Vapefly Brunhilde RTA購入|ドイツデザインのゴージャスなアトマイザー

Vapefly Brunhilde RTA購入|ドイツデザインのゴージャスなアトマイザー

やっと、やっとですよ……。

今年の年明け頃からですかね、Vapeflyさんが発表以降ガンガン推してる割になかなか発売されず、3ヶ月以上プレオーダーで待っていました。

Vapefly Brunhilde Top Coiler RTA

でかいよね。
そして、でかいですよね。

そして、下のタンク部分に見え隠れする謎のワイヤー。

一目見て「なにこれすごい」と思ってしまったアトマイザーです。

中はどんな仕組みになっているの?ワイヤーでリキッドを供給するの?ちゃんと供給できるの?で、肝心のデッキは?エアフローは?味はどうなの?

とにかく色々気になる…。

でも結構お高いんですよね、これ。
色々な海外サイトを見ていても、どこも大体$50前後。

プレオーダー明けたら価格下がるかなー、もうちょい待とうかな。
……何ヶ月プレオーダーやってるんだ……ええい、もうええわ!……ポチッ。
って感じでした。

そこからまた結構待たされましたが、ようやく発売され、我が家にもやって参りました。
しばらく使用してみましたが、あれ、いいぞこれ…でかいけど。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

特徴

ドイツの103チームが設計を担当

(公式より引用)

今回設計を担当したのは、ドイツのGerman 103 Team。

YoutuberであるMartin Hartkopf氏が、彼のチャンネルDampfWolke7とVapeflyとの共同で2013年に立ち上げた、主にドイツ語圏のメンバーで構成されたチームです。
その目的は「革新的な製品をデザインする」ということ。

Vapeflyがパートナーとなり、今回のBrunhildeは、同社のCore RTAに続いてGerman 103 Teamが手がけた2つ目の製品となります。

そういえば、デッキ構造やエアフローなどは、結構Core RTAから引き継いでいる要素がある気がします。

(公式より引用)

そして、タンクからの供給に使用しているワイヤーは、ドイツ製のステンレス鋼を使用しています。

ビルドが楽なベロシティデッキ&複数方向の凝ったエアフロー

(公式より引用)

デッキは、真ん中に壁があるタイプのベロシティタイプでビルドは楽々。

(公式より引用)

そしてエアフローはサイドから直接取り込む外側のサイドエアフローに加えて、
ボトムから給気した物を内側のサイドからも吹き付けています。

Surrounding airflow systemとありますが、この名称、THCのTaurenシリーズも使ってますよね。

8mmのタンク容量と、容易なリキッドチャージ

タンク容量はなんと8ml。
スコンカー並か、むしろ一部のスコンカーより多いリキッド容量ですね。

リキッドチャージは、キャップを捻ってチャージ穴を露出させてそこからぶちゅーっと。
蓋を開けたりとかが一切必要ないので何気に凄く楽です。

ただ、この画像ではスポイトを使っていますが、スポイトではちょっと厳しいかも。(後述します)

パッケージ

うむ、ゴージャス感。

いつもながらの紙パッケージではありますが、デザインはなかなか凝っています。

裏面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼ってあります。

スリーブを外すと、内箱には未開封証明のホログラムシール。
Geekvape製品によく貼ってあるやつですね。

シールを切って、開封。
散々待たされただけに、この瞬間のテンションはかなりのもの。

パッケージ内容

  • Brunhilde RTA本体
  • 予備ガラスチューブ
  • 510ドリップチップアダプター
  • 六角レンチ
  • ユーザーマニュアル
  • ブランドカード
  • 予備Oリング
  • 予備イモネジ
  • 予備ワイヤーロープ
  • プリメイドコイル
  • コットン

ユーザーマニュアルは複数の言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

プリメイドコイルとコットン。

コイルは芯にカンタル、周りにNi80を使用したクラプトンで、0.35Ω。
デュアルで組むとかなり低くなりそう。

コットンは、Vapeflyのfirebolt cottonが2本入っていました。

外観

威圧感のある長さです。
全体的なデザインはカッコイイと思う。

タンク部分のフレームには、羽根のついた女性用兜のモチーフ。
自分らの年代だと、ナムコのワルキューレが真っ先に思い浮かびます。

Brunhilde(ブリュンヒルド/ブリュンヒルデ)とは、ゲルマン民族の英雄譚に登場する女性の名称で、
紀元500年代に今のフランスからイベリア半島辺りまでを支配していた西ゴート王国の女王、ブルンヒルドという実在の人物がモデルになっているみたいです。

最初にブリュンヒルドが描かれた中世の叙情詩”ニーベルンゲンの歌”では、モデルに比較的近い、強きアマゾネスの女王として登場しています。

そして、北欧の伝承”エッダ”では盾の乙女、ないし戦乙女ワルキューレとして登場。
どちらも、シグルス(ジークフリード)を死へと導く役割を持っているので、大元になる話は同じのようです。

その後、ワーグナーの楽劇”ニーベルングの指環”にて、”ブリュンヒルデ”と名を変えて登場するのですが、こちらはどちらかというと北欧のワルキューレとしてのブリュンヒルドをモチーフとした物で、
現在ゲームなどによく描かれる”ブリュンヒルデ”はこのワーグナーのイメージが元になっているようですね。

あ、そうそう、RTAの話でした。
タンク部分の兜の意匠について書こうとブリュンヒルデの話を書き始めたらめちゃめちゃ脱線していましたね…。

そんなわけで、タンクの部分には”戦乙女ワルキューレ”としての兜の模様が刻まれているのです。

でも、元ネタをこうやって紐解くとちょっとデザインを見る目が変わってきますよね。

キャップにエングレーピングされているBrunhildeのロゴのフォントも、なんかそれっぽく見えてくる。

キャップの上の方は丸まっており、ヒートシンクのフィンのようになっています。
これは同社のGaraxies RDTAに近い形状。

下半分はタンクになっており、
中にワイヤーが通っているのが見えます。

底面も非常に綺麗に加工されています。
ポジティブピンの出っ張りもかなりありますね。

キャップの下の方には大きな丸い穴が1つ開いており、エアフローとリキッドチャージに使用します。

左の画像がエアフロー、ここから給気したエアーはデッキ内に運ばれ、コイルの内側から吹き付けます。

右の画像はリキッドチャージホールで、エアフローの反対側にあるのでキャップをグルッと半周させてこちらに合わせます。

一見間違えそうですが、
穴がすぼまっていて、下に水滴マークがプリントされている方がリキッドチャージホールです。
入り口はそれなりに広いですが、中が結構細くなっているので、スポイトボトルではちょっとチャージしづらそう。

エアフローはキャップの両サイドにも付いています。
調整の為のトップパーツに段差が付けられている為、穴1つ単位で調整が可能。

前述のボトム吸気(内側)とサイド吸気(外側)の2つを調整して、好みのエアフローを見つけていく感じ。

全体的に軽めではありますが、以外とAFCはしっかり効いていて、両方全閉にするとかなり重くなります。

アトマイザーフィッティング

Squid Industries Double Barrel V3

長い。

Uwell Nunchaku

長い。

Geekvape Aegis 100w

長い。

SMOK Mag Grip

長い。

デザインはカッコいいのですが、合わせるModが難しいですね。
Nunchakuが一番違和感ないかな?
こういう長さのあるタンクはチューブが良さそうですね。

ワンチャンWitcherに乗らないかな…って思ったのですが……。

惜しい、実に惜しい。
こいつに乗れば最高だったのに。

25.2mmという微妙なサイズのせいかな。
タンクの下の方が少し出っ張ってるんですよね。

あと、散々長い長い言っていますが、手持ちの長尺アトマと並べてみたら意外とそうでもなかったり。

左が初代Ammitで、右が初代Merlin。
一昔前はこのくらいの長尺アトマ多かったですよね。

使用中でリキッド入れてるから組み直せなかったけど、Expromizer V3を4ml版にしたら多分同じくらいの長さ。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 25.2mm
高さ 65.5mm(標準ドリチ含む)
素材 SS
リキッド容量 8ml
ドリップチップ 810規格
コイル デュアルコイルRBA
リキッドチャージ サイドフィル
エアフロー サラウンドエアフロー(両サイド)

カラーバリエーション

公式に写真がないですが、SS、ブラック、ガンメタがあるはず。
自分のはガンメタです。

構造

バラしてみました。
変わった形状の割にパーツ点数はそれほど多くないです。

バラしていて思ったのですが…これ、構造的にはRTAというよりRDTAですよね。
公式がTop Coiler RTAと言い張るならRTAでいいですが!

タンク

タンクはコンタクトピンに共締めになっており、独立して取り外せるので、デッキを崩さずに洗浄可能です。

タンクの中には4本のワイヤーが通っており、このワイヤーを通してデッキにリキッドを供給します。

ワイヤーは、タンクの底付近から、デッキのジュースウェルスレスレまで一直線に伸びています。

この隙間をリキッドが通るの?なんだか不思議。

キャップ

キャップ内側は綺麗なドーム状になっています。

エアフロー部分に少し段差はあるものの、全体的に綺麗に滑らかに作られており好感。

デッキ

ベロシティタイプのデュアルデッキ。

コイルを固定してから余った足を切れるので、ビルドはかなり容易です。
ただ、コイル固定位置にちょっと幅があるので、幅の狭いコイルは一工夫必要かもです。

コイルの下はジュースウェルになっており、デッキ形状はほぼRDAといった感じですね。
やはりRDTA…いやなんでもないです。

コイルの固定は六角のネジで行います。

2つのコイルの間は壁のようになっており、
ボトムから給気したエアーをコイル内側から吹き付けるエアホールがついています。

極長のコンタクトピンが、ポジティブ側のポストに直結していました。

この斜めの面にある穴からエアーを取り込んでいるみたいです。

ビルドしてみる

付属コイルでビルド

付属コイルは0.35Ωとの事で、デュアルにしたら0.175Ωになる計算。
出来れば個人的にはRBAで0.2Ωを切る抵抗値はゴメンナサイしたいところですが…。

これだけデッキ位置が高いと、コンタクトピンや本体の抵抗もそれなりにあるだろうから、もうちょい高くなるのでは?

やはり。
0.23Ωになりました。

普段使う抵抗値ではないけど、これくらいなら。

公式曰く、ポストと上端が揃う位置がベスポジとの事なので、これだとまだちょっと低いかな?

供給に関してはかなりビビッていたので、多めのコットンをガッツリ漉きました。

そんなに高さはないので、結構短めに切って、コットンの端がワイヤーの頂点に触れるくらいにします。

この時点ではタンクにリキッドを入れても特に吸い上げている感じはなし。

吸ってみます。

リキッドは将軍ジュースのOneshot、War and Peach
調合済みの香料をVG、PGで薄めるだけの物で、これは好みな味なのでリピートしました。

キャップ回してをリキッドチャージホールを露出させ、ユニコーンボトルの先を押し付けてぶちゅーっと注入します。

狭い穴ですが、なかなか勢い良く入っていきます。

60wでGo。

やはり結構な爆煙。
そして、ミスト濃いですね。

味の感じは、ジューシーと言うよりスモーキーな印象があります。
ちょっと乾いた感じで、煙草の煙に近い感じする。
フルーツ系よりタバコ系が美味しいのかな?

薄いとかではなく、しっかり濃い味がでています。美味しいですこれ。
特異な形状は直接味に起因しているわけではなく、味の出方に関しては恐らく上半分のRDA的な部分の実力かと思うのですが、かなりレベルが高いと思います。

エアフローが2系統あるので、上を閉めたり下を閉めたり色々と調整。
上下ともに半開くらいが好みです。

供給は心配でしたが、ガンガンチェーンしても全然イガらないし、タンクの中のリキッドもグングン減っているので、しっかり供給してくれているみたい。
負圧で上げるタイプなのかな?

単線ビルド

もういっちょいきます。
多分これ単線でも美味いと思う。

固定を楽にする為に巻き数を確保したかったので、Ni80の24gaで8巻デュアルの0.3Ω。
それでも若干幅が足りないので、足をちょっと曲げて広げてから差し込むとスムーズです。

色々いじってたらちょっと崩れちゃった。

コイル位置は極力上げて、ポストの上辺と合わせています。

コットンを置いたら、下からじわっとリキッドが染みてきました。
ワイヤーとコットンの毛細管現象ってやつで充分供給してくれるみたいですね。
+負圧で補助って感じ?

最初に吸い上げなかったのはまだ全体的に乾いていたからか。

エアフローは上下とも絞り気味。
上は半開、下は1/5開きくらい。
出力は46wで吸いました。

やはり、単線でも充分美味しいです。
ガッツリ煙が出るし、味もしっかり出てる。

ミストの感じは、変わらずやはりややスモーキーな印象。

クラプトンは立ち上がりがややストレスで最近あまり使わないので、単線かパラレルで0.3Ω〜0.4Ωくらいで運用することになると思います。

まとめ

サイズさえ許容できれば非常に優秀。
普段使いするにしてもリキッドチャージが楽ですし、味も美味しいです。

デザインもゴージャスな感じで、ちょっと所有欲満たされますよね。

ネックは、散々言っているその大きさと、価格の高さか。
合わせるModを探すのは大変そうですな。

ちょっと持ち出すのはためらうサイズなので、うちでは自宅運用になると思います。
タンク容量が8mlもあるので、家でダラダラ吸う用途には良さそうだし。

なにしろ、ポケットに入れて歩くとこんなんだからね!

価格の高さに関しては、それに見合っただけの満足感とパフォーマンスはあると思います。
これでもし不味かったらがっかり感半端なかったでしょうね…!

2系統のエアフローをそれぞれ調整して好みの設定を探していくのも面白い。
ビルド幅も広い方だと思うので、味に関しては色々と楽しめると思います。

価格調査

価格調査もなにも、殆どの中華系通販サイトが揃って$49.99(SS以外は+$5)の価格付けてるんですよね、これ。

自分は今回はEverzonさんで買いました。
$49.99なので送料無料。

3AVAPEも同条件ですね。

Pz-LinkCard
- URLの記述に誤りがあります。
- URL=https://www.gearbest.com/rebuildable-atomizers/pp_009777938061.html?lkid=20489094

自分の巡回先で唯一この製品の割引があったのがGearbestさん。

クーポンコード「VBRTA」で$39.99
4/30までとの事で、今試したらまだ使用できました。
SSカラー以外は価格が上がりますが、一律$10引きになるようです。
ここは少し送料がかかりますが、送料込みでも他よりちょい安いかな。

Fasttech3FVAPEあたりも全て同一価格(+送料無料)なので、お好きな所で。

『Vapefly Brunhilde RTA購入|ドイツデザインのゴージャスなアトマイザー』へのコメント

  1. 名前:おやぢ6号 投稿日:2019/04/25(木) 16:26:49 ID:10b507dc7 返信

    こんにちは。

    私は最近買ったので、ちょうど1週間で届きました。

    付属コイルで0.18Ω。

    まずRY4系(Candy RY4という甘めのやつ)を50Wで試しましたが、ほんと爆煙かつ濃いように感じました。

    しかしこれはやっぱり自宅専用になりそうです。今Aegis Legendで使ってますが、手持ちの他のModでは…うーん…という感じ。私みたいなものぐさLazy Vaperには8ml容量はありがたいですが。

    運転中にはイケるかもしれません(私はセンターコンソールのドリンクホルダにいつもModを置くので)が、車を降りてからの持ち歩きはちょっと、でしょうか。

    Ring Lord Mesh RTAも到着待ちですが、既に発送されたので来週ぐらいには届きそうです。AugvapeだかHugsvapeもMesh RTA最近出しませんでしたか?

    • 名前:Marz 投稿日:2019/04/25(木) 19:22:06 ID:127343cc8 返信

      こんにちは!
      美味しいし、タンク容量とかリキッドチャージとか何気に運用が楽なんですよね…。
      ただ、自分もちょっとこれは持ち出しはしづらいです…。

      Ring Lord RTAはうちも今到着待ちです。
      HugsvapeのメッシュRTAがこれですね。

      他のメーカーだと、今度はVandyのKylinシリーズの最新がメッシュRTAになるみたいです。
      こちらはまだ検討中。

      • 名前:おやぢ6号 投稿日:2019/04/25(木) 19:36:37 ID:10b507dc7 返信

        チューブModならどうだろ?と思い試してみましたが、やっぱり長すぎて…(汗)

        あー、そうそう、Kylin M(メッシュのM?)とかいうやつですね。

        Kylin V2は好きなので、私も考え中です ^^;