといった風潮があり、今回は特にそういうのないなぁって思っていたのですが、
将来のロットでここのねじ切りが変わっていたら少し笑いますね。
とはいえ、力加減をちゃんとしていれば大丈夫だし、普通に運用開始したらそんなに頻繁に触る部分でもないのでいずれ気にならなくなるかな、とは思います。
それ以外の点は、味の方は文句なしだしビルドもノンストレスで優秀だな、と思いました。
価格調査
Cthulhu Modの公式通販で$35.99
既に国内でも流通しているので、送料や届く日数を加味したらそちらのほうが良さそう。
フレキチさんがいち早く入荷していましたが、人気があったみたいで現在品切れ中。
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オフィスエッジさんにはまだ在庫あるみたいです。
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