Hellvape Dead Rabbit M RTA 購入|デドラビシリーズ初のメッシュコイルRTA

Hellvape Dead Rabbit M RTA 購入|デドラビシリーズ初のメッシュコイルRTA

Hellvape Dead Rabbit M RTAの購入品レビューです。

国内でも非常に高い人気を誇るDead Rabbit、通称デドラビシリーズのタンクアトマイザーで、メッシュコイルを用いて自分でビルドするタイプのRTAとなっています。

ここの所新作のチェックを怠っていて、このアトマイザー見逃していたのですが、
昨年の年末に
「え?デドラビのメッシュRTA!?これ俺はマストバイなやつじゃん」って事で慌てて調達。

普段あまり爆煙で吸わないタイプなのですが、メッシュRBAの味は好きで、特に寒い時期に甘いリキッドを吸うのによく使います。
そして昔から愛してやまないデドラビシリーズという事で、非常に楽しみな一品。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

最近のHellvapeさんのパッケージカラーである、朱色と黒のパッケージ。

パッケージ内容

Dead Rabbit M RTA本体

  • バブルタンクガラスチューブ
  • メッシュコイル用ジグ
  • 予備Oリング、予備ネジ
  • メッシュコイル
  • コットン
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

付属のメッシュコイルは2種、
カンタルA1の0.25Ωと、SS316Lの0.15Ω

メッシュコイルのサイズは、Wotofoの初代Profile用とほぼ同一でした。
この辺りの16mm×6.8mmのタイプがそのまま使いまわせそうです。

外観・特徴

デザインは、これまでのDead Rabbitシリーズのテイストをほぼ踏襲しています。
V3っぽい形状ですが、AFCリングのローレットなどは初期のデドラビっぽい。

カラーバリエーションは6色。

チャンバーには、いつものデドラビマークに、Mの文字。

あー、やっぱりこのマークはかわいいなぁ、って思って見ていたのですが、反対側を見ると…。

なんだこのオッサン。

この製品、Hellvapeさんと、Vapers Brazilというグループ?Youtuberとのコラボ製品のようで、そのマークが入っているようです。

ドリップチップは810規格になっており、汎用品と交換することもできます。

エアフローはトップエアフローになっており、コントロールリングでドローの重さを無段階調整できます。

ガラスタンクは、標準のストレートタンクの他に、バブルタンクも付属しています。

メッシュコイルということもあってデッキ&チャンバーのサイズが大きいので、タンク容量はかなり少なそうに見えますが、ストレートタンクで3mlあるそうです。
バブルタンクに換装すると4.5mlになります。

底面はシンプル。

ポジティブピンは絶縁用のインシュレーターを含めて結構出っ張っていますが、個人的にメッシュコイルはメカニカルModでの使用はNGだと思っています。

フィッティング

ベース径は25mmなのですが、ボトム部分が少し出っ張っているので、ステルスModは25mm対応の物でも大抵乗せられないです。

デドラビV3に引き続き、凄く惜しい作り…。

Mechlyfe Paramourにはギリギリのギリで乗せられました。

ただ、ホントにギリギリで、バッテリーキャップも干渉するしオススメはしません。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 ベース25mm、外径27mm
高さ 46.5mm(コンタクト、ドリップチップ含む)
リキッド容量 2ml(TPD) / 3ml / 4.5ml
ドリップチップ 810規格
コイル メッシュコイルRBA
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー トップtoサイドエアフロー

構造

分解してみました。

リキッドフィルはトップフィルになっています。

キャップはロック式で、90°ほど回すと外れるようになっています。

チャンバーはドーム型になっており、側面にサイドエアフローのハニカムホールが開けられています。
トップから空気を運ぶためにチャンバーは二重構造になっており、隙間が空気の通り道になっています。

装着時にハニカムホールの位置がコイルにピッタリ合うように、内側パーツは回転するようになっており、突起によって自動で位置合わせされるようになっています。

デッキは所謂”Profileタイプ”

Profileが出て以来どのメーカーも同じタイプのデッキになっているという事は、現状これが最良の形なんでしょうね。

クランプでコイルを挟むタイプなので、通常のコイルを使用することもできます。

中央のピーク材のパーツはスプリングで保持されており、押し込むと沈むようになっています。

クランプのネジは+ネジです。

ビルドしてみる、吸ってみる

KA1 0.25Ω

付属のメッシュコイルを使用してみます。

メッシュ用のジグを使用して、コイルをアーチ状に曲げます。

緩めたクランプにセットして、ネジを締めるだけ。
ビルド自体は非常に容易です。

形が崩れたら、ジグの細いほうで整えてやります。

抵抗値は0.33Ωと、少し高めに出ました。

メッシュコイルは通電効率が良く、一瞬で加熱するので、
出力調整機能のない通常のオームメーターで焼入れを行うのは危険です。

出力調整機能付きのテクニカルModなどを使用し、20w以下くらいの出力で焼入れを行います。

私は10wでやるようにしていますが、これでも一瞬で赤熱化します。

続いてコットンをセット。

付属のコットンは靴紐状になっているので、通しやすいです。

適度な長さにカットして、先端をジュースウェルに差し込んでやります。

他のメッシュRTAみたいに先端を斜めカットとかしなくていいのかな?と思いましたが、

公式サイトやマニュアル等にも特にそういった記載はなかったので、そのままズドンと。

メッシュコイルはドライヒットすると非常に辛いので、コイルとコットンをリキッドでひたひたにしておきます。

正月三光2023を吸ってみますね。
これ、メッシュで吸ってみたかったんですよ。

……

ドライヒットとの戦い

1〜2回吸ったら、メッシュコイル特有の地獄のイガりががが…
リキッドひたひたにしてあったハズなのに、速攻でした。

そのまま継続して吸うこともできず、即バラしました。
多分供給が全然足りてない。

一時期多かったメッシュRTAのセオリーに倣って、コットンを斜めカットしてセットしてみます。

これで幾分かマシになりましたが、でもまだ少々イがり気味。

再度バラして、今度はコットンを斜めカットした上で、先端をピンセットで漉いてからセットします。

リキッドも、コットンの中の方までしっかり染み込むまでガッツリひたひたに。

安定。

ここまでやってやっと落ち着きました。
ウィッキングが結構シビアですね、過去のメッシュRTAでここまで苦労したことはないかも。

実は、ここまでやっても、最初のうちはロングパフやチェーン吸いだと若干怪しい感じでした、
推奨ワッテージが45〜55wと書かれていましたが、45wだとややイがり気味で、40wくらいまで落として吸わないとしんどい感じ。

ですがこれは、しばらく吸っていたら徐々に馴染んできて、タンク半分くらい吸った頃には45w〜で普通に吸える感じになりました。

そこまで行くと普通にガンガン吸えるので、リキッドの消費も爆速に。
メッシュコイルのRTAはリキッド消費が激しく、ストレートタンクの3mlは結構すぐ吸いきっちゃうので、よく吸う人はバブルタンク推奨ですね。

爆煙向きのメッシュRTAなので、ドローの重さは基本的にスカスカ。
ですがエアフローを絞ると割と重めにする事はできます。

味はメッシュコイル特有のシルキーで濃厚な味わい。
40〜45wでも充分味は出ますが、馴染んだ後は50wくらいまで上げたほうがしっかり出る印象です。

SS316L 0.15Ω

もう片方のメッシュコイルも使ってみます。
メッシュコイルでSSって珍しいかも?

コットンは、今度は普通のシートコットンでやってみます。

私のやり方、以前書いた記憶があるけど改めて。

無印などのシートコットン(50x60mm)を丸ごと1枚使用、
両面の少し硬い部分をめくって外します。

一旦ふわふわにほぐしてから、ねじって細く丸めます。

仮にちょっと通してみてちょっとキツすぎるなと思ったら、ちょっと割いて量を減らしつつ。

コットン量は多すぎるとリキッドの供給不足でイガるし、逆に少なすぎてもコイルとの接触が悪くてイガリます。

通す際に少しキツいかな?くらいの量が丁度いいと思います。
下のピーク材を僅かに押し込みながら通すくらい。

あとは一緒です、
通して、カットして、先端を漉いて、差し込む。

先端は前回よりも更にしっかり気味に漉いてみました。

同じくリキッドひたひたにしてからセットしたのですが、これも最初はちょっとイガり気味かな。
最初は40w〜45wくらいでないとちょっとキツかった。

ですが徐々に馴染んでくるので、それに合わせて少しずつワッテージを上げてゆきます。

このコイルの推奨ワッテージは50〜60w
40w台で吸っていた時は「あれ?こんなもん?」でしたが、50w〜まで上げると一気に化けます、味の濃厚さが段違い。

SSの方がちょっとシャープな感じになるかな?

通常のコイルでも時たまSSのワイヤーは使ってみるのですが、自分には微妙に合わない感じなんですよね、なんと言うか、金属の香りが。
このメッシュコイルでも最初僅かにそんな感じはあったのですが、50w〜にした辺りでフレーバーの濃厚さが勝って気にならなくなりました。

まとめ

とにかくウィッキングで手こずりました、なかなかシビア。

ですが手なづけてしまえば美味しいメッシュRTA。
トップtoサイドエアフローなのでリキッド漏れも起こりにくいし、部屋の温度差が激しくてリキッド漏れが起こりやすい冬場でも安心して使用できます。

ただ、メッシュRTAって結構差別化が難しいんですよね、
大抵デッキ形状は同じだし、シート状のコイルを挟むだけなのでビルドによる幅も少ないし、
エアフローも大抵サイドか、トップtoサイドです。
このメーカーのこれが美味い!という状況にはなかなかなりません。
未だに私、メッシュRTAで一番使っているのは3年前のKylin Mだったりします。

そういう意味では、ウィッキングに苦戦しがちなこれを選択する意味は割と薄いかも知れません、もっと楽なのありますし。

でもね、デドラビなんですよね…。

私は毎年、冬場はメッシュRTAで甘いリキッドを吸うのですが、
今シーズンはこれをメインで使います。

だって、デドラビですしね。

裏にオッサンがいても、ね。

販売情報(20230113現在)

私は今回Flavor-Kitchenさんで購入しました。
¥5,280で送料無料。

Mは国内だとフレキチさんだけかな?

『Hellvape Dead Rabbit M RTA 購入|デドラビシリーズ初のメッシュコイルRTA』へのコメント

  1. 名前:おやぢ6号 投稿日:2023/01/13(金) 20:40:20 ID:ea1ada2c5 返信

    FastTechが廃業という悲しいニュース…
    そして台湾がVape含むE-cigaretteすべてを禁止というニュース…

    ため息、です。

    さて、私もKylin Mが一番多く使ったメッシュRTAでした。他にも幾つかメッシュRTAは買いましたが、なぜかKylin Mばかりで中には買ったものの開封さえしてないものもちらほら。

    Podなど用のコイルヘッドでSSのメッシュというのは今や普通にありますが、私もSSの金属臭というか、どうも合いません。なので買ってあるSSワイヤもお蔵入りになってます。

    最近はSuicide Mods x Orca Vape x Vaping BoganのStubby AIOが気に入ってハマってます。日本国内では取り扱いがないようだったので、(メーカは英国ですが)おフランスのVape Shopから購入しました。

    • 名前:Marz 投稿日:2023/01/13(金) 21:13:51 ID:5bb15d4e1 返信

      中国も規制が強まったし、暗いニュースばかりですねぇ……。

      Kylin M、いいですよね、何というか色々とちょうどいい感じ。
      メッシュRTAでは一番使い倒しています。

      SSは、ワイヤー数種買って何度か挑戦しているんですが、どうにも合わないんですよね……