Damn Vape Intense MESH MTL RDA レビュー|メッシュコイルでMTLという発想

Damn Vape Intense MESH MTL RDA レビュー|メッシュコイルでMTLという発想

Damn Vape Intense MESH MTL RDAのレビューです。

今回は、メッシュコイルをMTL吸い出来るRDAという変わり種。

こんな感じで、幅の狭いメッシュコイルを縦置きに設置します。

Damn Vapeさんは、一番最初にストーブコイルのRDAを出してきてからずっと注目しているメーカーなのですが、相変わらずチャレンジングな製品を出してくるのでホント好きです。

仕組みも面白いけど、喫味もなかなか新鮮で面白いです。

この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

黒い箱で縁と側面だけ赤という、いつものDamn Vapeさんのデザイン。
透明の窓が設けられ、実際の製品が見られるようになっています。

側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

スクラッチの下にあるコードを公式サイトの下にあるVERIFICATIONの所で入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。

パッケージ内容

  • Intense RDA本体
  • PC製トップキャップ
  • ユーザーマニュアル
  • T字レンチ
  • BFピン
  • 予備Oリング
  • 予備ネジ類
  • メッシュコイル

ユーザーマニュアルは各国語併記タイプ。
日本語の記述はありませんが、図解でなんとなくわかります。

メッシュコイルは幅の狭いものが2つ入っていました。
サイズ的には、WotofoのProfileの物を横に2分割したくらいかな。

MTLってことはメッシュも抵抗値高めの物を使うのかな?と思っていたのですが、なんとこれ0.18Ωとの事。

推奨ワッテージが15w〜30wらしいので、低抵抗メッシュに低出力でじんわりと出す感じみたい。
自ずとテクニカルMOD限定になりますね。

外観

シンプルであまり飾り気のないデザインで好感。
Damn Vapeさんのアトマイザーはデザインが好きな物が多いです。

キャップは上下で分かれており、下側にINTENCEのロゴがさり気なく入っています。

エアフローはサイドエアフローになっており、
上半分を回すことでドローの重さを調整出来ます。

楕円に大きく開いた穴が一つと、1.5mm/1.2mm/1.0mmの小さい穴がそれぞれ開いています。

エアフローに装着するリデューサーのパーツも付属しており、これを付けることでドローを更に絞れます。

ただこれ、一旦付けるとめちゃめちゃ外しにくいです…。

トップキャップは標準の金属製の物の他、PC製のクリアキャップも付属しています。

形状やエアフローの穴などは同じですが、ドリップチップが一体となっており交換出来ません。

標準キャップのドリップチップは510規格になっており、汎用品と交換が可能です。

底面

ポジティブピンはそこそこ出っ張っていますが、コイルの特性上メカニカルModでの使用はないと思います。

フィッティング

スペックやコイルの情報を見る前にフィッティング写真撮ったので、セミメカも混じっています。
Lunaに乗せて試用するつもりだったんですよ…。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 24mm
高さ 23.8mm
重量 95g
スレッド 510規格
ドリップチップ 510規格
コイル メッシュコイルRBA
BF対応 BFピン付属
エアフロー サイドエアフロー

構造

分解してみました。

ドリップチップ

標準のドリップチップはスタンダードな円筒形。

ボアはストレートでやや細め。
両端はお椀状にテーパーがかかっています。

キャップ

キャップ上部は2段階の角度でテーパーがかかっています。

縦置きのメッシュコイルの正面からエアフローを当てる必要があるため、向きを固定するための切り欠きが付いています。

上半分だけ外すとこんな感じ。

リデューサーのような形状でメッシュ周りの隙間を埋めており、デッキ内の空間はかなり狭くなっています。

デッキ

ぱっと見、デュアルコイルデッキにリデューサーを付けたようにも見えますね。

奥の樹脂パーツはリデューサーの役割も兼ねていると思いますが、縦置きのメッシュコイルにコットンを押し付ける為の物です。

樹脂パーツの作りが若干粗いのが気になりますが、実用には問題ないかな。

両端にクランプがあり、これでメッシュを挟み込んで固定します。

ジュースウェルの保持量は公式に2mlとありますが、樹脂パーツの下にも空間があるし、確かに結構ありそうです。

サイドエアフローでリキッドが漏れにくいので、多めに保持しても平気そう。

ビルドしてみる

まず、デッキ裏側のイモネジを緩めて樹脂パーツを取り外します。

クランプの+ネジを緩めて、メッシュコイルを挟んで締めるだけ。
超かんたん。

焼入れは普段使ってる10wでも速攻赤熱化するので、もっと下げてやってもいいかも。

シートコットンを適度なサイズに切って、メッシュの裏に差し込みます。

底につくくらいで。

樹脂パーツを戻し、裏のイモネジを締めてコットンをメッシュに押し付けます。

メッシュとコットンの間に隙間が出来ないように気をつけつつ、
でも強く締めすぎるとメッシュが歪むので、適度に。

コイル抵抗値がマニュアルに載っていなかったので、実はビルドするまで抵抗値知らなかったのですが、
0.18Ωという数値を見てビビりました。

もっと高抵抗な物を使うと思っていたので、何か間違えたかな、とやり直してもやはり0.18Ω。
調べてみたらこれで正しいらしい。

縦置きなのでちょっとリキッドが垂らしにくい。

ちょっと加熱してみると、不思議なミストの出方をして一抹の不安を覚えます。

吸ってみる

Chronic JuiceのLYCHEEを吸ってみます。
これ、気に入っちゃって、こないだLEMONさんに行った時に追加で買ってきました。

このメッシュコイルは、公式に推奨15w〜30wとあったので、まずは15wから吸ってみたのですが、

ん?なにこれ、と。
明らかに物足りないし、味もうーん?

あれ?俺期待しすぎた?と思ったのですが、出力を少しずつ上げていくとドンドン化けていきます。
18wくらいからが美味しい。

30wまで上げるとミストの量も密度もかなりの物になりますが、デッキが狭いから飽和気味になるのか、ちょっと味がゴチャッとする印象。
個人的にはもう少し下が好み。

色々吸ってみて、最終的に18.5〜19wくらいに落ち着きました。

ドローの重さは、そのままの状態ではそれほど重くはないです。
全開で、少し抵抗感のあるDL向きドロー、
小さい穴の方に合わせても、やや重めのDLくらい。

エアフローのリデューサーを取り付けると一段階重くなりますね。

幅広の穴の方で重めDL
小さい穴の方に合わせるとMTL吸いも普通に出来るくらいの重さになります。

これ、MTLで吸うと面白いですね。

従来のMTLアトマイザーのような、リキッド直吸いのような濃厚ミストをチューっと吸う感覚ではなく、
メッシュで生成されたシルキーな柔らかいミストを凝縮させて吸い上げるような感じです。

なんか口当たりが柔らかいし、ある程度凝縮されつつも口の中で少し広がり、味がまんべんなくふわっと感じられます。
ちょっと新鮮な喫味。

18wくらいまで下げて、1.5mm穴くらいでMTLするのが美味しかった。

クリアキャップも試してみました。

形状は同じだし、エアフローの穴も同じなので、ドローの重さは変わらず。
味の出方も同じ感じだと思います。
ただ、金属キャップだとミストは結構しっかり冷えていたのに比べて、こちらの方がミストの温度が少しだけ高く感じます。

熱いというわけではなく、少しぬるいくらい?
その分少しだけ、より柔らかく感じるかも。

あと、ドリップチップの咥え心地が割といいです。
ここの所毎日このアトマイザーを使っていましたが、クリアキャップの吸い心地が気に入ってここ数日はずっとこちらでした。

サイドエアフローだし、デッキ上部の隙間も少ないからリキッド漏れにも強いですね。
一週間弱くらい毎日スコンカーで持ち歩いて吸っていましたが、リキッド漏れは全然起こらなかったです。

まとめ

変わり種ですが、これはアリですね。

ノーマルコイルのMTLアトマイザーとは少し違った口当たりでMTL吸い出来ます。
シルキーなミストに味もちゃんと乗っているので、ドロー調整と出力調整が好みの位置にキマれば満足度高いと思います。

重めDL〜軽めMTLくらいが守備範囲ですかね。

メッシュコイルって元々低めの出力で吸えるコイルですが、ここまで下げて吸うのは初めてかも。
19wにしていると2V以下ですしね。

以前扱ったSnowwolfのMark Tankが、30wで美味しく吸えるメッシュコイルでしたが、それを更に一歩進めた感じか。

見た目もシンプルで好みだし、リキッド漏れにも強いし、特に悪い点は見つからないのですが、
あえて言うと、メッシュが専用品だから揃えておくのが面倒なくらいですかね。

WofotoのProfileと同じ規格のメッシュアトマイザーが多いので、あのサイズのコイルは沢山あるのですが、あれを綺麗に半分に切ったら使えないかな…。
抵抗値は倍になる計算?0.3Ωくらいになるのかな。

でもメッシュって変な形になると怖いんですよね…。

あと、低出力にする必要があるので、実質テクニカルMod専用になり、Modの選択しはやや狭め。
MTLだと小柄なModで使いたくなるのですが、セミメカもNGですしね。
0.18Ωに満充電の4.2Vなんてかけたら98w…。

うわぁ…。

絶対にテクニカルModで使用してください。

Sourcemoreさんでは、ログイン後価格で$15.48です。
単価も安いので、ちょっと変わり種なMTLを体験してみたい方は是非。

これは、春節開けに送ってきた物なので、それ以降でよほど派手に売れていなければ配送も問題ないんじゃないかなと思います。

専用メッシュコイルは10個入りで、ログイン後価格$3.20でした。
結構気に入ったので自分も予備を買っておこうと思います。

『Damn Vape Intense MESH MTL RDA レビュー|メッシュコイルでMTLという発想』へのコメント

  1. 名前:けんたろ 投稿日:2020/03/04(水) 22:20:12 ID:be47cbda3 返信

    これすげー気になってた!
    バネないしドライヒット怖いけどそこんとこどうですか?

    • 名前:Marz 投稿日:2020/03/05(木) 00:12:44 ID:fc840c427 返信

      コメントありがとうございます!
      裏のプラパーツがバネだともっと楽でしたねぇ。
      ですがイモネジでしっかり密着はさせられます。

      自分は初日以降はずっとスコンカーで使っていて、ドライヒットはまだ一度もありません。
      スコンクを忘れてチェーンした時に少しイガったくらいですね。
      イモネジを強く締めすぎると供給不足が起きそうだし、逆に弱すぎると隙間が空きそうなので、そこの塩梅次第な気がします。

      ドリップは少しやりづらいですが、キャップを上半分だけ開けてコットンに塗るように垂らす感じで大丈夫でした